過去のものではない!現代人の体は日々、水銀に侵されている

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「水銀による健康被害」と聞くと、はるか昔、1960年代の高度経済成長期に熊本県水俣市で起きた水俣病を思い浮かべる方が多いかと思います。

学校の教科書にも登場し、すでに問題は解決したかのような印象を持ちますが、実は現代人にも水銀摂取の問題は関係しています

 

“デトックス”の話は、ファスティングセミナーの時もお話していますが、「では、どんなものをデトックスする必要があると思いますか?」と質問しても、水銀などのいわゆる有害ミネラルが挙がってきたことは一度もなく、それぐらい知られていないのです。

今回からは数回に渡って、代表的な有害ミネラル(金属)についてと、デトックスについてお話をしていきたいと思います。

 


 

現代人も日常的に摂取をしている水銀

水銀はどんな健康被害を生むか

水銀は人体の中で神経毒として働きます。

体内に入ると、タンパク質とくっつき、血液脳関門という、脳の中に異物が入ってこないようにしているバリアーを通過し、脳内に侵入します。

 

そして脳細胞を破壊し、その破壊された場所によって、知覚障害、運動障害、聴覚障害、言語障害、視野狭窄などの症状を引き起こし、ひどい場合は死に至るという恐ろしいものです。

水俣病の際は認定された被害者は2262人で、認定された時にはすでに半数以上の方が亡くなっていました。

さらに、後述しますが、不妊やアトピー性皮膚炎の原因にもなることがわかっています。

 

水銀のやっかいさ

水銀のやっかいな性質として、25℃以上で簡単に気化してしまうということがあります。

たとえば、火力発電で石炭が燃やされると、排煙と一緒に水銀が大気中にバラ撒かれます。

同じように、ゴミを燃やした時にも水銀が発生する場合があります。

 

さらに具合の悪いことに、お隣の韓国や中国で発生した水銀も偏西風に乗って日本に届けられるのです。

大気中の水銀は地表に降り積もって土壌や地下水を汚染、一部は雨とともに降り注いで河川や海を汚染していきます。

さらに水銀は皮膚からも吸収されるため、直接人体の中にも入り込んできます。

 

乳幼児ワクチンの中にも水銀が使われている

インフルエンザなどの予防接種。

このワクチンの中にも水銀が防腐剤として含まれています(チメロサール)。

 

2000年にアメリカの研究者が、このチメロサールに含まれる水銀が子供の自閉症の原因になっていると発表。

しかしその後、ある研究所が「自閉症とチメロサールの間には因果関係がない」という報告を出すなど、議論は紛糾。

その後の研究で、体内に取り込む水銀の量が多くなればなるほど、自閉症になる可能性が非常に高くなるというデータも発表されています。

 

日本でもこの事実が報じられ、現在ではチメロサールフリーのワクチンも登場しているので、子供さんに予防接種を受けさせる際は念のため確認をしておいた方がいいでしょう(そもそもインフルエンザのワクチンを受ける必要があるのかどうかという問題もありますが…)。

 

日本人は水銀の88%を魚介類から摂取している

私たち日本人にとって一番の水銀の摂取源は魚介類です。

実に、水銀の摂取経路の88%が魚介類由来だということがわかっています。

 

その中で特に水銀を多く含んでいる魚が身近な魚ではマグロ、カツオ、鮭など。

こういった大型の魚は寿命も長く、小魚を摂取して水銀が濃縮されているため、含有量が高くなっています。

特に、妊婦では水銀が胎盤を通過すること、胎児は水銀に対する感受性が高いことから、魚介類の種類に応じて摂取量が制限されています

 

また、国立水俣病総合研究センターの調査によると、大型の魚を多く食べていると思われる千葉県に住む人は、近海で獲れた比較的小さな魚を多く食べる地域(熊本や鳥取など)の人と比べて、体内に蓄積されている水銀の量が著しく高いことがわかっています。

マグロやカツオ、鮭などはEPAやDHAなどの不飽和脂肪酸が豊富に含まれるなど、健康面にとってプラスの効果もありますが、だからといってこういった種類に偏って食べるというのは考えものです。

イワシやアジ、サンマなどの魚とともにバランス良く食べることが理想的だといえます。

 

歯の詰め物が原因でアトピーに?

さらにもう一つ、水銀の汚染源として気をつけたいのが、歯の詰め物です。

アマルガムという、歯の治療用の詰め物は成分の半分が水銀で、これが唾液や食べ物の中の水銀で溶かされたり、噛むことですり減って体内へ侵入します。

 

水銀は神経毒だけでなく、不妊やアトピー性皮膚炎の原因になるとも言われています。

実際、2001年10月19日の神戸新聞の記事によると、アレルギー性皮膚炎のひどい患者300人の歯からアマルガムを取り除いて、かわりに別の金属やプラスチックを詰めて経過を見たところ、一年後には約70%の患者の症状が改善されたそうです。

最近の治療にはあまり使われなくなったというアマルガムですが、昔治療した歯を持っている人はこれも覚えておいた方がいいでしょう。

 

まとめ

魚介類を多く摂取する日本人にとって、水銀の摂取はもはや避けられないことです。

もちろん、その量は水俣病になるほど多くはありませんが、微量の摂取の積み重ね、蓄積が一定を超えると不妊やアレルギーなど、何かしらの症状となって現れる可能性は多いにあります。

 

だからといって、魚介類の摂取を控えるのは早計です。そんな場当たり的なことをしていると、食べるものが偏りますし、そのうち食べられるものがなくなってしまいます。

水銀は大型の魚に多いので、魚の種類を限ることなく、小型の魚も食べること、そして後の記事で紹介しますが、しっかりと日頃からデトックスするという習慣を持つことです。

水銀は匂いもなく、直ちに影響が出るものではないがゆえに、知識を持っておくことが非常に重要なのです。

 

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