投稿者: カズキ

  • 大入り満員!! ファスティングセミナーを開催しました

    大入り満員!! ファスティングセミナーを開催しました

    S__21577784

    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

     

    一昨日の土曜日に、ファスティングのセミナーを開催しました。

    このセミナーはもう二年以上続けており、今は月に二度のペースで行っております。

    今さら開催の様子を報告するものでもないのですが、今回はせっかくスタッフが写真を撮ってくれたので、

    ちょっとどんなセミナーの紹介をしたいと思います。

     

    [adsense]

     

    ファスティングセミナー開催しました

     

    このセミナーの参加人数は最大十名というわりと小ぢんまりとした規模で開催をしております。

     

    いつもはスタッフがおらず、一人で受付や何やかやをやっているので、運営上の理由もあるのですが、

    これぐらいの規模の方が、参加者全員の顔を見ながらお話ができますし、

    最初に簡単に自己紹介をしていただいてその日の参加者がどんなことに興味があるのかを把握して、話の内容を少し変えたりすることもできるからです。

     

    というのも、僕がこのセミナーで伝えたいのは、ファスティングについての知識もそうなのですが、

    ファスティングは健康を保つ一つの手段なので、もっと広い視点から食と健康の関係を伝えたいという想いがあります。

     

    ですので、実際ファスティングの話をするのは約半分ぐらいで、

    残り半分は食育の話だったり、日常生活で食を選ぶ力を身につけるためのお話をしています。

     

    わざわざ休日の午後に健康のセミナーに参加する方は本当に真面目で、切に健康を願っている方ばかりなので、話す側もとてもやりがいを感じています。

     

    S__21577783

    いつもセミナーでも着物ですが、今回は自前の衣装ではなく、いつもお世話になっているお店からお借りしたもの。

     

    長着、羽織、羽織紐、帯まですべて借り物です。

     

    着物と羽織は、柔らかものという、上質で格の高い正絹の生地。

    初めてまといましたが、何だか殿様になった気分になりました笑。

     

    それにしても、自分でこのコーディネートは思いつかない!

    プロの腕前に感服です。

     

    ちなみに、衣装をお借りしたのは、月島にあるアッパースさんという男性着物専門店です。

    ここは店長の竹本さんがとにかく粋でカッコいい着物の着方をされていて、

    反物の数も揃っており、最善の仕立てをしてくださるので、これから着物デビューするという方や初めて仕立てるという方も、とってもオススメですよ〜!

    ぜひ一度覗いてみてくださいね。

     

    と、これ以上着物の話をするとどんどん長くなるので、このへんで^^

     

    ちなみに、ファスティングセミナーの次回日程は、

    4月10日(日)14:00〜16:00

    4月23日(土)14:00〜16:00

    となっております。

     

    詳細はこちらのセミナーページからご覧くださいませ。

    本物の健康って何だろうってことに興味のある方、ぜひお越しくださいね。

     

    【 こんな記事も読まれています 】

    ※ 4月16日(土)ファスティングマイスター検定開催します!

    ※ 「ファスティングはリバウンドしないダイエット法」 三十代男性

    ※ ファスティングは断食中よりもその後の食事が大事

    ※ 食育としてのファスティング 予防医療につながる理由とは?

    ※ 5日間の断食、そして1ヶ月間死ぬ気で筋トレした結果・・・

  • 第一回、幕開き「いろは食道」を開催しました!

    第一回、幕開き「いろは食道」を開催しました!

    皆さん、こんにちは。

    管理栄養士の圓尾(まるお)です。

     

    以前から温め続けてきたイベント「いろは食道」がいよいよ、本日幕開きと相成りました!

     

    「和食の本質を、基本(いろは)から」を主題として、

    僕たちのご先祖様が長い年月をかけて築いてきた和食について学び、体験し、

    家庭での日常食にも取り入れられる気付きを提供するイベントです。

     

    [adsense]

     

    幕開き!いろは食道

    第一回目のテーマは「出汁」

    記念すべき第一回目のテーマとして選んだのは、和食の味の基本になる「出汁」です。

    僕からは出汁のうまみについてと、昆布と鰹節についてお話をさせてもらいました。

     

    944992_968983433177731_6424532799930603030_n

     

    そして、学んだ後は実際にいろいろな出汁を参加者の方に味わっていただきました。

     

    12294692_968983099844431_4046697297175587937_n

    まずは昆布出汁のみを。

    水出しと煮出しの違い。

    そして、水(超軟水、軟水、水道水)による違い。

    さらに、真昆布、利尻昆布、羅臼昆布、日高昆布の品種の違い。

     

    12803280_968983553177719_7415344948000252697_n

    昆布だけでも、いろんな風味や味の特徴があります。

     

    次に鰹節へ。

    実際に参加者の方に鰹節を削っていただきました!

     

    10153748_968984229844318_5680660276323009992_n

    昔は各家庭でも削っていたといいますが、やったことないと、なかなかうまく削るのが難しいものです。

     

    そして最後は鰹と昆布の合わせ出汁を。

    真昆布×本枯節×超軟水という豪華な組み合わせ。

    これだけで一品の料理になるぐらいの深い味わいに、参加者の方も至福のため息をつかれていました。

    12592610_968983906511017_167082218057349130_n

     

    最後は参加者全員で「はい、いろは!」のポーズで写真を撮りました。

    12924481_968983096511098_324178033876286868_n

    着物で参加されている方も何人かいらっしゃって嬉しかったです。

     

     

    和食は健康に良いということで、普段からなるべく和食にされている方も多いと思いますが、

    その裏に隠された背景や歴史、生産方法などを知ることで、頭でも和食を味わえるようになれます。

     

    和食といっても、何も難しいことはなくて、

    必ずしも家で料亭レベルの料理を作る必要はありません。

    家庭では、あくまで家庭料理に相応しい食品の質だったり、出汁の引き方があります。

    そういう、実用的な情報をお伝えしたい、いろはを知って欲しいというのがこのイベントの想いです。

     

    参加された方には、元板前が作成した出汁を活かす料理のレシピ集と、Facebookの限定ページでの情報交換できるようにし、

    イベントの場限りで終わらないように、その人の日常の食生活がさらに豊かになるように支援をしていきます。

     

    せっかく日本に生まれたのなら、和食を最大限楽しまないと、もったいないですよね!

     

     

    さて、いろは食道ですが、すでに次回の開催が決まっておりまして、

    次回は五月二十二日(日)に開催します。

     

    テーマはお米!

    日本人の主食であるお米に焦点を当て、実際にお米を召し上がっていただきながら、さらにお米を楽しめるようになる内容をご用意いたします。

     

    詳細はこちらのページに載せており、すでに募集を開始しておりますので、ご興味ある方はぜひ遊びにいらしてください。

    一回目以上に良いイベントにしていきます!

    皆さまのご参加、お待ちしております。

     

    【こんな記事も読まれています】

    ※ 顆粒だしで済ませていませんか?日本の出汁は究極のインスタント食品だった

    ※ 漬物=発酵食品ではない? スーパーのニセ漬物を見抜く方法

    ※ 【 実際にやってみた! 】元板前さんと出汁(昆布・鰹節)の味比べ

    ※ 来月新イベントキックオフに先立って、鰹節問屋「タイコウ」さんを訪れた

    ※ 1300年以上、日本人に愛された味噌の起源 最初に作られたのは●味噌だった!

  • 4月16日(土)ファスティングマイスター検定開催します!

    4月16日(土)ファスティングマイスター検定開催します!

    -shared-img-thumb-ELFA_5IMG_8441_TP_V

    皆さん、こんにちは。

    管理栄養士の圓尾(まるお)です。

     

    いよいよ桜も咲き始め、春本番。

    春は別れもあれば出会いもあり、環境も変わったりで、心機一転、何か新しいことを始めるには良い季節ですよね。

    今回は、ファスティングマイスターの資格講座開講のお知らせです。

     

    [adsense]

     

    「ファスティング」という言葉、最近よく耳にしませんか?

     

    僕がファスティングマイスターの資格を取ったのは二年前ですが、

    その当時は「ファスティングしてるんです」って言っても

    「何ですか?それ」と聞き返されることが多かったです。

     

    それがこの二年で一気に有名になり、今ではたいていの人はファスティングという名前ぐらいは知っているという状況です。

     

    しかし、ファスティングが流行るにつれて、いろいろなファスティングの情報が氾濫するようになり、

    専門知識のない方が独断で始めてうまくいかなかったケースや、

    専門家と名乗っているにもかかわらず間違った方法を勧めているといったことも耳にします。

     

    このファスティングマイスターという資格はファスティングの専門資格で、

    日本でファスティングを広めた山田豊文先生を特別顧問に迎えた、正統派の団体です。

    【 参考 】ファスティングマイスター資格って?

     

    この資格は、ファスティングの基礎知識や実践するための学習はもちろん、

    美容や食育に関する知識も身につけることができる内容になっています。

     

    検定講座では、僕が四時間講義をさせていただき、その後すぐに試験を受講していただきます。

    試験は落とすためのものではなく、基礎的な知識を確認する目的ですので、それほど心配する必要はありません。

    栄養学の知識がない方でも皆さん合格されています。

     

    講義では、資格のカリキュラムで決まっている内容はもちろんお話しますが、

    僕は管理栄養士の資格も持っておりますので、栄養士の知識や目線からのお話を盛り込んだオリジナルのものになります。

    少人数制でその場でご質問などもできますので、実りある時間にしていただきたいです。

     

    受講後は、僕が麻布支部の支部長をしておりますので、さらなる勉強や仕事などの活動として活かす場合もサポートさせていただきます。

     

    ご自分できちんと知識をつけてファスティングを実践してみたいという方から、

    ファスティングをご自身の活動に組み入れてビジネスを加速したいという方まで、

    ぜひこの機会に資格取得を考えられてみてはいかがでしょうか。

     

    開催日

    4月16日(土)12:00〜17:00

    ※ 終了時刻は多少前後することがあります。

     

    会場

    ファスティングマイスター学院本部2階会議室

    (JR錦糸町駅から徒歩5分ほど)

     

    受講料

    58,500円

    (講習代・検定試験代・認定証・IDカード発行代・初年度年会費含む)

     

    受講の流れ

    こちらフォームよりお申込みください。

    料金をお振込みいただきますと、事前にご自宅にテキストが届きます。

    特に予習はいりませんが、当日こちらのテキストをお持ち下さい。

     

    通信講座

    地方の方はDVDで受講できる、通信講座もあります。

    資料請求・説明会

    ファスティングマイスター資格に関する資料請求や無料の説明会も協会で開催しています。

    受講の前により詳しく資格について知りたい方はこちらをご利用ください。

     

    お問い合わせ・ご質問

    資格取得に関して、ご不明な点がございましたら、こちらのお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

     

    【 こんな記事も読まれています 】

    ※ 「ファスティングはリバウンドしないダイエット法」 三十代男性

    ※ ファスティングは人によって合う、合わないがある?

    ※ 食育としてのファスティング 予防医療につながる理由とは?

    ※ ズバリ、ファスティングに最適な酵素ドリンクはこれだ!ファスティングマイスターが厳選

    ※ ファスティングとジュースクレンズはどう違う?

  • 【 書評 】世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」(幕内秀夫)

    【 書評 】世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」(幕内秀夫)

    thumb_IMG_3482_1024

    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

     

    今回は、最近読んだ本の感想を書きます。

    紹介するのはこちらの本。

    [amazonjs asin=”4062728540″ locale=”JP” title=”世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」 (講談社+α新書)”]

     

    この本を読み終わったまず最初の感想は

    「しまった。なぜこの本をもっと早く読んでおかなかったんだ」

    でした。

     

    というのも、僕はこの著者の幕内秀夫先生の食に対する考えには、いつも納得させられていて勉強させてもらっていたのですが、

    Amazonのレビュー欄を見ると、ひどい書き込みが多く、その書き込みを目にしたことがこの本を手に取るのが遅れたことに少なからず影響したように思います。

     

    ですが、結論から書くと、この本は「糖質制限」の危険性についてわかりやすく書かれた最高の一冊でした。

    ということで、張り切って紹介していきたいと思います。

     

    世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」

     

    糖質制限食ダイエットは、もともとは糖尿病の治療食の一つとして考案されたものです。

    糖尿病の治療食というと、カロリー計算が必須で、これが手間がかかり、実践するのが難しいとされていましたが、

    糖質制限食は食事中の糖質だけを避ければ良く、それ以外は何を食べても良いというような画期的な食事療法でした。

     

    それがいつの間にか、「ダイエットとしても良い」というふうに変わり、実践者はどんどんと増え、一世を風靡するまでになったのです。

     

    精製糖質と複合糖質を一緒にするな

    ここ五〇年で日本人の米の消費量はほぼ半減しています。一方で、それと反比例するかのように、肥満や糖尿病、生活習慣病の人が増えてきているのです。糖質が病気の根源だとしたら、これはおかしいではありませんか。

    (P. 58より)

    一言で「糖質」といっても大きく二つの種類に分かれます。

    米や麦などの穀類、イモ類、果物などの食べものに一部として含まれる糖質(複合糖質)と、白砂糖のようなほとんど100%が糖質でできている(精製糖質)ような糖質です。

     

    たとえばお米(玄米)は100g中に糖質は35.6gで、他にもビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素を含んでいます。

    それが白砂糖では99.2%が糖質。精製されているので、糖質の塊となっているのです。

     

    しかし、いわゆる糖質制限ダイエットでは、これらの糖質を同一のものとして扱っており、一律に糖質を制限しています。

    たしかに、砂糖などの精製糖質のとりすぎは問題ですが、複合糖質まで制限することは食事のバランスを著しく狂わせることになるのです。

     

    そもそも縄文人は肉を食べていない

    糖質制限を推奨する人たちは、

    「そもそも昔は人間は穀類を食べていなかった。肉を主食とし、農耕をはじめたことがすべての誤りだった」

    と主張しています。

     

    「日本人はお米を食べてきたというが、それはここ1000〜2000年のことで、人類の長い歴史から見るとごく最近のことに過ぎず、体が適応していない」

    という意見もあります。

     

    これには僕も「まあその考え方も一理あるかもな」と思っていたのですが、本書を読んでその主張の間違いに気付きました。

     

     

    幕内先生が二〇年以上考古学を研究している知人に縄文人の食生活を尋ねたところ、次のような答えが返ってきます。

    「考古学を研究している人で、縄文人の主食が肉だったと主張している人はほとんどいませんよ」

    (P. 97)

     

    そう、最近の研究でこれまでの考古学の常識を覆す事実が明らかになっており、

    狩猟採集の時代と言われていた頃も、私たちの祖先はかなりの糖質をとっていたことが判明したのです。

     

    たしかに当時は農耕技術がなかったので、米や麦は食べていませんでしたが、

    ドングリなどの木の実を食べており、その中にはたくさんの糖質が含まれています。

    つまり、縄文人は肉ばかり食べていたのというのはウソで、彼らもちゃんと糖質をとってエネルギー源として利用していたのです。

     

    糖質制限食は「酒飲みの道楽健康法」

    経済性を考えると、現実的には、精製された食用油を大量にとることでエネルギーの埋め合わせをすることになるでしょう。あらゆる食事に油が入ってくるわけです。

    (P. 128)

     

    糖質制限ダイエットでは、糖質の代わりにたんぱく質と脂質からエネルギーを摂取する必要があります。

    なんせ、平均的な日本人は一日の摂取エネルギーの約60%を糖質からとっているため、実に1000kcal以上が糖質由来なのです。

    糖質制限では、それをたんぱく質や脂質で置き換えることになります。

     

    そうなると、確実に食費が増えます。

    ごはんは安くてエネルギー源になるので、主食の地位にいます。

    それを肉や魚で置き換えるとなると、どう考えても余計にお金がかかります。

     

    そんな中、食費を安く済ませようとすると、質が良くない肉をたくさん食べることにもなります。

    生の肉だけでなく、肉の加工品には食品添加物が使われているものがほとんどなので、それも心配です。

     

    さらに脂質の面に話を移すと、脂質の摂取量が増えることで、今問題となっているトランス脂肪酸の摂取量も増えるでしょう。

    このように、優秀なエネルギー源である糖質を制限すると、まるでドミノ倒しのように次々と栄養バランスが崩れ、ガタガタになってしまいます。

     

    糖質制限食はあくまで治療食である

    食事法や健康法の論争をするときに、「科学的根拠」「エビデンス」ということばを好む人がよくいます。しかし、科学的に証明でいるくらいなら苦労はありません。科学的に証明できないから、それぞれ経験をもとにして最善の方法を考えているのです。

    (P. 174)

     

    この本のAmazonのレビュー欄の批判意見を見ると、「科学的根拠なしに書いている」という記述が目立ちます。

    これは栄養学を勉強したことがない人か、栄養学の特性を理解していない人の意見だと思います。

     

    人間の体というのは非常に複雑で、

    同じ栄養素をとっても、人種やDNA、心の状態、他の生活習慣などの影響を受けるので、他の科学実験のようにスパンと気持よく結果が出てハッキリとした事実が判明するわけではないのです。

     

    一つの研究結果が出たと思ったら、それを覆すような研究が出るなんてことをずっと繰り返しています。

    科学的根拠に固執するというのは、一生それに振り回されて生きるということです。

     

    糖質制限食に関しては、この本にも書かれているように、体に悪影響があるのかないのかは、ハッキリとわかっていません。

    安全を主張する人の意見にも「今のところは」という枕詞が必ずついているのです。

     

     

    かつて、とある植物油がコレステロール値を下げるということでトクホとして売られていました。

    しかし、その後、その物質に発がん性の疑いがあるということで販売中止になっています。

     

    「この油はこういう実験をしたところ、これだけの人のコレステロール値がこれだけ下がりました」

    と言えば、科学的根拠で物事を判断する人には魅力的に映ることでしょう。

     

    ですが、僕からすると「そんな今まで使われてきた油とは違う変なものを体の中に入れるのは怖い」と考え、すぐにそれを食生活にとりいれようとは考えません。

    果たして、どちらの考え方の方が健康になれるのでしょうか。

     

    僕は何も、科学的根拠がどうでも良いと言っているのではありません。

    ただ、そこに固執すると大事な原理原則が見えなくなることがあるから危険なのです。

     

     

    そして出てくる結論もいつもと同じ。

    「日本人には和食が一番」だということです。

     

    古くは瑞穂(みずほ)の国と呼ばれ、この土地の気候でよく育つ稲。

    昔は税金も給料もお米でした。

    僕が子供の頃、おばあちゃんから「ごはん粒を一粒でも残すと目が潰れるで」と怒られました。

    僕たち日本人はずっとずっとお米を大事にしてきたのです。

     

    糖質制限食でお米を食べないことを勧めるのは、まさに日本の文化破壊にも繋がります。

    ただでさえ、お米の消費量は下がっているのに、このままではその減少に拍車がかかります。

    そして現段階でハッキリとした安全性が証明されていない以上、安易な考えで糖質制限に手を出すと、手痛いしっぺ返しを食らうことにもなりかねません。

     

    最後に補足として、糖尿病で苦しまれている方や、体重コントロールのために糖質のとりすぎに気をつけている方などを批判しているわけではありませんので、悪しからず。

    「糖質とらなければ簡単に痩せられるらしいよ」という風潮に警鐘を鳴らしたいというのが僕の思いですので、ご理解いただけると幸いです。

    [amazonjs asin=”4062728540″ locale=”JP” title=”世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」 (講談社+α新書)”]

    【 他にはこんな記事が読まれています 】

    ※ 和食が健康的な理由 「まごわやさしい」食事とは?

    ※ “おいしい”の基準を変える!絶品土鍋ごはんの秘密に迫る

    ※ 顆粒だしで済ませていませんか?日本の出汁は究極のインスタント食品だった

    ※ 管理栄養士の僕が普段の食生活でしている工夫

    ※ いつもの調味料を変えるだけで・・・毎日がもっと楽しく、健康になる

  • 四月二日(土)「あまくない砂糖の話」トークショー出演決定!

    四月二日(土)「あまくない砂糖の話」トークショー出演決定!

    トークショーチラシ_

     

    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    「あまくない砂糖の話」という、食のドキュメンタリー映画のトークショーに出演させていただくことになりました。

     

    スクリーンショット 2016-03-20 7.47.49

     

    実は、ご依頼をいただく前にすでにこの映画はチェックしていました。

    個人的にとても関心があったもので、そこでお話をさせていただく機会をいただけてとても嬉しく思っています。

     

    しかも、映画の予告編で

    僕が管理栄養士として働く勇気をくれたJamie Oliverが「絶対に観るべき映画だ!」とコメント寄せています。

    ほんと〜〜〜に、間接的ではありますが、彼と同じ仕事に関われることに感激です。

     

    さて、本題ですが、

    この映画、とにかくスゴい。

     

    食を扱った映画の中で歴史に残りそうな一本です。

    今回は簡単にどんな映画なのかをネタバレしない程度に、ご紹介したいと思います。

     

    [adsense]

     

    あまくない砂糖の話

    『あまくない砂糖の話』チラシ表

    この映画はあるオーストラリア人による、体を張った人体実験とでも呼べるドキュメンタリーです。

     

    といっても、マクドナルドだけを食べ続けるという「スーパーサイズ・ミー」のような過激なものではなく、

    オーストラリア人が一日に摂取している砂糖の量(160g)を60日間摂取し続けたらどうなるかというもの。

     

    砂糖_サブC

    しかし、その砂糖はジュースやアイスクリーム、チョコレートなどからとることは禁止。

    選ぶ食品も低脂肪のものにし、ジョギングや筋トレも行いながら過ごすという、一見するとそれほど不健康ではなさそうな生活です。

    カロリーも2300kcalと、こちらもオーストラリア人の平均を採用しています。

     

    さて、このオーストラリア人の体と心はどうなってしまうのでしょうか…。

     

    砂糖_サブF

    最近、何かと話題の砂糖、ひいては糖質ですが、

    決して悪者ではなく、問題はそのとり方やとる量です。

    トークショーに先立って映画を観るので、またこのブログでも感想を書こうと思います。

     

    そして、4月2日(土)の14時45分からの回の上映後、トークショー出演しますので、お時間許す方はぜひこの回にお越しくださいませ。

    もちろん、他の日程でも、この映画はまさに今観るべき映画です。

     

    東京では、渋谷のイメージフォーラムで上映があります。

    この映画が日頃の食事のとりかたを見つめなおすきっかけになるのではないかと思います。

     

    【 他にはこんな記事も読まれています 】

    ※ 「ファスティングはリバウンドしないダイエット法」三十代男性

    ※ タニタ栄養士の「生クリームは食べるプラスチック」発言からの炎上騒ぎについて物申す

    ※ “コンビニおでんが危険!”のニュースを見て、過剰に反応している人たちへの違和感

    ※ 漬物=発酵食品ではない? スーパーのニセ漬物を見抜く方法

    ※ あなたの家の醤油はどっち?醤油の原料は丸大豆と脱脂加工大豆の二種類

  • 野菜嫌いだった僕が、いかにして好き嫌いを克服していったかというお話

    野菜嫌いだった僕が、いかにして好き嫌いを克服していったかというお話

    -shared-img-thumb-0I9A355815032137nakuyo2_TP_V

    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

     

    僕は今でこそ好き嫌いがまったくなく、何でもうまいうまいといって食べられてしまうのですが、

    告白すると、子どものころはひどく好き嫌いの多い子どもでした。

     

    今回は僕がどうやって好き嫌いを克服したいかというお話をしたいと思います。

    好き嫌いが多くて悩んでいる人、子どもさんの好き嫌いに頭を抱えている人にも読んでもらえると幸いです。

     

    [adsense]

     

    野菜嫌いだった僕は、いかにして好き嫌いを克服したのか

     

    あれも駄目、これも駄目な子ども時代

    僕は、とにかく食べられないものがたくさんありました。

    たとえば、豆腐が駄目です。

    麻婆豆腐ならギリギリいけますが、あの豆の青臭さが全面に出る冷奴は一口も食べられませんでした。

     

    他にも駄目なものをあげると、

    チーズ、レバー(加熱したものも)、グリンピース、セロリ、ゴーヤ、緑茶などなど、枚挙に暇がありません。

     

    野菜は比較的食べられたのですが、それもドレッシングが美味しいとか、何か味がついていないと受け付けません。

    ひどいのが家族で鍋をした時で、野菜やしいたけには一切手をつけませんでした。

    僕が箸をつけるのは肉のみです。

     

    母親は毎日手料理を作ってくれていたのですが、僕の好き嫌いは一向に治らず、そのまま大学生になってしまいました。

     

    好き嫌いを抱えたまま、栄養学部へ

    何を間違ったのか、そんな僕は栄養学部へ進学しました。

     

    もともと食べることにもそれほど興味がなく、料理もまったくしなかったのですが、

    わりと自然の多い場所で育ったことが影響し、自然科学や生物に興味がありました。

    それで偶然見つけてピンと来たのが栄養学部だったのです。

     

    これが転機でした。

     

    大学で毎日栄養学を学ぶ

    学校で学ぶ授業は新鮮で、興味深いものが多くありました。

     

    食べものの中にはどんな栄養素が含まれているのか

    その一つひとつがどんな働きを持っているのか

    人間の身体はどのように機能して、そこに栄養素がどう関わるのか

     

    「普段毎日何気なくパクパク食べている食事の裏には、こんな世界が隠されていたのか!」

     

    人間の身体、自然界がいかによくできているかに感動したのを覚えています。

     

    そして、生活習慣病についても学びました。

    自然の摂理を外れ、栄養素のバランスを欠いた時、僕たちの身体にどんなことが起こるのか。

    その恐ろしさを知り、今から健康に気をつけないと強く思ったものです。

     

    そんな毎日を送るうちに、僕の中に変化が起き始めます。

     

    いろんなものを好き嫌いなく食べることには意味がある

    「バランスよく食べることが大事だよ」

    「野菜もしっかり食べないと身体を壊すよ」

     

    そういうことは耳にタコができるぐらい聞かされ続けていました。

    でも、大学で栄養学を学ぶうちに、それが栄養学に根ざした事実として理解できるようになったのです。

     

    「人間が健康に生きていくためには、いろんな栄養素が必要で、それら一つ一つが身体の中でそれぞれの働きを持っているんだ。

    そして、それらを不足なくとりいれるためには、いろんなものを食べる必要があるのか」

     

     

    それでやっと、これまでのように好き嫌いをして偏食をしていては健康に暮らせないことに気付かされました。

     

    少しでもいいから食べてみよう

    それから僕の行動が変わりました。

    嫌いなものが出てきても、食べる努力をするようになったのです。

     

    しかし、いくら頭で栄養の大切さがわかっていても、不味いもの不味いまま。

    それでも、恐る恐る口に入れて、時には鼻をつまんだりお茶で流しこんだりしながら食べるようにしました。

     

    でも不思議なもので、それにだんだんと慣れてくると、嫌だった味や香りに抵抗がなくなってきます。

    そうすると、今度はその味や香りを「嫌だ」と判断するのではなく、ただそういう味として感じるようになっていったのです。

     

    そして少しずつ、本当に少しずつ嫌いだったものが食べられるようになり、

    どんどん好き嫌いがなくなっていき、しまいには嫌いだったものが好きになっていました。

     

    今では豆腐なんて冷奴も湯豆腐も大好物ですし、煮豆も大好き。

    鍋でもむしろ、出汁の繊細なうま味が染みこんだ野菜の素材の味わいがたまらなく好きです。

    セロリやパクチー、山椒や柚子など、香りのあるものがあると嬉しくなります。

     

    そんな感じで僕の好き嫌いは完全になくなりました。

     

    食育は食べものの好き嫌いすら変える

    結局まとめると、僕は大学で四年間、毎日毎日先生から食育を受けていたということです。

     

    いろんなものを好き嫌いなく食べることの大事さを理解し、

    今まで避けてきた食べものに興味を持つようになり、

    その味に慣れて、その味を受け止められるようになって、

    最後には自ら好んで食べるようになっていた。

     

    つまり、知識を得ることで、食べものに興味を持てるようになれたのです。

    これが好き嫌いを克服する上でとても大きく作用したように思います。

     

    まとめ

     

    僕が食育の活動に力を入れているのも、この原体験が大きいです。

    もし、もともと何でも食べられるような子どもだったら、好き嫌いがある人の気持ちがわからないかもしれませんが、

    僕にはそれが痛いほどわかります。

     

    いいんです、子どもの頃は好き嫌いがあったって。

    そこで無理やり食べさせると余計嫌になるかもしれません。

     

    心配しなくても大丈夫。

    いずれ食べられるようになります。

     

    大切なことは好き嫌いをなくすことにこだわるのではなくて、

    子どもが食べものに興味を持てるような食育を施すことではないでしょうか。

     

    そのためには栄養のことだけでなく、食べものがどうやって、どんな姿で、どんな人によって作られているかを、子供に見せたり聞かせたりすることです。

    いきなり目の前にポンと置かれた食べものよりも、どんなふうに生まれて育てられたのかがわかったほうが興味を持つ確率が上がります。

     

    そしてこれは子供に限ったことではなく、大人の食行動を変える上でも大きな役割を果たすように思います。

     

    【 今回の記事に関連した記事のご紹介 】

    ※ 千葉で有機農法、無農薬農法を営む農家さんに農業ボランティアに行ってきた!

    ※ 食育で一番大切にしたいこと、伝えるべきこととは?

    ※ 食育としてのファスティング 予防医療につながる理由とは?

    ※ “コンビニおでんが危険!”のニュースを見て、過剰に反応している人たちへの違和感

    ※ 【書評】「学力は『食育』でつくられる。」池上公介