納豆についてくるタレは卒業しよう!栄養士が、より安心で美味しいタレを紹介します。
こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。
(はじめての方はこちらからどうぞ)
すっかり健康食材としての印象が定着した納豆。
古くからから庶民に愛され、江戸時代には江戸の町に毎日棒手振りの納豆売りの呼び声が聞こえたと言います。
主原料の大豆は、畑の肉とも言われるほどたんぱく質が豊富で、
カルシウム・マグネシウム・鉄分などのミネラルに食物繊維も多く含んでいます。
それに加えて発酵食品であり、腸内環境に良い作用をもたらす食べものが納豆です。
そんな納豆ですが、買うとついてくる小さな袋に入ったタレを使って食べている人も多いと思います。
でも、それしか食べ方を知らなかったらもったいないです。
そこで今回は、納豆がさらに美味しく、かつ健康効果も向上させる調味料をご紹介します。
※ 初めての著書『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』好評発売中!!
付属のタレは卒業しよう!納豆にはこの調味料があれば最強
付属のタレには何が入っている?
納豆を買うと、ついてくるタレですが、その原材料を見てみると、
たんぱく加水分解物、砂糖、ぶどう糖果糖液糖、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類
などの食品添加物をはじめとする、いろいろなものが入っています。
せっかく身体に良いものを食べているのに、食品添加物をとるのは嫌なものですし、
科学的に作られた味はおいしさも平べったいものになります。
シンプルに醤油もいいけど…
僕はこのタレを使うのが嫌だったので、最初はシンプルに醤油をかけていました。
これはこれで、なかなか美味しいです。
でも、醤油だと塩味がハッキリしているので、「もっとまろやかな味で、甘味があればいいなあ」と思っていました。
(付属のタレってこの甘味をつけているので、美味しく感じるのですよね…)
そこで、前から作って冷蔵庫に入れてあった醤油麹をかけてみたのです。
すると、これがものすごく美味しい。
麹菌の作用によってまろやかな甘味が加わり、醤油のピリッとした少し角のある味が抑えられます。
また、麹菌が作った酵素の働きで、うま味の物質も増えているため、非常に豊かな味わいになっているのです。
一度納豆に醤油麹をかけてからというもの、納豆に醤油ではなく、醤油麹が定番になりました。
醤油麹はこんな感じです。
醤油麹には麹菌が生きているため、発酵食品の納豆にさらに発酵食品が加わり、整腸作用がさらに増強されて健康面の利点も増します。
【 参考 】自宅で手軽に!作るのも使うのも簡単「醤油麹」を作ってみよう
できれば付属の辛子も避けたい
また、タレと一緒についてくる辛子ですが、
こちらも原材料を見るとかなりいろいろな原材料が使用されています。
例を挙げると、
酸味料、着色料、増粘多糖類、香辛料、調味料(アミノ酸等)
などです。
ですので、僕は辛子を使う時は粉のものを水に溶いて作るようにしています。
これですと安心して使えますし、何より香りが全然違います。
まとめ
醤油麹は市販のものを買うのも良いですが、簡単に作れますのでぜひご家庭で一度作ってみてください。
その際は、ぜひ昔ながらの原料と製法で作られた醤油を選ぶようにしましょう。
あと、納豆にはさらに仕上げに亜麻仁油をかけると、日頃不足しがちなオメガ3脂肪酸が手軽に摂取できます。
納豆に良く合うので、こちらもオススメです。
※ 初めての著書『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』好評発売中!!