「そばとうどん、どっちが栄養豊富?」麺類の栄養を比べてみた
七月も半ばに入り、
夏の暑さが本格さを増してきました。
こうなると食欲も落ちてきて
ついつい麺類に手が伸びがちになりますよね。
しかし、麺類も食べ方に気をつけないと
カロリーはとれているけど、栄養不足の状態になり、
夏バテの引き金にもなります。
麺といえばうどんとそばが代表的ですが、
その栄養素はどう違うのでしょうか。
ちなみに、夏の麺類といえばそうめんですが、
原材料はうどんと同じになります。
今回はうどんとそばの栄養素を比べてみたいと思います。
「そばとうどん、どっちが栄養が豊富?」麺類の栄養を比べてみた
そばとうどんの栄養比較
早速うどんとそばの栄養素を比べてみましょう。
前置きで一つ注意点ですが、
今回そばとして出しているのは、
十割そばです。
十割そばとは、小麦粉を入れずに
100%そば粉だけで作ったそばのことです。
以上をふまえたうえで、結果をご覧ください。
たんぱく質(g) | 食物繊維(g) | マグネシウム(mg) | ビタミンB1(mg) | |
うどん | 6.8 | 2.1 | 15.6 | 0.05 |
そば | 11.3 | 4.3 | 190 | 0.46 |
※ それぞれ一食分(260g)の量
このような結果でした。
今回比べた四つの要素に関しては
すべてそばの圧勝です。
大切なマグネシウムとビタミンB1
うどんやそうめんなどの精製小麦で作られた麺類は
それ自身に含まれる栄養素が少ないのとおかずが少なくなることで
「たんぱく質」「食物繊維」「マグネシウム」「ビタミンB1」が
いずれも少なくなりがちです。
しかし、同じ麺類でもそばに関しては
それ単体でこれらの栄養素をかなり含んでいることがわかります。
ちなみに、マグネシウムは体内のさまざまな代謝に必要なミネラルで
ビタミンB1は「疲労回復のビタミン」と呼ばれ、
これが不足すると夏バテの原因となります。
ということで、
麺類を食べるときはうどんやそうめんに偏ることなく
そばも食べるようにしましょう。
これは決してうどんやそうめんを食べるなと
言っているわけではないのでご注意を。
何でもバランスです。
ただ、「身体の調子がイマイチだな」とか
「栄養をしっかりとりたいな」と考えているときは
そばがオススメ、という話です。
また、そばでも一部のお店ではコストを下げるために
そば粉よりも小麦粉のほうが多いところもあったりするので
気をつけてください。
できれば十割そば、挽きぐるみを使っているところを
調べていくと良いですね。
そばを茹でて冷製にし、
パスタ感覚で食べるのもオススメです。
おうちで十割そばを茹でると、
そば湯も楽しめますよ!
ご参考になれば嬉しいです。