【エピソード】3ヶ月で10kg太るほどおいしい?北アイルランドの食生活を紹介します。
私は、20歳の頃、交換留学で北アイルランドに一年行っていました。
そこでの食生活は日本でのそれとまったく違っていました。
そんな北アイルランドでの食生活を覗いてみたい、またはこれから北アイルランドに行く予定だという方(そんな人いるのかな)のために、ちょっとご紹介したいと思います!
北アイルランドの食生活
場所
イギリスですが、右側が日本でいうところの本州。
濃い赤になっているところが北アイルランドです。イギリスの一部です。
主食
日本のように米ではなく、じゃがいもが主食です。
スーパーにいくと、5キロ、10キロ単位でじゃがいもが売られています。
これをchampという、じゃがいもをつぶして牛乳、塩コショウを加えたものをご飯替わりに食します。
アイルランドでは、19世紀にじゃがいも疫病が流行り、国全体でじゃがいもの不作が起き、国民の2割が餓死し、2割が国外へ退去し、北アイルランドを含むアイルランド島の人口が半分に減少するという大事件が起きています。
お菓子がおいしい
ドーナツ、クッキーなどは日本のものと比べ物にならないぐらい美味しかったです。
日本に数年前に入ってきて人気を博しているクリスピードーナツが有名ですが、普通のスーパーに売ってあるドーナツがあれぐらい美味しいです。
その秘密は、たまに日本から送られてきた日本のお菓子を食べると物足りなさを感じるぐらいの砂糖と油です。
オーブン常備
大学の中の学生寮で共同生活をしていたのですが、オーブンが完備されていました。
逆に電子レンジはなく、冷凍食品などはすべてオーブンで解凍します。
冷凍食品は日本より種類が多く、クオリティも驚くほど高いです。
ピザもスーパーに行けばデリバリーピザのクオリティのピザがたくさんの種類置いてあり、自宅で楽しめます。
ピザもそうですが、その他にもラムチョップなど、オーブンで焼くと出来上がりが電子レンジより格段に良いです。
その他おいしいもの
キッシュ、ガーリックトーストなんかも、普通にスーパーで売っていて、オーブンで焼くとバツグンにうまいです。
あと驚いたのはウインナー!ハーブが入ったものや、いろんな味付けが楽しめ、ジューシーでとても美味しかったです。
さらにチーズも、さすがはヨーロッパ。いいものが揃っていました。この時のおかげでチーズがより好きになりました。
北アイルランドの食生活をした結果
3ヶ月でプラス10キロ
そんな食生活を送っていたら、なんと向こうでの生活を始めて3ヶ月で10キロ太ってしまいました!
今まで食べても体重が増えたことがなく、常にガリガリだった自分が、まさか、です。
「イギリスの食事はマズいから気をつけてね」という出国前の忠告とは裏腹に、僕は現地の食生活が新鮮で食べ過ぎてしまい、かつ日本の食生活とは比べ物にならないぐらいの大量の砂糖と油のおかげで顔の形が丸くなるぐらい太ってしまいました。
「これはさすがによくない」と思い、人生で初のダイエットにチャレンジするも、現地の食生活は手ごわく、結局一年たって帰国の時が来ても私の体重は変わらず、でした。
帰国後・・・
帰国してからは「まあ前が痩せすぎだったからちょうどいいか・・・」と思い、特にダイエットはしませんでした。
しかし、驚いたのは3ヶ月後。
なんと、何もしていないのに勝手に体重が10キロ落ちたのです!
これには本当にビックリしました。
日本の食生活は健康だ!
この時、僕はいかに日本の食生活、食環境が健康的かということを思い知りました。
先ごろ、和食が世界遺産になりましたが、
その推薦理由の4つあるうちの1つが「栄養のバランスに優れている」点だったそうです。
「食が欧米化している」と言いますが、本物の欧米はこんなもんじゃないです。
日本の食生活は本当に健康面からも恵まれています。
僕たちのご先祖さまが培ってきた和の食文化を改めて見直していきたいですね。