管理栄養士の僕が普段の食生活で工夫していること その三
こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。
今日は随分温かくなるみたいですね。
桜の蕾もいよいよほころんで、都内でもあちこちで鮮やかな桜を目にするようになりそうです。
さて、今回はこれまで二回に渡ってお送りしてきた、「管理栄養士の僕が普段の食生活でしている工夫」の第三弾を書きたいと思います。
題して、「食生活のHPを意識する」です。
それでは、いきましょう。
【 参考 】
食生活のHPを意識する
ここでいう、HPはヒットポイントのことで、昔流行ったドラクエとかFFなどのロールプレイングゲームで、各キャラクターが持っている命の残り具合を表した値です。
敵から打撃を受けたり、毒が満ちている区域を歩くと減っていき、
薬草や聖水を食べたり、宿屋に泊まって休むと回復するアレです。
ちょうど、僕は普段の食生活でこのHPを意識するということをしているのです。
ずっと満点の食事をしなくて良い
そもそも、僕たちは健康になるために生きているわけではありません。
健康はあくまでも手段であり、食事も健康を保つためだけに食べているわけではないですよね。
たまには甘いものが食べたくなったり、高カロリーなものを夜遅い時間に食べる機会も巡ってきます。
もちろん、そんな食生活ばかりしているとヒットポイントがどんどん減っていき、
ある一定値を下回ると体調を崩したり、病気になってしまいます。
逆に、身体に良い食事をすると、ヒットポイントが回復します。
このさじ加減を会得し、意識することで、健康を保つことができるようになるのです。
大事なのは何がヒットポイントを回復させ、削るかを知ること
たとえば、満タンのヒットポイントが100だとした時、夜中にラーメンを食べてしまったらマイナス30。
でも次の日の朝、胃腸を休めるために朝食を抜き、たとえば果物や酵素ドリンクなど軽いものにしたら10回復。
ケーキの食べ放題に行ってケーキを食べまくった、これは大きいのでマイナス40。
それを次の数日間甘いものを控えると、ヒットポイントが少しずつ回復してくる、といった具合です。
そして、たとえばこのヒットポイントが30を下回ると、体調に大きな影響が現れてきます。
こんなふうに、常に「今の自分のヒットポイントは?」と意識することで、
多少の上下はありつつも、常に心身を良い状態に保つことができるのです。
常にヒットポイントが高ければ、多少のマイナスは平気
また、常日頃からなるべくヒットポイントを高い状態に保つ努力をすれば、たまに大きなマイナスがあってもへっちゃらです。
僕も、外食でとにかく今食べたいものを選ぶこともありますし、夜遅くにラーメンとチャーハンを食べることもあったりします。
いつもいつも無添加の食品や無農薬の野菜がとれるわけではありません。
それでも体型に出なかったり、健康を保てるのは、それ以外の食事でヒットポイントを回復させているから。
このヒットポイントの考え方をもっていると、ちょっとぐらい身体に良くないことをしても気になりません。
ヒットポイントが100から80になったところで、別段何も変わらないからです。
皆さんはどうでしょう。
今日食べたその食事はあなたのヒットポイントを回復させていますか?それとも削っていますか?
どういう食事がヒットポイントを回復させるのかを知っていますか?
今回紹介したような視点で食生活を見つめてみると、今までとは違った見方ができるかもしれません。
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