連続七十二日間着物生活中!実感した着物を着始めてよかったこと5つ
こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。
普段着として着物の生活を始めて数ヶ月。
スマホでつけている記録には、連続で着物を着た日が72日となりました。
前よりは着慣れてきました。
そこで今回は、「着物を着始めてよかったこと」を五つご紹介したいと思います。
普段着までいかなくても、週末に着物を着たりする生活に興味がある方はぜひお読みください!
普段着に着物を着始めてよかったこと
一、待ち合わせで見つけられやすい
僕はフリーランスという仕事柄、お客さんや一緒に仕事をさせていただく方と待ち合わせする機会が多いのですが、
着物を着ていると、人混みの中にいても相手の方がすぐに見つけてくださいます。
ハンパなく人が多い渋谷のハチ公前ですら、着物を着ていればものすごく見つけられやすいです。
メールで連絡を取り合ってカフェで初めて顔を合わせる時も、
向こうから「圓尾さんですよね?」と声をかけてくれるので、相手の方を困らせることもなく、重宝しています。
二、初対面の人に覚えてもらいやすい
着物を着ていると、一回会っただけで相手の印象に強烈に残ります。
僕の名前や、何をしているかを覚えてもらえなくても、
「ああ、あの着物の人ね」ということだけは覚えてもらえます。
僕は名前こそインパクトがあるものの、見た目はどこにでもいそうな風貌なので、
服装で自分のことを覚えてもらえるというのはありがたいことです。
三、人との会話の機会が増える
着物の生活を始めてから、話しかけられる回数がメチャメチャ増えました。
カフェで隣になった人、
料理屋さんの店員さんや一緒に居合わせたお客さん、
特に海外の方は「カッコイイデスネー!」と気軽に声をかけてくださいます。
日本人では、若い方よりも、年配の方からよく声をかけてくださいます。
その年代の方と共通の話題を持つことで会話のきっかけになるので、楽しいですね。
四、とにかく着ていて楽
と、ここまで三つご紹介しましたが、
この三つだけだったら、僕は毎日着物を着ていないです。
よく「圓尾さん、うまくブランディングしましたね〜」なんていう人がいるのですが、冗談じゃない。
もしブランディングのためにやってたら、オフの日は面倒くさくて洋服で過ごすだろうし、
好きで着ていないと、着付けや着物を着ての動作など、なかなか慣れていかないと思います。
そう、これは僕の着物への愛が勝手にそうさせているのです!笑
具体的には、まずとにかく着ていて楽なこと。
どこも締め付けず、常にゆったりと一枚の布で覆われている感覚。
もうこの感覚に慣れてしまったら、洋服が窮屈で疲れて着られません。
損得勘定抜きにして、ただ単純に、着ていて楽だから着ているのです。
五、日本人の心を取り戻していく
そして、最後にして最大の利点がこれです。
着物を着ていると、どんどん心が日本人になっていくのです。
この感覚を文章に表すのは非常に難しいのですが、
なんというか、体が着物を着て動くことをどこかでしっかりと覚えているんですね。
そして、着物を着ていくと、その忘れていた、眠っていた感覚がどんどん取り戻されていくんです。
ふとした瞬間に袖を振ったり、
歩く時の裾の捌き方だったり、
そういう何気ない仕草をした時に「あっ」って、頭の奥深くがうずくような、そんな感覚があります。
これって、多分、何世代にも渡ってご先祖さまが着物で生活していたそのDNAが、僕の遺伝子の中にも組み込まれていて、
それがふとした瞬間に呼び覚まされるのではないかと勝手に思っています。
なんかその瞬間、自分が自分の根っこと繋がれた気分になって、何とも言えない気持ちになります。
これ、ものすごく伝えるのが難しいですが、僕が毎日着物を着ている最大の理由です。
さて、今回は着物を着ていたよかったことを表面的なわかりやすいものから、伝わるのかわからない個人的な感想までをご紹介しましたが、
着物を着たらどんな感覚になるんだろう?と興味が沸いた方は、ぜひぜひ、まずは気軽に着物をまとってみてください。
これほど自由にいろんな着物を着られる時代なんて、これまでなかったのですから、着ないともったいないですよね!
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