書評 | 管理栄養士 圓尾和紀の「カラダヨロコブログ」 - Part 4( 4 )

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書評「食べない人たち」 秋山佳胤、森美智代、山田鷹夫 共著
僕は仕事でファスティングの指導をしているのですが、よく他の栄養士の方から「断食なんかで健康になれるの?」と懐疑的な目で見られます。 ただ、そういう人もセミナーに来て話を聞いてもらうと、考えがガラッと変わり「ファスティングっておもしろいですね!」と目を輝かせます。これはファスティングがきちんとした科学的な説明がつくからで...
書評 「新農薬ネオニコチノイドが日本を脅かす」 水野玲子
  「ネオニコチノイド」 その言葉を初めて聞いたのは、2年ほど前になんとなく参加した、とあるハチミツのイベントでのことでした。   「農薬によってミツバチが大量死している」 最初その話を聞いた時は、「まあ害虫を殺すための農薬だから多少は死ぬんだろうな」と思っていたのですが、その養蜂家の話を聞くに連れ...
書評 「不自然な食べものはいらない」 内海聡・野口勲・岡本よりたか
なぜ現代にはこれほど病気や体・心の不調を訴える人が多いのか。 「食生活の変化が大きな原因だ」というのはよく言われていますが、では具体的にどういった変化が問題かと聞くと「カロリー(糖質)のとり過ぎ」「ビタミン、ミネラルなどの不足」といった答えが返ってきます。 より詳しく勉強している人だと、それに加えて「食品添加物」や「ト...
書評 「小麦は食べるな!」 ウィリアム・デイビス(白澤卓二[訳])
  すっかり糖質制限という考え方が広まり、糖質は悪者扱いされるようになりました。 この本も、一見するとそういう糖質制限の食事に関する本に見えますが、そうではありません。 本書は糖質の中でも「小麦」に焦点を当て、いかに小麦が体に悪いかという一点について書かれた一冊です。   著者はアメリカの医師のウィ...
書評 「1年で20キロやせた私が見つけた 月1断食ダイエット」 尾山奈央
空前のファスティング(断食)ブームで、ファスティングに関する本も多く出版されています。 しかし、今回紹介する本は数あるファスティングの中でも(おそらく)オンリーワンの稀有な存在、「ファスティングの指導者」ではなく、「ファスティングを実践してみた」人が書いたエッセイ風の本です。   ファスティングを実践しようと...
書評「心療内科に行く前に食事を変えなさい」姫野友美
「眠れない」「食欲がない」「一日中気分が落ち込んでいる」「何をやっても楽しめない」 そういった状態が続くうつ病。厚生労働省によると、日本人の100人に3〜7人はこれまでにうつ病を経験したことがあり、さらに近年うつ病の患者は急増しているとのデータがあります。 自覚していない人も多く、気がついた時には「会社に行きたくない」...

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