4/2 映画『あまくない砂糖の話』上映後のトークショーに出演しました
皆さん、こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。
昨日、映画「あまくない砂糖の話」の上映後のトークショーに出演させていただきました。
この映画は、僕はもともと見ようと思って、チェックしていたのですが、
突然「トークショーに出れくれませんか?」というオファーをいただき、願ってもないことだったので、お受けしました。
会場は、後ろに臨時の椅子席が設置されるぐらいの超満員。
この映画に対する関心の高さが伺えます。
映画のあらすじは、あるオーストラリア人がオーストラリアの平均である「一日160gの砂糖を60日間とるとどうなるか」というのを追ったドキュメンタリー。
オーストラリア人の平均砂糖摂取量の多さにも驚かされますが、主人公の男性は低脂肪の食品を選んだり、運動をしたりしながら過ごし、その結果二ヶ月後にどうなったのか…衝撃の結末が待っています。
テレビ、ラジオなどでも取り上げられ、ネット上でも話題沸騰中。
一般の方はもちろん、栄養や食を専門にしている人は必見の、まさに今見るべき映画です。
さて、僕がトークショーでお話した内容。
砂糖の怖さについては映画で十分伝わったと思うのですが、この映画を見て勘違いしてほしくないのは、
糖質を制限すれば良いという話ではないということです。
そもそも、「糖質」という言葉が一人歩きしている部分があって、
この作中でも砂糖と果糖を160gの糖質としてカウントしています。
つまり、ごはん(お米)を食べてもこうはなりませんよ、ということなんです。
砂糖の危険性=糖質は危険=ごはん(炭水化物)は控えた方が良い
糖質がすべて悪者ではない。
僕が一番伝えたかったのはそこです。
和食は砂糖を使うといいますが、食事でとる糖分なんて微々たるもので、
砂糖のとりすぎは、甘いもの(お菓子)や飲み物が原因です。
食事はお腹いっぱいになったら食べるのをやめますが、甘いものは”別腹”という言葉がある通り、お腹いっぱいでも食べられてしまいます。
しかも、その中には大量の砂糖が詰まっているのです。
砂糖のとりすぎは怖いが、ごはんは安心して食べて欲しい。
お米は日本人の食生活の基本です。
戦後、お米の消費量は半分にまで減りましたが、かわりに糖尿病などの生活習慣病と肥満はうなぎのぼりに増えています。
もっとお米を食べて、和食中心の食生活にすることが健康の第一条件です。
映画、「あまくない砂糖の話」は、まだ東京渋谷で公開中。
順次、全国でも公開を開始していくみたいなので、ぜひぜひ、ご覧になってみてください。
また、今回のトークショー出演に際して、いつもお世話になっている男性着物専門店「アッパース」さんに衣装をお借りしました。
「やわらかもの」という種類の生地で、初めて纏ったのですが、本当にやわらかくて、身体になじみ、線がハッキリと出て優しい印象に映ります。
コーディネートも店長の竹本さんに考えていただいて、自分では考えつかない取り合わせで、とっても気に入りました!
アッパースさんは、とにかく反物の種類が多く、店長の竹本さんも着物を粋に着こなす方で、知識も豊富で気さくに何でも相談に乗ってくださいます。
これから着物デビューしたい方から、すでに着物をお召になっている方まで、オススメしたいお店です。
【 他にはこんな記事が読まれています 】
※ 【 書評 】世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」(幕内秀夫)