“コンビニおでんは危険!”のニュースを見て、過剰反応している人への違和感

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こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

(はじめての方は、こちらからどうぞ

 

寒い季節になると美味しくなるのがおでんですが、

コンビニのおでんは添加物まみれで危険!という情報があちらこちらでシェアされています。

 

参考: 「コンビニおでんは超危険!絶対に食べてはいけない!具がずっと汁に浮いている異常さ」 – Business Journal

 

僕もFBに記事をシェアしましたのですが、

いいねやコメント、シェアがたくさんつくなど、反響が大きかったです。

 

そして中には「ショックです。もうコンビニおでんは食べられません」と嘆いている人も。

 

でも、果たしてコンビニのおでんは絶対食べてはいけないほど危険なものなのでしょうか

 

 

時々やり玉にあがるこういった食品添加物の問題を、今回のコンビニおでんから見つめてみたいと思います。

 

 

 


 

コンビニおでんの話はいまさら?

コンビニのおでんは僕が子どものころから売られており、今に始まったことではありません。

そこに添加物が使われているであろうことも、前から知っていました。

 

なので、これだけコンビニおでんが取り上げられても、僕の中での評価は変わっていません。

むしろ、おでんはコンビニ食品の中では優秀選手だと思っています。

 

 

確かに、添加物は使われているかもしれない。

 

でも、「そりゃコンビニで売ってるものだから添加物ぐらい使ってるだろうよ」という感じなんですね。

 

コンビニ食品の特徴は、何と言ってもその便利さで、

二十四時間いつでも利用できるし、安くて、オイシイ(化学的な美味しさですが)く、衛生的。

 

そして、その便利さを担保しているのが添加物です。

 

コンビニチェーンという一つのシステムに商品を乗せることで、

食材の調達、保管、調理、包装、配送、すべてが効率化されています。

 

さらにはコストを可能な限り切り詰め、日持ちを長くさせる工夫もされています。

 

加えて、ちゃんと一般の人が食べて「オイシイ」と思うもので、

キレイ好きな日本の消費者の手にとってもらうために、見た目もキレイに整えられています。

 

それを可能にしているのが、食品添加物。

つまり、添加物は消費者が求めているものを作るためにたくさん使われているのです。

 

添加物で誤魔化され、どんどん本物が失われる恐怖

僕がこのニュースに衝撃を受けた点は、

コンビニおでんの危険性ではなく、記事の中に出てくる三陸海岸の老舗の練り製品メーカーの社長の話です。

 

この社長は、コンビニの会社から「練り製品は出汁の中で8時間浮いていること」という要求を突きつけられます。

 

困った社長は同業者に相談することに。

 

すると、返ってきた答えは「簡単なことさ。添加物を使えばいいんだよ」というものでした。

 

日本の添加物表示の法律には抜け穴があって、添加物を使っているのにもかかわらず、表示を免除されるケースがあります。

【 参考 】本当に安全ですか?これだけは知っておきたい食品添加物の話

 

実際に、どのコンビニのホームページを見ても、おでんの具材に使われている添加物を知ることはできません。

 

この社長が「品質を落とすことはできない」という理由で思いとどまったのが今回のニュースの中の救いですが、

先方の要求に押されて、添加物に手を染めてしまう経営者も少なくないことでしょう。

 

何十年、または百年以上にわたって、連綿と紡がれてきた老舗の食品の歴史が

添加物によって台無しになってしまうと、僕たちが本物の食品の味を体験する機会がどんどん奪われていきます。

 

こういった話は、添加物以外のところでも進行しており、和食の基本である出汁の元、鰹節も、

本当に美味しい一本釣りのものは全流通量の2%しか残っていません。

【 参考 】本物の出汁の味を堪能する! ”幻の”一本釣りの鰹節とは

 

世界が和食ブームで沸く一方で、本当の日本料理の美味しさが失われる危機にあるのです。

 

そんな世界の中で僕たちにできることは

さて、暗い話が多くなりましたが、ではこのような状況の中で僕たちはどうすればいいのでしょうか。

 

それはやはり僕たち一人ひとりが、食に対する正しい知識を身につけ、それに基づいた消費行動をとることです。

 

 

食の値段は命の値段であり、

食行動の選択は、自分の命の扱い方。

 

安いもの、便利なものには必ず裏があります

その裏を知った上で行動することが、自分と家族の健康を守る術になるのです。

 

 

残念ながら、完全に食品添加物を避ける生活は、今の日本ではほぼ不可能です。

 

コンビニだって、ないと困る人も多いでしょう。

僕だってコンビニで肉まんを買うことはあるし、利用する機会はあります。

 

完璧である必要はないのです。

ほんの少し、時間とお金と労力を使って食や健康に対して投資をすること、それこそが最大の自己投資になります。

 

今回のニュースでコンビニおでんが売れなくなっただけだと、問題の解決にはなりません。

この間の加工肉の発がん性が確認されたニュースも同様です。

 

そういう場当たり的な行動をとっても、健康には近づけません。

一番大切なのは枝葉末節の情報ではなく、根幹にある考え方を知ることにあるのです。

 

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