野菜の手軽な食べ方はサラダだけじゃない!「和ごはん」の基本の和え物3種類の作り方
こんにちは。
管理栄養士の圓尾(まるお)です。
野菜を手軽にとる方法といえば、
洗って切ってドレッシングをかけるだけの
サラダを思い浮かべる方も多いと思います。
でも、生野菜ばっかりじゃつまらない!
そもそも、日本には
あまり生で野菜を食べる文化はありませんでした。
大根おろしや山芋、
夏のきゅうりぐらいでしょうか。
そんな日本で野菜を食べる方法として発展したものが
和え物です。
今回はこの和え物の中から
覚えておけばサッと作れる
3つの和え物レシピをご紹介したいと思います。
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野菜の手軽な食べ方はサラダだけじゃない!「和ごはん」の基本の和え物3種類の作り方
これだけは押さえておきたい3つのポイント
まずは和え物を美味しく作るために
押さえておきたいポイントを3つご紹介します。
1、和える前にしっかり食材の水気を絞る
和え物は、まず野菜などの食材を茹で、
それから和え衣と合わせます。
この和える前にしっかりと水気を切っておくことが大切です。
そうしないと、和え物が水っぽくなり、
美味しさが半減してしまうからです。
手に力を入れ、ギュギュッと絞りましょう。
適宜、キッチンペーパーを使ったり、
巻きすを持っている人は活用するのも良いでしょう。
2、食べる直前に和える
和え物はなるべく食べる直前に和えましょう。
和えてから時間が経つと、浸透圧によって
食材から水分が出て水っぽくなるからです。
また、和え物は食材の表面を
和え衣が軽くおおっているぐらいのほうが美味しいので、
時間が経過して中まで味がしみ込むことを避けます。
3、味付けは好みで調整する
和え物を作る時は、
レシピをはあくまで参考です。
食材の特製や使う調味料によって
美味しい分量も変わるので、
自分の勘と舌を頼りに
味付けをしていきましょう。
「和ごはん」基本の和え物3選
お待たせいたしました。
それでは、基本の和え物レシピをご紹介していきましょう。
1、ごま和え
和え衣分量(約ふたり分)
・ごま 大さじ1
・砂糖 小さじ2
・醤油 小さじ1
ちょっと甘めの分量です(個人的な好み)。
ごまをすり鉢ですりつぶし、
そこへ調味料を加えます。
食材は定番のほうれん草の他にも
ブロッコリー、いんげん、油揚げ、
これからの季節はゴーヤなんかもオススメです。
アレンジとしては、
生姜やお酢などを加えるのもアリです。
2、梅和え
和え衣分量
・梅干し 一粒
・米酢 小さじ1
・ごま油 小さじ1
・醤油 小さじ1
・砂糖 小さじ1/2
こちらも定番の和え衣。
酸味のある梅干しは食欲をそそります。
もちろん、梅干しは無添加のものを選びましょう。
掲載した写真ではトマトとアスパラを使用。
アレンジで青じそを刻んで入れています。
こういった洋野菜も見事に和えてしまうところに
和ごはんの懐の大きさを感じます。
3、白和え
和え衣分量
・木綿豆腐 1/2丁
・白いりごま 大さじ1
・砂糖 大さじ1/2
・醤油 小さじ1
・白味噌 小さじ1
・塩 少々
ちょっと一手間はかかるものの、
みんな大好き白和えです。
最初に豆腐をキッチンペーパーでくるみ、
上からお皿などで重しをして30分ほど水抜きをします。
あとはすり鉢でごまをすりつぶし、
そこへ豆腐と調味料を加えて混ぜます。
具材は野菜、きのこ、こんにゃくなど
なんでもござれですが、
にんじんを入れると彩りが綺麗になり、
こんにゃくを入れると食感が楽しくなります。
まとめ
ということで今回は、
和ごはんの基本の和え物を3つご紹介いたしました。
鍋にお湯を沸かしたり、野菜を茹でたりしている間に
ちょこちょこっと和え衣を同時進行で作っておけば
本当にサッと作ることができます。
サラダに比べてゆで野菜はカサが減るため、
たくさん量がとれるというのも良い点です。
ぜひ、お試しください!
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