【写真あり】栄養士が行ってきた!日本初上陸 麻布十番にフランスのオーガニックスーパー「ビオセボン」が開店
こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。
(初めてのかたは、こちらからどうぞ)
麻布十番にフランスのオーガニックスーパー「ビオセボン」が日本初上陸し、今日開店しました。
僕の家から歩いて五分という超近所で、開店を今か今かと待ちわびていました。
今日早速行ってきたので、お店の様子を報告してみます。
(※お店に許可をいただき、写真を撮らせていただいています)
日本初上陸!麻布十番にフランスのオーガニックスーパー「ビオセボン」が開店 早速行ってきた
「ビオセボン」ってどんなお店?
「ビオセボン(公式ホームページ)」は、フランスのオーガニックスーパーで、パリを中心に世界中に100店舗を展開しています。
一口に”オーガニック”といってもいろいろありますが、
たとえば有機農業の占める割合は日本がわずか0.2%なのに対して、フランスでは4%と実に二十倍(2011年時点)。
フランスという国は非常にオーガニックに対しての理解と普及が進んでいる、まさにオーガニック先進国なのです。
日本でも東京の街を歩けば、オーガニックの食品を扱った食料品店はありますが、
これを誰もが入りやすいスーパーで、しかも麻布十番のど真ん中に開店させたというのは非常に意義のあることです。
開店初日に行ってきました!
そんなビオのスーパーができるということで、前から首をなが〜くして待っていました。
そしていよいよ開店初日!開店一時間後に早速覗いてきました。
平日の昼間にも関わらず、お店の周りは人だかりができるほどの盛り上がりを見せていました。
お店の前には企業や芸能人からのお花が並びます。報道陣も多く詰めかけていました。
ちなみに、隣には「picard(ピカール)」というこれまたフランスの冷凍食品専門店も同時にオープンしています。
ビオセボンのここがスゴい!!
所狭しと並ぶオーガニック、オーガニック、またオーガニック
お店に入ってまず出迎えてくれたのは、鮮やかな赤の野菜たち。
これら、すべて有機農法によって作られた野菜です。
大きさがバラバラで個性豊かなのも有機栽培ならでは。
どれも同じ姿形をしている見慣れた野菜は、農薬や化学肥料を使うからこそできるものだということを目で学ぶことができます。
これは日本ならでは!
各種古代米や有機米を使った水飴などが売られていました。
さすがはフランスのお店。
ワインも豊富な品ぞろえです。
納豆もすべて有機大豆から作られたもの!
このあたりでテンション上がりきって倒れそうになりました笑。
インスタント食品の原材料にいたるまで有機で作られたもの。
こだわりがハンパない……。
店員さんと会話をしながら、野菜は量り売りも
なんと、一部の野菜では量り売りがされていました。
先ほども書いたように、有機栽培(つまり自然の環境)ではなかなか同じような大きさに育つことはありません。
だからこそ、パックに詰めて同じ値段で売ることは土台無理な話なのです。
ここでは必要な分を取り、自分の好きな重量当たりで購入することができます。
野菜売り場にいると「これは僕がつくった野菜たちです!」という声が。
なんと、農家さんが直々に売り場に立って野菜を説明しながら販売されていました。
僕も少しお話をさせていただきましたが、千葉で十六代続く農家さん「柴海農園」の代表の柴海さんがいらしていました。
よく野菜に名前や顔写真のシールが貼ってあって「生産者の顔が見える」というのをやっているところがありますが、
直接会って美味しい食べ方を聞けるというのはなんとも特別な価値じゃないですか。
野菜だけじゃない!肉や魚まで自然なものを取り揃えている
スゴいのは野菜や加工品だけではありません。
肉も、自然的なものを揃えてありました。
表示には「抗生物質や合成抗菌剤、遺伝子組み換え飼料を使用せずに育てました」とあります。
日本では肉の品種や産地の表示はあれど、このように抗生物質やエサに関する表示はまだまだ一般的ではありません。
しかし、僕たちの健康と地球環境を考えるならば、それよりも重要なのは「どのような環境で育てられたか」であるはず。
ここでは野菜だけでなく、肉や卵も安心して購入することができるのです。
まとめ
ということで、あまりに興奮冷めやらぬまま、早速ブログ記事を書いてみました。
これが今回の戦利品たち。
買い物袋も、ビニールではなく、紙袋です。
残念ながら、日本ではオーガニックなどの認知度はある程度あるのですが、理解が浅く、日常に普及するには遠く及んでいない状況です。
しかし、今回のこのスーパーの開店がそんな旧態依然とした日本の現状に一石を投じ、
良い影響の輪を広げていく第一歩になるような、そんな息吹を感じています。
食に感心のある方なら、きっと楽しめるお店になっていますので、ぜひ週末にでも行かれてみてはどうでしょうか。