ファスティングとジュースクレンズはどう違う？
ファスティングがたくさんの健康/美容雑誌や
インターネットニュースなどで取り上げられて注目を浴びていますが、
ここ最近特集などでよく見かけるのが
“ジュースクレンズ”という健康法です。
その効果はデトックスと謳われており、
方法も食事の代わりにジュースを飲むというもので、
一見するとファスティングとよく似ています。
僕のところにも
「ファスティングとジュースクレンズって何が違うの？」
と聞かれることも増えたので、
今回はその違いについて解説していきたいと思います。
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ファスティングとジュースクレンズの違いとは？
ジュースクレンズ
ジュースクレンズは、
コールドプレスジュース（野菜や果物に熱を加えることなく搾った果汁から作ったジュース）
を使って一定期間の食事の代わりとする健康法です。
コールドプレスジュースは通常のミキサーで作ったジュースに比べて、
加工の過程で熱が加えられていないため、
熱に弱い栄養素が壊れていないということが特徴。
その栄養満点のジュースを飲んで数日過ごすことにより、
胃腸が休まり、デトックスもできるというのが
一般的なジュースクレンズのやり方のようです。
つまり、ジュースクレンズは一種のファスティング（断食）
だということがわかります。
ミネラルファスティングとジュースクレンズの違い
僕が推奨しているファスティングであるミネラルファスティングでは、
酵素ドリンク（正式には酵素発酵ドリンク）を用います。
このミネラルファスティングとジュースクレンズの違いを
見てみましょう。
発酵の有無
この酵素ドリンクの原料は野草、野菜、果物で、
これらの抽出液を一年間以上かけて発酵させます。
発酵させることにより何が起きるかというと、
原料に含まれるあらゆる栄養素が細かく細かく分解を受けていきます。
たとえば、原料には砂糖（スクロース）も使っているのですが、
自然の酵素が発酵によって分解するため、
最終的には砂糖は残っておらず、すべてグルコースとフルクトースに変わります。
これにより、摂取しても
体内の消化酵素を動員することなくファスティングができる
というわけです。
コールドプレスジュースはミキサーで粉砕はされていますが、
発酵の過程は経ていないため栄養素の粒が大きく、
飲んだ後に体内の消化酵素を使って消化をする必要が生じます。
つまり、消化酵素を休めるという目的で考えると、
ミネラルファスティングに軍配が上がることになります。
含まれる栄養素が異なる
ミネラルファスティングでは酵素ドリンク中に
ファスティングの効果をアップさせるための
さまざまな栄養素が細かく設計されて含まれています。
たとえば、300種類以上の代謝酵素が働くために必要なマグネシウム、
脂肪の燃焼を促すL-カルニチン、
コラーゲンの合成に必要なMSMなど。
これによって
ファスティング中の効果を最大限引き出すことが可能となります。
一方、コールドプレスジュースは
目的に合った素材の組み合わせでレシピが開発されているものもありますが、
ファスティングに最適化されているものではありません。
よって、ミネラルファスティングでは1週間、2週間などの
ロングファスティングでも行うことは可能ですが、
ジュースクレンズは最長でも3日間ほどが限界
（少なくとも推奨されていない）のようです。
こちらでも、ファスティングの目的をより多く得られるのは
ミネラルファスティングではないかと考えます。
まとめ
以上のことから、
「ファスティングをしたい」という方には
ジュースクレンズよりも断然ミネラルファスティングがオススメ。
ジュースクレンズでも、ある程度はファスティングの効果は
得られると思いますが、せっかく費用と労力をかけてやるのですから、
より効果が期待できる方を選んでやるのがいいかと思います。
ただ、コールドプレスジュースは
日常的に栄養を補うツールとしては
市販の野菜ジュースより遥かに優れています。
原料も個別に農家さんと契約して有機・無農薬のものを使ったりと、
高い品質にこだわっているものも多く、
忙しくてどうしても食生活が乱れがち…という現代人にとっては
手軽に健康をサポートしてくれる救世主になるかもしれません。
大事なのは、自分が得たい結果に最適な方法、
ツールを選択できる知識を身につけることです。
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