読書の秋到来!管理栄養士が選ぶ「今、読みたい食の本」5選

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こんにちは。管理栄養士の圓尾です。

エアコンを使わずとも、暑くも寒くもなく過ごしやすい秋は、本を読むにはもってこいの季節です。

というわけで、今回は僕が今年読んだ本の中から「この秋に読みたい、あなたの食育レベルをグンとアップさせる」本を5冊選んでご紹介したいと思います。

この5冊は順位をつけられないぐらいどれも素晴らしい本なので、興味のあるものが見つかれば、ぜひ手にとってみてください。

 

 

管理栄養士が選ぶ「この秋に読みたい食の本」5選

1. 「何を食べたらいいの?」安部司

元々は食品添加物の商社で凄腕の営業マンをされていた安部さん。

「食品の裏側」という本で食品添加物の裏側を暴き、ベストセラーになりました。

この本はその本を読んだ読者から寄せられた「じゃあ一体何を選んで食べたらいいのですか?」という疑問に答えたアンサーブックです。

 

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【書評】「何を食べたらいいの?」

 

安部さんの本を読んで感銘を受けたのは、ただ単に食品添加物を批判するだけでなく、これだけ広く食品添加物が利用されている背景には、我々消費者の考え方が反映されていると指摘されているところです。

読んでいると、添加物の問題から広がって「食べる」ということへの態度について深く考えさせられる一冊です。

 

2. 「不自然な食べものはいらない」内海聡・野口勲・岡本よりたか

現代人が口にしている食べものがいかに”不自然なもの”であるかは、加工の段階よりもさかのぼり、生産現場の実情を知ることでさらに理解が深まります。

この本は医師と農家の3人が対談形式で進んでいきます。

非常に読みやすいながらも、それぞれ異なる専門分野で豊富な経験のある3人が一堂に会して繰り広げられる会話の中には、今まで知らなかった衝撃の事実が赤裸々に述べられています。

 

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【書評】「不自然な食べ物はいらない」

 

技術の進歩、利潤・利便性の追求によってどんどん不自然にある食べ物。

これから先、私たちの体はそれについていくことができるのでしょうか。

 

3. 「モンサント」マリー=モニク・ロバン

モンサントとは、アメリカの企業の名前で、農薬の製造、遺伝子組み換え作物の種子を販売している会社です。

この本はそのモンサントを追ったドキュメンタリーで、かなり読み応えがあり、関心が高い上級者向けの一冊と言えます。

 

すべての事実が事細かに書かれており、これを知ることでモンサント一社だけでなく、世の中で起きているいろいろな負の側面にも考えが及びます。

いきなり書籍はとっつきづらいという方は、この著者が作成した映画がありますので、こちらからご覧頂いたほうがいいかもしれません。

 

「こんなことが本当にこの世界で起きているの?」

食の安全性について考える大きなきっかけとなることでしょう。

 

4. 「大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌」辨野義己

今回の5冊の中では色が違う一冊。

いろいろと健康や栄養の本を読んでいると、スタンダードな知識は増えるので、それほど新しい発見ってなかったりするのですが、この本は改めて腸の力、可能性を再認識できて印象的でした。

 

世界中の人々の大便を採取し、研究を重ねた、まさに”大便通”という辨野先生。

その豊富な研究経験をもとに語られる腸の話はおもしろくて一気に読んでしまいました。

 

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本書の書評

 

これを読めば、あなたも誰かに腸について話したくなること請け合いです。

 

 

5. 「だから、僕は農家をスターにする」高橋博之

高橋さんは元々は地元の岩手で政治家をされていましたが、衰退していく一次産業に問題意識をもち、起業。

食材を付録にした情報誌「東北食べる通信」を創刊されます。

地方と東京をつなぐ。

生産者と消費者をつなぐ。

そこから日本の食が変わっていく。

そんな素晴らしい活動をされている方です。

 

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本書の書評

 

この本は高橋さんの想い、起業してからの苦労などが熱く語られています。

食の力は栄養だけではない。

食育で大事なのは生産現場のことを伝えることだと強く感じさせられた一冊です。

 

まとめ

今回ご紹介した本の中に、気になる本が一冊でもありましたでしょうか。

本も人との出逢いと同じで、一冊の本を読んだことがきっかけでどんどん自分の視野や世界が広がっていくことがあります。

この秋、皆さんにも素敵な本との出逢いがありますように。

 

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