売切れ続出!今大注目のスーパーフード「タイガーナッツ」とは
こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。
(はじめての方は、こちらからどうぞ)
チアシード、キヌア、ココナッツなど、ここ最近「スーパーフード」と呼ばれる栄養価の高い食材が人気です。
そんなスーパーフードの中で、販売店ではお一人様一つまでという制限がかかるほど大注目なのが、タイガーナッツです。
今回は、すでにアメリカのセレブでは愛用者が多く、
日本でも健康志向の最先端にいる人たちの間で話題なタイガーナッツについてご紹介したいと思います。
今大注目のスーパーフード「タイガーナッツ」とは
タイガーナッツとは何者?
タイガーナッツとは、名前こそナッツとついているものの、実は「カヤツリグサ」という植物にできる野菜の仲間です。
といってもご覧のように、見た目はナッツにしか見えません笑。
皮付きと皮なしがありますが、写真は皮なしの方です。
食感はドライレーズンをもっと硬くしたような感じで、
ナッツほど噛みごたえはなく、味はほのかな甘味が感じられ、クセになる味です。
どこで食べられているの?
もともとはアフリカ原産と言われており、
何と二百万年前から古代エジプト人に食されていたそうです。
現在ではスペインで広く親しまれています。
スペインでは、ひと晩水につけたタイガーナッツをミキサーにかけ、
こしたココナッツミルクのような飲み物が「オルチャータ」という名前で飲まれているようです。
タイガーナッツのココがスゴい!
三分の一が食物繊維でできている
タイガーナッツの栄養素でまず注目すべきは食物繊維の量です。
100g中に含まれる食物繊維の量は33gで、なんと1/3が食物繊維です。
これはアーモンドの約三倍。
手のひら一杯分のタイガーナッツを食べれば、手のひら三杯分のアーモンドの食物繊維の量に匹敵します。
食物繊維は多くの日本人が不足している栄養素の一つで、
これを補ってあげることで腸内環境が整い、体を内側から綺麗にしてくれたり、便秘の予防になります。
抗酸化ビタミンのビタミンEも豊富
さらには、タイガーナッツにはビタミンEも多く含まれています。
ビタミンEは若返りのビタミンと呼ばれ、老化の原因となる活性酸素を除去してくれる作用が。
さらには、血行を促進してくれる働きもあり、
肌の細胞のすみずみまで栄養を届けてくれて、美を手助けしてくれます。
糖質は糖質でも、難消化性デンプン
タイガーナッツは分類上ナッツではないため、ナッツ類に比べて糖質が多め。
しかし、タイガーナッツに含まれる糖質はほとんどが難消化性デンプンと呼ばれるもので、
これは食物繊維と同じような性質を持っており、エネルギーに変わりにくかったり、血糖値の上昇を抑えてくれます。
なので、むしろダイエットには嬉しい成分です。
代謝をアップさせるミネラル類もたっぷり
さらには、タイガーナッツにはマグネシウムやカルシウム、カリウムなどの
食事だけでは不足しやすいミネラル類もギュッと詰まっています。
特にマグネシウムは体内で300以上の代謝過程に関わる栄養素なので、
これをしっかりとることにより代謝をアップさせることにつながります。
どうやって食べれば良い?
タイガーナッツはナッツと同じように持ち運びしやすく、保存が効く食べものなので、おやつ感覚で食べられます。
食前に食べれば食事による血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
また、食事にとりいれるのもオススメで、
サラダのトッピングとして食感や風味も楽しむことができます。
その際は、豆腐やミックスビーンズなどと組み合わせると、
糖質の代謝に関わるビタミンB1を摂取でき、さらにダイエット効果が期待できます。
また、スムージーに入れる場合は、こさないで、実ごと飲むことで食物繊維も無駄なく取り込むことができますよ。
食べる時の注意点は?
タイガーナッツに含まれる食物繊維は不溶性食物繊維がほとんどなので、とりすぎると逆に便秘を起こすことも。
いくら栄養素が豊富だからといって食べすぎないようにしましょう。
また、不溶性食物繊維は腸で水を吸って膨張するという特性があるため、
水分を同時に補給するのをお忘れずに。
せっかく噛みごたえのある食べものなので、
よ〜く噛んで顎を使うことでもダイエット効果が増しますよ。
タイガーナッツはどこで買えるの?
まだ一般的なスーパーではあまり見かけませんが、
健康食品を扱っているスーパーや成城石井などの高級スーパーでは取り扱いがあります。
後は、インターネット通販ですと手軽に手に入るのでオススメ。
これからテレビや雑誌などで取り上げられる機会も増えて、
芸能人も愛用する人が増えているようなので、品薄になる可能性も。
まだ手に入りやすい状況ですので、今のうちに購入しておいた方が良いかもしれません。
いかがだったでしょうか。
世界にはまだまだ日本人が知らない健康食材が隠されているのですね。
こういった食品もとりいれていくと、普段何気なくとっている間食の質を上げることにもつながりますね。