投稿者: カズキ

  • 第三十五回「8時だョ!栄養士大集合」開催しました!

    第三十五回「8時だョ!栄養士大集合」開催しました!

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    毎月、「8時だョ!栄養士大集合」というイベントをさせてもらっています。

     

    このイベントは、タイトルにこそ「栄養士」と入っておりますが、

    来てくださるゲストの方々は半分以上が栄養士以外の方で、どなたでも気軽にご参加いただけるイベントです。

     

    こちらのスタッフは全員栄養士なので、

    その栄養士がレシピを考えて料理した料理と、お酒を召し上がっていただきながら、

    食に関するお楽しみ企画でゲームやワークショップを開催し、

    そして参加者同士、スタッフとの交流を楽しんでもらうという、いろんな楽しみ方ができる会になっております。

     

    この記事では、昨日の開催の様子を皆さんにお伝えしたいと思います!

     

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    第三十五回「8時だョ!栄養士大集合」

    今回のテーマは中華!

    毎回テーマを設けているのですが、今回のテーマは”中華料理“。

    なぜ中華かというと二月の上旬は中国では春節といって、お正月の行事があり、

    そこから中華を取り上げることになりました。

     

    ちなみに、春節というと、中国や東南アジアの行事というイメージが強いですが、

    日本でも明治維新以前は旧暦のお正月を祝っていました。

     

    旧暦でいくと、今はまだ一月の下旬に差し掛かったばかり。

    陽気も少しずつ春っぽくなってきたので、お正月を新春という意味も納得できますね。

     

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    中華料理店っぽい、メニュー表(笑)。

    料理スタッフのセンスが光ります!

     

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    いつもメニュー考案から当日の調理までやってくれている頼もしい料理スタッフコンビ

     

    今回の料理をざっとご紹介しましょう。

     

    バンバンジーサラダ

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    小松菜の中華炒め

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    小籠包

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    青椒肉絲

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    中華おこわ

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    南瓜餡の胡麻団子

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    ゲストの方たちもすごい食べっぷりで、「美味しい!」という声が上がっていて嬉しかったです。

     

    そして、今回は江戸川区の「平野農園」さんより協賛いただき、小松菜を使わせていただきました!

    この小松菜、とてもみずみずしく新鮮で、エグみや苦味が一切なく、生でかじっても美味しかったです!!

    平野さん、ありがとうございます!

     

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    イベントの中でも生産者のことについてお伝えしました

     

    お楽しみ企画

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    今回のお楽しみ企画では、中国の醤(ジャン)という調味料を三種類用意し、

    その原材料と製法を伝えた上でゲストの方に名前を隠した三つの醤のを味わっていただき、どれかを当ててもらうという企画をやりました。

     

    醤というのが何かというと、日本でいうと味噌がそれに当たります。

    味噌は大豆、つまり穀物が原料なので、穀醤(こくしょう)といいますが、

    他にも肉を塩漬けにして発酵させると肉醤(にくしょう)、

    魚介類を塩漬け発酵したものを魚醤(ぎょしょう)と言います。

     

    海老の醤があったのですが、臭いが強烈で、異文化を感じました。

    和食も奥が深いですが、中華料理もとても奥深いもの。

    こういう違いを体験することも、一つの食体験で世界を広げるきっかけになるのではないでしょうか。

     

    交流時間

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    今回、僕はパーカーに着物を合わせるという、ちょっと新しい着方で臨みました。

    そして足元は下駄という笑。

    でも、何人かの方から「いいですね!」と言っていただけたので、よかったです(気を遣っていただいただけ?笑)。

     

    お話させていただいた方の中には、

    栄養士をされていてその後保育士の資格を取った方や、

    飲食店で働かれていて、食育の重要性に熱い思いを持った方、

    親戚が日本酒の酒蔵をやられていて、ご自身は酒粕をテーマにしたカフェをされている方など、

    おもしろい方がたくさんいらしていて、お話させていただいて、僕自身も世界を広げることができました。

     

    初めて参加されるという方が半分以上でしたが、皆さんすぐに仲良くなられ、積極的に交流を楽しまれていたのが印象的でした。

     

    まとめ

    このイベントも今年で三年目。

    手前味噌(醤だけに…)ですが、どんどん良いイベントになっている気がします。

    こうして続けることができているのも、来てくださるゲストの方がたくさんいてくださるからなので、本当にありがたいかぎりです。

     

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    このイベントのスタッフは若手の栄養士七人。

    このグループから、日本に向けて、意義があり、おもしろい活動をこれからもどんどん発信していきたいと思います。

     

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  • 普段着の着物生活を二ヶ月続けてみてわかったこと10

    普段着の着物生活を二ヶ月続けてみてわかったこと10

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

     

    去年の十二月末から、普段着として着物の生活を送るようになって早二ヶ月が経ちました。

     

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    ケータイのアプリで着物を着た日の記録をつけているのですが、

    昨年十二月二十三日から今日、二月二十三日までの二ヶ月間で、洋服を着た日は三日間だけでした。

     

    今回は、二ヶ月間着物で過ごして気付いたことをまとめて十個ご紹介します。

     

    読み物として、またこれから着物を着てみたい男性は参考にしてみてください。

    ※注 僕はただの着物好きの管理栄養士であり、着物の先生ではありません。内容に関してはあくまでも個人的な意見として捉えていただけると幸いです。

    ※ 初めての著書が出ました!!『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』

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    ※ Youtubeでも着物の着方などの動画を配信しております(クリックで開きます)

     

    ふだんぎ着物生活を二ヶ月続けてきて得た気付き

    一、簡単に短時間で着られる

    まず着物というと、「着るのに時間がかかるんじゃないの?」と思う方が多いかと思いますが、

    男の着物に限ってはまったくそんなことはありません。

     

    最初慣れるまでは少し時間がかかるかもしれませんが、すぐに慣れます。

    そして、早く着られるようになります。

    つい先日も、寝坊して二十分で支度をして家を出ることがあったのですが、それでも五分もかからずに着ることができました。

     

    二、人目には慣れるしかない

    着物で歩いていると、とにかくよく見られます。

    街中を歩いていても視線を感じますし、

    飲食店や雑貨屋に入ったり、電車の車両に乗り込んだりすると、一瞬「え?」って感じの空気が漂います笑。

     

    まあこれはどうしようもないので、慣れるしかないです(^_^;)

    あまり人目が気にならない人であればいいのかもしれませんが、

    僕は結構人目を気にするので未だにちょっと苦労してるところです。。

     

    三、理由を聞かれる

    これもよくあるのですが、二言目には着ている理由を聞かれます。

    まあそれも当然で、自分が逆の立場だったら絶対聞くと思います笑。

     

    おそらく、若い男性って、着物を着る人が一番少ない層なんでしょうね。

     

    特にスターバックスの店員さんはフレンドリーなのでよく聞かれます。

    最初は答えに窮することもありましたが、今は「好きだから!」と胸を張って言えるようになりました^^

    すぐに顔を覚えてくれて「いつもありがとうございます」と声をかけてもらえるのが嬉しいです(こちらこそ、いつもありがとうございます!)。

     

    四、着方について言われる

    すごく違和感を感じることなのですが、特に年配の女性によく着方を指摘されます。

     

    ちょっと百貨店の雑貨コーナーで風呂敷を買っただけなのに、店員さんに着物の前の合わせ具合を調整されたり…、

    飲みに行った居酒屋さんで「せっかく着物着てるんだから、もっと襟元をピシっとした方がいいわよ」と言われたり…。

     

    まあ別に迷惑ってほどでもなく、むしろありがたいぐらいなのですが、

    僕が違和感を覚えるのは、「着物はキチッと着ないといけない」という固定概念です。

     

    洋服ではこのようなことは起こりません。

    だらしなく裾をひきずって歩いていたり、シャツのボタンを開けて歩いていても、どう思うかは置いておいて、他人に直されることはないでしょう。

     

    もちろん、改まった場での着物なら話は別ですが、普段着として着物を着てるんだから放っておいてほしいという気持ちもあります。

    とにかく着物が特別扱いされるのがうっとうしく思うことが多いです。

     

    五、意外と寒さに強い

    よく「着物って寒くないですか?」と言われますが、これもまったくそんなことはありません。

    僕も寒さを恐れて着物専用のコートを買ったのですが、結局数回しか着ていません。

     

    中にタイツや肌襦袢をつけて、その上から袷の襦袢や袷の着物さらには羽織を羽織れば何重にもなりますし、

    和服は洋服と違って、一枚の布で全身が覆われている形になるので、空気の出入りがなくて寒くないんですよね。

     

    ただ、弱点は首元で、大きく開いているので、そこはマフラーなどをすれば解決です。

    僕は大河ドラマ「龍馬伝」で佐藤健さん演じる岡田以蔵がスポッとかぶるタイプの襟巻きをしていて、

    「あれをつければ自分もカッコよくなれる!」と勘違いしたので、同じようなものを購入して使っています(ちょうど下の商品のような感じのもの)。

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    六、雨の日はどうする?

    着物で困るのが雨の日と言われていますが、これも特に困ってはいません。

    まず、雨の日は絹を避け、木綿などの「多少濡れてもいいや」という着物を着るようにしています。

    そして足元ですが、足袋に草履ではすぐに濡れてしまいます。

    履物につかれられるビニール製の雨除けもあるのですが、個人的に好きじゃなくて使っておらず、

    ブーツか地下足袋スニーカーにしています。

     

    ブーツは坂本龍馬よろしく、紐がついていないタイプを使っています。

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    長靴感覚で履けますし、着脱も楽チンです。

     

    地下足袋スニーカーはsou souというブランドが出しているものがお洒落で気に入っています。

    雨以外でもカジュアルな気分の時はピッタリですね。

     

    七、袂(たもと)が邪魔?

    袂とは、袖の広い部分のことで、着物を着始めたばかりの頃は、とにかくここが邪魔に感じます。

     

    よく言われる”あるある”が、飲食店のテーブルで遠くにあるものを取ろうとして、袂がお皿の中の汁や料理についてしまうというもの。

    これは片方の手で袂を押さえるクセがつけば防ぐことができます。

     

    僕は料理をする時も着物ですが、その時はたすきを使っています。

    たすきといっても、要は腰紐で、それをたすき掛けにしているだけです。

    結び方はYoutubeにもありますし、簡単なのですぐに覚えられます。

    たすきで袂をまとめておけば袖は邪魔じゃなくなります。

     

    それよりも困るのが、たすきをするほどじゃないけど袂が邪魔になる時です。

    たとえば、外から帰ってきて手を洗う時。

    そのまま洗うと、袂が流しの周りで濡れたり汚れますし、かといてわざわざたすき掛けするのも難儀なことです。

     

    こういう時は袖を脇に挟み込むようにしています。

    こうすれば、脇を締めているかぎり、袂が邪魔になることはありません。

    もしくは袂を帯に挟み込むという方法もあります。

     

    八、階段を昇る時に裾を踏む問題

    階段を降りる時はいいのですが、昇る時が結構大変で、

    特に裾が長めの着物だと草履で裾を踏んでしまうことがよくあります。

     

    これを防ぐためには、右手で右足の太ももあたりの生地をつまみ、少し上に引っ張ってあげると踏みにくくなります。

    後は、昇る時に少し身体の面を右側に斜めにして昇るのも有効です。

     

    後は、登ったり降りたりする時に、ビーチサンダルを履いている感覚で歩くとパタンパタン音がしてうるさいです。

    これも歩き方を工夫することにより、静かに登り降りすることができます。

     

    歩き方を工夫するというか、洋服の靴と和服の履物では歩き方、足の運び方がまるで違います。

    これに慣れるのはちょっとした努力が必要ですが、

    草履や雪駄での歩き方を覚えると、より歩く姿が様になりますし、着物が身体に馴染み、着崩れもしにくくなります。

     

    九、帯が緩む

    一度、街中で帯が緩んでメッチャ焦ったことがあります笑

    幸いにも早朝で人通りが少なかったので、横道に入って締め直しました。

    これ以外にも何度か街中で帯が緩んだことがあり、本当にヒヤヒヤします。

     

    で、この原因なのですが、まずは締め方が緩い場合があります。

    後は、たとえばソファに深く腰掛けたりして、帯の結び目が緩んでしまっている場合、

    そして帯の種類によっても緩みやすい帯があったりします。

    このあたりは帯を使っていくうちに「この帯は緩みやすいな」と思ったら、その帯を締めている時は時々後ろに手を回して結び目をキュッと締め直すなど、気にかけています。

     

    十、収納場所問題

    着物は洋服と違って、平べったいので、収納に困りました。

    畳紙(たとうし)という細長い紙でしまっていたのですが、着物の数が増えて、さすがに場所がなくなってきたので、

    今は風呂敷で包んで収納しています。

     

    宇金(うこん)風呂敷といって、着物の収納にピッタリな風呂敷があります。

    色の綺麗さもさることながら、ちゃんとした宇金染めの風呂敷には防虫効果もあるんだとか。

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    まとめ

    着慣れていない着物を着るというのは、赤ちゃんの頃に戻るのと同じです。

     

    まだ洋服を着慣れていない頃、ボタンを留めるのに時間がかかりましたよね?

    靴紐の結び方もわからなかった。

    ズボンのチャックがうまく下ろせずに漏らしてしまったり笑

     

    「着物を着るのが難しい」というのは、子どもが服を着るのが難しいというのと同じなのです。

    つまり、着物自体が難しいのではなく、ただ着ることに慣れていないだけ。

     

    着ることに慣れたり、いろんな小技を覚えると、洋服とほとんど変わらずに日常を過ごすことが可能です。

    そしてその過程が楽しく、どんどん着物に着慣れていくのがたまらなくおもしろいのです。

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  • 【書評】「学力は『食育』でつくられる。」池上公介

    【書評】「学力は『食育』でつくられる。」池上公介

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    「食育」という言葉があちらこちらで言われるようになって久しいです。

    しかし、学校教育では食育は義務教育になっておらず、各学校によっても取り組みへの熱心さはバラバラで、

    まだまだ食育がきちんと行われているとは言いがたい状況です。

     

    これは家庭においても同様で、

    子どもの健全な成長における食育の重要性を認識し、実践できている家庭がある一方で、

    日々の食事や子どもが口にするものについて、実践はおろか認識すら持てていない家庭が大半だという印象です。

     

    本屋の教育コーナーでも食育の本は圧倒的に少なかったのですが、

    その中で一冊目についたのが、今回ご紹介するこの本です。

     

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    筆者は、教育の分野に五十年以上に関わり、現在は学校法人を運営されている池上公介さん。

    不登校や中途退学など、いろんな子ども地域トップ校や東大、京大などへも送り出してこられ、その数は延べ一万人以上という、

    まさに教育の現場で第一線をひた走ってきた方です。

     

    その池上さんが、時代とともに変化した食環境の中で見てきた子どもたちの変化は何だったのか。

    ご紹介していきましょう。

     

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    学力は「食育」でつくられる。

    一、勉強の前にまず食事

    よく勉強は「基礎が大事」といわれます。基礎がきちんとしていなければ、その上にいくら知識を積み上げても、結局崩れてしまいます。同様に、学習に取り組む意欲や自己を律する自制心、困難に負けずに続ける気力・体力、そうした学力を支える基盤をつくるのが毎日の食事です。それを無視したまま、どれだけ塾などで勉強をさせても思うような効果は得られません。

    (本書P. 2〜3)

     

    僕はいつもファスティングのセミナーで「食育基本法」という法律の話をするのですが、

    その中にも「子どもが豊かな人間性を育み、生きる力を身につけていくためには、何よりも食育が重要である」とあります。

    【 参考 】食育で一番大切にしたいことは何か

     

    そして、「知育」「徳育」「体育」の基礎となるべきものだという文章もあり、食育の重要性が謳われています。

     

    人間は食べたものでできています。

     

    たとえば、学習というものを考えた時に、中心になるのは脳。

    脳の働きが良くなければ集中することもできませんし、記憶することも、自分の考えをまとめることもできません。

    学習に対する好奇心がわいてくるのも脳の働きです。

     

    当然、脳も食べたもので作られます。

    食べたものが脳になり、食べたものが脳の神経細胞がやりとりする物質を作り出すのです。

     

    その質が悪いと、質の良い勉強などできるはずがありませんよね。

    子どもにもっと勉強できるようになってもらって、成績を上げるのを手伝いたいと思ったら、

    まずできることは食事を変えることなのです。

     

    二、寮の食事は和食中心

    当校の寮の食事は朝・夕ともに、永く日本の家庭で当たり前にあった、一般的な食事です。肉や魚の主菜に野菜の副菜、ごはんに味噌汁、それに海苔や納豆、漬物といった日本の伝統食が中心になっています。

    (本書P. 13)

    池上さんが運営されている学校の寮では、子どもたちに出す食事を和食中心にしています。

    これを読んだ時、和食の良さを伝えている僕としても、とても嬉しくなりました。

    これには本当に大大大賛成で、子どもの健康と成長を考えれば和食が一番です。

     

    本の中には和食の栄養面についての記述もあるので、詳しくはそちらに譲りますが、

    栄養面と、食の教育から考えても和食ほど適した食事はありません。

     

    和食を子どもたちの食事の中心に据え、たくさんの子どもたちがそれによって成績が上がったり、心の面が改善されたりした例がたくさん紹介されています。

    これを読んで、実際に現場でもその効果が証明されていることに心を強くしました。

     

    三、子どもに人気のメニューを出すことは食育ではない

    そのとき私は、親世代が「子どもに食べたいもの、好きなものだけを食べさせるのが愛情」という誤った認識をもってしまっているなら、子どもに正しい食習慣が身に付くはずもない、と妙に納得してしまいました。

    (本書 P. 19〜20)

    子どもが喜ぶものを食べさせる、これは食育ではありません。

    学校給食でも同じで、子どもから人気のないメニューは食べずに残してしまうから、喜んで食べてもらえる人気メニューを出そうというのは、それこそ食育が教育と見られていない証拠です。

     

    これが他の勉強だったらどうでしょう。

    子どもたちに算数の授業が人気がないからといって、子どもたちが喜ぶ体育の授業を増やすでしょうか。

     

    「いいじゃないか、食べものぐらい、好きなものを食べさせてあげれば」

    それは食育を軽視しているから出てくる言葉です。

     

    子どもたちが嫌がることでも、教育ならばやらないといけません。

    どうすれば子どもたちが興味を持って楽しみながら算数を勉強できるかを必死に考えるべきなのです。

     

    僕自身、子どものころは非常に好き嫌いが多かったですが、大学で栄養学を勉強してからそれが一気に変わりました。

    食べものにはそれぞれ別の栄養素が入っており、それが複雑に身体の中で作用しあって生命活動を支えていることを科学的に知った時に、はじめていろんなものを好き嫌いなく食べる意味を理解できました。

     

    食のことを栄養面だけでなく、文化の面や生産の面など、多面的に伝えることで子どもたちがもっと食べものに興味を持つようになります。

    その中で基本にすべきは和食であり、外国の料理を取り上げたり牛乳のカルシウムについて教えるのもいいかもしれませんが、それよりもまずは出汁の引き方やごはんの炊き方を教えないといけないのです。

    今の食育の問題点は食育自体の優先度が低いことと、中身が体系化されておらず、まとまりがなくなっていることがあると思います。

    まとめ

    食育の重要性は、教育の現場で長年子どもと接してきた方ほどよく認識されています。

    以前も僕のファスティングセミナーに、何十年も学習塾を経営されてきて、最近食育に関する団体を立ち上げて理事をされている方がいらしたことがあります。

     

    その方がなぜ学習塾から食育に移ったのか。

    もうおわかりかと思いますが、子どもたちが昔と変わってしまったからです。

     

    「ここ最近子どもたちが明らかにおかしくなった。じっと座っていられない。すぐに疲れて集中できない。なぜだろうと思っていろいろと調べると食が変わったことが原因だという結論に行き着いた。そこで気付いたんです。勉強を教える前に食を変えないといけないと」

     

    僕はその方のお話をなるほどと思って聞いていました。

    国が食育を法律にしてしまうぐらい、この国の食育は急務です。

    僕も、一人の栄養士として少しでも子どもを持つ親御さんに食育の重要性を伝えていきたいと思います。

     

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  • 【 実際にやってみた! 】元板前さんと出汁(昆布・鰹節)の味比べ

    【 実際にやってみた! 】元板前さんと出汁(昆布・鰹節)の味比べ

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

     

    「出汁を引くのに使う昆布っていろんな種類あるけど、やっぱり味も違うの?」

     

    そんな質問を、来月から一緒にイベントをやる元板前さんに聞いてみました。

     

    「全然違うよ!昔いろんな種類の昆布で出汁引いて飲み比べしてみたことあるけど、ホントに全然違うんだから!」

     

    ほう、そんなに違うものなのか。

    「じゃあ一度やってみよう!」ということで、昆布の種類による味と香りの違いを確かめる実験をしてみました。

    他にも水の違いや鰹節、本だしなどとも比べてみました。

     

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    出汁の味比べ実験やってみた

    一、昆布の違い

    まずは昆布。

    代表的な「真昆布」「利尻昆布」「羅臼昆布」「日高昆布」の四種類で実験。

     

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    水出しと煮出しの二つの方法で出汁を引きます。

     

    飲んでみると、ビックリ。

     

    マジで全然違う。

     

    真昆布は最高級と言われているだけあって、一番昆布らしい美味しさが感じられます。

    利尻と羅臼はそれぞれ個性があっておもしろい香り。

    日高は関東では出汁用に使われていますが、関西では食べる昆布というだけあって、出汁よりも昆布だけを食べた時の美味しさが印象的でした。

     

    二、水の違い

    実は出汁と水は密接な関係があります。

    というのも、日本の水は軟水で、出汁は軟水では出やすいのですが、硬水では出ないのです。

     

    今回は①水道水、②ミネラルウォーター(硬度30)、③温泉水(硬度2)で実験。

    ②のミネラルウォーターの硬度30というのは、軟水で、海外産のミネラルウォーターは硬度もっと高いです(コントレックスは1400以上!)。

     

    まず水道水ですが、まずくて飲めません笑。

    「出汁の香りが」とか以前にカルキ臭が強くて吐き出してしまいました。。

     

    軟水のミネラルウォーターはしっかりと出汁が出ていました。

     

    で、驚きが硬度2の超軟水。

    出汁の香りが強く感じられ、口当たりも最高。

    水を変えるだけでこんなに違うのか!!と驚かされました。

     

    昆布は軟水の方が出汁が出やすく、関東は関西に比べると硬度が高いので、昆布ではなく鰹節文化が栄えたと言います。

    今でもこだわった料亭などは関西からわざわざ水を取り寄せているとか。

     

    三、鰹節の違い

    ファイル_001

     

    用意したのは、タイコウさんの本枯節、荒節、そして一般的な花かつおです。

     

    鰹節は直前に削り器でシャコシャコ削りました。

    ファイル_002

    これがなかなか難しい。。

    刃の出加減や、力の入れ具合をうまくやらないと綺麗に削れません。

     

    ちなみに、今は和食の料理人も削れる人が少ないようで、

    というのも、一流料亭ですら、すでに削ったパック詰めの削り節を使っているが現状なのだそうです。

     

    昔は、削りたての香りの良い鰹節を使うために、

    「客の顔を見てから削れ」

    と言われていたそうです。

     

    ファイル_003

    削ると、ふわっと良い香りが広がります。

    食べてみると、鰹の力強い風味とうま味が感じられて美味しい!

     

    出汁をとってみましたが、①の本枯節は複雑な繊細な香りが豊かで、②の荒節はより濃厚の味の強さが感じられました。

    ③の花かつおは酸味が強かったです。

    これが一本釣りとまき網の違いということか。

     

    四、合わせだし

    最後に四種類の昆布と削り節を使って合わせだしを作りました。

    一番美味しかったのが、真昆布と本枯節の合わせだし。

     

    もうこれ絶品です。

    涙が出る美味しさ。

     

    昆布のグルタミン酸と鰹節のイノシン酸といううまみ成分が合わさると相乗効果でうま味が7〜8倍になると言われますが、

    それを実体験しました。

     

    もう一つ驚いたのが、市販の花かつおと昆布の合わせだし。

    正直、花かつおだけの出汁は全然美味しいと思わなかったのですが、

    昆布と合わせると一気に美味しくなりました。

     

    これは大発見です。

    質の良い削り節の場合は鰹だけで美味しい出汁がとれますが、

    そこまで良いものではない鰹節の場合は、昆布と一緒に出汁をとらないと美味しくできないことを知りました。

     

    そしておまけの本だし。

    これがね〜、美味しいんですよ!

    でも、美味しいというかオイシイという種類のうま味で…。

    そりゃあうま味の成分を凝縮していますからね、美味しくなるわけです。

     

    でも香りは本物には遠く及びません。

    これも本物の出汁と比べて初めてわかることですね。

     

    まとめ

    「百聞は一見にしかず」の言葉通り、本で読んで知った知識だったのが、体験することで身になりました。

    これから始まるイベント「いろは食道」ではこのような体験、気付きを持って帰ってもらい、実生活に活かせる学びを提供していくつもりですので、お楽しみに!

     

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  • 脱三日坊主!一人暮らしでも自炊を続けられるコツとは

    脱三日坊主!一人暮らしでも自炊を続けられるコツとは

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾です。

     

    皆さん、自炊してますか?

     

    僕みたいに一人暮らしをしている人にとって、自炊って結構大変だったりします。

    時間がかかるのはもちろんですが、

    意外と自炊した方が高くついた、なんてことも聞きます。

     

     

    でも自炊はうまくやれば生活費を下げられたり、健康にも良かったりと利点が大きいもの。

    今回は一人暮らしでも自炊を続けていけるコツをご紹介します。

     

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    一人暮らしで自炊を続けるコツ

    一、毎日違うものを作ろうと思わない

    これ、健康志向が高い人に多いのですが、

    いろんな食材を食べた方が栄養バランスが整うから、二日続けて同じものを食べることに罪悪感を覚える人がいます。

     

    でも、食生活は毎日の真剣勝負ではなく、一週間や一ヶ月の単位で見た時に均整がとれていれば良いのです。

     

    毎回毎回、一人分を作るのは大変。

    しかも料理って、二人分とかまとめて作った方が美味しくできたりします。

    だから、多めに作って次の日やその次の日に食べるようにしましょう。

    ものによって冷凍すれば、さらに日持ちさせることもできます。

     

    二、宅配サービスを利用する

    自炊の何が面倒って、買い物って人多いんじゃないでしょうか?

     

    近くにスーパーがなかったり、

    帰り道に買い物できるお店があっても、仕事道具が入ったカバンに加えてビニール袋を下げて帰るのは気が重い。

     

    さあ、料理をしよう!と思って冷蔵庫を開けると食材が何もない。

    こういうこと、ありますよね。

     

    そこでオススメなのが、自宅まで食材を運んでくれる宅配サービスです。

     

    僕は「大地を守る会」という会社のサービスを利用しているのですが、

    毎週決まった日に自宅に注文した食材が届きます。

    食材はすべてネットで注文できて簡単。

     

    さらに良いのが、こだわった食材を扱っていること。

    農産物も農薬の使用を抑えたものから、無使用のものまで、

    旬の食材や、地域の珍しい農産物も手に入ります。

     

    加工品やお菓子、調味料もほとんどが無添加で、素材の味を活かした本物ばかり。

    スーパーでは手に入らない安心と美味しさが手に入ります。

     

    また、一週間分の食材をまとめて購入するので、計画的に行動できるようになるのも良い点です。



    三、美味しくつくる

    節約のため、健康のため、それだけで自炊をしていると続きません。

    一番のポイントは、美味しくつくることです。

     

    「外で食べたり買って食べるより、自分で作る方が美味しい」

    そうなると、自炊に対するモチベーションもグンと上がります。

     

    美味しくつくるといっても、別に卓越した料理技術を身につける必要はありません。

     

    「食材を超える調理法はない」

     

    ある鰹節問屋の社長さんの言葉です。

    本当にその通りで、いくら一流の料理人をもってしても、食材が駄目であれば、美味しい料理をつくることはできません。

     

    逆にいうと、素材が良ければ、それほど手を加えなくても、

    ちょっと茹でて醤油をかけただけで思わず笑みがこぼれるほど美味しい料理ができあがるのです。

     

    そのためには本物の食材を選ぶこと。

    本物の食材とは、その食材が持つ生命力を引き出すようにつくられたものです。

    食べものも人間と同じ、華美に着飾ったり、髪型や化粧で誤魔化すのではなく、何もまとわない姿で美しい人が一番なのです。

     

    確かに、多少値は張るかもしれません。

    しかし、それは意味のある投資です。

    それによって、身体の健康や心の豊かさを得て生活が充実するのですから。

     

     

    自炊は、より健康に生きて自分を守り、生活の彩りを増すための術。

    何事も同じで、最初は大変ですが、慣れてくると楽しくなります。

     

    「自分の食べるものを自分でつくる」

    そんな生活に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

     

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  • ミツル醤油醸造元 城慶典さん お醤油いただきました。

    ミツル醤油醸造元 城慶典さん お醤油いただきました。

    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    週末は気温が二十度を超えるとの予報が出ていますね。

    いくら暦の上では春といっても、急激すぎやしませんでしょうか。

     

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    先日、ご縁あって福岡の醤油蔵の職人さんとごはんをご一緒させていただく機会がありました。

     

    その方は、福岡県糸島市で代々続く醤油蔵「ミツル醤油醸造元」の城慶典さん。

    【 参考 】ミツル醤油醸造元

    僕も知らなかったのですが、

    現在日本中にある醤油蔵の中で、原料の仕込みからすべて自社でやっている蔵はなんと全体の一割程度だそうです。

    城さんは自分の蔵での一からの醤油づくりを復活させようと試みて、26歳の時に自社醸造を復活させます。

    業界でも注目されている、本物を追求する若き造り手です。

     

    年齢も僕と一つしか違わないという…。

    いや、ホントスゴいですね。

     

    そんな城さんから醤油づくりや業界のことについていろいろお話を聞かせていただき、帰り際に

    「あ、そうだ。これお土産で持ってきたんですけど…」

    と、なんとそのお醤油を三種類(濃口、薄口、再仕込み)をいただきました!

     

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    それがこちら!

     

    まずこのラベルが洗練されていてカッコいいんです!

    しかも、醸造した年も刻印されていて、まるでワインのよう。

     

    工場の大量生産なら毎年品質は一定かもしれませんが、

    普通はその年の気候や原料の出来具合いによって味や香りもかわるはず。

    これも手仕事ならでは。

     

     

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    原材料は大豆、小麦、食塩のみ。

    必要なものしか使わない。

     

    しかも、そのすべてが福岡県糸島市産…。

    ここまで自分の思いを形にした醤油があるのだろうか。

    恐れいります。

     

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    早速ゆうげに使ってみました!

     

    ちぢみほうれん草のお浸し。

    もう一口目から美味しい…。

     

    ほうれん草を茹でて、醤油と削り節をかけて作ったこれ以上ないぐらい単純な料理ですが、

    ちぢみほうれん草は「大地を守る会」で購入したもの、

    削り節は昨日の記事でもご紹介したタイコウさんのもの、

    そして城さんのお醤油。

     

    それぞれの人が、それぞれの場所で

    ただただ「いいものを届けたい」という思いを追求し、出来上がった食材たちの共演。

     

    簡単な調理で美味しい料理ができるのは、

    代わりに手塩にかけて食材を作ってくれた人たちの苦労の賜物なのですね。

    これ以上身体と心に良い食事はないです。

     

    城さんのお醤油は、コクがあるけどしつこくなく、ほのかな甘味のまろやかさが口に広がり、芳醇な上品な香りが鼻腔を駆け抜けます。

    こんなお醤油が冷蔵庫に一本あると、さらに和食を作って食べるのが楽しみになっちゃいますね!

     

    城さんのお醤油は、ミツル醤油醸造元のホームページや、少量のものは醤油職人さんからご購入できますので、ぜひこの感動を味わってください。


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