これぞ本物の醤油!管理栄養士圓尾が厳選したオススメ醤油をご紹介
これまで数回に渡り、日本の代表的な調味料「醤油」に関してまとめてきました。
【 参考 】
※ あなたの家の醤油はどっち?醤油の原料は丸大豆と脱脂加工大豆の二種類
※ 薄口醤油は、色が薄いが塩分は濃い 醤油の種類別特徴を解説
※ 薄口醤油を作ったのは兵庫県龍野の圓尾(まるお)さんだった?!
醤油シリーズ最後の今回は、これまでの内容をふまえた上で、良質な原料、伝統的な製法を大事に守り続けて作られた、まがいものでない本物の醤油のオススメをご紹介したいと思います。
今回紹介する二つは僕も普段から使っている醤油です。
今後またお気に入りが増えたら、随時更新していきたいと思います。
これぞ本物の醤油!厳選オススメ醤油
醤油発祥の地、和歌山で作られる三ツ星醤油
三ツ星醤油は、前回の記事でもお話した醤油発祥の地、和歌山で作られている醤油です。
創業は元禄時代という老舗で、原料の大豆と小麦は北海道産と国産にこだわり、塩もミネラル豊富な天日塩を使用。
こちらの記事でも書いた通り、現在、日本で生産されている醤油の中で国産の丸大豆を使っているのはわずか2.4%です。
さらに、こちらの蔵では大豆を煮る時に薪を使っています。
麹造りも手作り、もちろん桶や樽も木製で、昔ながらの手間がかかる製法を守り続けているメーカーです。
口に含んだ時に鼻腔に広がる芳醇な香り、まろやかな旨味と甘味は一口味わえばその違いがわかるはず。
温度管理を一切せずに自然に任せた製法 滋賀の丸中醤油
こちらも三ツ星醤油に負けず劣らず、昔ながらの職人による製法にこだわっています。
二百余年続く古式製法で、温度管理を一切せずに自然に任せて熟成させていきます。
醸造蔵は長年使い込んでいるため、蔵の天井、壁、床、そして樽や桶には醤油の熟成に欠かせない微生物が棲みついています。
施設は国登録有形文化財にも指定。
地産地消を心がけ、大豆は滋賀のもの、小麦は愛知のものを使っています。
個性的な味というよりかは、味、風味、香りすべてにおいて優れており、調理用でもかけ、つけ用にも最適です。
手に入れたら、まずは家にある大量生産の醤油と味比べをしてみてください。
違いは一目瞭然。
まとめ
低コスト、生産の効率化で昔ながらの風味豊かで栄養もある本物の醤油は減少の一途をたどっています。
しかし、本物は余計なものを一切使わずに手間をかけて、体にやさしく、かつ美味しい一級品です。
調味料は少しぐらい値が張ってもすぐになくなるものではないので、有機野菜や質の良い卵、肉は高くてなかなか手が出ないという方はまず調味料から入れ替えることをオススメします。
味覚も改善されて、いいことづくめなこと請け合いです。
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