玄米より五分づき米よりイイもの見〜つけた!三分づき米最強説
こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。
(初めての方は、こちらからどうぞ)
普段白米を食べている人はもちろん、
玄米を食べているという人にも、ぜひ今回の投稿をお読みいただければ嬉しいです。
まさに一番良いところどりをした、三分づき米のご紹介です。
玄米より五分づき米よりイイもの見〜つけた!三分づき米最強説
玄米はオススメできない
僕はこれまで、お米を食べる時に、五分づき米をお勧めしてきました。
玄米をお勧めしない理由をお話すると、
確かに栄養価は白米よりも分づき米よりも高いのですが、
消化吸収が悪く、ミネラルの吸収を阻害する可能性があると言われています。
よく
「昔の人は玄米を食べていた」
と言う人がいますが、実は昔の玄米と現代の玄米は別物だということがわかっています。
(このことについては、また別の記事で詳しく解説します)
また、玄米は炊くのが大変です。
お米を炊く前に水を吸わせる「浸水」に丸一日かけないと美味しく炊けません。
前もって段取りをしておくのが大変です。
また、これは好みもありますが、
お米を食べているというよりかは玄米を食べているという、独特の風味と食感があって飽きてしまうという方もいます。
実は、僕がそうでした。
かつては玄米を食べていたのですが、
だんだん飽きてきて、結局白米に戻ってしまったのです。
(僕はあくまで個人的に玄米をおすすめしないというだけで、玄米を食べている人を否定しているわけではありませんので、悪しからず)
そんな時に出逢ったのが、五分づき米でした。
しかし、今回ご紹介するのはその五分づき米よりもさらに玄米に近い、三分づき米です。
三分づき米とは?
そもそも、「五分」とか「三分」とかは何なのでしょうか。
白米は、玄米から糠層と胚芽の二つを完全に削ったものです。
この処理を精米、米を搗(つ)くといいます。
お米を百パーセント搗いた(精米した)ものが白米で、
それを五分(五十パーセント)行ったものが五分搗(づ)き米。
三分(三十パーセント)行ったものが三分づき米です。
精米を七割行った七分づき米というものも存在します。
つまりまとめると、
玄米 ⇒ 三分づき米 ⇒ 五分づき米 ⇒ 七分づき米 ⇒ 白米
の順に精製度が高くなり、栄養価も落ちますし、血糖値も上がりやすくなります。
僕が三分づき米をオススメする理由
一、栄養価が高い
お米は精米すればするほど、ビタミンB群やE、ミネラルや食物繊維などの栄養価が低下していきます。
栄養価でみると玄米が一番良いわけですが、先ほどお話した理由から玄米は僕の中で却下になります。
(しつこく断っておきますが、僕は玄米を否定しているわけではありません。たとえば、お店で白米と玄米が選べる場合は玄米を選ぶと思います。ただ、家庭で日常的に食べるという条件においておすすめできないという意味です)
そこで、三分づき米が次点となるわけですが、
僕がこれまで三分づき米でなく五分づき米をオススメして、自分も食べていたのは、
「三分づき米はかなり玄米に近いから、炊くのも大変だろうし、食べづらいだろう」
という思い込みがあったからでした。
しかし、それが単なる思い込みだったのです…。
二、三分づき米は炊くのがカンタンだった!
きっかけは、あるお米屋さんとお話をしていた時のこと。
「玄米から少しでも削った一分づき米になると、浸水時間は白米と同じで大丈夫だよ」
僕はこれを聞いてビックリしました。
そして、
「ということは、三分づき米は玄米のように浸水に時間がかからないのか」
ということを知り、僕は早速三分づき米を注文してみました。
こちらが、その三分づき米。
見た目は五分づき米よりも茶色がかかっていますが、玄米に比べるとやはり白いです。
で、いつも五分づき米を炊いていた浸水時間(一時間程度)で炊いてみました。
その結果…
三、三分づき米は美味しい!
食べてみて、驚きました。
全然食べやすいのです。
確かに言われれば五分づき米よりも玄米っぽさはあるかもしれませんが、
玄米と比べると、断然白米に近い感じです。
なんといっても、玄米は「玄米を食べている!」という感じがありますが、
三分づき米は「お米を食べている!」という感覚です。
(もちろん玄米もお米には変わりないのですが)
まとめ
今回試してみて、あまりに三分づき米が良かったので、
これからは三分づき米を継続して食べていこうと思います。
何せ、これだけ炊きやすくて、食べやすくて、栄養価が豊富。
お米屋さんで「三分づき米」を指定すれば購入できますので、ぜひお試しください。