【Q&A】ファスティングをしたらひどい頭痛になりました
こんにちは。管理栄養士の圓尾です。
ファスティングをすると、体にいろいろな変化が現れますが、中には辛いものもあります。
特に初めてファスティングする人に多いものの一つに「頭痛がひどかった」というのがあります。
今回はなぜファスティングをすると頭痛になる場合があるのか、そしてその対策法を紹介しましょう。
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ファスティングで頭痛になる理由と対策
頭痛には塩分が関係していた
大きな原因の一つと考えられているのが塩分です。
普段、僕たちの体が生きていくために必要な塩分は少ない量で十分でほとんどの日本人は塩分をとりすぎていますが、過剰に摂り過ぎた塩分(正確にはナトリウム)は尿から排泄されます。
ファスティングをすると、塩分が入ってこなくなるのですが、最初の頃は体がそれにすぐに反応できず、いつもと同じ調子で塩分を尿中に排出してしまいます。
塩分は水を引き止める働きがあるため、体内の塩分が少なくなると体内の水分量が減り、血圧が下がります。
すると、脳は血流を確保しようと血管を拡張させ、これが頭痛につながると考えられています。
頭痛が起きやすい人
僕もたくさんの方のファスティングをサポートさせていただいていますが、頭痛は特に女性に起きやすい傾向があります。
それと、普段から塩分を摂り過ぎている人や初めてファスティングをする人にも起きやすい。
僕も初めてファスティングをした時は軽い頭痛があったのを覚えています。
それでもファスティングを続けると慣れてきて消失することがほとんどです。
普段から偏頭痛などのひどい頭痛を抱えている方は一時的に症状がひどくなる場合もあるので、様子を見ながら行う必要があります。
頭痛への対策は?
対策はズバリ、塩分をとること。
頭痛は大体断食の1日目〜2日目に起きやすく、断食中であるため、食事をするわけにはいきません。
方法としては直接塩を舐めるか(精製塩でないものを使いましょう)、味噌汁の汁のみ、梅干しをよく噛んで食べるなどがあげられます。
だいたい塩分をとって数時間ほどすると症状が緩和されてくるでしょう。
まとめ
頭痛をはじめ、やはり初めてファスティングする場合は体の変化に対して不安を覚える方が少なくありません。
ファスティングは慣れてくると簡単にできますが、初めての場合は専門家の指導のもとで行う方が安心です。
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