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その体温であなたは大丈夫? 体温を1℃上げて、低体温から脱する方法

公開日: : 最終更新日:2016/04/08 栄養・食・健康 , ,

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こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

(初めての方は自己紹介をご覧ください)

 

突然ですが、あなたは「平熱」というと、何度くらいを想像しますか?

 

もしあなたの平熱が36.0℃を下回っていたら、低体温の疑いがあります。

健康な人の平熱は36.5℃〜37.1℃と言われているからです。

 

ちなみに僕の平熱は37.0℃〜37.2℃で、

朝の体温が低い時間帯でも36.7℃ぐらいです。

 

しかし、実は以前は35.6℃ぐらいが平熱でした。

 

栄養士として働きはじめ、食事を改善しサプリで栄養を補うようになって、気がついたら平熱が上がってたのです。

平熱が上がると体調がまるで違うということを実感します。

 

今回は、低体温の問題点と、僕も実践した体温を上げる方法について書いていきます。

 

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低体温、何が問題?

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低体温で起こること

低体温はさまざまな病気や、

「病気まではいかないけど、なんだか調子が良くない・・・」といったような不調を引き起こします。

 

その不調は、肌荒れや便秘のような軽いものから、

ガンのような重病まで、ありとあらゆるものが含まれます。

 

「え?ガンまで?」と思われるかもしれませんが、

ガン細胞がもっとも活発に増殖する体温が35℃台

 

ガン患者には低体温の人が多いこともわかっています。

 

 

また、体温が1℃低下すると、体内の免疫力が30%も低下します

 

免疫力が低下するということは、病気の原因になる細菌やウイルスから体を守る免疫機能が弱くなるということなので、

いろんな病気にかかりやすくなってしまうのです。

 

なぜ体温が低下すると、免疫力が低下するのか

体温が下がると免疫力が弱まる理由は主に二つあります。

 

一つは、血管が収縮することにより、血行が悪くなること。

 

体温が低下すると、体は熱を外に逃さないように血管を収縮させます。

 

免疫というのは、白血球が血流に乗って全身を巡り、

異常がないかどうかをパトロールすることによってその働きが保たれています。

 

よって、血行が悪くなるとそのパトロール機能が十分にできなくなってしまいます。

 

もう一つが代謝酵素の働きが落ちることです。

 

 

代謝酵素は体の中に存在し、代謝にかかわっているたんぱく質。

 

たとえば食べたものを消化・吸収した後に、

その栄養素を体が必要とする形に作り替える働きや、体にとって有害な物質を無毒化して排泄したりする働きを担っています。

 

免疫細胞もこの代謝酵素が働いて作られるので、

代謝酵素の働きが落ちると免疫力も連動して低下します。

 

代謝が低下するということは、体のすべての細胞を作る力(新陳代謝)も低下するため、

肌荒れや髪にツヤがなくなったりということが起きてきます。

 

そして体脂肪などを燃やしてエネルギーを生み出す力も低下するため、太りやすい体質も作り出してしまいます。

 

【 参考 】代謝酵素がわかれば、ファスティングとジュースクレンズの違いがわかります

 

これでバッチリ改善!体温を上げるキーポイントを解説

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不足している栄養をしっかり摂取!

まず大事なのが、体に必要な栄養素をしっかり摂ることです。

 

体温が低下している原因は代謝の低下です。

 

代謝が低下しているから体温が低下し、体温が低下しているから代謝が低下するという悪循環が起きています。

 

 

この代謝を上げる鍵は、ビタミンとミネラルの栄養素です。

 

これらはそれぞれ、”補酵素”、”補因子”と呼ばれ、代謝酵素が働く時に絶対に必要になるものです。

 

不足すると代謝酵素がうまく働かず、体温低下の原因となります。

 

 

そして、ほとんどの現代人はビタミンとミネラルが不足しています。

 

カロリーは足りているのでお腹は満たされますが、

エンプティカロリー(空っぽのカロリー)と言われるようにビタミンとミネラルがまったく足りていないという食事をしている人が多いのです。

 

加工食品ではなく、きちんと栄養のある食事をすること、不足分をサプリメントで補うことが重要です。

 

 【 参考 】コンビニによく行く人は要注意!栄養不足は●●が原因かも

 

体の要、腸内環境を整える!

腸内環境を整えることも、代謝を上げるうえでとても大切です。

 

栄養素の吸収はほとんどが腸で行われるのですが、

腸の中の環境によってきちんと栄養が吸収できるかどうかが変わってくるからです。

 

せっかく体にとって必要な栄養素をとっても、

腸内環境が悪くて吸収されないと意味がありません。

 

より多くの栄養素が効率よく吸収され、

体の中に入っていくように腸内環境を良い状態に保つことが重要です。

 

 

その上、腸内環境が悪いと血液が汚れてしまいます。

 

腸で老廃物や体にとって有害なものが吸収され、血液の中に入って全身を巡ります。

 

こうなると、細胞が栄養を取り入れにくくなるので、

働きが落ちて代謝もうまく回らなくなります。

 

代謝が悪い人は便秘の傾向にあり、

逆に便秘が解消されることで腸内環境がよくなり、代謝が上がったという例も多くあるのです。

 

【 参考 】 腸を浄化してキレイになる!栄養のプロが教える 腸内環境改善の方法

 

足を使う運動をして筋肉を使う!

適度な運動をして体を動かすことも代謝を上げる上では大切です。

 

運動といっても、マラソンなどの激しい運動をする必要はなく、

歩いたり階段を登ることも立派な運動になります。

 

足は「第二の心臓」と呼ばれていますが、

これは足にある筋肉が体に血液を送り届ける働きをしているからです。

 

エコノミー症候群という病気がありますが、

これは飛行機の狭い座席で長時間足を動かさないことによって、血液が滞って血液の塊ができ、

飛行機から降りて体が動き出したころにその塊が血流に乗って、肺などの血管に詰まるという病気です。

 

 

飛行機に乗っていなくても、オフィスワーカーの方で足がむくむ人が多いのも、

足を動かさないことによって血流が悪くなっていることが原因です。

 

意識的に歩いたり階段を使ったりすることで足の筋肉を動かすと血流が良くなり、代謝アップにつながります。

 

 

また、筋肉量は基礎代謝に関係します

 

基礎代謝とは、じっと横になっているだけで消費されていくエネルギーのこと。

 

私たちが一日に消費するエネルギーのうち、この基礎代謝によって消費されるエネルギーが60〜70%と圧倒的な割合を占めており、

実は運動で使うエネルギーよりも全然多いのです。

 

 

筋肉は体内でもっとも多くの熱を作り出している組織で、

筋肉が増えることにより基礎代謝が上がり、体温も上がります。

 

筋肉は加齢によって減少し、年間で1%減ると言われており、

日常的に使わないとさらに早い速度で筋肉が失われていきます。

 

全身の筋肉の70%はへそから下の下肢に存在しているので、

日頃から足の筋肉が衰えないようにすることが大事です。

 

 

まとめ

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代謝を上げると、

「体温が上がる」「太りにくくなる」「病気にかかりにくくなる」「肌の調子がよくなる」「疲れがたまりにくくなる」など、いいことずくめ。

 

実際、僕も体温が上がってからまったく風邪を引かなくなりましたし、疲れにくくもなり、その効果を実感しています。

 

まずは体温計で自分の平熱をチェックし、何かできることから始めてみてはいかがでしょうか。

【 こんな記事も読まれています 】

※ ファスティングは人によって合う、合わないがある?

※ サプリメントは必要?食事だけで栄養をとることは可能か

※ 管理栄養士の僕が普段の食生活で工夫していること その三

※ これを読めば味噌を食べずにはいられない!味噌の栄養・健康効果のすべて

※ “コンビニおでんが危険!”のニュースを見て、過剰に反応している人たちへの違和感

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    圓尾和紀(まるおかずき)

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    フリーランスの管理栄養士。
    分子整合医学美容食育協会認定、
    ファスティングマイスターエキスパート。

    食べるものも着るものも日本のものを。
    日常を和食と着物で過ごしています。



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