カテゴリー: 雑記

  • 【書評】「腸内フローラ10の真実」NHKスペシャル取材班

    【書評】「腸内フローラ10の真実」NHKスペシャル取材班

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    唐突ですが、僕が今一番注目している分野が腸内環境です。

     

    腸内環境というと、善玉菌が多く、悪玉菌が少ないと良好で、

    逆だと悪くなり、便秘になったり、肌が荒れたり、免疫力が低下する。

     

    というところまでは割と広く知られた事実です。

    しかし、今回ご紹介するこの本を読むと、その常識が氷山のほんの一角だったことに気付くでしょう。

     

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    ビフィズス菌や乳酸菌といった、いわゆる「善玉菌」がたくさんいることはいいことかもしれません。しかし、これらの菌が多いというだけで健康な腸内フローラとは言えません。

    (P. 224より)

     

    僕が今年これまでに読んだ本の中でダントツの良書です。

    これを読むと、腸内環境に対する考え方が、

    いえ、そもそもの健康や人間という生物に対しての概念が決定的に変わること請け合いです。

     

    要点だけを取り上げてまとめるのが不可能なぐらい、全体がスゴい内容です。

    ぜひ本書を読んでいただきたいのですが、特に良かったところをかいつまんでご紹介していきます。

     

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    腸内フローラ10の真実

    この本は2015年2月にNHKで放送されて大反響を読んだ「腸内フローラ 解明!驚異の細菌パワー」という特番で紹介しきれなかった内容をまとめたものです。

     

    特筆すべきは、取材班が世界中の研究者に直に会いに行って話を聞き、さらに最新の研究データをふんだんに交えながら腸内フローラに関する真実が記されている点です。

    専門家も一般の人も、十分に楽しませてくれる内容になっています。

     

    肥満から身体の病気、心の病までの鍵を握る腸内細菌

    腸内フローラの最新研究でわかってきた事実は、従来の人間観をくつがえしてしまうような、本質的で革命的な話です。一時すごく話題になって、すぐに忘れ去られてしまうような中身の薄い健康情報ではないのです。

    (P. 8より)

     

    本書の前半部分では、腸内細菌がいろいろな身体や心の状態、そして病気の鍵を握っていることが研究結果とともに語られています。

     

    その範囲は多岐にわたり、

    肥満、糖尿病、美肌、がん、動脈硬化、花粉症やアトピーなどのアレルギー、性格、うつ病、自閉症などと腸内細菌は密接に関係しています。

     

    そして、その腸内環境を大きく左右する要素が、日々の食事です。

    ある実験によると、なんと一日食事を変えただけで、24時間後には腸内環境が変化を示すといいます。

    いかに普段の食事が直接的に影響を与えているのかがよくわかります。

     

    腸内フローラは五歳までに決まる

    だいたい5歳ぐらいまでに腸内フローラの構成が決まってしまい、その後は、大人になっても、ほとんど変わることはありません。

    (P. 173)

     

    これも驚愕の事実でした。

    なんと、腸内フローラ、つまり腸の中にどんな種類の細菌がどんな割合で存在するかというのは、五歳までに決まってしまうというのです。

     

    赤ちゃんは母親の胎内にいる時は無菌で、出産で産道を通る時に母親から細菌をもらう(感染する)ことになります。

    つまり、子どもの腸内環境は母親と似ているというのです。

    しかし、帝王切開で生まれた子どもは産道を通らないため、母親の腸内フローラの影響を受けにくくなります。

     

    そして、その後の生活で接して体内に入ってくる細菌によって腸内フローラは決まり、

    五歳まででその様子がほぼ確定するとのこと。

     

    次で書きますが、土地、国によっている細菌が違うので、

    僕はこれを読んで子どもを海外で産んで育てることによって、どういう影響があるのだろうかと思いました。

     

    そして何より、五歳までの食事、そう、食育がいかに子どもの将来に影響を及ぼすかということを改めて噛み締めました。

     

    腸内フローラから見ても、やはり日本人には和食が最適だった

    腸内フローラは国ごとに特徴があって、たとえば、ある国ではこの種の菌が多いが、別の国ではまったくいないといった具合に、国によって、いる・いないがはっきり分かれたりします。

    (P. 175)

    僕がこの本を読んでいて、一番衝撃を受けたのがコレです。

     

    身土不二(しんどふじ)という言葉があります。

    明治時代に石塚左玄という人が提唱した、「人間はその土地の食べものが一番適している」という考え方です。

     

    僕もこの考えにすごく共感していて、だからこそ日本人には和食が一番良いと主張しているのですが、

    それが腸内フローラの観点から正しいということが証明されたことが、この本を読んだ一番の収穫でした。

     

    どういうことかというと、細菌というのは、土地によって棲みついている種類が異なるのです。

    つまり、日本には日本の、アメリカにはアメリカの細菌がいます。

     

    そして、僕たちの腸内環境はその土地の細菌の影響を受けています。

    それが、食生活と切っても切れない関係を持っているのです。

     

    日本人の腸内フローラを遺伝子解析すると、「海藻を消化する遺伝子」が見つかります。これは、他の国の人の腸内フローラからは見つかっておらず、「スシ・ファクター」などとも呼ばれているそうです。

    (P. 178)

     

    和食が日本人に合っている理由。

    それは、この土地、気候という地理的条件の中で入手できる食べもので生きてきた日本人は、その食べもので健康的に生きられるように最適化し、進化してきたからです。

     

    なので、世界的に和食が健康ブームになっていますが、果たして海外の人が和食を食べて本当に健康になれるのかは議論の余地があります。

    逆に、たとえば、日本人が健康的とされている地中海式食生活を送っても健康になれるのかも、クエスチョンマークがつきます。

     

    食べる物を短期間で一変させてしまったら、私たちの先祖と腸内細菌が築き上げてきた「共進化」の成果を台無しにしてしまうことを、肝に銘じておかなければなりません。

    (P. 200)

    日本人が今直面している生活習慣病はじめ、健康問題は急速な、そして行き過ぎた食の欧米化にあることは間違いないでしょう。

     

    まとめ

    僕は今、「和食」と「ファスティング」の良さを伝えようと活動しています。

    そして何を隠そう、この二つは腸内フローラを改善する上でとてつもない効力を発揮するのです。

     

    「ファスティングが腸内環境改善に良い」ということはわかっていましたが、和食も腸内環境改善に最適だということをこの本を通じて理解し、点と点が線で繋がりました。

    ますます自分の考え、活動に確信を与えてくれた一冊になりました。

     

    この本に書かれていることだけでも雷に打たれたような衝撃でしたが、なんと腸内フローラに関する研究はまだ始まったばかりだというのです。

    一体、これからどんな新事実がつまびらかにされていくのでしょうか。

    これからも腸内フローラの研究から目が離せません。

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  • 「体温を上げる!35.6℃から37.1℃のカンタン栄養学」初開催しました!

    「体温を上げる!35.6℃から37.1℃のカンタン栄養学」初開催しました!

    ブログを読んでいただいている皆さん、こんにちは!

    管理栄養士の圓尾(まるお)です。

     

    昨日、「体温を上げる」というテーマのセミナーを初開催しました。

    企業様やイベントでご依頼いただいて講演する機会はたびたびありますが、

    二年以上定期開催しているファスティングのセミナー以外で自主開催の新しいセミナーをやるのは久しぶりです。

     

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    「体温を上げる!35.6℃から37.1℃のカンタン栄養学」初開催

    ありがたいことに、詳細を公開してすぐに満員になり、このテーマに関する関心の高さを感じました。

     

    参加者は全員女性!

    男性より女性に多いという低体温。

    ファスティングのセミナーも女性の方が割合としては多いですが、みんな女性というのはなかなかないことなので緊張しました笑。

     

    そして、最初にその場で僕が自分の体温を計るというデモンストレーションをしたのですが、

    ファスティング直後というのと、気持ちの高ぶりも相まってか、

    出た数字がなんと、38.0℃!!

     

    いきなり会場がどよめくというハプニングでしたが、本人はいたって健康(というか、むしろ絶好調)でした。

     

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    皆さん、とても真剣にメモを取りながら聞いてくださって、最後の質問の時間もたくさんの質問をしてくださいました。

    初めての内容のセミナーは時間配分が心配だったのですが、問題なく時間通りに進めることができました。

     

    僕はもともと低体温だったのですが、それが改善したという経験を持っており、

    自分の体験も交えながらお話をさせていただいたのが、アンケートでも好評でした。

     

    いただいたアンケートの中から三つご紹介したいと思います。

    (それぞれクリックで拡大)

     

    アンケート2

    アンケート3

    アンケート1

     

    「体温を上げる」という観点から見ても、和食ってとても優れているんですよね。

    その良さを伝えることができたのが、すごくよかったです!

     

    あと、心がけているのが、難しいことをいかにわかりやすく伝えるか。

    これはいつもチャレンジです。

     

    アンケートでは参加者全員の方から「とても良くわかった」との回答をいただくことができ、嬉しく思います。

     

     

    想像以上に好評をいただけたようなので、同じテーマのセミナーをまた開催しようと思っています。

    こちらのページ(peatix)でグループに入っていただくと、今後セミナーを開催する際に通知が届くようになりますので、

    ご興味ある方はご参加くださいませ。

     

    ちなみに、家帰って体温計ったら、37.1℃でした。

    人間、緊張すると体温上がるみたいです(^_^;)

     

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  • 第三十五回「8時だョ!栄養士大集合」開催しました!

    第三十五回「8時だョ!栄養士大集合」開催しました!

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    毎月、「8時だョ!栄養士大集合」というイベントをさせてもらっています。

     

    このイベントは、タイトルにこそ「栄養士」と入っておりますが、

    来てくださるゲストの方々は半分以上が栄養士以外の方で、どなたでも気軽にご参加いただけるイベントです。

     

    こちらのスタッフは全員栄養士なので、

    その栄養士がレシピを考えて料理した料理と、お酒を召し上がっていただきながら、

    食に関するお楽しみ企画でゲームやワークショップを開催し、

    そして参加者同士、スタッフとの交流を楽しんでもらうという、いろんな楽しみ方ができる会になっております。

     

    この記事では、昨日の開催の様子を皆さんにお伝えしたいと思います!

     

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    第三十五回「8時だョ!栄養士大集合」

    今回のテーマは中華!

    毎回テーマを設けているのですが、今回のテーマは”中華料理“。

    なぜ中華かというと二月の上旬は中国では春節といって、お正月の行事があり、

    そこから中華を取り上げることになりました。

     

    ちなみに、春節というと、中国や東南アジアの行事というイメージが強いですが、

    日本でも明治維新以前は旧暦のお正月を祝っていました。

     

    旧暦でいくと、今はまだ一月の下旬に差し掛かったばかり。

    陽気も少しずつ春っぽくなってきたので、お正月を新春という意味も納得できますね。

     

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    中華料理店っぽい、メニュー表(笑)。

    料理スタッフのセンスが光ります!

     

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    いつもメニュー考案から当日の調理までやってくれている頼もしい料理スタッフコンビ

     

    今回の料理をざっとご紹介しましょう。

     

    バンバンジーサラダ

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    小松菜の中華炒め

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    小籠包

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    青椒肉絲

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    中華おこわ

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    南瓜餡の胡麻団子

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    ゲストの方たちもすごい食べっぷりで、「美味しい!」という声が上がっていて嬉しかったです。

     

    そして、今回は江戸川区の「平野農園」さんより協賛いただき、小松菜を使わせていただきました!

    この小松菜、とてもみずみずしく新鮮で、エグみや苦味が一切なく、生でかじっても美味しかったです!!

    平野さん、ありがとうございます!

     

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    イベントの中でも生産者のことについてお伝えしました

     

    お楽しみ企画

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    今回のお楽しみ企画では、中国の醤(ジャン)という調味料を三種類用意し、

    その原材料と製法を伝えた上でゲストの方に名前を隠した三つの醤のを味わっていただき、どれかを当ててもらうという企画をやりました。

     

    醤というのが何かというと、日本でいうと味噌がそれに当たります。

    味噌は大豆、つまり穀物が原料なので、穀醤(こくしょう)といいますが、

    他にも肉を塩漬けにして発酵させると肉醤(にくしょう)、

    魚介類を塩漬け発酵したものを魚醤(ぎょしょう)と言います。

     

    海老の醤があったのですが、臭いが強烈で、異文化を感じました。

    和食も奥が深いですが、中華料理もとても奥深いもの。

    こういう違いを体験することも、一つの食体験で世界を広げるきっかけになるのではないでしょうか。

     

    交流時間

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    今回、僕はパーカーに着物を合わせるという、ちょっと新しい着方で臨みました。

    そして足元は下駄という笑。

    でも、何人かの方から「いいですね!」と言っていただけたので、よかったです(気を遣っていただいただけ?笑)。

     

    お話させていただいた方の中には、

    栄養士をされていてその後保育士の資格を取った方や、

    飲食店で働かれていて、食育の重要性に熱い思いを持った方、

    親戚が日本酒の酒蔵をやられていて、ご自身は酒粕をテーマにしたカフェをされている方など、

    おもしろい方がたくさんいらしていて、お話させていただいて、僕自身も世界を広げることができました。

     

    初めて参加されるという方が半分以上でしたが、皆さんすぐに仲良くなられ、積極的に交流を楽しまれていたのが印象的でした。

     

    まとめ

    このイベントも今年で三年目。

    手前味噌(醤だけに…)ですが、どんどん良いイベントになっている気がします。

    こうして続けることができているのも、来てくださるゲストの方がたくさんいてくださるからなので、本当にありがたいかぎりです。

     

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    このイベントのスタッフは若手の栄養士七人。

    このグループから、日本に向けて、意義があり、おもしろい活動をこれからもどんどん発信していきたいと思います。

     

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  • 普段着の着物生活を二ヶ月続けてみてわかったこと10

    普段着の着物生活を二ヶ月続けてみてわかったこと10

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

     

    去年の十二月末から、普段着として着物の生活を送るようになって早二ヶ月が経ちました。

     

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    ケータイのアプリで着物を着た日の記録をつけているのですが、

    昨年十二月二十三日から今日、二月二十三日までの二ヶ月間で、洋服を着た日は三日間だけでした。

     

    今回は、二ヶ月間着物で過ごして気付いたことをまとめて十個ご紹介します。

     

    読み物として、またこれから着物を着てみたい男性は参考にしてみてください。

    ※注 僕はただの着物好きの管理栄養士であり、着物の先生ではありません。内容に関してはあくまでも個人的な意見として捉えていただけると幸いです。

    ※ 初めての著書が出ました!!『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』

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    ※ Youtubeでも着物の着方などの動画を配信しております(クリックで開きます)

     

    ふだんぎ着物生活を二ヶ月続けてきて得た気付き

    一、簡単に短時間で着られる

    まず着物というと、「着るのに時間がかかるんじゃないの?」と思う方が多いかと思いますが、

    男の着物に限ってはまったくそんなことはありません。

     

    最初慣れるまでは少し時間がかかるかもしれませんが、すぐに慣れます。

    そして、早く着られるようになります。

    つい先日も、寝坊して二十分で支度をして家を出ることがあったのですが、それでも五分もかからずに着ることができました。

     

    二、人目には慣れるしかない

    着物で歩いていると、とにかくよく見られます。

    街中を歩いていても視線を感じますし、

    飲食店や雑貨屋に入ったり、電車の車両に乗り込んだりすると、一瞬「え?」って感じの空気が漂います笑。

     

    まあこれはどうしようもないので、慣れるしかないです(^_^;)

    あまり人目が気にならない人であればいいのかもしれませんが、

    僕は結構人目を気にするので未だにちょっと苦労してるところです。。

     

    三、理由を聞かれる

    これもよくあるのですが、二言目には着ている理由を聞かれます。

    まあそれも当然で、自分が逆の立場だったら絶対聞くと思います笑。

     

    おそらく、若い男性って、着物を着る人が一番少ない層なんでしょうね。

     

    特にスターバックスの店員さんはフレンドリーなのでよく聞かれます。

    最初は答えに窮することもありましたが、今は「好きだから!」と胸を張って言えるようになりました^^

    すぐに顔を覚えてくれて「いつもありがとうございます」と声をかけてもらえるのが嬉しいです(こちらこそ、いつもありがとうございます!)。

     

    四、着方について言われる

    すごく違和感を感じることなのですが、特に年配の女性によく着方を指摘されます。

     

    ちょっと百貨店の雑貨コーナーで風呂敷を買っただけなのに、店員さんに着物の前の合わせ具合を調整されたり…、

    飲みに行った居酒屋さんで「せっかく着物着てるんだから、もっと襟元をピシっとした方がいいわよ」と言われたり…。

     

    まあ別に迷惑ってほどでもなく、むしろありがたいぐらいなのですが、

    僕が違和感を覚えるのは、「着物はキチッと着ないといけない」という固定概念です。

     

    洋服ではこのようなことは起こりません。

    だらしなく裾をひきずって歩いていたり、シャツのボタンを開けて歩いていても、どう思うかは置いておいて、他人に直されることはないでしょう。

     

    もちろん、改まった場での着物なら話は別ですが、普段着として着物を着てるんだから放っておいてほしいという気持ちもあります。

    とにかく着物が特別扱いされるのがうっとうしく思うことが多いです。

     

    五、意外と寒さに強い

    よく「着物って寒くないですか?」と言われますが、これもまったくそんなことはありません。

    僕も寒さを恐れて着物専用のコートを買ったのですが、結局数回しか着ていません。

     

    中にタイツや肌襦袢をつけて、その上から袷の襦袢や袷の着物さらには羽織を羽織れば何重にもなりますし、

    和服は洋服と違って、一枚の布で全身が覆われている形になるので、空気の出入りがなくて寒くないんですよね。

     

    ただ、弱点は首元で、大きく開いているので、そこはマフラーなどをすれば解決です。

    僕は大河ドラマ「龍馬伝」で佐藤健さん演じる岡田以蔵がスポッとかぶるタイプの襟巻きをしていて、

    「あれをつければ自分もカッコよくなれる!」と勘違いしたので、同じようなものを購入して使っています(ちょうど下の商品のような感じのもの)。

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    六、雨の日はどうする?

    着物で困るのが雨の日と言われていますが、これも特に困ってはいません。

    まず、雨の日は絹を避け、木綿などの「多少濡れてもいいや」という着物を着るようにしています。

    そして足元ですが、足袋に草履ではすぐに濡れてしまいます。

    履物につかれられるビニール製の雨除けもあるのですが、個人的に好きじゃなくて使っておらず、

    ブーツか地下足袋スニーカーにしています。

     

    ブーツは坂本龍馬よろしく、紐がついていないタイプを使っています。

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    長靴感覚で履けますし、着脱も楽チンです。

     

    地下足袋スニーカーはsou souというブランドが出しているものがお洒落で気に入っています。

    雨以外でもカジュアルな気分の時はピッタリですね。

     

    七、袂(たもと)が邪魔?

    袂とは、袖の広い部分のことで、着物を着始めたばかりの頃は、とにかくここが邪魔に感じます。

     

    よく言われる”あるある”が、飲食店のテーブルで遠くにあるものを取ろうとして、袂がお皿の中の汁や料理についてしまうというもの。

    これは片方の手で袂を押さえるクセがつけば防ぐことができます。

     

    僕は料理をする時も着物ですが、その時はたすきを使っています。

    たすきといっても、要は腰紐で、それをたすき掛けにしているだけです。

    結び方はYoutubeにもありますし、簡単なのですぐに覚えられます。

    たすきで袂をまとめておけば袖は邪魔じゃなくなります。

     

    それよりも困るのが、たすきをするほどじゃないけど袂が邪魔になる時です。

    たとえば、外から帰ってきて手を洗う時。

    そのまま洗うと、袂が流しの周りで濡れたり汚れますし、かといてわざわざたすき掛けするのも難儀なことです。

     

    こういう時は袖を脇に挟み込むようにしています。

    こうすれば、脇を締めているかぎり、袂が邪魔になることはありません。

    もしくは袂を帯に挟み込むという方法もあります。

     

    八、階段を昇る時に裾を踏む問題

    階段を降りる時はいいのですが、昇る時が結構大変で、

    特に裾が長めの着物だと草履で裾を踏んでしまうことがよくあります。

     

    これを防ぐためには、右手で右足の太ももあたりの生地をつまみ、少し上に引っ張ってあげると踏みにくくなります。

    後は、昇る時に少し身体の面を右側に斜めにして昇るのも有効です。

     

    後は、登ったり降りたりする時に、ビーチサンダルを履いている感覚で歩くとパタンパタン音がしてうるさいです。

    これも歩き方を工夫することにより、静かに登り降りすることができます。

     

    歩き方を工夫するというか、洋服の靴と和服の履物では歩き方、足の運び方がまるで違います。

    これに慣れるのはちょっとした努力が必要ですが、

    草履や雪駄での歩き方を覚えると、より歩く姿が様になりますし、着物が身体に馴染み、着崩れもしにくくなります。

     

    九、帯が緩む

    一度、街中で帯が緩んでメッチャ焦ったことがあります笑

    幸いにも早朝で人通りが少なかったので、横道に入って締め直しました。

    これ以外にも何度か街中で帯が緩んだことがあり、本当にヒヤヒヤします。

     

    で、この原因なのですが、まずは締め方が緩い場合があります。

    後は、たとえばソファに深く腰掛けたりして、帯の結び目が緩んでしまっている場合、

    そして帯の種類によっても緩みやすい帯があったりします。

    このあたりは帯を使っていくうちに「この帯は緩みやすいな」と思ったら、その帯を締めている時は時々後ろに手を回して結び目をキュッと締め直すなど、気にかけています。

     

    十、収納場所問題

    着物は洋服と違って、平べったいので、収納に困りました。

    畳紙(たとうし)という細長い紙でしまっていたのですが、着物の数が増えて、さすがに場所がなくなってきたので、

    今は風呂敷で包んで収納しています。

     

    宇金(うこん)風呂敷といって、着物の収納にピッタリな風呂敷があります。

    色の綺麗さもさることながら、ちゃんとした宇金染めの風呂敷には防虫効果もあるんだとか。

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    まとめ

    着慣れていない着物を着るというのは、赤ちゃんの頃に戻るのと同じです。

     

    まだ洋服を着慣れていない頃、ボタンを留めるのに時間がかかりましたよね?

    靴紐の結び方もわからなかった。

    ズボンのチャックがうまく下ろせずに漏らしてしまったり笑

     

    「着物を着るのが難しい」というのは、子どもが服を着るのが難しいというのと同じなのです。

    つまり、着物自体が難しいのではなく、ただ着ることに慣れていないだけ。

     

    着ることに慣れたり、いろんな小技を覚えると、洋服とほとんど変わらずに日常を過ごすことが可能です。

    そしてその過程が楽しく、どんどん着物に着慣れていくのがたまらなくおもしろいのです。

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  • 【書評】「学力は『食育』でつくられる。」池上公介

    【書評】「学力は『食育』でつくられる。」池上公介

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    「食育」という言葉があちらこちらで言われるようになって久しいです。

    しかし、学校教育では食育は義務教育になっておらず、各学校によっても取り組みへの熱心さはバラバラで、

    まだまだ食育がきちんと行われているとは言いがたい状況です。

     

    これは家庭においても同様で、

    子どもの健全な成長における食育の重要性を認識し、実践できている家庭がある一方で、

    日々の食事や子どもが口にするものについて、実践はおろか認識すら持てていない家庭が大半だという印象です。

     

    本屋の教育コーナーでも食育の本は圧倒的に少なかったのですが、

    その中で一冊目についたのが、今回ご紹介するこの本です。

     

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    筆者は、教育の分野に五十年以上に関わり、現在は学校法人を運営されている池上公介さん。

    不登校や中途退学など、いろんな子ども地域トップ校や東大、京大などへも送り出してこられ、その数は延べ一万人以上という、

    まさに教育の現場で第一線をひた走ってきた方です。

     

    その池上さんが、時代とともに変化した食環境の中で見てきた子どもたちの変化は何だったのか。

    ご紹介していきましょう。

     

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    学力は「食育」でつくられる。

    一、勉強の前にまず食事

    よく勉強は「基礎が大事」といわれます。基礎がきちんとしていなければ、その上にいくら知識を積み上げても、結局崩れてしまいます。同様に、学習に取り組む意欲や自己を律する自制心、困難に負けずに続ける気力・体力、そうした学力を支える基盤をつくるのが毎日の食事です。それを無視したまま、どれだけ塾などで勉強をさせても思うような効果は得られません。

    (本書P. 2〜3)

     

    僕はいつもファスティングのセミナーで「食育基本法」という法律の話をするのですが、

    その中にも「子どもが豊かな人間性を育み、生きる力を身につけていくためには、何よりも食育が重要である」とあります。

    【 参考 】食育で一番大切にしたいことは何か

     

    そして、「知育」「徳育」「体育」の基礎となるべきものだという文章もあり、食育の重要性が謳われています。

     

    人間は食べたものでできています。

     

    たとえば、学習というものを考えた時に、中心になるのは脳。

    脳の働きが良くなければ集中することもできませんし、記憶することも、自分の考えをまとめることもできません。

    学習に対する好奇心がわいてくるのも脳の働きです。

     

    当然、脳も食べたもので作られます。

    食べたものが脳になり、食べたものが脳の神経細胞がやりとりする物質を作り出すのです。

     

    その質が悪いと、質の良い勉強などできるはずがありませんよね。

    子どもにもっと勉強できるようになってもらって、成績を上げるのを手伝いたいと思ったら、

    まずできることは食事を変えることなのです。

     

    二、寮の食事は和食中心

    当校の寮の食事は朝・夕ともに、永く日本の家庭で当たり前にあった、一般的な食事です。肉や魚の主菜に野菜の副菜、ごはんに味噌汁、それに海苔や納豆、漬物といった日本の伝統食が中心になっています。

    (本書P. 13)

    池上さんが運営されている学校の寮では、子どもたちに出す食事を和食中心にしています。

    これを読んだ時、和食の良さを伝えている僕としても、とても嬉しくなりました。

    これには本当に大大大賛成で、子どもの健康と成長を考えれば和食が一番です。

     

    本の中には和食の栄養面についての記述もあるので、詳しくはそちらに譲りますが、

    栄養面と、食の教育から考えても和食ほど適した食事はありません。

     

    和食を子どもたちの食事の中心に据え、たくさんの子どもたちがそれによって成績が上がったり、心の面が改善されたりした例がたくさん紹介されています。

    これを読んで、実際に現場でもその効果が証明されていることに心を強くしました。

     

    三、子どもに人気のメニューを出すことは食育ではない

    そのとき私は、親世代が「子どもに食べたいもの、好きなものだけを食べさせるのが愛情」という誤った認識をもってしまっているなら、子どもに正しい食習慣が身に付くはずもない、と妙に納得してしまいました。

    (本書 P. 19〜20)

    子どもが喜ぶものを食べさせる、これは食育ではありません。

    学校給食でも同じで、子どもから人気のないメニューは食べずに残してしまうから、喜んで食べてもらえる人気メニューを出そうというのは、それこそ食育が教育と見られていない証拠です。

     

    これが他の勉強だったらどうでしょう。

    子どもたちに算数の授業が人気がないからといって、子どもたちが喜ぶ体育の授業を増やすでしょうか。

     

    「いいじゃないか、食べものぐらい、好きなものを食べさせてあげれば」

    それは食育を軽視しているから出てくる言葉です。

     

    子どもたちが嫌がることでも、教育ならばやらないといけません。

    どうすれば子どもたちが興味を持って楽しみながら算数を勉強できるかを必死に考えるべきなのです。

     

    僕自身、子どものころは非常に好き嫌いが多かったですが、大学で栄養学を勉強してからそれが一気に変わりました。

    食べものにはそれぞれ別の栄養素が入っており、それが複雑に身体の中で作用しあって生命活動を支えていることを科学的に知った時に、はじめていろんなものを好き嫌いなく食べる意味を理解できました。

     

    食のことを栄養面だけでなく、文化の面や生産の面など、多面的に伝えることで子どもたちがもっと食べものに興味を持つようになります。

    その中で基本にすべきは和食であり、外国の料理を取り上げたり牛乳のカルシウムについて教えるのもいいかもしれませんが、それよりもまずは出汁の引き方やごはんの炊き方を教えないといけないのです。

    今の食育の問題点は食育自体の優先度が低いことと、中身が体系化されておらず、まとまりがなくなっていることがあると思います。

    まとめ

    食育の重要性は、教育の現場で長年子どもと接してきた方ほどよく認識されています。

    以前も僕のファスティングセミナーに、何十年も学習塾を経営されてきて、最近食育に関する団体を立ち上げて理事をされている方がいらしたことがあります。

     

    その方がなぜ学習塾から食育に移ったのか。

    もうおわかりかと思いますが、子どもたちが昔と変わってしまったからです。

     

    「ここ最近子どもたちが明らかにおかしくなった。じっと座っていられない。すぐに疲れて集中できない。なぜだろうと思っていろいろと調べると食が変わったことが原因だという結論に行き着いた。そこで気付いたんです。勉強を教える前に食を変えないといけないと」

     

    僕はその方のお話をなるほどと思って聞いていました。

    国が食育を法律にしてしまうぐらい、この国の食育は急務です。

    僕も、一人の栄養士として少しでも子どもを持つ親御さんに食育の重要性を伝えていきたいと思います。

     

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  • ミツル醤油醸造元 城慶典さん お醤油いただきました。

    ミツル醤油醸造元 城慶典さん お醤油いただきました。

    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    週末は気温が二十度を超えるとの予報が出ていますね。

    いくら暦の上では春といっても、急激すぎやしませんでしょうか。

     

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    先日、ご縁あって福岡の醤油蔵の職人さんとごはんをご一緒させていただく機会がありました。

     

    その方は、福岡県糸島市で代々続く醤油蔵「ミツル醤油醸造元」の城慶典さん。

    【 参考 】ミツル醤油醸造元

    僕も知らなかったのですが、

    現在日本中にある醤油蔵の中で、原料の仕込みからすべて自社でやっている蔵はなんと全体の一割程度だそうです。

    城さんは自分の蔵での一からの醤油づくりを復活させようと試みて、26歳の時に自社醸造を復活させます。

    業界でも注目されている、本物を追求する若き造り手です。

     

    年齢も僕と一つしか違わないという…。

    いや、ホントスゴいですね。

     

    そんな城さんから醤油づくりや業界のことについていろいろお話を聞かせていただき、帰り際に

    「あ、そうだ。これお土産で持ってきたんですけど…」

    と、なんとそのお醤油を三種類(濃口、薄口、再仕込み)をいただきました!

     

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    それがこちら!

     

    まずこのラベルが洗練されていてカッコいいんです!

    しかも、醸造した年も刻印されていて、まるでワインのよう。

     

    工場の大量生産なら毎年品質は一定かもしれませんが、

    普通はその年の気候や原料の出来具合いによって味や香りもかわるはず。

    これも手仕事ならでは。

     

     

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    原材料は大豆、小麦、食塩のみ。

    必要なものしか使わない。

     

    しかも、そのすべてが福岡県糸島市産…。

    ここまで自分の思いを形にした醤油があるのだろうか。

    恐れいります。

     

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    早速ゆうげに使ってみました!

     

    ちぢみほうれん草のお浸し。

    もう一口目から美味しい…。

     

    ほうれん草を茹でて、醤油と削り節をかけて作ったこれ以上ないぐらい単純な料理ですが、

    ちぢみほうれん草は「大地を守る会」で購入したもの、

    削り節は昨日の記事でもご紹介したタイコウさんのもの、

    そして城さんのお醤油。

     

    それぞれの人が、それぞれの場所で

    ただただ「いいものを届けたい」という思いを追求し、出来上がった食材たちの共演。

     

    簡単な調理で美味しい料理ができるのは、

    代わりに手塩にかけて食材を作ってくれた人たちの苦労の賜物なのですね。

    これ以上身体と心に良い食事はないです。

     

    城さんのお醤油は、コクがあるけどしつこくなく、ほのかな甘味のまろやかさが口に広がり、芳醇な上品な香りが鼻腔を駆け抜けます。

    こんなお醤油が冷蔵庫に一本あると、さらに和食を作って食べるのが楽しみになっちゃいますね!

     

    城さんのお醤油は、ミツル醤油醸造元のホームページや、少量のものは醤油職人さんからご購入できますので、ぜひこの感動を味わってください。


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