【和ごはん研究所】肉じゃがは何で味付けするのが一番美味しい?
こんにちは。
管理栄養士の圓尾(まるお)です。
という記事を書きましたが、
今回はその第二弾。
名付けて、
「和ごはん研究所」。
肉じゃがを三つの方法で作って比べてみました!
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【和ごはん研究所】肉じゃがは何で味付けするのが一番美味しい?
今回作ってみた肉じゃがは、以下の三つです。
い: 出汁、みりん、砂糖
一番手間のかかる贅沢な作り方です。
出汁で煮込み、
甘味をみりんと砂糖でつけたもの。
ろ: 水、みりん、砂糖
出汁を使わず、水で煮たもの。
甘味付けはみりんと砂糖を使用。
は: 水、砂糖
一番簡素な作り方です。
水で煮込み、甘味付けは砂糖のみです。
基本の作り方
レシピというほどでもないですが、
基本の肉じゃがの作り方を紹介します。
材料(ふたりぶん)
・牛こま切れ肉 100g
・にんじん 1本
・じゃがいも ふたつ
・玉ねぎ 1/2こ
・糸こんにゃく 100g
・絹さや 8本
・出汁(水) 1カップ
・醤油 大さじ2
・みりん 大さじ2
・砂糖 大さじ1
作り方
1、野菜を切る。
2、鍋に油をひき、肉と玉ねぎ、にんじんとじゃがいもと糸こんにゃくの順で入れて軽く炒める。
3、出汁(水)と調味料を入れ、塩で味を整えたら落し蓋をして10分ほど煮込む。
4、じゃがいもに竹串がスッと通ったら頃合いです。
最後に絹さやを加えて火が通ったら出来上がり。
三種類並べると、こんな感じに。
実食!
それでは、一種類ずつ食べていきましょう。
は: 「水、砂糖」
まずは一番シンプルな
「は」の「水、砂糖」。
あ、ヤバい。普通にうまい……。
じゃがいもを「インカのめざめ」という品種を使ってみたのですが、
適度にねっとりしていて甘くて最高でした。
この時点では
「あれ、これ普通に水と砂糖だけでうまいんじゃないか」
と思っていました。
ろ: 「水、みりん、砂糖」
次に、
「ろ」の「水、みりん、砂糖」です。
あ、あふっ!これは……
さっきのより全然うまい!!
みりんが超良い仕事してます。
砂糖だけものに比べて、
味に深みとコクが加わります。
やりよるなあ、本みりん。
い: 「出汁、みりん、砂糖」
さあ、いよいよ真打ちの登場です。
一番手間のかかった出汁を使った肉じゃが。
一口食べて思ったのは
「あ……、これなんか給食を思い出す……」。
今回はいりこ出汁を使ったのですが、
その風味が小学校の時に食べた給食を思い出させました。
うん、美味しい。
美味しいけど、これは「水、みりん、砂糖」と好みが分かれそう。
なんというか、
出汁を使ったほうが口当たりが優しく
味の角がとれる感じです。
個人的には「水、みりん、砂糖」の組み合わせが好き
どれも美味しかったですが、
個人的には「ろ」の「水、みりん、砂糖」の組み合わせが好きです。
砂糖だけのものより味に広がりが出るし、
出汁を使うよりも甘辛さが前面に出て僕は好きです。
肉じゃが一つとっても
レシピはたくさん存在し、
どれが正解で間違いということもありませんが、
最終的には自分の好みですね。
このように作り比べてみると
自分の好みがハッキリしておもしろいです。
「和ごはん研究所」では
引き続き、和ごはんの研究を進めてまいります!
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