やっぱり朝ごはんはとったほうがいい?朝食のメリット5つ

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あなたは普段朝ごはんは食べていますか?

 

朝ごはんは食べた方がいいのか、食べない方がいいのか

これは専門家でも意見が分かれているところです。

 

朝ごはんをとるのもとらないのも、双方に利点があります。

大事なのはなぜとるのか、とらないのかということです。

 

まずそもそもなぜ一般的には朝ごはんは食べたほうが良いと言われるのでしょう?

今回はこちら朝ごはんをとることの利点に焦点を当て、その5つのメリットをご紹介したいと思います。

 

ブログ筆者 管理栄養士 圓尾のプロフィールはこちら

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1、体へのエネルギー補給

朝目覚めた状態、それは昨夜に食べた夕飯から約10時間前後も何も食べていない状態です。

 

英語では朝ごはんのことを「breakfast」と言いますが、

これは「fast(断食)」を「break(打ち破る)」というのが語源になっているように

朝起きた時は、いわばプチ断食状態です。

 

これから長い一日を活動するためのエンジンをかける時間である朝に朝食をとると、

体が動くために必要なガソリンを補給してあげられるという意味があります。

 

朝にまったく何もとらないと、体を動かしたり頭を働かせるためのエネルギーが不足し、

午前中の仕事や勉強でいいパフォーマンスを出すことができないとされています。

ただし、朝ごはんをとらないことになれると

朝食をとらなくても身体がしっかりとエネルギーを作れるように体質が変わっていきます

 

ある学生を対象にした研究では、

朝ごはんをとる習慣のある子供の方がテストでいい成績を残す傾向があるという結果が出ています。

 

(ただ、朝ごはんをとる子どもは家庭環境や教育水準が高いからではないかという意見もあります。

いずれにしても子どもに関しては朝ごはんはとったほうがいいでしょう)

 

注意したいのは朝食をとるといっても朝からお腹いっぱいになるぐらいの量をとらないことです。

 

特に洋食は脂質の割合が高く、起きたばかりの消化管に重労働を強いることになります

脂質が少なくあっさり食べられる和食がオススメです。

 

2、肥満防止

朝食をとらないと、昼食の時間を迎える頃にはお腹はすっかりペコペコになります。

これによって昼ごはんを必要以上に食べ過ぎる場合があります。

 

しかし、胃の中に長い時間食べ物が入っていない状態からいきなり大量の食べ物が入ってくると

体にかかる負担は大きくなります。

 

その上、体は長い時間空腹にさらされたことでいつも以上に食べ物を求めているので、

食べたものからより多くのエネルギーを吸収しようとし、これが肥満につながります。

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よって、朝食を抜くと昼食に食べすぎてしまうという方はある程度朝食をとったほうが良いでしょう。

 

加えて、食べ物を食べると代謝が上がるのですが

この効果は朝が一番高いため(これを食事誘発性体熱産生(DITと言います)、

朝食をとったほうが代謝を上げて痩せる効果も高くなると言えます。

 

3、体が目覚める

食事をすると顎を動かし、歯で物を噛むことで脳へ刺激が送られます。

同時に体は食べ物が入ってきたことにより、胃腸が動いて消化された栄養素を吸収し始めます。

これによって、全身の細胞に酸素と栄養が行き渡ります

 

全身にみるみる血液が巡り、体温も上昇し、頭が働き始めます。

朝に食事をすることで体が目覚めて脳がしっかり働くようになります

 

4、便通が良くなる

食事をして食べたものが腸の中に入ってくると腸の壁が引っ張られ、

その刺激で腸が「ぜん動運動」という、大きなうねりを起こすような運動を始めます。

 

これによって便が腸の先へ先へと送られて排便が促されます

 

そしてこの腸のぜん動運動が一日の中で一番活発に起きるのが朝なのです。

 

その絶好のタイミングである朝に食事をして腸に刺激を与えることは

良い排便リズムを作る上で非常に重要です。

 

逆にこのタイミングを逃して食事をしないと排便のチャンスを逃し、便秘にもつながりかねません。

 

ただし、この刺激は液体をとることでも起こるので、

たとえば僕もそうしているように酵素ドリンクと白湯のみでもきちんとお通じが来ます

 

5、食生活の調整

今の食生活が良くないことはわかっていても、なかなか普段の食事でバランスを整えるのが難しい

という人も多いと思います。

 

たとえば周りとの付き合いで食事が決まってしまったり

職場の近くにコンビニしかなくて良い食事が手に入れられないなどの場合です。

このように食生活は自分ではコントロールしきれないことがあります。

 

しかし、朝ごはんに関しては自分の時間で自分の好きなものを選んで食べることができる

周りの環境に流されずに管理することが可能です。

 

たとえば外食などではとりづらい「野菜、果物、海藻、きのこ、発酵食品」などを朝食に意識的にとりいれるようにすることで

栄養バランスを調整することができます。

 

まとめ

このように、朝食をとることには数々のメリットがあります。

これらの利点を知って「やはり朝食はしっかりとろう」と思った方はぜひ実践してもらえたらと思います。

 

ただその一方で、実は食事をすることが好ましくない面もあります。

今回は朝食をとることの利点ばかりを紹介したのですが、

逆に朝食をとらないことの利点もあるのです。

それについてもまたどこかの機会でお話できたらと思います。

 

単純に食べた方が良い/悪いで考えるのではなく

その裏にある考え方を理解し自分はどっちを取り入れるのかを考えてくださいね。

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