投稿者: カズキ

  • 書評「なにを食べたらいいの?」 安部司

    書評「なにを食べたらいいの?」 安部司

    ファイル 2015-05-25 16 22 42

    僕たちの身の回りには、”不自然な食べ物”があふれています。

    その代表格が、スーパーやコンビニで売られているふんだんに食品添加物を使った「加工品」です。

     

    いろんなところで食品添加物の危険性が指摘され、「体に害だから避けた方がいい」という人もいれば、「きちんと安全性が保証されているから心配する必要はない」という人もいます。

    あなたが添加物に対してどのような考え方を持っていても、ぜひ読んでもらいたいのが今回ご紹介するこちらの一冊です。

    [amazonjs asin=”4101364613″ locale=”JP” title=”なにを食べたらいいの? (新潮文庫)”]

     

    著者の安部司さんは添加物の専門商社で10年間、加工食品の開発に携わっていた方で、食品添加物の危険性を訴えた「食品の裏側」はベストセラーになりました。

    [amazonjs asin=”4492222669″ locale=”JP” title=”食品の裏側―みんな大好きな食品添加物”]

     

    安部さんはある日、自分の娘さんが夕食に自分が開発したミートボールを美味しそうに食べている姿を見て、ハッとします。

    それをおいしそうに食べる家族を目にして呆然としてしまいました。魔法がとけたら低級のくず肉という代物です。本来ならペットフードにしかなりません。

    本書 P.17より

     

    その翌日、安部さんは会社に辞表を出します。

    添加物を売る仕事から、添加物の危険性を訴える仕事へ。そして書かれたのが「食品の裏側」でした。

    それを読んだ人たちから「じゃあ一体何を食べたらいいのか」という声が多数寄せられ、その声に応える形で書かれたのが本書です。

     

    個人的にはベストセラーになった「食品の裏側」よりも考えさせられ、管理栄養士として胸が熱くなったのが本書です。

    早速紹介していきましょう。

     

    [adsense]

     

    なにを食べたらいいの?

    安いものにはワケがある

    「安く」作るためには、安く仕入れた質の悪い原料からそれなりの商品を作り上げなければいけません。そのために数種類使用します。たとえばおむすびや弁当のご飯に古米を使うとなると、炊飯用添加物を使わなければふっくらとしません。

    本書 P.146より

     

    なるべく食費を安く抑えたいと考えている人は多いです。高度成長期を経て、「早い」「安い」「うまい」が良しとされ、技術の進歩も伴い、それらがどんどん追求されてきました。

    しかし、普通に考えてみればわかるのですが、世の中安くて良いものなんて限界があるに決まっているのです。

     

    安くて簡単便利、美しくてオイシイ食品を国産原料で、野菜であればぜひ無農薬無化学肥料でしかも無添加で作ってくださいというのは、ありえない願いです。

    そんな食品がこの世に存在するわけがないのです。

    本書 P.151より

     

    安く売られているものというのは、当然原価も安いわけです。そして原価が安いのには理由があります。

    粗悪な原料を普通に加工すると美味しくならない。じゃあどうするかというと、添加物を使ってオイシくするしかないのです。

     

    それに加えて、より簡単に料理するためにあらかじめ煮てある野菜やパックを開けるだけで使えるソース、粉末の出汁のもとなども同様で、添加物の力を借りています。

    便利で日持ちをさせるため、見た目をキレイにするため、これらも添加物のおかげさまさまなのです。

     

    これだけ大量に添加物が使われるようになったのは誰のせい?

    「安さ」「簡単さ」「便利さ」「美しさ」「(濃厚という)オイシサ」を理由に食品を選ぶ消費者は、添加物の被害者ではありません。支持者なのです。

    本書 P.151

     

    添加物を気にするようになった人が、食品を選ぶ際に裏を見てパッケージを確認するようになるとガクゼンとします。

    コンビニやスーパーで売られている加工品には添加物が使われているものしかないのです。僕たちは添加物を使っていない食品を手に入れることがとても困難な環境にいます。

     

    しかし、「なぜ企業はこれだけ添加物を使うんだ!」と怒る前に、普段どれだけ添加物の恩恵を受けているのかを知るべきです。

     

    たとえば、ポテトサラダ一つにしても、もし無添加で作ったらどうなるのか。

    スーパーで買ったポテトサラダ一つ持って帰るのにクーラーボックスが必要になります。さらに、二時間以内に食べなくてはなりません。

    もし添加物を排除したら、そういう形でしか売れなくなってしまうのです。

    そこまでできる人がどれぐらいいるでしょう。

    当たりだと感じていたことは、実は添加物があるおかげで実現できていることもたくさんあるということです。

     

    消費者は安くて手軽で簡単に食べられるものを求め、企業はその要望に応える商品を開発し、消費者はそれを喜んで買い、企業が潤い、そのお金でまた消費者が喜ぶ商品を開発する。

    そんな流れが来るところまで来てしまったのが今の状態なのです。

     

    逆に、真面目に本物の材料を使って、昔ながらの作り方できちんとした食品を作っているところは「高い」「不便」と消費者から嫌われ、商売が成り立たなくなって潰れていっています。

     

    添加物を使わないということは、不便さを許容するということ。その事実を直視せずに、頭ごなしに添加物を悪く言う人は被害者でも何でもないと安部さんは鋭く指摘されています。

     

    「食」の価値が崩壊している

    日本人は安心・安全なんか必要としていない。

    暴言に響くでしょうし、みんながみんなそうではありませんが、こうも言ってみたくもなります。安くて簡単、便利でないと選ばないのです。

    本書 P.159より

     

    僕がこの本を読んで改めて問題だなと感じたのが、「日本人の食の価値が崩壊している」ということです。

     

    そもそも、ついこの間までは人間にとって「食」は生きる上でとても大事なものでした。

    食べるものを得ることができるかというのは、命を生きながらえさせる上では死活問題だったのです。

     

    それこそ、電気がない時代の主婦というのは、毎日かまどで薪を使って火を起こすところから始まっていました。

    当然、スーパーもコンビニもありませんので、食事は100%自炊です。

    そういった様子を想像してみると、一日の大半の時間を食事の準備や作ることに費やしていたと思います。

     

    それが今では24時間、いつでも、お腹が空いたら500円もあればお腹いっぱい食べられるようになってしまったのです。

    安くても食べ物が手に入るから、食費はなるべく浮かせよう。

    食費よりも服、旅行、ライブ、なんでもいいですが、それ以外のことにお金を使っているのです。

    いかに食費を抑えるか、いかに安く済ませるか。

     

    伝統的な製法で本物の原料を使って作られた醤油よりも、大量生産で添加物まみれの198円の醤油を手に取る。

    完全に「食」に対しての価値が崩壊してしまっているのです。

     

    他でもない、自分と自分の家族の「いのち」を作っている食べ物を安く済ませようだとか、高いだとか言っている。

    その結果は言うまでもありません。国民の2/3が食べ物が原因の病気で亡くなり、人生最後の10年間を誰かの手を借りないと生きられないのです。

    それだけではありません。心の病、子どものアレルギー、ぜんそく、アトピー、その他の病気や体調不良も含めて、引き起こされている問題を挙げれば枚挙にいとまがありません。

     

    食べ物はお金と手間がかかるものなんです。当たり前です。

    僕たちはそろそろそのことに気づくべきなのです。

     

    まとめ

    僕はこの本を読んでいて、目頭が熱くなりました。

    ただむやみに添加物の危険性を訴えるのではなく、問題の本質に安部さんが触れていたからです。

    栄養士は細かい栄養の知識をつけることも大事ですが、それよりももっと大事な自分なりの食に対しての考え方、哲学を持つことが必要です。

    この本がきっとそのヒントを与えてくれると思います。

    [amazonjs asin=”4101364613″ locale=”JP” title=”なにを食べたらいいの? (新潮文庫)”]

     

    【関連エントリ】

    ・本当に安全?これだけは知っておきたい添加物の話

    ・調味料を変えるだけで家での食事がこんなに美味しくなる

    ・コンビニによく行く人は要注意!栄養不足の原因は●●の摂り過ぎかも

  • 書評 そのサラダ油が脳と体を壊してる 山嶋哲盛

    書評 そのサラダ油が脳と体を壊してる 山嶋哲盛

    ファイル 2015-05-20 16 54 31

     

    炒める、揚げるなどの調理法が広がったこと、ドレッシングやマヨネーズなどの調味料が定着したことなどにより、日本人は今や戦後に比べて3倍以上の油を摂取していますが、一言に”油”といってもその種類はさまざま。

    もちろん、量を摂り過ぎることは肥満をはじめとして問題を引き起こしますが、実は油の”質”も僕たちの健康状態に大きな影響を与えます。

     

    どの家庭にも一本はある「サラダ油」。今回ご紹介するこの本を読めば、思わず戸棚を開けてその油を確認したくなること間違いなしです。

    [amazonjs asin=”4884933508″ locale=”JP” title=”そのサラダ油が脳と体を壊してる (百年賢脳・健康法)”]

     

    それでは早速紹介していきましょう。

     

    [adsense]

     

    そのサラダ油が脳と体を壊してる

    脳は体の中で一番油っぽい臓器

    あぶら(脂肪酸)は人体での効率の良いエネルギー源としてだけでなく、全身の細胞の形成や、特に脳内で大活躍する重要な食品となっているのです。

    本書P.15より

     

    僕たちの体の司令塔、脳。

    その脳は水分を除くと約60%が油で構成されており、これは人間の体の中で一番油っぽい臓器です。

     

    しかも、通常の細胞は人間が赤ちゃんとして生まれてから死ぬまで新陳代謝を繰り返すので、古い細胞は死に、代わりに新しい細胞が作られますが、脳の神経細胞は生まれた時の状態からずっと同じ細胞が使われ続けます。

    これは、脳がその人のアイデンティティ、性格、人格を作り出している場所で、代わりがきかないからです。なので、脳の神経細胞は絶えず部品交換を行っています。

     

    “You are what you eat.” (食べたものがあなた自身)という英語の格言がありますが、まさに脳も同じで、食べたもの、特に脳の場合は食べた油によって作られているので、油の質が頭脳の働きの良さを変えるということを自覚する必要があります。

     

    「最近、暗記力が落ちた」「どうもイライラする」「やる気がわいてこない」

    そんな症状を感じている人は、もしかしたらとっている油の質が良くないのかもしれません。

     

    現代人の悩みのタネ 活性酸素

    酸化ストレスとは健康で正常な状態から、老化や病気などの酸化(錆びる)状態に向かわせる、細胞レベルでの化学的ストレスなのです。

    本書 P.78より

    人間が生きていくためには酸素が絶対に必要ですが、その酸素の一部は体内で”活性酸素“という凶暴な酸素に変化します。

    活性酸素は体の細胞を酸化させる(サビさせる)ため、細胞が本来の機能を失い、これが老化や病気につながるということがわかっています。

     

    では、どういったものが引き金でこの活性酸素が発生するかというと、次のようなものです。

     

    ■被曝

    ・宇宙からの微量の放射線

    ・レントゲン、CT検査、紫外線

    ・電磁波(携帯電話、パソコン、IHコンロなど)

    ■生活習慣、環境汚染

    ・タバコの煙、排ガス、農薬、毒物、発癌物質、化学物質、加工食品(保存料、防腐剤)

    本書 P.87より

     

    この中には宇宙からの放射線など、昔から存在したものもありますが、目立つのが“現代人ならでは”の要因です。

     

    特に僕が怖いと思ったのは電磁波です。

    本書には、新宿にある東京都庁の建物は高層のため、東京タワーやスカイツリーからの電磁波をまともに受けることに備えてコンクリートにシールド材が入れられ、窓には電磁波シールドガラスが張られているということが書かれていました。

    一般市民が住むタワーマンションにはこういった対策はされているのでしょうか。

     

    携帯電話の電磁波も心配です。特に子どもへは影響が大きいと思うので、子どもに携帯を持たせるかどうかは慎重に検討した方がいいかもしれません。

    僕もお尻のポケットにiPhoneを入れていることが多かったのですが、この本を読んで念のためカバンに入れるなど体から離すことを意識しようと思いました。

     

    また身近なところではIHクッキングヒーターや電子レンジも心配です。本当に人体に悪影響があるのかの真偽はインターネット上でも議論が分かれているところですが、疑わしきは使わず。少なくとも個人的にはなるべく使いたくないと考えています。

     

    油の種類ごとの解説

    大豆油、紅花油、米油、コーン油、オリーブ油、菜種油と、植物油にもいろいろなものがありますが、本書ではそれぞれの特徴について解説されています。

     

    1970年に沖縄が本土に復帰するまで、沖縄の人はラード(豚脂)を愛用していました。しかし、復帰後、本土の影響を受けた若者を中心にサラダ油(リノール酸)の摂取量が急激に増えました。

    本書 P.120より

     

    昭和60年ごろまで長寿ナンバーワンだった沖縄ですが、今では2人に1人が肥満という全国一位の肥満県になっています。

     

    日本では、動物性の脂を摂り過ぎると心疾患などの病気や肥満の原因になるということで、「動物性の脂の摂取を減らして植物性の油(サラダ油)の摂取を増やそう」という指導がなされてきました。

    しかし、それによって摂り過ぎたのがオメガ6系の脂肪酸。

    オメガ6はオメガ3という種類の油とのバランスがとても大事になります。なぜなら、オメガ6は細胞膜を固くし、オメガ3は柔らかくするなど、それぞれ違う働きをしているからです。

     

    現代人は明らかにオメガ6系の脂肪酸を摂り過ぎており、そしてオメガ3が不足しています。

    オメガ3をとるために、青背の魚、エゴマ油、しそ油、亜麻仁油(フラックスオイル)などが本書で勧められています。

     

     

    僕は家にサラダ油は置いてありません。亜麻仁を冷蔵庫に常備しており、そのまま飲んだり納豆や豆腐にかけたりして食べています。

    外食、加工品に使わている油はなかなかコントロールできませんが、せめて家で料理に使う油はこだわりたいものです。

     

    なんせ、脳の60%は油。普段どんな油をとっているかが自分の頭脳、心に影響を与えるのは小学生でもわかるぐらい簡単な理屈です。

    やはり、安く手に入るものにはそれなりの理由があることを理解しておく必要があると再認識しました。

    [amazonjs asin=”4884933508″ locale=”JP” title=”そのサラダ油が脳と体を壊してる (百年賢脳・健康法)”]

     

    【 関連エントリー 】

    ・活性酸素と戦う強い味方!ファイトケミカルまるわかり

    ・トランス脂肪酸について改めて調べてみたら驚きの事実が明らかに!

    ・今話題のココナッツオイル!その秘密を徹底解説

  • 東京・広尾のお寺で朝座禅体験!無料で気軽に参加できました

    東京・広尾のお寺で朝座禅体験!無料で気軽に参加できました

    以前から一度「座禅」というものを体験してみたいと思っていて、調べてみるとなんと東京都内で朝から無料で座禅体験ができるお寺を見つけました。

    東京メトロ日比谷線広尾駅の2番出口から徒歩2分の香琳院というお寺です。

     

    ファイル 2015-05-14 9 35 36お寺って神社に比べてちょっと入りにくい…

     

     

    平日の朝7時から毎日やっているようです。

    特に受付とかをするわけではなく、引き戸を開けて建物の中に靴を脱いで上がって廊下を進むと、座布団が敷かれた畳の部屋があり、ここで好きな場所で座禅を行います。

     

    ファイル 2015-05-14 9 35 48

    初めて来た人向けに、座禅のやり方のパンフレットが置いてあります

     

     

    6時50分ぐらいに部屋に入ると、すでに4人ぐらいの方が座禅を組まれていました。

    7時になるとスタート。和尚さんらしく人がお香に火をつけ、「カーン」と鐘を打つのがスタートの合図です。

     

    開始の時間になると会場はほぼ満席。

    朝7時という時間にも関わらず、集まった人は30名近く。

    20代の若い人から60代ぐらいの方まで、男性も女性も、ラフな服装の人からスーツ姿の人まで層も幅広いです。

    定期的に来ているベテラン風の方から、僕みたいに初めてでパンフレットを見ながら見よう見まねで座禅を組まれている方もいました。

     

    座禅は瞑想と違い、目をつぶるわけではなく、目の前1mぐらいを見つめ、呼吸に意識を集中させます。

    10分ぐらいたつと船をこぐ人や、ゴソゴソと姿勢を変える人もいますが、座禅のイメージでよくある、和尚さんが「喝!」と木の棒で肩を叩くようなことはありません。

    みんな自分のペースでそれぞれの時間を過ごしていきます。

    朝の早い時間なので、とても静かで、時折聞こえてくるのは小鳥のさえずりぐらいです。

     

    僕が心を落ち着けていることには難はなかったのですが、辛かったのが脚の組み方。

    通常のあぐらではなく、脚の裏を両方共上に出すように組むので、途中から足首が痛くてたまりませんでした。

    でも姿勢を崩したくなかったので、「この痛いという感覚から離れるんだ」と、終了までの25分間耐え抜きました。

    終わったあと、しばらく足首が動かせませんでした。この座り方に慣れないと。

     

    ファイル 2015-05-14 9 35 58座禅を組む時は時計をはずし、靴下を脱ぎます

     

    25分たつと、また和尚さんが「カーン」と鐘を打ち、みんな座ったまま手を合わせ、お辞儀をして終了です。

     

    座禅を終えて広尾駅まで歩いたのですが、早速座禅の効果を感じました。

    頭の中がスッキリして気持ちもいたく穏やかで落ちついているのですが、体の底から沸き上がってくる活力を感じます。

    朝のスタートを切るには最高の習慣ですね。

    今後も週に一度は参加してみようと思います。

     


     

    ■香琳院へのアクセス

    〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-1-21


     

     

    10744595_288002658057112_1935379282_n

    体と心のデトックス法、ファスティングについて学びませんか?

     

    [amazonjs asin=”B002KFFP1C” locale=”JP” title=”エステバン クール ド パリ スティック 40本入”]

    [amazonjs asin=”B00KR19R60″ locale=”JP” title=”「自分」を浄化する坐禅入門 (PHP文庫)”]

  • 書評 「食生活が人生を変える」東城百合子

    書評 「食生活が人生を変える」東城百合子

    ファイル 2015-05-13 10 49 17

    「病気になったら病院に行ってお医者さんに診てもらう」

    現代の日本では常識のようになっている考え方ですが、実際に病院に行けば病気が治るものなのでしょうか。

     

    僕は管理栄養士として病院で働いていました。

    しかも日本の首都東京にある、それなりに大きな病院で、勤務する医師も一流の大学を出たエリートの方が多くいました。

     

    そこでの経験や、いろいろと勉強していて思ったのは「なるべく病院には行きたくない」ということです。

     

    僕は何も完全に現代医療を否定しているわけではありません。

    医療の進歩は偉大で、僕たちはその恩恵を多大に受けています。

    昔は不治の病とされていた病気が治る薬が発明されたり、交通事故等で昔なら手の施しようがないような重症を負っても一命を取りとめることが可能になったことは素晴らしいことです。

     

    しかし、同時に忘れてはならないのは、医療は万能ではないということ。

    現代医学を持ってしても、治せない病気は山ほどあります。それでも「病院に行けばなんとかしてくれるはずだ」という考えを持って病院に通い続ける人が多くいます。

    そんな人にぜひ読んで欲しいのが今回紹介するこちらの一冊。

    [amazonjs asin=”4837972810″ locale=”JP” title=”食生活が人生を変える―細胞が活気づく“自然療法”の知恵 (知的生きかた文庫)”]

     

    それでは、紹介していきましょう。

     

    [adsense]

     

    食生活が人生を変える

    日本人が古来より培ってきた自然の知恵が集結

    この本の著者の東城さんは二十代の時に肺結核で生死の境をさまよい、死にかけるという経験をします。

    栄養士免許も持っていた東城さんは、当時学んだ栄養学に従い、しっかり栄養をつけようと無理してバターや卵、肉を食べますが、病気は悪化の一途をたどるばかり。

    そんな時に医者の兄の友人から受けた助言をもとに”自然療法“に大転換し、それが奏効し、死の病から蘇ることができました。

     

    この本には日本人が昔から親しんできたいろいろな食材を、ただ食べるだけに限らず、湯に煎じたり、お風呂に入れたり、温めて湿布のかわりにしたりといった活用法が紹介されています。

    細かい症状別にどの食材をどう加工してどう使うのかといったことが詳細に記されており、一体どうやってこのような処方箋を編み出したのだろうと思わず目を疑います。

    まるで、田舎のおばあちゃんから直接知恵袋の話を聞いているみたいな感覚になりました。

     

    すべての病気は心(考え方)から始まっている

     

    病気、不幸は根(心)があって枝葉に出てきた現象にすぎません。でも、私達はその出てきた枝葉である病気、不幸を何とかしようとあせる。

    P3より

    特に共感したのが東城さんのこの考え方です。

     

    熱が出たから、解熱剤を飲む。

    血糖値が高いから血糖降下剤を飲む。

    ガンができたからガンを放射線で焼き殺す。

     

    これこそ、まさに現代医療の問題点、弱点で、見えている症状に個別にアプローチすることに終始し、何がその病気を引き起こしているのかという原因を考察したりアプローチすることをしません。

     

    しかし、物事の結果には必ずそれを作り出した原因があるはずです。

    その原因にアプローチしない限り、また症状が再燃したり、他の不具合を産む結果につながってしまいます。

     

    その原因の大きな要因が普段の食生活。僕たちは食べたもので作られているからです。

    そして、東城さんはさらに深く問題の本質をズバリと指摘します。

     

    今の世の中は、こうした自然療法の考えかたとは大きく異なり、ラクをして手っ取り早く健康になりたい人であふれています。

    P.22より

     

    「健康ではいたい。でも、そのために時間やお金や労力はなるべくかけたくない」

    そういう考えを持った人が本当に多いように感じます。

     

    テレビ番組でも雑誌でもインターネットでも、「●●するだけでスグに✕✕できる!」といったような情報が頻繁に発信されています。

    それはとりもなおさず、視聴者がそういった情報を求めているからです。

    しかし、そういう考え方を持っている限り、なかなか健康になれないことに気づいている人は少数です。

     

    健康という森全体を見つめる視点を持たない限り、ずっと木や、下手をすると枝の部分ばかりを見ていては本当の健康を手に入れることは難しいのです。

     

    まとめ

    僕がファスティングの活動をしていて感じることが二つあります。

     

    一つはいかに日本人の頭が西洋医療的な考えでガチガチに固くなっているかということ。

    「断食」「食べない」というイメージだけで「辛そう」「栄養がとれないから健康になれるはずがない」といったように思考停止する人がたくさんいます。

    ちょっと一般常識と違うような印象のあることには途端に門戸を閉ざしてしまう傾向があるのです。

    しかし、常識だと思っていることを盲信する姿勢は、その常識が間違っていた時に良くない結果を生み出してしまいます。

     

    もう一つは、特に男性のファスティングのお客さんの傾向には特徴があるということです。

    どういう人が多いかというと、経営者や個人事業主、仕事のできるサラリーマンの方です。

    これはまさに東城さんのお話どおり、そういった方たちは自分の仕事のパフォーマンスが体のコンディションによって大きく左右されるということを認識しており、そのコンディションを保つために人一倍労力を惜しまないのです。

    だからこそ、仕事で卓越した結果を生み出すことができるのですが、仕事のできない人はこの順序が逆になっています。

     

    「忙しいから健康に気を使う隙がない」

    「時間ができたら運動を始めよう」

    「収入が増えたらきちんとした食事にお金を使おう」

     

    彼らはそう言います。しかし、その考えではいつまでたっても時間もお金もできません。

    仕事の結果を生み出すこの体という最大の資本の価値を最大化することが何よりも先決なのです。

    つまり、自分の体を大切にしていないからこそ、仕事でも結果が出ないということです。

     

    考え方が現実を作っていく。

    この本は、改めて健康、そしてそれを作っていくための食について気づきを得る一冊になることと思います。

    [amazonjs asin=”4837972810″ locale=”JP” title=”食生活が人生を変える―細胞が活気づく“自然療法”の知恵 (知的生きかた文庫)”]

     

    【 関連エントリー 】

    ・世の中の健康本200冊から管理栄養士が厳選した7冊を一挙紹介!

    ・みんなは月収のうち何割を健康のために使っている?

  • 書評 「食べない」健康法 石原結實

    書評 「食べない」健康法 石原結實

    ファイル 2015-05-12 14 38 23

    「一日三食きちんと食べましょう」

    子供の頃から耳にタコができるほど聞いてきたそんな常識に疑問の声があがっています。

     

    そもそも現代人は必要以上に食べ過ぎています。

    そしてその食べ過ぎた食べ物の消化にエネルギーを奪われ、全体的に見た体の機能が低下する原因となっていることが言われているのです。

     

    今回紹介するこの「『食べない』健康法」の著者である医師、石原結實先生も少食を勧められています。

    [amazonjs asin=”4569677614″ locale=”JP” title=”「食べない」健康法 (PHP文庫)”]

     

    それも、僕が広めている本格的なファスティング(断食)ではなく、1日2食あるいは1日1食という”超少食“がメインの内容です。

    早速紹介しましょう。

     

    [adsense]

     

    一日三食食べる必要はあるか?

    交通機関が発達し、仕事も肉体労働から頭脳労働へとシフトし、現代人は体を動かさなくなっています。

    食事でとったカロリーを運動で消費しきれず、余った分が脂肪として蓄積され、それが今問題になっているメタボリックシンドロームに端を発する生活習慣病につながっています。

     

    さらに、食べ物も加工食品や精製食品が多くなり、高カロリー低栄養の食べ物が増えており、摂取した栄養素をきちんと代謝できないような食生活を送っている人が増えています。

    つまり、本来は健康的な体を維持するための栄養素補給が目的の食事であるはずが、”無駄に食べている“部分が出てきてしまっているのです。

    「必要以上に食べてしまっている」これが現代人の問題点なのです。

     

    一日二食生活のすすめ

    本書で石原先生は、朝食を抜く、「一日二食生活」のメリットを論じています。

    少食により、長寿、ガンの予防、生活習慣病の予防、さらには頭脳が明晰になったり、ストレスに強くなることまで、体だけでなく頭や心の面までさまざまな研究結果を交えながら解説されています。

     

    実際、僕もファスティングを習慣にするようにしてから空腹に対する慣れが出てきて、もともと朝はあまり食欲がわかない時もあったので朝を酵素ドリンクやフルーツだけにする一日二食生活をしていたのですが、確かに朝から頭が冴えて調子が良くなりました。

    本書では具体的に初めて一日二食生活を始める人の実践法や注意すべき点を詳しく紹介しています。

     

    驚きの症例の数々

    また、本書の特徴は、医師である著者ならではの、さまざまな患者さんの改善報告レポートです。

    生活習慣病やうつ、ガンや摂食障害にいたるまで、さまざまな健康問題を抱えた患者さんたちが少食を実践することによって症状が改善されていった様子が血液検査データの推移も含めて克明に記されています。

    僕は医師ではないので、疾患を持った方の指導はできませんが、少食の病気に対する効果を間接的に知ることで、ファスティングをすればさらにスゴい結果が得られるのではないかと想像しながら読み進めました。

     

    まとめ

    いかに体にとって必要な栄養素をしっかりとるかという「足し算の栄養学」はもちろん大事ですが、これからの時代の注目トレンドは、いかに不必要なものを入れないようにする「引き算の栄養学」です。

     

    この本で勧められている「少食」と僕が実践している「ファスティング」は得られる結果や体で起きることは違えど、根本的な考え方は同じ。

    これからの時代を健康的に生き抜くには必須の考え方と言えると思います。

    [amazonjs asin=”4569677614″ locale=”JP” title=”「食べない」健康法 (PHP文庫)”]

     

    【関連エントリー】

    ・ファスティング体験者4人の生の聞いてみよう!

    ・もしかしたらあなたも?! よくあるファスティングの勘違い5つ

     

  • 一人暮らしでもウォーターサーバー生活!選び方と使ってみた感想をレポート

    一人暮らしでもウォーターサーバー生活!選び方と使ってみた感想をレポート

    https---www.pakutaso.com-assets_c-2013-03-E146_lalaganyubisasu500-thumb-1000xauto-2673

    飲み水や料理などに水道水を使いたくない。

     

    でも、ペットボトルのミネラルウォーターはゴミの処理が面倒だし、毎回蓋をあけるのも手間。

    浄水器は高額すぎて手が出ない。

     

    となると選択肢として残るのは、ウォーターサーバー!

     

    でも、ウォーターサーバーって興味があっても実際の使い勝手やコストなどイメージしにくい部分もありますよね。

     

    そこで今回は僕が実際に契約をして、使用してみた感想をレポートしてみたいと思います!

     

    [adsense]

     

    ウォーターサーバー実録使用感レポート

    ウォーターサーバーの選定

    ウォーターサーバーを導入しようと思った時にまず大変なのがウォーターサーバー選びです。

     

    たくさんの会社がウォーターサーバーのサービスを提供していて、

    それらを比較して違いを理解するのが難しかったり、料金のシステムがわかりづらかったりします。

     

    ということで、僕はまずいろんな比較サイトや口コミサイトをバババッとネットでリサーチしました。

     

    その中で選んだのが、『フレシャス』というこちらのウォーターサーバーです。



    数々の比較サイト、ランキングサイトで一位を獲得しており、

    後で詳しく紹介しますが、フレシャスには魅力的な特徴がいくつもあるので、これに決めました!

     

    我が家にウォーターサーバーがやってきた!

    ということで、ネットでフレシャスのウォーターサーバーを契約。

    届くのは一週間後ということで、毎日ワクワクしながら到着を待ちました。

     

     

    ファイル_2015-05-11_7_51_23

    ウォーターサーバーと水のパックが玄関先に到着。

     

    あらかじめフレシャスのホームページで大きさを確認しておき、どこに置くかを決めておきましょう。

    それと、電源を使うのでコンセントの位置も考慮しておきます。

     

    ウォーターサーバーは背が高いですが、このダンボールは筒状になっているので、

    ちょっと斜めにして上の方にズラすとスッポリと抜け、取り出しも楽でした。

     

    玄関先からキッチンまで運びましたが、重さも全然持てる程度。難なく設置が完了しました。

     

    ファイル_2015-05-11_7_52_21

    う〜ん!ホームページで見るよりも実際見るとさらにスタイリッシュでオシャレなデザイン!

    部屋の印象に上質さが加わり、思わずうっとり。

     

    ファイル_2015-05-11_7_52_44

    ボタン周りもスッキリしていて無駄がなくスマートな印象。

     

    お湯はロック解除ボタンを長押ししないと出ないようになっているので、

    お子さんのいる過程でも安心して使えます。

     

    水のパックの残量もひと目で確認できて良いですね。

    ファイル_2015-05-11_7_51_43

    こちらが、水が入っているビニールパック。

    一袋7.2リットルで、一箱に4パック入ってきます。

     

     

    ファイル_2015-05-11_7_51_58

    水の設置もとっても簡単。

    ウォーターサーバーの上蓋を開け、向きを合わせてウォーターパックを入れるだけです。

     

    蓋を締め、「NEEDLEボタン」を押すと、下から太い針上の突起が出てきて、

    ビニールパックが破れ、水が出るようになるという仕掛けです。

     

    水がなくなったら空になったビニールを取り出し、丸めてポイでオーケー。

    空の容器の置き場所に悩まされることもありません。

     

    ファイル_2015-05-11_7_52_33

    「COLD」を押すと、適度に冷やされた水が、

    「UNLOCK」を長押しした後に「HOT」を押すと85℃のお湯が出てきます。

     

    熱湯にしたければさらに沸かせばすぐに沸きますし、

    コーヒーやお茶であればそのまま淹れることもできます。

     

    水がビニールパックに入っているので、匂いなどがないかどうか少し心配でしたが、

    まったく匂い移りはなく、美味しい水が楽しめます。

     

    フレシャスの特徴

    他の口コミサイトを見て調べて情報と、実際に使ってみた感想をまとめてみました。

     

    水が美味しい

    まずは忘れてはいけない一番大事な要素が“水の美味しさ”です。

     

    フレシャスの水は富士山の標高1000mから取水した天然水。

    日本人に馴染みのある軟水で、非加熱処理。

     

    実際に飲んでみましたが、甘みが感じられ、さらりとした口当たりですごく飲みやすく美味しく、満足のいく味です。

     

    RO水か天然水か

    ウォーターサーバー水には大きく分けてRO水と天然水の2種類あります。

     

    RO水というのは、RO膜という0.0001ミクロンという細かい網の目のフィルターを通して、不純物を除いた水のこと。

    一見、清潔でいいように聞こえますが、実はこの過程で体にとって大事なミネラル分も除去されてしまっています。

     

    RO水の方が価格が安いのですが、せっかくだったら栄養分であるミネラルがしっかり入った天然水の方がオススメです。

    味も断然、天然水の方が美味しいです。

     

    オシャレ

    フレシャスは見た目のデザインが洗練されていて、オシャレです(後ほど写真でご紹介します)。

    なので、家のどこに置いてもインテリアとしても機能します。

     

    色もスカイグレー、メタリックブラック、ミルキーベージュ、ナチュラルピンクの4色から選べます。

     

    電気代が安い

    ウォーターサーバーは24時間電源につないでいるため、結構電気代がかかるものもあります。

     

    中には月に1000円以上かかるウォーターサーバーもありますが、

    フレシャスは業界最安値(カカクコム調べ)の月330円。

     

    その秘密は「ECOモード」と「SLEEP」モードの二つの省エネ機能が搭載されていることです。

     

    ECOモードをオンにすると、温水の温度が85℃から約70℃に下げることができ、これにより電気代の節約ができます。

     

    さらにSLEEPモードをオンにすると、室内の暗さを感知し、部屋が暗くなると温水の加熱を抑えて消費電力を節約してくれます。

    この二つの節約機能により、大幅に電気代のカットを実現させています。

     

    月に数百円の違いでも、ウォーターサーバーは継続して使うもの。

    一年で考えると一万円近く差が出てきますよ。

     

    水の交換が楽

    フレシャスの水はビニールのパックに入っています(写真を後ほど載せます)。

     

    しかも、1パック7.2リットルと業界最軽量パックなので、

    女性でも簡単に持ち上げて交換することが可能です。

     

    さらにゴミもビニール袋なので、くるくるっと丸めてゴミ箱にポイでOK.

    かさばるゴミが出ないことも大きな利点です。

     

    そもそも、一人暮らしでウォーターサーバーはアリか?

    最後に、コスト面から検討してみましょう。

     

    僕は普段、楽天市場で六甲のおいしい水(2リットル×6本×2箱のセット⇒24リットル)を¥1,460で買っていました。

    今回契約したフレシャスのウォーターサーバーは1箱(7.2リットル×4パック⇒28.8リットル)が¥4,668です。

     

    単純にリットル当たりで割るとウォーターサーバーの方が割高ですが、

     

    ・24時間冷水、温水がボタンを押すだけで使える

    ・スイッチ一つですぐ温水が使える

    ・ゴミの処理がスゴく楽

     

    といったメリットを考えると、個人的には全然許容範囲の支出です。

     

    また、一ヶ月に28.8リットルという量が使いきれるかという不安もあるかもしれませんが、

    僕は六甲のおいしい水24リットルを一ヶ月半に一度の割合で注文していました。

     

    それから考えると、ウォーターサーバーの水の量はやや多いように見えますが、

    これまではどこかに節約しようという意識が働いていたように思います。

     

    しかし、一ヶ月にこれだけ使えると思うと、例えばお米を研ぐのもミネラルウォーターでやるようにしようとか、

    出先でペットボトルの水を買うのではなく、家でウォーターサーバーから水を入れて持ち歩こうといったこともできるようになります。

     

    そう考えると、一人暮らしでも料理をする人には全然使いきれる量です。

     

    まったく料理をしないという人は意識して水分をとるようにしたり、

    家のウォーターサーバーから水を入れて持ち歩くようにすれば消費できるでしょう。

     

    まとめ

    今回、ウォーターサーバーを導入してみて、生活が便利になりました。

     

    こういった小さな環境の改善は最初に変化を起こす時が面倒臭かったりして、なかなか変えられなかったりしますが、

    一旦導入してみると「なぜもっと早くやらなかったんだろう」って思いますね。

     

    それと、今回は事前に口コミサイトやランキングサイトを見てウォーターサーバーを選んだのもよかったです。

     

    もしウォーターサーバーの使い勝手が悪かったり、

    水の味がまずかったりしても途中で解約するのが大変ですからね。

     

    普段、ペットボトルの水に不満を感じている人は一考の価値ありです。

     

    サーバーレンタル代無料です(dewoモデルは条件つき)