フリーランス四年目の僕が、サラリーマン時代にやっておいて良かった5つのこと
こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。
(はじめての方は、こちらからどうぞ)
2013年4月に勤めていた病院を退職し、フリーランスとして独立しました。
今年で四年目に突入しています。
現在、ライフワークとして「フリーランス起業セミナー」というものをやっておりますが、
よく聞かれる質問の一つが「独立前にやっておいて良かったと思うことは何ですか?」というものです。
そこで今回はフリーランス四年目の僕が、
今から振り返って「これはやっておいて良かった!」というものを五つお話したいと思います。
フリーランス四年目の僕が、サラリーマン時代にやっておいて良かったこと5つ
一、あらゆる分野に人脈を広げること
サラリーマン時代に、とにかくやっていたことが”人に会うこと“です。
異業種交流会やイベントにもたくさん参加しましたし、
「おもしろそう」と思った人にはブログやTwitter、Facebookでメッセージを送って、
節度を守りながら、会ってもらえないかどうか聞いていました。
会う人も、自分の専門である栄養関係にはまったくこだわらず、
幅広く、あらゆる職種の方と交流を持つようにしていました。
ここでできたご縁には、その後多岐にわたり助けられました。
たとえば自分のサービスのお客さんになってくれたり、仕事をいただけたり、
ブログや名刺のデザインから格安の引っ越しまで、
さらには人生を左右するような占い師さんを紹介してもらったり、お金の投資についても教えてもらいました。
どんどん人に会うと、今まで知らなかった情報が次々と舞い込むようになります。
二、パソコンやスマホなどのガジェットに慣れる
現代において、フリーランスで仕事をする上ではパソコンやスマホが欠かせません。
これらをうまく使いこなすと、仕事が効率化されて時間が浮いたり、
日々発生するさまざまな雑事をストレスなくこなすことができます。
僕の場合は幸運なことに、学生時代にITベンチャー企業で一年インターンシップをしていたので、そこでかなり鍛えられました。
パソコンやスマホなどのデバイスや、アプリにウェブサービス。
たとえばショートカットキー一つとっても、身についているのといないのとでは、日々の仕事の能率はまるで違ってきます。
三、ブログで情報発信をする
僕が独立する前から、ブログ(当時はアメブロ)で自分が学んだことを積極的に発信していました。
小学校の頃は、読書感想文を親に書いてもらっていたぐらい文章を書くのが苦手でしたが、
なんとかして、自分の頭の中にある有用だと思える知識を世間に伝えようと、必死で書いていました。
今見返すと、それはもう目も当てられないぐらいのお粗末な文章ですが、
「文章を書く」という行為自体に慣れることで、その後に文章力が向上していくための基礎体力となりました。
また、ブログをやるとアフィリエイトといって、広告収益が入るようになります。
独立したばかりの僕にとっては、このブログからの毎月の収入が生活の足しになっていました。
四、大きな挫折を味わう
前述しましたが、僕が学生時代にとあるITベンチャー企業でインターンシップをしていました。
実は、この企業への就職が内定していたのです。
栄養士とはまったく畑違いの業界でしたが、
当時の僕にとっては、栄養士としてのキャリアが途絶えても良いと思えるぐらい理想の会社でした。
しかし、入社予定日の一週間前に突如内定取り消しを言い渡されます。
まさに、青天の霹靂でした。
「これからはその会社でひたすら仕事に没頭する」
そんな覚悟だった僕の足元の地盤は、ガラガラと音を立てて崩れ去ってしまったのです。
新卒の時点で無職が確定してしまった僕は、
すでに会社の近くに引っ越していた新居を引き払って、実家に帰りました。
会社には当時付き合っていた彼女もいましたが、その彼女とも別れることに。
二度の引越しの費用、賃貸の初期費用、家財道具や電化製品の準備にかなりのお金がかかっており、
まさに泣きっ面に蜂。
でも今思えば、この時のどん底の経験があったからこそ、
「独立して失敗してもあれ以上の地獄はないだろう」と思えました。
逆に、大きな失敗をせずに人生を歩んで来ていたら、リスクを取ることが怖くなっていたと思います。
五、人からどう思われるかを気にしない訓練をする
「出る杭は打たれる」と言いますが、
とかく人間というものは、周りで何か新しいことを始める人が出ると気になるものです。
いつもは夜飲みに行ってバカ話をしていた友達が、急に自分の未来のために時間を使い始める。
セミナーに行ったり、本を読んだり、SNSで情報を発信する。
「●●ちゃん、どうしたの?急に……」
「みんな●●くんがおかしなこと始めたって噂になってるよ……」
このように、周囲の見る目が変わってきます。
また、自分が成長するにつれて、前までつるんでいた友達と話が合わなくなったり、
一緒にいても前ほど楽しいと思わなくなることも出てきます。
そうなると、最終的には二つの選択肢を迫られます。
一つは、これまでの人間関係を離れて、新しい人達との関係を作っていく道。
もう一つが、成長するのをやめて、元の世界に留まる道です。
別に無理に離れる必要はないのですが、
やはり自分が成長すると、自然に付き合う人も変わるようになっています。
結局、自分が本当にどうなりたいのか、これに尽きます。
僕はもともとひどく周りの目を気にし、極力目立たないような生き方をしてきた人間だったので、
自分で活動する上で、これが大きな障壁となりました。
しかし、そんな自分を変えるため、いろんなことに挑戦しました。
人前に出るのが苦手でしたが、セミナーの講師をしたり、イベントを主催したり、
人見知りでしたが、初対面の人とたくさん会って話すようにしたり。
何度か銀座や六本木に出かけ、道行く人に名刺を渡すということもしたことがあります。
(もう二度とやりたくない経験ですが笑)
人目を気にしないコツは、強い信念を持つことと、慣れることだと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
独立するためには必ず準備が必要ですが、時間は限られているので、
どんなことに時間を使っていくのが肝心です。
今回は「実際に行ったことの中でやって良かったこと」ですが、
逆に「やらなかったけど、今思うとやっておけば良かったこと」も、別にあります。
それは別の機会でまた記事に書きたいと思います。
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