着てみると世界が変わる!着物でいざ初詣へ行こう
こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。
(初めてのかたは、こちらからどうぞ)
普段着着物生活を初めて、早一年弱。
現在、連続二百八十六日間、毎日何かしら着物を着て生活をしています。
今ではすっかり慣れてしまい、洋服を着ると落ち着かないぐらいになりましたが、
そんな僕が初めて着物を着る経験をしたのが、去年の初詣です。
今年も残りあとわずかになってきました。
来年の初詣で着物デビューしてみませんか?
そのためには今からの準備が肝心!
ということで今回は、初詣着物のススメを書いていきたいと思います。
着てみるとわかります!着物でいざ初詣へ
浴衣ではなく、着物を着たことがありますか?
ここ数年、男性でも夏に浴衣を着て出歩く人が急増しています。
しかし、浴衣を着て着物を着た気になっていてはもったいないです。
僕も浴衣は夏祭りなどで着たことがありました。
それでも、初詣で着物を着て歩いた時の感覚は全く違いました。
きちんと襦袢を着て、羽織を羽織って羽織紐を締め、足袋を履いて草履を履く。
それで参道の玉砂利を歩く時の感覚といったら、産まれて初めて味わう何とも言えない感動がありました。
浴衣と着物は、形は同じでも似て非なるもの。
初詣は着物デビューにはこれ以上ないほど最適な時期です。
最初に訪れる障壁の超え方
僕は思うのですが、
なんとなく「着物っていいかも…」とぼんやり思っている男性は割りと多いのではないかと思います。
しかし、ここから実際に着物を買って着るとなると、途端に壁が立ちはだかります。
「どこでどうやって買うんだろう?」
「そもそも、何が必要なの?」
「どうやって着ればいいの?」
と、頭の中はハテナだらけです。
これらの疑問について、僕なりの意見を書いてみたいと思います。
どこで買えるの?問題
女性の場合は祖母や母のおさがりという必殺技があるのですが、
男性の場合はなかなかそうもいかず、自分で購入する必要があるかと思います。
最初の選択肢は二つです。
一、新しい着物を仕立てる
ニ、中古品を買う
一、新しい着物を仕立てる
呉服屋さんに行き、反物(生地を巻いたもの)からあつらえる方法です。
イメージとしては、オーダーメイドスーツの感覚。
値段もオーダーメイドスーツと同じ感覚で、
長着(いわゆる着物)とその上から羽織る羽織一式で十万円以上はします。
着物はちゃんと手入れすれば、一生着られます(腰回りの制限もありませんし)ので、
思い切ってあつらえるのもありだと思います。
僕もオススメのお店は、月島にあるアッパースさん(着物のサイジングが抜群なのと店長の着こなしがカッコ良い!)や、
神田にあるY&SONS(伝統を守りつつも現代的な着物)、
ちょっと攻めたければ、六本木のJOTARO SAITO(ファッションショーにも出展するぐらい斬新)あたりです。
やはり、お仕立ての着物は自分の身体にピッタリ合って、着ていて心地良さは最高!ですが、
正直、最初はその良さがわからない可能性があります。
また、これからどれぐらいの頻度で着物を着るかもわからないし、
とりあえず着物を着てみたいだけという人は、ニの中古品をオススメします。
ニ、中古品を買う
いわゆる、古着です。
これだと、かなり安く、中には数千円で売っているものもあったりします。
難点としては、寸法が全体的に小さいものが多い(昔の人はもっと身長が低かったので)ので、
だいたい170cmぐらいから探すのが難しくなる印象です(でも、探せば見つかります)。
お店は、都内近郊にお住まいの方は、迷わず浅草の「ちどり屋」さんへどうぞ。
男性専門店で、品揃えは随一です。
あとは、チェーン展開している「たんす屋」さんなど。
ただ、女性物が多くて男性物は数が少ない可能性があります。
新宿や浅草などはわりと男性物も多い印象です。
ちなみに、僕が最初に買った着物は、たんす屋さんで、
新品の既製品を購入しました。
新品の既製品とは、洋服と同じように同じ大きさで大量生産している着物のことです。
新品にこだわりたいという人は、これもありですね。
何が必要なの?
これに関しては、過去に書いた記事がありますので、こちらをご参照ください。
(タイトルには一週間と書いていますが、その後更新済みです)
どうやって買えばいいの?
一番良いのは、着物に詳しい友人・知人に付き合ってもらうことです。
「ちょっとごはんご馳走するからさ」というノリで付いてきてもらいましょう。
一人で行く場合は、店員さんに相談しましょう。
「初詣で着物を着たいと思っていて、一式揃えたいんですけど」と言えば良いです。
ただ、できれば事前に少し着物について予習しておくことを強くオススメします。
まったく知識がないと、店員さんの言われるがままです。
前もって少しでも勉強しておくと、自分でも判断ができます。
こちらのブログにも着物に関する記事がありますし、本を一冊読めばだいたいのことはわかります。
僕が読んだ本の中でオススメはこのあたり。
どうやって着るの?
男性諸君、おめでとうございます。
着物の着方は女性と男性で異なりますが、
男性の方が格段に、かっくだんに着るのが楽だし、着てからも楽です。
(なのに、なんでもっと男性が着物着ないの?(心の声))
着方は一度覚えれば本当に簡単です。
ただ、最初覚える時はなかなか写真や本だけでは苦労するでしょう。
一番良いのは、着られる人に直接教えてもらうことですが、
次点としては、動画で学ぶことがあります。
僕もYoutubeにいくつか着方の動画をあげていますので、
良かったらご参考にどうぞ。
まとめ
ということで、初詣着物デビューのススメをお送りしました。
まあとにもかくにも、まず着てみないことには良さはわかりません。
一年の始まりである特別な時期、お正月。
そんな大切な日を、着物で過ごしているなんて、ちょっぴりワクワクしてきませんか?
男性が浴衣でなく着物デビューできる機会はそうそうありません。
この記事を読んで心が動いたら、ぜひ次の週末はお店に足を運んでみてください。
何かご質問などございましたら、お気軽にコメントくださいね。