自然の恵みが産んだ天然サプリメント!「亜麻仁油」の効能とは
「油」というと、悪者扱いされがちですが、5大栄養素の一翼を担う、重要な栄養素です。
油で大事なのは量よりも質。ひと口に「油」といってもいろいろな種類があります。
その中でも特に意識してほしいのが「オメガ6」と「オメガ3」の二つ。
今回はこの違いと、不足しがちなオメガ3を手軽に補給できる”魔法の油”である亜麻仁油をご紹介します。
オメガ6とオメガ3のバランス
オメガ6、オメガ3とは?
オメガ6とオメガ3は油の種類を指します。
大豆油、コーン油、紅花油やごま油など一般的な植物油に多く含まれいてるのがオメガ6。
それに対して、魚油、亜麻仁油、えごま油などに含まれいているのがオメガ3という油です。
この二つの油は異なった働きを持っています。
オメガ6は炎症を起こしやすくしたり、細胞膜を固くしたりしますが、オメガ3は逆に炎症を抑え、細胞膜を柔軟にする働きを持っています。
DHAというオメガ3の脂肪酸があるのですが、よくDHA(魚)をとると頭が良くなるというのは、DHAが脳の神経細胞の膜を柔らかくすることにより情報伝達がスムーズにいくことがわかっていることからきています。
バランスが大事
オメガ6とオメガ3は摂取するバランスが重要で、オメガ6:オメガ3=4:1が理想とされています。
しかし、現代の日本人は食欧米化で脂っこい食事が増え、この比率が25〜50:1という、理想とかけ離れたバランスになっています。
これによりオメガ6の働きである炎症が引き起こされ、花粉症やアレルギー、アトピーが増える原因になっていることがわかってきました。
オメガ3をとろう!
このアンバランスを是正するためには、オメガ6、つまり一般的な油の摂取を控えるのと同時に、ほとんどの人が不足しているオメガ3を積極的に摂取することが必要です。
EPAやDHAが豊富な魚を食べるものいいのですが、なかなか普段の食事でしっかりとるのは難しいという人も多いのでは。
そんな時に強い味方になるのが、「亜麻仁油」なのです。
【 参考 】誰もが知っているトランス脂肪酸について改めて調べてみたらビックリした!
奇跡の油「亜麻仁油」
亜麻仁油とは?
寒い地方で栽培されるアマという植物の種子を圧搾して得られる植物油のこと。
全世界の生産量の1/2〜1/3がカナダで生産されています。その他の主な生産地はオーストラリアやニュージーランドなど。
脅威のオメガ3含有量
亜麻仁油はそのうち約6割がα-リノレン酸というオメガ3が占めており、まさに”オメガ3の宝庫”です。
このα-リノレン酸は体内で代謝されて、EPA、DHAに変換されて働きます。
厚生労働省の目標量では、オメガ3を一日1.8〜2.4g以上とりましょうとなっています。
半分以上がオメガ3の亜麻仁油は、なんと一日小さじ一杯とるだけで一日分のオメガ3の量をとれてしまうのです。
亜麻仁油のとりかたは?
質のいい亜麻仁油はスッキリとした味わいなので、そのままスプーンで飲んでオーケーです(質の良くないものはかなり臭みが強い)。
食事ととる時は熱に弱いので、加熱させてはいけません。
醤油と一緒に納豆や豆腐にかけたり、レモン果汁や塩を加えてサラダのドレッシングに使ってもいいですね。
亜麻仁油はオーガニックの低温圧搾のもので、きちんと遮光ビンに入っているものを選びましょう。
開封後は冷蔵保存です。
なお、ファスティングをすると脂肪が燃焼されるので、ファスティング後に亜麻仁油で良質な油を補うと脳力アップにつながりますよ!
まとめ
いかがでしたか?オメガ6とオメガ3のアンバランス問題は深刻で、いろいろな体の不調につながっていることがわかってきています。
オメガ3をとることによって脳や神経の働きも変わってくるので、一日一杯の亜麻仁油で安全に手軽にオメガ3をブーストしましょう!
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