ミツル醤油醸造元 城慶典さん お醤油いただきました。
こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。
週末は気温が二十度を超えるとの予報が出ていますね。
いくら暦の上では春といっても、急激すぎやしませんでしょうか。
先日、ご縁あって福岡の醤油蔵の職人さんとごはんをご一緒させていただく機会がありました。
その方は、福岡県糸島市で代々続く醤油蔵「ミツル醤油醸造元」の城慶典さん。
僕も知らなかったのですが、
現在日本中にある醤油蔵の中で、原料の仕込みからすべて自社でやっている蔵はなんと全体の一割程度だそうです。
城さんは自分の蔵での一からの醤油づくりを復活させようと試みて、26歳の時に自社醸造を復活させます。
業界でも注目されている、本物を追求する若き造り手です。
年齢も僕と一つしか違わないという…。
いや、ホントスゴいですね。
そんな城さんから醤油づくりや業界のことについていろいろお話を聞かせていただき、帰り際に
「あ、そうだ。これお土産で持ってきたんですけど…」
と、なんとそのお醤油を三種類(濃口、薄口、再仕込み)をいただきました!
それがこちら!
まずこのラベルが洗練されていてカッコいいんです!
しかも、醸造した年も刻印されていて、まるでワインのよう。
工場の大量生産なら毎年品質は一定かもしれませんが、
普通はその年の気候や原料の出来具合いによって味や香りもかわるはず。
これも手仕事ならでは。
原材料は大豆、小麦、食塩のみ。
必要なものしか使わない。
しかも、そのすべてが福岡県糸島市産…。
ここまで自分の思いを形にした醤油があるのだろうか。
恐れいります。
早速ゆうげに使ってみました!
ちぢみほうれん草のお浸し。
もう一口目から美味しい…。
ほうれん草を茹でて、醤油と削り節をかけて作ったこれ以上ないぐらい単純な料理ですが、
ちぢみほうれん草は「大地を守る会」で購入したもの、
削り節は昨日の記事でもご紹介したタイコウさんのもの、
そして城さんのお醤油。
それぞれの人が、それぞれの場所で
ただただ「いいものを届けたい」という思いを追求し、出来上がった食材たちの共演。
簡単な調理で美味しい料理ができるのは、
代わりに手塩にかけて食材を作ってくれた人たちの苦労の賜物なのですね。
これ以上身体と心に良い食事はないです。
城さんのお醤油は、コクがあるけどしつこくなく、ほのかな甘味のまろやかさが口に広がり、芳醇な上品な香りが鼻腔を駆け抜けます。
こんなお醤油が冷蔵庫に一本あると、さらに和食を作って食べるのが楽しみになっちゃいますね!
城さんのお醤油は、ミツル醤油醸造元のホームページや、少量のものは醤油職人さんからご購入できますので、ぜひこの感動を味わってください。
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