食育としてのファスティング? 予防医療につながる理由とは
こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。
(はじめての方はこちらからどうぞ)
「ファスティング」というと、まだまだ”ダイエット法“、つまり痩せるための健康法というイメージが強いですが、
僕は痩せる人を増やしたくてファスティングの活動をしているわけではありません。
ではファスティングのどこに魅力を感じているかというと、
ズバリ食育につながると考えているからです。
僕が所属している協会、”分子整合医学美容食育協会“にも「食育」の二文字が入っています。
(参考:ファスティングマイスター資格とは?)
食育とは、食べることの教育。
つまり、体と心の健康に直結する”食”を正しく選択できる力と術のことです。
今回はファスティングがどう食育につながるというお話をしたいと思います。
食育としてのファスティングとは
1.味覚が正常化される
ファスティングを体験すると、味覚の変化を実感する人が多くいます。
たとえば、それまでカップラーメンを常食していた人が、
ファスティングを経てパタリとカップラーメンを食べなくなったり、脂っこいものを選ばなくなったりします。
(参考:実際にファスティングした方の感想)
実際、僕も昔は甘いものが大好きで、メロンパンを週に3回以上食べていたこともありますが、
今では最後に食べたのがいつだったか覚えてないぐらいです。
ファスティングをすると、体のすべての細胞の新陳代謝が活性化されますが、
中でも味を感じる舌の上の味蕾細胞はターンオーバーが早く、ファスティングを終える頃には新品同様に。
味覚を伝える神経細胞もリニューアルされ、感覚が鋭くなって体の声が聞こえるようになり、
本当に体が必要としているものがわかるようになります。
2.自分の体は自分で変えられるということがわかる
ファスティングをすると、体に短期間で劇的な変化が現れます。
(参考:ファスティング後の筋トレでビックリするほど筋肉が増えた話)
前述のように食べ物の好みが変わったり、体脂肪が落ちてウエストが細くなったり、頭脳が研ぎ澄まされたり。
中には長年悩んでいた偏頭痛や便秘、生理痛、不妊、アレルギーといったさまざまな不調が解消される方もいらっしゃいます。
これにより、薬などの”外部の何か”に頼ることなく、
自分の体の力で自分を変えられるということがハッキリと実感します。
3.健康に関する知識の幅が広がる
ファスティングをすることにより、より幅広い健康の情報が入ってくるようになります。
僕のファスティングセミナーでも、なぜファスティングをする必要があるのか、
それはデトックスであって、普段の生活の中でこれだけの種類の体にとって良くないものが入ってきているということをまず伝えています。
(参考:よくあるファスティングの5つの勘違い)
ファーストフードがなぜ体に良くないのか、添加物とどう付き合えばいいのか、農薬の使用状況がどうなっているのか。
前はそれほど気にしていなかったそういったことも知ることにより、意識し、そして自衛することができるようになります。
まとめ
食育も予防医療も「やるべき」という認識を持っている人は多いのですが、
実際にやる人は少なく、その結果が今の日本の健康状態を形作っています。
食事は毎日の習慣なので、なかなかきっかけがないと見直すのが難しいですが、
ファスティングはそのきっかけになることができるのです。
ファスティングマイスター麻布支部では、仲間を募集しています
僕は、一般社団法人 分子整合医学美容食育協会発行のファスティングマイスター、麻布支部の支部長をしております。
麻布支部では、
ともにファスティングを軸にして食育活動、予防医療の普及をやっていきたいという仲間を募集しています。
志をもった方は、ぜひ力を合わせて活動してきましょう。
資格取得後のフォローアップも行っております。
ご興味ある方は、こちらのページに詳細の情報を掲載しておりますので、ご覧くださいませ。
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