材料は玄米と豆乳だけ!自然の乳酸菌を使って作るカンタン豆乳ヨーグルトの作り方
こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。
(初めてのかたは、こちらからどうぞ)
「健康のために毎朝ヨーグルトを食べている」という人は多いと思います。
ヨーグルトは忙しい朝でも手軽に食べられるし、乳酸菌が入っていて健康的。
僕もかつてはヨーグルトを常に冷蔵庫に入れてよく食べていました。
しかし、その後「乳製品をあまりとりたくないな……」と思うようになってからはずっと避けていました。
でも、手軽に発酵食品をとる手段が一つ減るのはイタい……。
そんな時に知ったのが今回ご紹介する豆乳ヨーグルトです。
豆乳ヨーグルトなら、完全植物性。
しかも豆乳ヨーグルトには通常のヨーグルトにはない魅力がたくさんあるのです。
ということで今回はこの豆乳ヨーグルトについてご紹介していきたいと思います。
材料は玄米と豆乳だけ!自然の乳酸菌を使って作るカンタン豆乳ヨーグルトの作り方
豆乳ヨーグルトとは?
豆乳ヨーグルトとは、牛乳の代わりに豆乳を使って作るヨーグルトです。
味はまろやかで牛乳より軽い味わい。
食感はヨーグルトより少し柔らかい感じです(恐らく市販のものは固めるための材料を使っているものが多いため)。
後ほど紹介しますが、この豆乳ヨーグルトは自宅で単純な材料でカンタンに作ることができるというのも大きな魅力です。
豆乳ヨーグルトの魅力とは
一、植物性乳酸菌がとれる
一口に”乳酸菌”といっても、大きく動物性乳酸菌と植物性乳酸菌に分けられます。
そしてこのうち、植物性乳酸菌の方が健康に対する効果が高いことが分かっています。
ヨーグルトに代表される動物性乳酸菌は乳という栄養豊富な環境で育った菌。
それに対して漬物や味噌など、あまり栄養豊富とはいえない環境で育った植物性乳酸菌はタフな存在。
豆乳ヨーグルトに含まれる植物性乳酸菌はそんな頼れるやつなのです。
二、自分で作れるので安心できる
豆乳ヨーグルトは簡単に自宅で作れます。
市販されているヨーグルトはどんな材料を使って、どんなふうに加工されて作られているのかが見えません。
しかし、自分で材料を選び、自分で作れば安心して口にすることができます。
自宅で作ったものは余計な処理をしていないので、市販されているものより菌も元気な気がします。
女性に嬉しいイソフラボンが摂取できる
豆乳の中に含まれる特徴的な成分といえばイソフラボンです。
イソフラボンには女性ホルモンの働きを補う作用があるとされ、
女性ホルモンバランスの崩れによる不快な症状や更年期障害を緩和する効果が期待できます。
イソフラボンはファイトケミカルスの一種で活性酸素を除去する働きもあるので、
豆乳ヨーグルトは美容やアンチエイジング面からも優れている食品だと言えます。
混ぜて置いておくだけ!簡単な豆乳ヨーグルトの作り方
それでは、豆乳ヨーグルトの作り方を見ていきましょう。
一、大さじ一杯の玄米を三度ほど水洗いし、水を切って容器に入れる。
二、玄米がかぶるぐらいの豆乳を入れて混ぜる。アルミホイルを蓋にしてかぶせ、固まるまで常温で放置する。目安としては一日半ほどで固まる。
三、固まったら、器に入っている豆乳と同量の豆乳を継ぎ足し混ぜる。蓋をかぶせ、固まるまで待つ。今度はかなり短い時間で固まる。
四、固まったら同じように同量の豆乳を継ぎ足して固める。さらに短い時間で固まる。ここまで来たら食べられます。
五、底の方は少し残して食べる。この残した分が”種(たね)”となり、ここに豆乳を継ぎ足すとまた新たに豆乳ヨーグルトが作れます。
と、このように非常に簡単に作ることができます。
そして一度種を作ると、そこに豆乳を継ぎ足せば無限に作ることができます。
せっかく自分で作るので、豆乳は国産有機栽培の大豆を使ったものがオススメです。
僕は毎朝容器から豆乳ヨーグルトを器に取り分けて食べ、食べた分の豆乳を継ぎ足して翌朝食べるという習慣になっています。
そのままだとプレーンな状態なので、自家製の甘酒や良質の蜂蜜や果物を入れて食べています。
ただ、雑菌が繁殖する恐れもあるので「なんか変な匂い(味)がするな……」と思ったら食べないようにしましょう。
このあたりは自己責任で。
これは個人的な意見で大方の方は当てはまらないと思いますが、
雑菌とかが気になる人は発酵食品を作るのには向いていないかもしれません。
まずは発酵と腐敗の違い、菌とはどんなものなのかを勉強して菌に対する認識を改めてから挑戦すると良いでしょう。
朝起きると新鮮な豆乳ヨーグルトが待っているという生活、最高ですよ!