いま食べたい旬のれんこんについて どんな栄養が入っててどう役に立つ?

さあ、暦の上ではすでに冬を迎え

外の空気もだんだんと秋から冬へと様子を変えつつあります。

 

今回の記事で取り上げたいのがこの時期に旬を迎えるれんこんです。

あの独特の出で立ちと他にないシャリシャリした食感。

僕も大好きな野菜の一つです。

今回はそんなれんこんの特徴をご紹介したいと思います。

 

れんこんは平安時代から食べられてきた

れんこんと日本人の歴史は長く、すでに平安時代には食用にされていたといいますから

その付き合いは軽く1000年以上続いているようです。

 

しかし、いま私たちが日常にするれんこんは明治時代に中国から新しく入ってきた品種なので別物です。

ただ、いまでも在来種のれんこんが残っているので、もし見かけたらぜひ食べてみてください。

(僕も以前綿内れんこんという在来種を食べたことがあります)

 

れんこんは蓮の地下茎

れんこんは蓮(はす)の地下に伸びた茎が肥大化したものです。

wikipediaより引用)

蓮といえば、よくお釈迦様が描かれている絵にも登場しているこの植物ですね。

 

この蓮は普通の土の地面ではなく、沼のようなところに育つので

れんこんもその沼の泥の中に埋まっています。

 

なので収穫するのもかなり大変そうです。

 

れんこんには穴が空いていますが、あれは地下にまで空気を通すための穴です。

先が見通せる」ということで縁起物としてもよく用いられています。

 

れんこんの栄養

食物繊維

れんこんには食物繊維(主に不溶性)が豊富で

便秘の予防や腸内環境を健康に保つことに役立ちます。

 

ミネラル

突出して多いわけではありませんが

れんこんにはマグネシウム、カルシウム、鉄分などのミネラルも含まれています。

このあたりは不足しやすいミネラルですので、補給できるのは嬉しいですね。

 

ビタミンC

意外と多いのがこのビタミンC.

一節で一日に必要なビタミンCの約半分がとれます。

 

しかも嬉しいのがビタミンCは熱に弱いのですが

れんこんの場合はでんぷん質が覆ってくれているため、熱に強いという特徴を持っています。

 

免疫力を上げて風邪予防にもなり、美肌にも役立つビタミンCを効率よくとることができます。

 

ムチン

れんこんは少し粘り気がありますが、あれはムチンという成分です。

この成分は粘膜を保護する働きがあり、胃腸を健康に保つ効果があるとされています。

 

タンニン

れんこんを切って放置すると黒変色してきますが

それはこのタンニンという成分(ポリフェノールの一種)が酵素によって酸化することで起こります。

 

これを防ぐためには切ったら水につけること。

そうすると酵素の働きが遮断されるので変色が抑えられます。

さらにここに酢を少し加えると、酸性になると白くなるというタンニンの特性により綺麗な白色になります。

 

タンニンは抗酸化作用を持っており、生活習慣病予防や美容に役立ちます。

 

まずはそのままを味わってみて

このれんこんの美味しい食べ方はいろいろありますが

良いれんこんが手に入ったらぜひそのまま蒸して食べてみてください。

皮もそのまま食べられます。

少し塩をつけて食べるだけでホクホクとしていてれんこんの美味しさが味わえますよ。

 

まとめ

ということで今回はれんこんについてご紹介しました。

 

風邪が流行りやすく、ついて食べ過ぎ・飲み過ぎになりがちなこれからの時期の強い味方になってくれる野菜です。

ぜひ、いろんな食べ方で楽しんでみてください。

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