【エピソード】バナナから紙を作る? なぜバナナペーパーが世界を救えるか
今日はいつもよりかなり早起きして、
六本木ヒルズで月に一度行われている「Hills Breakfast」というトークイベントに参加してきました。
このイベントは、いろんなジャンルで活躍されている方が集まり、自分が行っている活動を20枚のスライドを使いながら、1枚20秒あたりでプレゼンするというもの。
今回も多様な方面で精力的に活動されている方のお話が聞けました。
その中で、僕が一番印象に残ったのが「バナナペーパー」のお話。
バナナから紙を作るんです。
しかもそれで世界の環境問題と貧困問題が解決されてしまうというもの。
まずは環境問題。
紙を作るために森林を伐採し、年々かなりの広さの森林が姿を消しています。
それによってなんと一日50種類の植物や動物が絶滅をしているというのです。
そして貧困。
国連のデータによると世界人口の半分は貧困に苦しんでいます。
ではバナナペーパーがどうやってこれらを解決に導くのでしょう。
じつは、バナナは一度実がなるともう実がなることはありません。
つまり、バナナを収穫した後のバナナの木はもう役目がないのです。
しかも、なんとバナナの木はたった一年で木として成長してしまうというのです。
これだったら伐採しても次の年には新しいバナナの木ができます。
バナナの産地の一つにアフリカのザンビアという国があります。
この国の平均寿命は50歳代で国としても非常に貧しい状況があります。
そこに目をつけ、現地の人を雇い、バナナの木の繊維をザンビアで作り、それを日本に輸送して日本の和紙の技術を応用して紙を作るのです。
“Made with Japan”
これがソーシャルビジネスというものか~と感動しました。
バナナペーパーの名刺なども作れるそうです。
こういったものを選択して使うのも、自分の意思表示になり、社会貢献の一つとなりますね。
こういう活動は応援していきたいです。