「ファスティングはリバウンドしないダイエット法」 三十代男性
こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。
絶賛ファスティング中で、今日が三日目。
今、カフェでカモミールティーを飲んでいます。
いつもより味覚も嗅覚も研ぎ澄まされているので、香りがとても味わい深く、気持ちが落ち着きます。
さて、今回も前回に引き続き、ファスティングのお客さんの結果と声をご紹介します。
たまに「ファスティングは痩せるけどリバウンドする」という意見を聞きますが、
正しく行えば決してそんなことはありません。
今回はそのことがよくわかる実例です。
ファスティングはリバウンドしないダイエット法
三十代前半、メタボ気味
今回のお客さんは、三十代前半の男性で、学生時代は激しい運動部に入っていたため、
たくさん食べてもその分動いて消費するということで、太っていなかったそうです。
しかし、社会人になり営業の仕事に就いて忙しく仕事をしたり、付き合いで飲みに行く機会も増えました。
と同時に運動する機会は激減。
このコンボで体重が増えてしまったという方です。
しかも、後で知ったのですが血圧も高く、高血圧の領域。
このままいくとほぼ間違いなく生活習慣病を発祥してしまうというような方でした。
三日間のファスティングを実践
その方に、三日間のファスティングを実践していただきました。
初めてのファスティングでしたが、特に問題もなく終えられました。
そしてこのファスティングだけで体重は五キロも減少されています。
これもスゴかったのですが、さらに驚きはこの後です。
次の体重のグラフをご覧ください。
ファスティングを行ったのが、2015年の4月。
その後、リバウンドするどころか、みるみる体重は減り続け、
83kgあった体重は、71kgまで落ちています。
一体これは何が起きたのでしょうか。
ファスティング後の食習慣が自然に改善される
僕がファスティングが食育につながると考えている理由がまさにここで、
ファスティングをすると、その後の食生活が自然と良い具合に変わる方が多いのです。
インスタントラーメンが好きだった方が食べなくなったり、甘いものに目がなかった方がやめられたり、
これが”自然に”できるということが重要で、我慢しているわけではないのですね。
ただ、身体が自然にそういったものを選ばなくなる。
より、身体に良いものを必要な分だけ取り入れようとする。
そんな、身体の正常な感覚を取り戻すことができるのです。
ですので、今回ご紹介している男性も、ファスティングをきっかけにしてその後の食生活を自分で改善し、
さらに体重を減らし続けることができたのです。
忘れたら、またやればいい
今回このお客さんから、こんな連絡をいただきました。
そうなんです。人間生きていると、ついつい食生活が逆戻りしたり、乱れたりすることってあるんです。
でも、それでいいんです。
またそのタイミングでファスティングをすれば、増えた体重も戻りますし、何よりまた改めて食生活を見直す機会を持つことができます。
つまり、ある程度普段の食生活を整えながら、定期的にファスティングを続けることによって、一生肥満や生活習慣とは無縁の”健康イキイキライフ”を送ることが可能になるのです。
ちなみに、この方、ファスティング後の血圧も正常値まで下がっています。
こう言ってはなんですが、あのままでしたらほぼ確実にメタボになっていたでしょう。
そんな方の人生を救う手助けができたのかと思うと、ファスティングという健康法を伝えることに非常に意義を感じます。
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