フリーランス生活6年目に突入。節目に際して思うこと
こんにちは。
管理栄養士の圓尾(まるお)です。
4月に入り、新年度が始まりましたね。
進学、就職、異動など、新しい環境での生活を始められた方も多いかと思います。
僕は毎年この時期になると、5年前に独立したときのことを思い出します。
2013年に独立してこの4月で丸5年経ち、6年目に入りました。
本当にありがたいことに、独立した当時に描いていた理想を遥かに上回るような日々を送ることができています。
テレビや雑誌などのメディア出演や本の出版、仕事で地方や海外に行くなど、
当時はただの夢物語でしかなかったことが次々と実現できています。
心身ともに豊かな生活ができていることに、改めて「ありがたいなあ」という感謝の気持ちがわいてきます。
でも、独立した当時はというと、今でも苦い思いがよみがえるような大変な苦労を味わいました。
貯金がない中で独立した上に、思うように収入が入って来ない。
とにかくお金がなくて、「来月の生活費どうしよう…」と不安で眠れなかったり、
食費を浮かせるために●野屋さんにもかなりお世話になりました(300円で牛丼が食べられるなんてありがたすぎる!!)。
遊ぶ余裕もなく、欲しいものを買う余裕もなく、友達とごはんに行く余裕すらありませんでした。
「自分はなんて甘かったんだ……」
毎日朝起きて職場に行って、与えられた仕事をこなして夜帰って家でごはん作って食べる。
土日は自由に休める。そしてちゃんと決まった日に安定して給料が入ってくる。
あの頃は……サラリーマンやってた時は何て楽だったんだ……。
あの生活に戻りたい…。
うまくいかなくて、そう思ったこともありました。
実は、以前に働いていた職場に再度雇ってもらえないか、掛け合ったことすらあります。
それぐらい追い詰められていました。
でも、結局その職場には雇ってもらえず(今思うと本当にそのことに感謝しているのですが)、また自活の道を何とか見出そうと必死で頑張りました。
この時はよく頑張ったなあ…と今でも思います。
そして話し出すと長くなるのですが、いろんなことがあり、そんな中で少しずつ収入が増えてきて、軌道に乗ることができました。
この苦難を乗り切れたのは、相談に乗ってくれるメンターがいたからですし、一緒に頑張れる仲間がいたからです。
いまもそうですが、決して自力ではなく、引き上げてくれる人たちが周りにいたからいろんなチャンスを手にすることができました。本当に人のおかげ。おかげさまです。
そもそも、自力で上がれる人は10代や20代の早い段階ですでに頭角を現しているはずです。
そうじゃないということは、「自分は凡人なんだ」ということを自覚して、自力だけで頑張らずに上の人に引き上げてもらえるような人になるしか成功の道はありません。
いまフリーランスになるための塾をやっていて、ここに気づく人とそうじゃない人の差は大きいなあと感じていたりします。
さて、独立当時に思い描いていた夢はたくさん叶えることができたのですが、決してこれで達成ではなく、まだまだやりたいことがあります。
いま与えられている資源を活かして自分をもっと高め、いろんな人とつながって、さらに世の中に貢献していけるように邁進していこうと思います。
僕が生きているうちに、栄養士に対するイメージを変える。
栄養士をカッコよくてクールでイケてる職業にします。
小学生の「将来なりたい職業ランキング」で男女ともに上位に栄養士があがってくるような世界。
「僕のお父さん(お母さん)は栄養士なんだぞ〜!」と子供が自慢したくなるような職業に。
栄養士に憧れる若者が増え、栄養学部は高倍率、簡単には栄養士にはなれない。
そうなると、栄養士のレベルももっと上昇します。
各分野で活躍する栄養士が増えて、人生を豊かに健康で元気に過ごせる人が増えて、食を大事にする人が増えて、日本人の幸福度が上がる。
そんな世界が作れたら最高です。
そんな未来を思い描いていると、日々の活動もさらに楽しいものになります。
フリーランス6年目。次の理想を叶えるための一歩、そんな年にしたいと思っています。
いつもこのブログを読んでくださっている読者の皆さんにも心より御礼を申し上げます。
いつも応援していただき、ありがとうございます。すごく、力になってます。これからもよろしくお願いいたします。