投稿者: カズキ

  • 男一人の弾丸ハワイ旅行レポ!ハワイに行く時に押さえておきたい10のこと

    男一人の弾丸ハワイ旅行レポ!ハワイに行く時に押さえておきたい10のこと

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    「男で一人ハワイって、ぶっちゃけ楽しめるの?」

    と、迷っていませんか?

     

    29歳、男一人で、6月12〜16日の期間、3白5日でハワイに行ってきました!

    行こうと決めたのは2週間前。そんな急に決めたこの旅程に付き合ってくれる人がいるわけもなく、一人旅です。

     

    冒頭でも書きましたが、「一人でハワイ行ってみたいけど、実際のところ楽しめるのかな…?」と思っている方もいると思います。

    そんな方の役に立てばと思い、このレポート記事を書いてみることにしました。

     

    また、管理栄養士の立場から、ハワイの食事情も探ってきたので、合わせてレポートします!

    (筆者はフリーランスの管理栄養士です)

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    男一人の弾丸ハワイ旅行 ハワイってどんなとこ?

    東京 to ハワイ

    自宅の麻布十番から成田へ。

    「まあ夕方だし、在来線で余裕っしょ」と思っていたら以外と浅草線が混んでおり、立ちっぱなしで大変でした。

    少し余分にお金がかかっても特急やバスを利用した方が、これからの長時間のフライトに備えて楽に移動できます。

     

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    空港では、初の”ラウンジ“とやらを利用。

    楽天のプレミアムカードを持っているとタダで使えます。海外旅行の保険もついてくるので、よく海外に行く人はオススメ。




    ラウンジの中はすいていて、ソファがあり、電源、Wi-fi、飲み物飲み放題、雑誌・新聞読み放題の空間で優雅にフライトを待つことができます。

    ホノルル空港にもラウンジがあり、帰りもゆったりとフライトまでの時間を過ごすことができました。

     

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    ランジ入り口。この特別感がGOOD!!

     

    成田からハワイまでは約6.5時間ほど。夜のフライトでした。

    ここでのポイントはしっかり寝ておくこと。そうしないと時差ボケに苦しむことになります。

    備え付けの映画などはスルーして持参のアイマスクをはめ、睡眠モードに。

     

    ホノルル空港からホテルまでは事前に予約してあったバスで移動。

     

    IMG_1637ホテルに到着。旅行代理店の人いわく、中級のホテルだそうです。

    IMG_1641

    ホテル内はこんな感じ。ほとんど部屋にはいないため、部屋からのビューは重視しなくて良いとのことでした。

    ハワイといえば、なにはともあれ、まずはビーチです!

    IMG_1644

    まずはもう、なんといってもこのビーチに感動です!!

    しかも、ホテルから徒歩2分という、この市街地とビーチの近さがハワイの醍醐味でしょう。

     

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    こんな感じで、左側が市街地、道路一本挟んで右側がワイキキビーチです。

    IMG_1645

    ハワイはとにかくしっかりと晴れる!! 4日間中、1回も雨に遭いませんでした!

     

    IMG_1672さあ、焼きますよ!の構え

    ハワイはビーチが広いので、写真のようにゴザを広げ(ABCというコンビニみたいなのがそこら中にあって、そこで300円ほどで買えます)、日光浴が楽しめます。

    僕は日光浴しながら読書を楽しみました。

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    今回のハワイで読んだ本たち。

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    ハワイの食事情

    さて、ハワイの食事ですが、ハワイの人たち、ゴメンなさい。。僕は致命的に合いませんでした。。

    普段から和食をメインに食べている関係もあると思います。

    マズイというよりは、ただ僕の口に合わなかったと言ったほうが公平だと思います。

     

    IMG_1638

    最初に食べたスパムおにぎり。これは美味しかった!!

    他のものもそうですが、日本のコンビニで売られているものよりも添加物が少ない印象を受けました(表示のルールまではわかりませんが)。

     

    IMG_1639

    一緒に食べたたまごサンド。

    マヨネーズの原材料まで事細かに記載されています。

    また、コンビニのチルドコーナーにはビニールののれんのようなものがしてあり、きちんと低温が維持され、管理されているようでした。

    日本のサンドイッチ売り場はのれんも何もありませんが、あれは添加物のおかげなのか……?

     

    IMG_1640

    牛乳には「人工的な成長ホルモンは使っておりません」「抗生物質の検査をしております」の表示が。

    こういった表示がされるほどの、消費者の健康意識の高さが伺えます。

    そして牛乳も日本のものより美味しいです(久しぶりに牛乳飲んだ)。

     

    そして、ハワイの人たちは朝早くからジョギングしている人が多いです。

    街中のカフェも6時台からやっているところが多く、ハワイアンの朝は早いようです。

    その分、閉店は早め。

    特に日曜日は昼過ぎにはお店を閉めたり、一日休みのところもあります。

     

    IMG_1658

    これがホテルでの最初の朝食。

    これは失敗しました。

    僕は普段、朝ごはんなんて酵素ドリンクにフルーツをちょこっとぐらいなのですが、ハワイに来てテンションが上がっていたところにビュッフェ形式だったので、ついついとり過ぎてしまいました。

    で、これだけ脂っこいものを朝からとってしまったことにより、なんとなく、この後も食欲のリズムが崩れることに…。

     

    IMG_1673

    これ、一応ロコモコです笑。

    事前に美味しいお店を調べておいて昼過ぎに行ってみたのですが、なんと閉まっており、仕方なく適当に近くの店でロコモコを頼んだのですが、これがまあ美味しくなかった。。。

    日本で適当にお店に入って”ハズレ”ってこともありますが、それとはレベルが違いました。。

     

    IMG_1675

    こちらは期待して行ったハワイの伝統料理のお店。

    このお店はハワイの年間一位にも選ばれているらしく、店の表にはハワイにもかかわらず行列が!!

    並んでいる人も「must be good(美味しいに違いない)」と言っていましたが、僕も期待感マックスで来店!

    …が、これがまた口に合わなかった。。

     

    特に右端の紫色のペーストは「ポイ」といって、タロイモをすりつぶしたものらしいのですが、ほとんど残してしまいました。

    まあでも、これも食体験です。

    現地のものを味わう。それが一日本人の口に合わなかったとしても僕に文句を言う資格はありません。

     

    次の日からは朝はフルーツと少しヨーグルトぐらいで済ませました。

    結局ハワイで一番美味しかったのがコンビニで買ったカリフォルニアロールという、なんとも意外な結果に…笑。

     

    やっぱり日本人には和食が一番だなと思った経験でした。

    帰りの機内で出た味噌汁が本当に美味しかった。。

     

    ハワイ一人旅行をする時に押さえておきたい10のこと

    最後に、ハワイ一人旅を考えている人に伝えておきたいことを10個まとめてみます。

     

    1. ハワイは日本語が比較的通じる。

    英語に自信のない人は安心です。ただ、英語が話せる人からすると逆に不満につながるかも。

     

    2. 観光地化が進んでいる。

    旅行初心者でも楽しみやすく、一人でも安心して旅行しやすい場所だと思います。

    ただ、ある程度旅なれている人からすると、物足りなさを感じるかも。

     

    3. 食事をする場所は絶対前もって調べておくべし

    現地でパッと目についたお店が当たりである確率は低いのではという印象。お店の当たり外れが大きすぎます。

     

    4. 朝ごはんで食べ過ぎない

    普段から朝に洋食をとっている人はいいと思いますが、そうでない人は朝から食べ過ぎるとキツイです。

     

    5. 荷物は最低限で

    荷物は少ない方が楽です。現地で買えるものは現地で買っちゃいましょう。

    ビーチサンダルも1000円未満で手に入りますし、Tシャツなんかも現地で買ってしまってもいいと思います。

    高価な時計などは安全のために、置いていきましょう。

     

    6. ビーチはワイキキよりアラモアナビーチがおすすめ

    ワイキキからバスで20分ほど行ったところにあるアラモアナ。

    ショッピングセンターがあることで有名ですが、近くにビーチもあります。

    このビーチの方がワイキキより人が少なくてゆっくりできます。

     

    7. できるだけ現金は使わない

    ハワイでは普通にコンビニでもカードで払う人もいます。

    現金をたくさん持つのは危ないですし、管理も大変なのでクレジットカードをメインで使うのをオススメします。

     

    8. 時差ボケ対策はしっかりと

    時差ボケにやられるとしんどいので、対策をしっかりしましょう。

    もう成田(日本)を発ったら時計を現地時間に合わせて、その時間だと思い込むようにしましょう。

    現地の時間に合わせて、寝るのか・起きたままで過ごすのかを考えるといいと思います。

     

    9. 日焼け対策はしっかりと

    ハワイの日差しは日本よりも強いです。

    焼きたくない人はしっかりと日焼け対策を。

    焼きたい人は下焼きしてから直射日光のもとで焼いた方がいいです。

    僕は下焼きせずに焼いたら、下の写真のようにこんがりいきすぎました笑。

    IMG_1676

     

    10. できればシーズンオフに行く

    今回は人の少ない時期を狙って6月の半ばに行ったのですが、それでも特に土日などはビーチも含めて観光客がたくさんいました。

    なので、これが夏休みや年末年始とかだとさらに人が多くなると思います。

    なかなか仕事などで時間の都合がつけにくいかと思いますが、可能であればシーズンオフに行ったほうがゆったりと楽しめると思います。

     

     

    今回はオワフ島のワイキキの紹介でしたが、ひと口にハワイといっても、他の島もあります。

    そういった意味では僕はまだまだハワイの本当の良さを知らないと思うので、ハワイマスターの方からの情報もお待ちしております!

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    【関連エントリ】

    ※ 人生が変わった!留学して得られた5つのこと

  • 書評 「不自然な食べものはいらない」 内海聡・野口勲・岡本よりたか

    書評 「不自然な食べものはいらない」 内海聡・野口勲・岡本よりたか

    ファイル 2015-06-08 12 15 52

    なぜ現代にはこれほど病気や体・心の不調を訴える人が多いのか。

    「食生活の変化が大きな原因だ」というのはよく言われていますが、では具体的にどういった変化が問題かと聞くと「カロリー(糖質)のとり過ぎ」「ビタミン、ミネラルなどの不足」といった答えが返ってきます。

    より詳しく勉強している人だと、それに加えて「食品添加物」や「トランス脂肪酸」などがあがってきます。

     

    しかし、実は現代に渦巻く食の問題はもっともっとさかのぼって考える必要があります。

    普段とっている栄養素を、摂取するもとである野菜や果物、穀物、肉などは人が栽培、飼育したものであり、それらがどうやって作られているのか、そしてその世界に今どういったことが起きているのかを知らないと上辺の栄養学だけ学んでも役に立たないのです。

     

    この本のテーマは「農業」で、「種(作物の)」と「次世代」について、医師の内海先生と、農家・環境活動家の野口氏、岡本氏の三人による鼎談の様子がまとめられています。

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    それでは早速紹介していきましょう。

     

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    不自然な食べものはいらない

    あなたも毎日食べている!遺伝子組み換え食品

    GMO作物の全体の輸入量はすでに2000万トンを超えています。ちなみに、日本国内で、お米の生産量は約800万トンなので、これはお米の2倍を超える量です。

    (本書 P.21)

    つまり直接ではないんだけれど、ほとんどの日本人は毎日のようにGMO食品をたくさん食べているでしょう。

    (本書 P.31)

     

    遺伝子組み換え(GMO)作物とは、アメリカで開発されたもので、遺伝子的な操作により、農家が楽に作物を作れるように改変した種のこと。

    たとえば、虫が食わないように、作物自体に殺虫成分を持たせたりしています。

    この技術により、農家は虫食いを防いだり、雑草を取る手間が省けたりするなどの恩恵を受けています。

     

    気になる安全性ですが、危険性が指摘されており、「ガン」「アレルギー」「不妊」がGMO食品3大障害と言われています。

    アメリカでGMO技術が認可される際に安全性の試験は行われているのですが、あまりにもずさんとしか言いようがありません。逆に危険性を証明するような研究結果もその後発表されています(詳しくは本書参照)。

     

    「遺伝子組み換え食品」と聞くと「どこか遠い海の向こうの国のこと」と他人事のように捉えている日本人は多いですが、まったくそんなことはなく、日本人もバリバリ毎日遺伝子組み換え食品を食べています。

    ちょっと詳しい人だと「日本には遺伝子組み換え作物を使っている食品に対しての表示義務があるのでは?」と思うかもしれませんが、そんなものはあってないようなもので、うまい具合に法律が作られており、気づかない形で遺伝子組み換え食品が使われています。

    長くなるので詳述は避けますが、詳しく知りたいという方はぜひ本書を読んでみてください。

     

    普段食べている野菜は、ヘンな種から作られている

    現在の店頭に並んでいるカブやダイコンは、ほとんどが「F1種」と呼ばれる「交配種」です。

    F1種の種は、次世代からは親と同じ野菜はできずに姿形がムチャクチャな異品種ばかりになってしまいます。このため、F1は一代限りで、農家は毎年、新しい種を買わないと同じ野菜を栽培できません。

    (本書 P.64)

     

    今僕たちが普通にスーパーで買う野菜は”F1種”という種から育てられた野菜です。

    昔からある種である”固定種(在来種)”は生育速度も大きさもバラバラになるため、効率的に栽培、出荷するのに向いていません。

    そのため、F1種という人工的に掛け合わされた種が使われているのですが、このF1種は固定種より味が落ちます。なので昔の野菜を知っている高齢者の方は「今の野菜は美味しくなくなった」と言います。

     

    また、F1種は自分で種を作る能力を失った”不妊の種”がほとんどで、そんな種から育った野菜を食べることで人間の不妊にもつながっているのではないかと本書では語られています。

     

    私たち消費者にできることとは

    消費者のNOという声が、生産者、お店、外食産業といった食べ物にかかわる人々を動かしていきます。

    (本書 P.154)

     

    本書では遺伝子組み換え食品や不妊の種であるF1種がどれだけ広まって食品市場を席巻しているかが現場に精通しているプロたちの言葉からリアルに伝わってきます。

    問題の根源は、一般の人がこういった今起きている問題を知らないこと。

    一般の人どころか、栄養の専門家であるはずの栄養士ですらほとんど知りません。さらには、農家さんですら知らない人が多いと本書では語られています。

     

    「知らないのだから好き勝手やっても構わない」という気持ちが大企業にあるのだと思います。

    知識のある人からしたら「こんなもの食べられるか!」というものでも知識のない人たちが「安い」「便利」と喜んで買ってくれるのでドカドカ利益が出て、それを使ってさらに体に悪い食べ物を開発していくという悪循環。

    それでいて国は「予防医療を推進する!」なんて言っているのだから、もはや喜劇です。

     

    しかし、希望はあります。それは消費者である我々が声をあげること。

    実際にアメリカでは消費者の「NO」という声により、トランス脂肪酸の規制が作られたり、大手食品メーカー、チェーン店が添加物の使用を控えるなどのアクションを起こしています。

    日本人も少しはアメリカ人の爪の垢でも煎じて飲むべきです。

     

     

    遺伝子組み換えや種となると、難しそうというイメージを抱きがちですが、本書は三人の専門家による対談方式なので、とても読みやすく、それぞれの人柄も伝わってきて一気に読めました。

    こういった方面にまったく知識がない人が最初に手に取る一冊としてオススメです。

     

    最近は勉強になるだけでなく、新たな気づきを得たり、心を動かされる良書に出会うことが多い。この本も今年読んだ中でトップ3に入るぐらいのいい本でした。

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    【関連エントリ】

    ※ あなたが知らない 遺伝子組み換えのすべて

    ※ 書評「なにを食べたらいいの?」安部司

     

  • 書評 「小麦は食べるな!」 ウィリアム・デイビス(白澤卓二[訳])

    書評 「小麦は食べるな!」 ウィリアム・デイビス(白澤卓二[訳])

    ファイル 2015-06-05 10 18 03

     

    すっかり糖質制限という考え方が広まり、糖質は悪者扱いされるようになりました。

    この本も、一見するとそういう糖質制限の食事に関する本に見えますが、そうではありません。

    本書は糖質の中でも「小麦」に焦点を当て、いかに小麦が体に悪いかという一点について書かれた一冊です。

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    著者はアメリカの医師のウィリアム氏で、この本は全米・カナダで130万部を突破する大ベストセラーになっています。

     

    もうとにかく最初から最後まで小麦を集中攻撃です。

    アメリカン・ジョークをふんだんに織り込みながら(省略すれば半分で書けたのでは?笑)、小麦をボロカスに言っています。

    しかし、彼の話は決して根拠の無いものではなく、科学的な根拠と、ウィリアム氏の患者の治療実績に根ざしたものでした。

    それでは紹介していきましょう。

     

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    小麦は食べるな!

    今食べられている小麦は、かつての小麦ではない

    現代の小麦はわたしたちの祖先が日々のパンのために粉にしていた穀物とは違います。自然環境では何世紀もの間にわずかしか進化しなかった小麦は、ここ50年間に農業科学によって劇的に変化を遂げました。

    本書 P.31

     

    より病原菌や日照りに強い種。より早く、より多くの収穫量が得られる種。

    そんな理想の品種を求め、人類は小麦の品種改良を進めてきました。

    さらには遺伝子組み換え(GM)技術が開発され、それまで以上に思いのままの理想的な小麦を作ることができるようになったのです。

    しかし、その結果、グルテン含量とその構造の変化、酵素やタンパク質の変化など、小麦の性質に思わぬ影響が出てきてしまいました。

     

     

     

    小麦はドラッグと同じぐらい危険?

    小麦は消化されてモルヒネ様化合物が生じ、脳のオピオイド受容体と結合します。その結果、報酬として穏やかな多幸感が生まれます。その作用が遮断されたり、エクソルフィンを生み出す食品を摂取しなかったりすると、ひどく不快な禁断症状を覚える人もいます。

    本書 P. 71

    小麦は太るだけでなく、ドラッグのヘロインのように依存性を高めると筆者は指摘しています。

     

    一見すると理解できないことのように思えますが、国立衛生研究所の研究で、小麦の主要蛋白のグルテンを疑似消化させたものをラットに投与したところ、それは血液脳関門を通りぬけ、脳に達し、さらにはモルヒネ受容体と結びつくということがわかりました。

    この小麦のグルテンを消化してできた物質のことを”エクソルフィン”と呼んでいます。

    このエクソルフィンの作用により、小麦は食欲増進剤として働くことが書かれています。

     

    隠れセリアック病の可能性

    セリアック病に対する医師の理解が足りない上に、この病気には独特な症状(たとえば、腸症状ではなく、倦怠感や偏頭痛)が多いため、症状が出てから診断が下されるまでに平均で11年かかっています。そのため、セリアック病の診断がつくころには、長年の栄養吸収力低下によって深刻な栄養失調状態になっている可能性があります。

    本書 P.93

     

    セリアック病とは、小麦に対するアレルギーのようなもので、小腸の細胞が破壊され、栄養が吸収できなくなってしまう病気です。アメリカでは人口の約1%が持っているといいます。

    そしてウィリアム氏は正式にセリアック病と診断されなくても、いわゆる”隠れセリアック病”のような人がたくさんいて、それがいろいろな病気や体の不調に繋がっていると指摘しています。

    日本でも患者が多い過敏性腸症候群(IBS)もセリアック病の軽度の症状だとしています。

     

    どんな食事をとればいいか

    まずは小麦を断つことが第一ステップです。第二ステップは、小麦を経った分のわずかなカロリーを埋めるための適切な商品を見つけることです。

    本書 P.237

     

    本書で勧められている食事は、当然予想されるように「小麦を断つこと」です。

    それは、小麦がたとえ健康そうなイメージのある全粒粉であっても関係ありません。

    そしてウィリアム氏は、米も小麦ほどではないがとらない方が良いとし、最終的には糖質をとらないような食生活を推奨しています。

     

     

    ウィリアム氏の主張は一貫しています。

    「健康になりたかったらとにかく小麦を避けろ」。

    1ページ目からラストまで、小麦のいいところは一つも出てきません。

     

    そして、「小麦を減らす」のではなく、「完全に食事から除去しよう」と呼びかけている点もハッキリとした主張です。

    あまりにも小麦の危険性をうたっているため、おそらく読み終わった後は誰しも小麦を食べることに躊躇すると思います。

     

    なかなかショッキングな内容でしたが、現代の小麦が昔の小麦とは違い、遺伝子的な操作を受けて性質が変わってしまっているということは印象に残りました。

    遺伝子組み換えの影響は小麦だけにとどまらず、考えると恐ろしいものがあります。

     

    わりに専門的な用語も多い本なので、栄養学の面の知識のある方にはオススメです。

    文章の端々から、アメリカ国民の健康意識の高さが伺えるようなところもおもしろかったです。

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    【関連エントリ】

    ※ 日本人はなぜパンを食べるようになったのか?

    ※ ごはんかパンか 日本の給食の今後

  • 5日間のファスティング(断食)、そして1ヶ月間死ぬ気で筋トレした結果…(写真あり)

    5日間のファスティング(断食)、そして1ヶ月間死ぬ気で筋トレした結果…(写真あり)

    子どもの頃からずっとガリガリなのがコンプレックスでした。

    大きく息を吸い込んでお腹を凹ませるとあばら骨が浮き出てゾウのような形が浮き出てくる。

     

    母親からも「あんた食べさせてへん子みたいなやな」とか「骨皮筋右衛門」と言われてきました。

     

    ホントにそんな自分が嫌で、中学生ぐらいからダンベルや握力を上げる道具とか

    いろいろ買って努力しました。

     

    プロテインも買って飲んでました。

    しかしそれでも筋肉はつかない…。

     

    結局「僕は筋肉がつかない体質なんだ」といつしか諦めて筋トレもやめてしまっていました。

    でも、そんな僕でも変われました。

     

     

    きっかけは僕がファスティングの仕事をするようになってからのこと。

    あるとき、こんなことを聞きました。

     

    「ファスティングすると筋肉がつきやすくなるよ」

     

    本当に?こんな僕みたいな体質でも筋肉がつくようになるの??

     

    半信半疑でしたが、はるか昔に諦めてしまったガリガリからの脱却に向け僕は一ヶ月間本気を出すことにしました。

    ここから僕の体は変わりました。

     

    前置きが長くなりましたが

    この記事では僕がファスティングをした上で一ヶ月間死ぬ気で筋トレした結果どうなったのか

    そして一ヶ月間の間で行ったことをすべてご紹介したいと思います。

     

    男にとってはものすごいコンプレックスである筋肉がつかない悩みに悩まされている男性に

    ぜひ読んでいただきたいです。

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    Youtubeチャンネルでも動画を配信しています

    >>>カラダヨロコブチャンネル(クリックで開きます)

    一ヶ月間でどれだけ変わったかと、その後の変化

    一ヶ月間の変化

    まず筋トレ開始前の僕の体型ですが

    身長:172cm、体重:52.4kg、体脂肪率:5.0%で

    体型の指標であるBMIも17.7と完全な痩せ(18.5未満は痩せと分類される)でした。

     

    そこから一ヶ月でどうなったのか。

    まずは写真をお見せしたいと思います。

     

     

    変化がお分かりいただけますでしょうか。

     

    数値の変化は次のとおりです。

     

    数値の変化まとめ

    体重: 52.6kg ⇒ 56.9kg(+4.3kg)

    筋肉量: 27.4kg ⇒ 29.3kg(+1.9kg)

    体脂肪量: 3.8kg ⇒ 4.9kg(+1.1kg)

     

    結果の評価

    一ヶ月で筋肉が約2kg増えていたわけですが、これがどれだけスゴいのかを知り合いのトレーナーに聞いてみました。

    すると「どれだけ栄養をしっかりとって筋トレを頑張っても一年間かけて増える筋肉量はせいぜい4キロだよ」

    という答えが帰ってきました。

     

    「一ヶ月で2kgも筋肉が増えるなんてありえない」とのことです。

    つまり今回の結果は驚異的と言って良いでしょう。

     

    体で感じられた変化

    やはりこれまでガリガリだったので、これだけ筋肉がついてもまだ大きな変化は分かりづらいですが

    体感としては着ているポロシャツの肩のあたりが前はスカスカだったのが若干窮屈さを感じるようになったり

    パッとお風呂で鏡を見たときに胸板が厚くなっているのが分かってものすごく嬉しかったです。

     

    その後の変化

    今回は一ヶ月での変化についての記事ですが、おまけでその後の変化についてもご紹介したいと思います。

     

    一ヶ月経った後は時期によってバラツキがあったものの

    週に2〜3回ぐらいは平均してジムに行くようにしていました。

     

    特にファスティング後はなるべくスケジュールを空けてしっかりトレーニングするようにしました。

     

    それではその後の変化をご紹介します。

     

    まずはさらに一ヶ月後。

    (焼けているのは旅行に行ったせいです)

     

    そしてさらに二年後。

     

    と、このような形で完全に体格が変わり、もう自分がガリガリだとは思わなくなりました。

    周りの人から「良い体してますね」とか「意外と筋肉ありますね」なんて言われる日が来るとは思ってもいませんでした。

    銭湯や温泉に行くときも、なんだか前より胸を張っている自分がいたりします。

     

    この一ヶ月後にやったことのすべて

    やったこと一覧

    それではここからは僕が一ヶ月後の間に意識して取り組んだことをご紹介していきます。

     

    まず最初に、僕がやったことをまとめると下記のとおりです。

    1. 五日間のミネラルファスティング
    2. 効果的な筋トレについて勉強
    3. ジムを契約して筋トレを実施
    4. ヘンププロテインの活用
    5. 普段の食事量を増やした

    ではこれらを一つずつ詳しく解説していきます。

     

    1、五日間のミネラルファスティングを実施

    まず、五日間のミネラルファスティング(特殊な断食)を行いました。

     

    ここでは詳しい説明は省きますが(詳しく知りたい方はこちらの記事を参照してください)

    一言でいうと栄養をとりながら行う断食で、科学的なファスティングです。

     

    「ファスティングと筋トレは何か関係があるの?」と思われるかもしれませんが、

    ミネラルファスティングをすることで成長ホルモンの分泌が促進され、筋肉がつきやすくなることが知られています。

     

    詳しくは下記ブログ参照。

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    今回取り組んだ中で一番の鍵となるのが、この事前のミネラルファスティングです。

    先ほどお話したように、僕は生来持ち合わせた体質で人よりも筋肉がつきづらかったので

    そのまま筋トレしていてもなかなか思うようにはいきませんでした。

     

    自分の体が持つ潜在能力を最大限引き出した状態で筋トレに臨む。これが大きなポイントでした。

     

    2、効果的な筋トレについて勉強

    体の準備はオーケー。次は頭の準備です。

    ただがむしゃらに筋トレしていても効率的ではありません。

    きっと筋肉がつきやすい、賢い筋トレ法があるはずです。

     

    そこで効率的な筋トレ法について勉強しました。

    詳しくは下記記事にまとめてあるので参考にしてください。

    [blogcard url=”https://karada465b.minibird.jp/post-2176/”]

     

    大きくは東京大学の教授でご自身も世界的なボディビルダーという石井直方先生の理論を取り入れて

    トレーニングメニューを組み立てていきました。

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    3、ジムを契約して筋トレを実施

    さあもう手はずは整いました。

    いよいよ筋トレを始めていきます。

     

    筋トレを開始するにあたって人生で始めてジムを契約しました。

    「僕みたいなヒョロヒョロな人が言ったら笑われるんじゃないか…」と不安もありましたが

    背に腹は代えられません。

     

    ジムを契約する上で考慮したのが、通うのが楽なこと。

    幸いなことに家から徒歩3分のところにジムがあり

    しかも24時間空いていて自由に使えるということだったので契約しました。

     

    本当はパーソナルトレーナーをつけたほうが良いのでしょうが

    さすがに自分の体が恥ずかしすぎてやめました…。

     

    ジムに行ってトレーニングした頻度ですが、筋肉には回復させる時期も必要です。

    なので、一回行って上半身のメニューを行う、次の日は下半身のメニューを行う、一日休む、最初に戻って上半身のメニューを行う

    という感じのローテーションで週休二日ぐらいであとはほぼ毎日通ってトレーニングしていました。

     

    4、ヘンププロテインの活用

    筋肉を増やす上ではその材料となるたんぱく質の摂取が欠かせません。

    普通に暮らしている分にもたんぱく質は不可欠な栄養素ですが、トレーニングをするとさらに必要量は増します。

     

    その需要に応えるため、通常の食事に加えて粉末のプロテインを活用しました。

     

    普通、筋トレの場合もプロテインといえばホエイプロテインなどの動物性プロテインを使うというのが常識です。

    ですが、僕はあえて植物性プロテインである麻のプロテイン、ヘンププロテインを採用しました。

     

    IMG_3422

    使用したヘンププロテイン

     

    中身

     

    なぜこのヘンププロテインを採用したのか。

    まずひとつ目の理由がホエイプロテインには質の悪いものが多すぎるということです。

    だいたいにおいて食品添加物が使われています。

     

    もうひとつの理由が動物性たんぱく質を多量にとることに抵抗があったからです。

    意見が分かれるところだと思いますが、僕は動物性たんぱく質を多くとることには反対です

    (だからといってベジタリアンではありません)。

     

    それに比べてこのヘンププロテインは成分は麻という植物100%.

    添加物など余計なものも一切入っていません。

     

    さらには摂取したたんぱく質を体内で筋肉に作り変えるときに必要な栄養素もすべて入っており

    これを豆乳に溶いて飲んでいました。甘酒を加えるとより飲みやすくなります。

     

    ヘンププロテインについて詳しく知りたい方は下記記事をご参照。

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    (販売サイトはこちらから)

     

    ちなみに「植物性たんぱく質なんかでは筋肉はつかない」という話がありますが、誤りです。

    僕の知り合いにもボディビルダーのトレーナーがいますが、自身もヘンププロテインを使っていて

    「動物性だから筋肉がつきやすいなんてことはないよ」という話をしていました。

     

    5、普段の食事量を増やした

    植物性プロテインをとるだけでなく、普通の食事もしっかり食べるようにしました。

     

    体のことを考えると満腹になるまで食べることは望ましくありませんが、

    摂取したプロテインの利用効率をあげるためにはある程度しっかりカロリーをとっておくことも必要です。

     

    また、普段はしていなかったトレーニングを始めたことによりこれまでより消費カロリーも増えているので

    その分までしっかり食べる必要がありました。

     

    あまり得意ではない朝ごはんも何かとるようにしたり

    果物やナッツなども活用してなるべく間食もするようにしました。

     

    ただ、もちろんファスティング明けはきっちり復食のメニューで過ごしました。

     

    まとめ

    ということで、一ヶ月間死ぬ気で筋トレするぞ!と決めてから行ったことをご紹介してきました。

     

    この経験を経て分かったことは、たしかに筋肉のつきやすさには体質が関係していると思いますが

    筋肉がつきにくい人もつかないわけではないということです。

     

    体質だから仕方ないと諦めることはありません。

    あなたの体にはきっとまだ発揮されていない潜在能力が秘められているはずです。

     

    その能力の鍵を握っているのがミネラルファスティングであり、栄養です。

    ミネラルファスティングに関しては講座やパーソナルサポートも行っておりますので

    ご興味ございましたらお気軽にご参加、お問い合わせください。

     

    やっぱり筋肉がついて体が変わると、自分に自信がつくようになります。

    (ブログ筆者のプロフィールはこちらから)

     

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  • 書評 「1年で20キロやせた私が見つけた 月1断食ダイエット」 尾山奈央

    書評 「1年で20キロやせた私が見つけた 月1断食ダイエット」 尾山奈央

    ファイル 2015-06-01 19 44 49

    空前のファスティング(断食)ブームで、ファスティングに関する本も多く出版されています。

    しかし、今回紹介する本は数あるファスティングの中でも(おそらく)オンリーワンの稀有な存在、「ファスティングの指導者」ではなく、「ファスティングを実践してみた」人が書いたエッセイ風の本です。

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    ファスティングを実践しようと決意するまでの経緯と、いろいろなファスティングに挑戦した体験がコミカルな文章で語られていて、読みやすくまるまる楽しめる一冊です。

    「ファスティングの本を読んだっていいことしか書いてないからどうも信用できない…」なんていう人にもオススメ。

    早速紹介していきましょう。

     

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    1年で20キロやせた私が見つけた 月1断食ダイエット

    わすか4年で26キロ増!妊婦と間違えられることも

    そこで窓に映った女と目が合い、痩せなくては、そう思い至る。その女の腹を見れば、私だって席を譲るであろう。素人目にみても、8ヶ月以上の妊婦であることに間違いない。

    本書 P.5より

     

    著者の尾山さんはもともとそれほど太っているというわけではなかったのですが、結婚を機に会社勤めからフリーランスの脚本家になり、運動量が減ったことや、もともとのお酒好きがたたり、わずか4年間で26キロ増えるという”激太り”を経験されます。

    「太る」というのは日々の生活習慣の蓄積の結果なので、普通に頑張っても体重を落とすのは容易ではありません。尾山さんのように短期間で生活習慣が変わり、一気に体重が増えた場合は特に大変です。

     

    尾山さんは食べるのが好きだったので、「好きなことを我慢するのではなく、嫌いなことを頑張ろう」とジムに通い始めますが、三ヶ月後には逆に体重が増えていました。

    運動をすると、より食事が美味しく感じ、運動しているという安心感も相まっていつも以上に食べてしまったそうです。

    運動だけで痩せるのは無理があります。やはりダイエットに食生活の改善は不可欠なのです。

     

    一念発起でファスティングに挑戦!断食道場へ入門

    食べられないというつらい苦行をしにいくのに、なぜにそんな大金を払わなければならないのか?

    1円でも安いところを……そのスピリッツで、私は数軒の断食施設に目星をつけた。

    本書 P.39より

     

    最初は好きな食事を断つなんてできっこないとファスティングを敬遠していた尾山さんも、友人がファスティングを行い、1週間で7キロ痩せたことを知ったことで気持ちに変化が起きます。

    また、婦人科系の病気を患ってしまい、ファスティングがそういった病気にもいいことを知り、いよいよファスティングを決意。

     

    誘惑を断つために人里離れた格安の断食施設へ申し込むのですが、この施設がちょっとしたトンデモ断食を行っている施設だったのです。

    噂には聞いていましたが、本当にこういう施設が存在することに驚きました。

    確かに、「食事が出ないのに高いよ!」と思われるかもしれませんが、きちんとした指導者がいる施設の方が安心ですね。

    わざわざそういった施設にいかなくても日常生活を送りながらファスティングをすることは可能ですが、自然の多い環境でのファスティングは気持ちよさそうなので、僕も興味があります。

     

    山田豊文先生式 ミネラルファスティングに出会う

    『ミネラルファスティング』とは、栄養学の権威であり、日本の断食界の第一人者の一人である山田豊文先生が考案した断食方法であるらしい。

    本書 P.88より

     

    数あるファスティングの中でミネラルファスティングは乳酸発酵ドリンク(いわゆる酵素ドリンク)で栄養素を補いながら行うファスティング。

    僕が所属している分子整合医学美容食育協会もこのミネラルファスティングを推奨しています。

     

    ちなみに、尾山さんは僕が行っているセミナーにもご参加いただいていて、この本の中にも僕のことがちょこっと登場します(P.120〜125)。

    圓尾氏自身も、最初は断食に否定的だったという。

    それがなぜ、自ら断食を定期的に行い、セミナーまで行い、ファスティングマイスターの資格まで取るに至ったのか?

    本書 P.121

     

    おもしろおかしく紹介されているので、ぜひ読んでみてください。

     

    鶴見医師が主催の断食合宿へ参加

    講座を担当されるのは、山口貴也先生という内科のお医者さんである。

    山口先生は、お医者さんでありながら薬が嫌いという面白い方である。

    本書 P.128

     

    医師の中にもファスティングを治療として用いている方がいます。その中でも有名なのが鶴見医師です。

    日本ではまだ一般的ではありませんが、ヨーロッパなどではファスティングががん治療などの医療行為として行われています。

    ファスティングは管理栄養士や医師には否定的な人が多いですが、きちんと科学的な理論があるので、一旦きちんと理解すると途端に肯定派に寝返る人が多いように思います。

    今後日本でもファスティングが立派な医療行為として広く認知され、患者さんにとって治療法の選択肢の一つとして選択できるようになるといいですね。

     

    体と心に変化が!一生続けたいファスティング

    「一生やるつもりだけど?」

    実は、痩せることを目的に始めた習慣であるが、今はもうそのことにはあまり興味がない。一生続けたいと思える一番の理由は、断食をすることで自分の中にある悪い物質を『デトックス』できることにある。

    本書 P.190より

     

    尾山さんはファスティングを通じて、一年で20キロの減量に成功します。

    さらには、肩こり、腰痛、鼻炎、気管支炎、低体温が改善。肌の状態もピチピチになったそうです。

     

    「食べる」ことに対しての意識も変わり、「いかに自分が今まで必要のないものを大量に摂取してきたか」に気づかれたとあります。

    まさにこれこそが僕がファスティングを推奨している理由につながります。

     

    ファスティングは食生活を自然に見直すきっかけとなる。

    予防医療の必要性が声高に叫ばれながらも遅々として進んでいない現状を打破する一つの解決策がファスティングになるのではないかと思うのです。

    実際にこういった感想を聞くと、ファスティングの潜在的な可能性をありありと感じることができます。

     

    「ファスティングに興味はあるけど、ぶっちゃけ本当のところどうなの?!」

    そんなファスティング未体験者の声に応えるのがこの本です。

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    【関連エントリ】

    ※ ファスティングマイスター資格ってどんな資格?

    ※ 書評 「食べない」健康法 石原結實

    10744595_288002658057112_1935379282_n

  • 書評「心療内科に行く前に食事を変えなさい」姫野友美

    書評「心療内科に行く前に食事を変えなさい」姫野友美

    ファイル 2015-05-26 10 37 40

    「眠れない」「食欲がない」「一日中気分が落ち込んでいる」「何をやっても楽しめない」

    そういった状態が続くうつ病。厚生労働省によると、日本人の100人に3〜7人はこれまでにうつ病を経験したことがあり、さらに近年うつ病の患者は急増しているとのデータがあります。

    自覚していない人も多く、気がついた時には「会社に行きたくない」「朝起きれない」「朝になるとお腹が痛くなる」といった日常生活を送るのが困難になるというケースもあるので、注意が必要です。

     

    今回紹介する本の著者は、そんなうつ病に代表されるようなさまざまな”心の病”に立ち向かってきた心療内科医師の姫野友美先生。現在では出版やテレビでも活躍されています。

    そんな心療内科の専門医が書いたこの本のタイトルがシビれます。

     

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    この言葉に込められた思いとは何なのか。

    早速紹介していきましょう。

     

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    心療内科に行く前に食事を変えなさい

    栄養療法との劇的な出会い

    「人間の体はすべて食べ物から取り込まれた栄養素から成り立っており、体内分子(栄養素)を本来あるべき正常な状態に整えることによって、自らの自然治癒力を高め、病気の進行を防ぎ、症状を改善し、さらには病気の予防もする」

    これが分子整合栄養医学に基づいた栄養療法です。

    本書 P.6より

     

    姫野先生は10年前のある日、参加した勉強会で”分子整合栄養医学”と出会います。

    これまでは薬を使ったり、カウンセリングをしたりといった方法でしか治療をしていなかった姫野先生にとって、栄養をとることによって治療をするという栄養療法はとても新鮮に映ったようです。

     

    僕も500床ある総合病院で管理栄養士として勤務していたからよくわかるのですが、日本の医師のほとんどは栄養の重要性をまったく理解していません。

     

    「●●先生、この患者さんの食事の種類を変更したいのですが…」

    「あ?食事?なんでもいいよ。好きに変えといて。ガチャ!…ツー、ツー、ツー」

    なんていう電話のやり取りをしたこともあります。人間の体は食べたもので作られているのだから、病気や怪我を治療する上で食べ物が重要でないわけがないのですが、それがまったく認識されていませんでした。

     

    出てくる症状に対して個別にアプローチするという、いわばもぐらたたきのような西洋医療に対して、分子整合栄養医学は人間の体を構成する細胞一つひとつにアプローチするという、根本療法にあたります。

    僕が所属している分子整合医学美容食育協会もこの分子整合栄養医学にもとづいたファスティングの理論を学べる団体です。

     

    心の問題は「脳」の中で起きている

    「心の問題は心でなおす」と思うわけです。たしかに、疲れた心を休ませたり、リラックスさせることは大切ですが、残念ながら、それだけでは根本的にはよくなりません。なぜなら、心の元気の素は「脳」にあるからです。

    本書 P.20、21

     

    本書では具体的に食べ物がどう心に影響しているかをわかりやすく解説しています。

     

    僕たちの心、感情は脳で作られており、それは神経伝達物質(脳内ホルモン)のやり取りで起きています。

    「快感ホルモン」のドーパミンや「ハッピーホルモン」のセロトニン、「緊張ホルモン」のノルアドレナリンなど、さまざまな神経伝達物質が正常に分泌されることにより心は常に元気な状態を保つことができます。

     

    しかし、強いストレスにさらされると、これらは大量に消費されていきます。

    そこで消費された分を補おうと生産を始めるのですが、この時に原材料がないと当然生産量が不足してしまいます。

    これが心の病の始まりです。

     

    その神経伝達物質の材料になるのが栄養素。

    原料のタンパク質、そしてそれらを代謝するために必要なビタミン、ミネラルです。

     

    心療内科に来る患者さんの血液検査を行って、その人の栄養状態を調べてみると、99%は「栄養不足」に陥っていることがわかったのです。

    本書 P.26

     

    なぜこれだけ栄養不足の人が多かったか。それは現代は飽食時代にありながら、栄養のある食べ物が減っているからです。

    質の悪い糖質や脂質でカロリーはあるけど、ビタミンやミネラルなどの栄養素が少ない食品、いわゆるエンプティカロリーをとりすぎている。

    さらには、野菜に含まれる栄養素も以前と比べて減っているというデータもあります。

    実は現代は食べ物だけで必要な栄養素を補うのがとても困難な時代なのです。その結果が大量の栄養不足の人を生んでいます。

     

    姫野先生は患者に対してサプリメントなども含めた栄養療法を取り入れたところ、みるみる症状が改善する患者が次々に現れたそうです。

    もちろん、薬も併用しながら治療を行うケースもあるそうですが、飲む期間の短縮につながったり、きちんと薬が効果的に効くように変わるというメリットがあるとのことです。

     

    たとえば、SSRIという代表的な抗うつ薬は、脳内で足りなくなったセロトニンをリサイクルすることで落ち込みや抑うつ感を取り除く作用があります。

    しかし、ただでさえ不足しているセロトニンをリサイクルしたところで、いずれ効果がなくなってしまいます。ここで栄養療法を取り入れると新たに作られるセロトニンが増えるため、相乗効果を発揮するというわけです。

     

    実際、僕の知り合いの20代の女性の方も、職場のストレスで毎日お腹を下すようになり、数ヶ月止まらなかったそうですが、ファスティングをしたところピタッと途端に症状が改善されたという人がいました。

    心の病気、ストレスは気持ちの持ちようではなく、体に対して栄養的にアプローチすることが大切なのです。

     

    日本の未来は食にかかっている

    国民が今のままの食事を続けていれば、早晩病気になり、働ける人口は少なくなり、国の経済は崩壊します。

    子どもたちが今のままの食事を続けていれば、大人になったとき病気になり、国を支えることができなくなります。

    本書 P.211より

     

    日本人の食事は危機的な状況にあります。それは現実や事実を知れば知るほど実感します。

    心の病が急増しているというのは氷山の一角にすぎません。しかし、一つの現象として現れている事実を見過ごしてはいけません。

     

    国は職場のメンタルヘルス対策として、今年の12月から新たにストレスチェックを義務付けるという施策を開始しますが、これも対症療法的と言わざるを得ません。

    もちろんやらないよりはやった方がいいのでしょうが、もっと本質的な改革が必要です。

     

    それは食の改革です。もっと国民が健康的な食生活を送ることができて、本当に栄養のある食べ物を得ることができる環境づくりをしていかないといけません。

    しかし、現実問題で考えると、国にそれを期待するのは儚い願いです。人生は待ってくれませんので、自分たちで学び、考え、行動していくしかありません。

     

    姫野先生も、予防医療、未病の重要性を訴えた上でこう記しています。

    しかしながら、これが日本の医療のスタンダードになるには、あと20年はかかると思われます。

    本書 P.215

     

    国、医師、薬だけに頼るのはもうやめましょう。

    医師嫌いや薬嫌いになるわけではなく、自分の体は自分が責任を持つべきなのです。

     

    今こそ、僕たちは「自分の健康は自分で守る」ということを強く認識し直す必要に迫られています。

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    【関連エントリ】

    ※ これぞ正統派ファスティング!ファスティングマイスター資格とは

    ※ 200冊以上から管理栄養士が厳選!これだけは読みたい健康本7冊

    ※ 書評「なにを食べたらいいの?」安部司