ファスティングマイスターが「ファスティングしたほうが良い理由」を小学生でもわかるように一言で語ってみるよ。

こんにちは。

管理栄養士の圓尾(まるお)です。

初めての方は、こちらからどうぞ

 

管理栄養士と同時に

ファスティングマイスターもやってます。

 

さて、今回はタイトルの通り

シンプルな話題です。

 

なぜファスティングしたほうがいいのか

 

この疑問について、

学生でもわかるぐらい簡単に考えてみたいと思います。

 

 

ファスティングマイスターが「ファスティングしたほうが良い理由」を小学生でもわかるように一言で語ってみるよ。

これは全然難しく考える必要はありません

 

ちょっと人類の歴史を考えてみましょう。

 

人類が誕生したのが200万年ほど前と言われています。

 

そこから進化を遂げ、

我々の種族“ヒト”が誕生したのが約20万年前です。

 

で、これがどういう歴史だったかというと

常に飢餓との戦いでした。

 

昔は農耕がありませんから、

ひたすら狩りと採集です。

 

いわばその日暮らし。

 

一日三食、毎回お腹いっぱい食べられるなんてありえないことです。

 

逆に何らかの原因で食べものが手に入らないことが続くと

餓死してしまいます。

 

おそらくその厳しい環境の中で

大勢のヒトが命を落としていったでしょう。

 

その中で生き残って次世代に子孫を残せたのは

飢餓にも打ち勝つ強い遺伝子を持ったもののみでした。

 

それがだいたい1万年前にようやく農業が始まります。

 

これによって計画的に安定的に食べものが作れるようになり、

ヒトの文明は発達していくのです。

 

 

しかし、とはいっても

収穫量は自然環境に大きく左右されますし、

 

常にお腹いっぱい食べられるような状態では決してありませんでした

 

日本においても江戸時代を通して

大規模な飢饉が発生しているのは皆さんご存知の通りです。

 

その後、明治、大正、昭和と時代は移っていきますが、

 

一日三食、いつでもどこでもなんでも食べられるようになったのは

ここ40〜50年ほどでしょう。

 

さて、ここで先ほどの人類の歴史を思い出してみてください。

 

人類の歴史で考えると、ヒトがお腹を空かせなくなったのは

2,000,000年分の50年です。

 

割合にすると0.0025%.

 

ヒトの歴史で考えても、

200,000年分の50年で0.025%です。

 

つまりどういうことかというと、

ヒトは誕生してから99.9%以上もの期間を

空腹と二人三脚で生きてきたわけです。

 

つまり、自然とファスティングしてきたわけです。

 

 

ヒトの体は、ファスティングがあること前提で作られています。

 

 

たとえば、飢餓状態になって血糖値が下がってきたとき、

血糖値を上げるためのホルモンはいくつかありますが、

 

お腹いっぱい食べて血糖値を下げるためのホルモンは

インスリンというたった一種類しかありません

 

(この一種類に問題があると糖尿病になります。

だからいまこれだけ増えているのです)

 

それだけ出番が少なかったから必要なかったわけです。

 

 

これと同じように、

人間の体の他の機能もファスティングをすることが前提に設計されています。

 

たとえば二年前にノーベル賞を受賞した「オートファジー」という現象も、

 

どうせファスティングするんだから、

そのときに細胞の中のゴミを掃除すりゃいいじゃん

 

というように設計されているようにも思えます。

 

 

なのにここ50年ほどで突然ヒトがファスティングをやめてしまったため、

 

その掃除が追いつかずに細胞の中にゴミが溜まってしまっているのです。

 

 

たとえば車だってそうです。

 

ありえないことですがドライバーが不眠不休で運転し続け、

燃料もノンストップで補給し続けて何日も走り続ければ

 

そのうちオーバーヒートして走れなくなってしまいます。

 

これはある程度休み休み運転することが前提で車が作られているからです。

 

 

これと同じで人間の体も

ときどき空腹状態を体験することが前提で作られているのです。

 

 

以上を考えると、ファスティングすることがいかにヒトにとって自然なことか、

 

裏を返すと、ファスティングしないことがいかに不自然なこと

というのが理解できるかと思います。

 

 

ファスティングすると胃腸が弱るとか

 

ファスティングするとその後の吸収が良くなってリバウンドするとか、

 

そういう次元の話ではないのですね。

 

このように物事の本質というのは

なるべく引いて全体を大きく大局で捉えることで

見えてきます

 

 

特に現代人の病気、心身の不調は

だいたいが余計なものを食べ過ぎなことから起きています

 

ファスティングはそんな現代人を救う

まさに救世主とも言える健康法なのです。

 

もちろん、こういったヒトの歴史からの観点だけでなく、

科学的に考えてもファスティングは健康にとって良いものですので、

 

詳しく学びたい方はぜひ講座などに来ていただければと思います。

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