本当に効果あり?うがいの風邪予防効果を徹底検証しました
こんにちは!管理栄養士のみずとです。
今年の冬は世界的な大寒波で、アメリカではナイアガラの滝が凍ったとのニュースが飛び込んできましたが、
これだけ寒いと風邪を引かれている方も多いのではないでしょうか?
皆さんは風邪を引かないようにどんな対策をされていますか?
子供のころから「外から帰ったら手洗いうがいをしなさい」と言われて実行されている方も多いと思いますが、
じつはこの「うがい」についてはちょっと驚く研究結果が出ています。
うがい薬は逆効果?
京都大学で行われた研究があります。
①水でうがいをしたグループ、②うがい薬でうがいをしたグループ、③何もしなかったグループ、の3つグループで風邪の発症率を調べたところ、
①の水でうがいをしたグループでは風邪の発症率が減少するという結果が得られました。これは納得の結果ですよね。
しかし、②のうがい薬でうがいをしたグループでは、なんと逆に風邪にかかる人が増えてしまったのです。
この理由に関しては、うがい薬を使うと、その殺菌作用で、ノドにいる良い菌も殺してしまうため、逆に風邪のウイルスに対しての抵抗力が下がってしまったとの考察がされています。
人間の体にはもともと自然の抵抗力が備わっています。
それを全面的に活かした方が結果的に健康になる、このあたりは薬全般に対して言えることですね。
うがいの文化
ちなみに、アメリカではうがいの文化はありません。
人前でうがいをすると怪訝な顔をされるそうです。
かなり下品で失礼な行為のようですね。
私も大学時代にイギリスに留学しましたが、うがいをしている人を見たことがありません。
海外に行かれる際はご注意を!