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  • 「その乳酸菌、とっても胃酸で死んじゃうから意味ないよ」は本当?

    「その乳酸菌、とっても胃酸で死んじゃうから意味ないよ」は本当?


    大事な機能を持った腸の調子をととのえるとして

    その働きが注目されている乳酸菌。

     

    健康のために意識してとっているという方も

    多いのではないでしょうか。

     

    しかし、中には

    「乳酸菌をとっても結局胃酸で死んでしまうから意味ないよ」

    という意見も聞きますよね。

     

    果たして、

    乳酸菌はホントに胃酸で死んでしまうのでしょうか。

     

    そして死んでしまった乳酸菌は

    何の役目も果たさないのでしょうか。

     

    今回は、このことについて解説していきたいと思います。

     

    (管理栄養士 圓尾のプロフィールはこちらから)

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    「その乳酸菌、とっても胃酸で死んじゃうから意味ないよ」は本当?

    乳酸菌は腸の中の善玉菌を増やす働きがある

    そもそも、なぜ乳酸菌をとると腸に良いのでしょうか。

     

    これは、

    乳酸菌が腸の中の善玉菌を増やす働きがあるからです。

     

    腸の中で善玉菌が増えると、

    腸の運動が活発になり

    便通が良くなって便秘が予防されます。

     

    その他にも

    • 免疫力を高めてアレルギーや感染症を防ぐ
    • 食べものの消化、栄養素の吸収を促進
    • コレステロールの上昇を抑制
    • 悪玉菌の増殖を抑える
    • 肌トラブルを改善
    • ビタミンB群をつくる

    などの働きを腸内の善玉菌は持っています。

     

    生きた乳酸菌をとると、

    腸の中でその乳酸菌が善玉菌群に加わって働いてくれるため

    もともといた腸内の善玉菌に金棒を授けるような効果があるのです。

     

    乳酸菌は胃酸に弱く、ほとんどが死んでしまう

    しかし、せっかく生きた乳酸菌をとっても

    実はその多くは強い酸性である胃酸や

    胆汁などの消化液で分解されて死んでしまいます。

     

    最近CMなどでもよく耳にする

    「生きて腸に届く」

    という謳い文句は、

    数百あるとされる乳酸菌の中でも特に選び抜かれた

    胃酸にも負けない菌が配合された食品です。

     

    つまり、そうでない大部分の乳酸菌は

    ほとんどが胃酸などで死んでしまい、

    生きて腸に到達することが叶わないというのが実態なのです。

     

    では、乳酸菌の利益を享受するためには

    そういった商品に頼るしかないのでしょうか。

     

    死んでも働く。それが乳酸菌

    ご安心ください。

     

    確かに乳酸菌のほとんどは胃酸で死んでしまいますが、

    たとえ死んでしまったとしても、乳酸菌はきちんと働いてくれます。

     

    それはどういうからくりかというと、

    死んだ乳酸菌の体の成分が役割を果たしてくれるからなのです。

     

    その役割は主に、次の三つがあると言われています。

     

    一、悪玉菌のエサとなる物質を吸着し、便の中に排出してくれる

    つまり、悪玉菌が増殖するのを邪魔してくれます。

     

    二、腸壁を刺激し、免疫力を高める

    乳酸菌の死骸が腸の壁を刺激します。

     

    体内の免疫細胞の約七割が小腸に集中しているといわれますが、

    腸壁を刺激することで、これらの免疫細胞を活発化してくれるのです。

     

    三、善玉菌のエサとなる

    死んだ乳酸菌は、善玉菌のエサになります。

     

    死んだ仲間を食べるなんて、なんだか残酷な気もしますが

    オリゴ糖や水溶性食物繊維と同様、

    善玉菌を増やす働きをしてくれるのです。

     

    まとめ

    ここまで見てきましたように、

    乳酸菌は確かに胃酸に弱いですが

    死んでしまったとしても

    私たちにとって益のある働きをしてくれます。

     

    もちろん、生きて届く乳酸菌が持つ良さもありますが

    その乳酸菌もその後ずっと腸に定着することは少ないと言われているので、

    継続的にとっていくことが重要です。

     

    発酵大国日本が誇る乳酸菌食品。

    ぬか漬け、味噌、醤油、酒粕、日本酒、酢。

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    これらの食品を日々の食卓に登場させて

    腸を元気に保ちましょう。

     

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    ※ 簡単に作れる自家製の豆乳ヨーグルトもオススメ

     

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    ※ ミネラルファスティングでも乳酸菌が増えます

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  • 【写真あり】今が仕込み時!味噌作りデビューしたい人のための簡単な味噌作り手順指南

    【写真あり】今が仕込み時!味噌作りデビューしたい人のための簡単な味噌作り手順指南

    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    (初めてのかたは、こちらからどうぞ)

     

    皆さんは、自分で味噌を作ったことがありますか?

     

    そもそも昔は味噌は買うものではなく、家庭で作るものだったそうで、

    「買い味噌は恥」などと言われる時代もあったり、

    「味噌買う家は蔵(くら)建たぬ」という言葉に表れているように

    わざわざ味噌を買うことはぜいたくとされていました。

     

    僕は二年前から自分で味噌を作るようになり、

    すっかり自分で作る味噌の虜(とりこ)となりました。

     

    自慢することを”手前味噌“といいますが、

    ついつい自慢したくなってしまうぐらい

    自分で仕込んだ味噌というのは誇らしいものです。

     

    「う〜ん、でも自分で味噌を作るといっても難しそう……」

    いえいえ、そんなことはありません!

     

    材料はたったの三つで、どれも簡単に手に入ります。

    手順も単純で、あとは室温でほったらかしておくだけで

    初めてでも失敗なく簡単に作ることができます。

     

    今回の記事ではこの味噌作りの様子を

    写真付きで紹介していきたいと思います。

     

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    【写真あり】味噌作りデビューしたい人のための簡単な味噌作り方手順指南

    味噌はいつ仕込む?

    昔から”味噌は寒仕込み“と言われ、

    だいたい年が明けてから三月までの時期に仕込むのがよいとされています。

     

    その理由は冬の間は気温が低く、ゆっくりと発酵が進み、

    ある程度熟成が進んでから気温の高い夏を迎えるということで

    徐々に発酵が活発に進むというところにあります。

     

    これにより、美味しい味噌ができるのです。

     

    また、夏は雑菌が繁殖しやすい時期でもあるので

    気温の高い時に仕込むと雑菌が入りやすくなるなどの理由もあるそうです。

     

    今の寒い時期に仕込んで、夏を越えて秋〜冬ぐらいから食べることができます。

     

    味噌の仕込み材料

    まず味噌を仕込む材料ですが、必要なのは以下の三つです。

    • 大豆
    • 糀(こうじ)
    • 塩

    これだけ。非常にシンプルです。

     

    あとは分量ですが、たとえば全体で二キロ仕込む場合だと、

    • 乾燥大豆・・・375g
    • 糀・・・1kg
    • 塩・・・250g

    が目安です。

    他にも配分があり、それによって味わいも変わります。

     

    せっかく自前の味噌を仕込むのですから

    原材料の質にはこだわりたいところです。

     

    まず大豆ですが、

    国産の、できれば有機栽培や無農薬で栽培されたものを買い求めましょう。

     

     

    僕は宅配サービスの「大地を守る会」で扱っていた

    北海道十勝産の無農薬大豆を選びました。

    塩は精製塩よりもミネラル分が豊富な天然塩を選びましょう。

    今回、僕はこちらの香川県で伝統的な製法で作られている塩を選びました。

     

    故郷が神戸で瀬戸内海に面しているので

    瀬戸内海の海水で作られたものを探してみました。

     

    糀は、東京神田で江戸時代から続く老舗の糀屋さん「三河屋」で手に入れました。

    地方在中の方は、ぜひ近くに糀屋さんがないか

    ネットで検索してみましょう。

     

    あと、仕込んだ味噌を詰めておく容器ですが、

    たくさんの愛用者がいる野田琺瑯の琺瑯(ほうろう)容器を使っています。

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    この大きさだと、ニキロ仕込んでちょうどの容量です。

     

    味噌を仕込む手順

    さあ、良質な材料が手に入ったら、いよいよ仕込んでいきましょう!

     

    今回は、

    「北海道(大豆)」×「香川(塩)」×「東京(糀)」

    の掛け合わせ味噌です!

     

    一、大豆を吸水させる

    まずは大豆を炊いていくのですが、

    事前に水を吸わせておく必要があります。

     

    だいたい半日以上たっぷりと水を含ませるので、

    夜やって翌日仕込みましょう。

     

    大豆を洗って鍋に入れ、たっぷりと水を注いで置いておきます。

    さあ、たっぷり飲むんだぞ〜

     

    二、大豆を煮る

     

    大豆がたっぷり水を飲んで楕円形になりました。

     

    次はこの大豆を煮ていきます。

     

    沸騰してきたらアクをすくい、

    じっくりと二時間ほど、途中で湯が少なくなったら水を足しながら煮ます。

     

    のんびり小説でも読みつつ、たまに様子を見に台所にいきましょう。

    大豆が底にくっつくこともあるので、たまに全体をさっくり混ぜます。

     

    三、大豆をつぶす

    大豆が指に軽く力を入れてつぶれるぐらいのやわらかさになったら頃合いです。

    (※ 大豆の煮汁は次に少し使うため、一カップ(コップ一杯ぐらい)取っておきましょう)

     

    大豆を熱いうちに潰します。

    熱いので、火傷しないように注意!

     

    潰し方はなんでも良いですが、

    僕は厚手のビニール袋に入れて裸足でギュッギュと踏んで潰しています。

    なんだか子どもに戻った感じで楽しい。

     

    大豆が熱すぎると袋が溶ける可能性があるので、

    少し冷ましてからにしましょう。

     

    あとは、薄いビニール袋だと破れることもあるので

    厚めのものにするか、二重にしておきます。

     

    これぐらい潰れればオーケー。

     

    四、塩と糀を混ぜる

    塩と糀を先に混ぜておきます。

    しっかり混ぜましょう。

     

    次に、潰した大豆と塩と糀を混ぜます。

     

     

    この時、大豆の煮汁を少し加えると混ぜやすくなります。

    体力使いますが、よ〜〜〜く混ぜます。

     

    五、「味噌玉」を作って、容器に詰めていく

    手で、裸の大将が食べていそうな大きめのおにぎりぐらいの大きさの

    玉を作って、それを容器に詰めていきます。

     

    この時空気が入らないように注意します。

     

    たたきつけるように、投げ入れると空気が入りづらいです。

    上からギュッギュと手で押しながら詰めていきます。

     

    これで出来上がりです!

     

    六、表面を平らにし、ラップをかける

    最後に表面を平らにして、その上に酒をふってラップで覆います。

    空気に触れないようにしましょう。

     

    七、上から重石をして出来上がり

    最後に、上から重石をします。

    重石がないという場合は、塩をビニール袋に詰めて重石の代わりにしても良いです。

     

    流しの下などの冷暗所に保管します。

    だいたい夏を越えて秋が深まる頃には食べられます。

     

    その後も置いておくと熟成して味が変わっていくので、

    少しずつ取り出して使い、その変化を楽しむのがまた良いのです。

     

    また、秋になっていざフタを空けてみたらカビが生えててドン引き!

    なんてこともあるかもしれませんが、ご心配なく。

    カビの部分だけをはがせば問題ナッシングです。

     

    これが去年仕込んだ味噌。

    熟成して良い色になっています。

    さて、今日仕込んだ味噌はどんな味に仕上がっているのやら。。

     

    ということで、今回は自宅での味噌の作り方をご紹介しました。

    自家製味噌は考えているよりも簡単にできるので

    ぜひこの機会に作ってみてくださいね!

     

    自分が作った味噌でつくる味噌汁の味は感激しますよ〜!

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  • 世界で最古のバイオビジネスは日本発祥だった!「アスペルギルス・オリゼー」はなぜ国菌になったのか

     

    皆さん、昨日発酵食品をとりましたか?

     

    「発酵食品?納豆は食べていないしな〜」

    いえ、よ〜く考えてみてください。

     

    発酵食品は納豆や漬物だけではありません。

    日本酒だって発酵食品ですし、醤油、味噌、酢などの調味料も発酵食品です。

     

    出汁をひくための鰹節だって、種類によっては(枯れ節)発酵食品になります。

    日本では発酵食品抜きで一日過ごすことの方が難しいぐらい、僕たちの食生活は発酵で成り立っているのです。

     

    日本の発酵食品の多様性は世界一とも称されますが、

    その中でも極めつけなのが”国菌“の存在です。

     

    国菌とは、国を代表する菌のことで、

    日本を代表する国花が桜、国鳥が雉(きじ)という並びで、日本では国菌が存在します。

     

    それが、アスペルギルス・オリゼーという菌です。

    世界でも国を代表する菌なんてものが存在する奇異な国は日本しかありません。

     

    「でも、国菌ってどういうこと?」

    今回の記事では、日本の国菌に認定されたアスペルギルス・オリゼーについて書いてみたいと思います。

     

    (当ブログ執筆者のプロフィールはこちら)

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    世界で最古のバイオビジネスは日本で起きていた!「アスペルギルス・オリゼー」はなぜ国菌になったのか

    見えないけどスゴイやつ!麹菌

    「アスペルギルス・オリゼー」というと難しい微生物の授業のように聞こえますが、

    和名で「麹菌(こうじきん)」とも呼ばれている菌のことです。

     

    「麹(こうじ)」は聞いたことがありますよね?

    なんとなく、味噌や醤油に関係するものというイメージがあるのではないかと思います。

     

    この麹は、「糀」とも書き、この糀は日本人が作った漢字です。

     

    「米」に「花」と書いて糀。

    糀とは、表面にカビを繁殖させたお米のことです。

     

    ちなみに、麹には麦の表面にカビを生やしたものや、豆の表面にカビを生やしたものがあり、

    米にカビを生やせた麹を特に「糀」と表現しています。

     

    さて、実はこの糀(米麹・こめこうじ)の表面に生えているカビこそ、麹菌、つまりアスペルギルス・オリゼーなのです。

     

    なぜ発酵食品には麹が使われる?

    日本酒を作る時にも、味噌や醤油を作る時にも麹は使われます。

    麹の働きは、食べものの中の栄養素を細かく分解すること。

     

    たとえば、日本酒ではお米のデンプンを麹菌がグルコースという細かい糖類に分解します。

    そしてそこから今度は酵母という別の菌がグルコースをアルコールに変えるという二段階の工程を踏んでお酒ができています。

     

    このように、麹にはデンプンを細かい糖類に、たんぱく質を細かいアミノ酸に分解する力があります。

    この力を利用したのが発酵食品なのです。

     

    世界最古のバイオビジネスは日本の室町時代にあった!

    ここから表題の話に入っていきます。

     

    日本では古くから発酵食品が作られて売られており、

    この発酵食品を作る上で欠かせない麹菌を専門に製造・販売する会社がすでに十三世紀初頭の室町時代からあったことが書物から明らかになっています。

     

    このスゴさ、わかりますか?

    にわかには信じられないことです。

     

    十三世紀初頭といえば、日本はおろか、世界中でまだ誰も微生物の存在が知られていない時代です。

     

    微生物研究の祖と言われるフランスのパスツールやドイツのコッホはいずれも十九世紀の人たちです。

     

    目に見えない、存在すらわからない。

    そんなものを作って生業(なりわい)にしていた人たちがいたということに驚きを隠せません。

     

    しかも、この室町時代に創業した種麹屋(たねこうじや)は今日でも10社が続いているとのことです。

     

    「国菌」の意味とは?

    日本の発酵食品づくりに広く使われてきた麹菌(アスペルギルス・オリゼー)が国菌に登録されたのは、2006年のこと。

    日本醸造学会にて認定されました。

     

    この麹菌には、国菌に登録されるだけの理由があります。

    その一つが、今ある麹菌は日本人によって改良された菌だということです。

     

    野菜でも京野菜に代表されるような”その地域でしか栽培できない品種“というものがありますが、

    麹菌もそれと同じなのです。

     

    麹菌のDNAを調べたところ、フラブスという野生菌種を“家畜化”した菌だということがわかりました。

    “家畜化”とはどういうことかというと、人間が使いやすいように特性が変わっているということです。

     

    たとえば、フラブスという麹菌の親になっている菌は人間を殺してしまうぐらい強力なカビ毒をつくる品種です。

    それが、麹菌(アスペルギルス・オリゼー)では、毒を作る遺伝子がなくなってしまっています。

     

    他にも、デンプンを糖に分解する酵素の遺伝子がフラブスでは一つしかないのに対して、オリゼーでは三つもあります。

    このように、麹菌はより人間に対して安全で、かつデンプンを分解する能力が上がっているのです。

     

    これはおそらく、日本の種麹屋が品質の良い麹菌同士をかけ合わせたり選別していく中で自然と都合の良い菌が出来上がっていったのだと考えられています。

    まさに、日本人の長年における観察力と努力の賜物が、このアスペルギルス・オリゼーなのです。

     

    まとめ

    ということで、今回は日本の国菌であるアスペルギルス・オリゼーについてまとめてみました。

    この話、ちょっと鳥肌モノですよね……。

     

    ぜひ、次に醤油や味噌、日本酒を味わう時にはこのアスペルギルス・オリゼーの話を思い浮かべながら食べてみてください。

    きっとこれまで味わったことのない深いレベルの美味しさを感じられるはずですよ。

    (参考: 「和食とうま味のミステリー」 – 北本勝ひこ)

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  • 日本の作物の遺伝子はすでに組み換えられている?!衝撃の調査結果が明らかに

    日本の作物の遺伝子はすでに組み換えられている?!衝撃の調査結果が明らかに

    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    (初めてのかたは、こちらからどうぞ)

     

    このブログでは以前にも遺伝子組み換え作物についての記事をアップしました。

    [blogcard url=”https://karada465b.minibird.jp/post-1282/”]

     

    今回の記事では、前回の記事ではお伝えしきれなかった追加の情報をまとめてみたいと思います。

     

    縁遠いようでごくごく身近にありふれている遺伝子組み換え食品について理解を深める一助にしていただければ幸いです。

     

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    日本の作物の遺伝子はすでに組み換えられている?!衝撃の調査結果が明らかに

    遺伝子組み換えと品種改良はどう違う?

    まずは、遺伝子組み換え作物とはどんな作物のことなのでしょうか。

     

    作物では品種改良というものが行われています。

    たとえば、お米も昔に比べると甘くてモチモチした品種が多くなったり、

    果物でも糖度の高い品種が多く作られています。

     

    これらは作物を育てていく中で自然に生まれた特徴的な性質を持った個体同士をかけ合わせて作られます。

     

    人間でたとえると、

    背丈の高いお父さんとお母さんから生まれた子供もまた身長が高くなる、といったようなものです。

     

    これは長い年月をかけてゆっくりと変化が起きてくるもの。

     

    しかし、遺伝子組み換え作物では、その個体の遺伝子を直接操作し、別の遺伝子を組み入れます。

     

    この遺伝子の組み入れは種を超えて遺伝子が導入されるため、

    無理やり人間でたとえると、人間にキリンの遺伝子を組み入れるようなものです。

     

    そうすることで、決して自然には誕生し得ない性質を持った個体が誕生するのです。

     

    このように、品種改良と遺伝子組み換えはまったく次元の異なる技術だということがわかります。

     

    なぜ遺伝子を組み換えるの?

    品種改良というのは、味を良くしたりするなど、僕たち消費者にとっても益があるものです。

    しかし、遺伝子組み換えによって益を得るのはそれを育てる生産者だけです。

     

    現在、遺伝子組み換えは二つの目的のために行われています。

    それは、①除草剤耐性と②殺虫性作物です。

     

    除草剤耐性とは、強力な農薬に耐えうる性質を持たせること。

     

    作物を育てる上で雑草は邪魔になります。

    その雑草を駆逐するために超強力な枯葉剤を使うわけです。

     

    でも、そんな強力な除草剤を使ってしまったら、肝心の作物まで枯れてしまいます。

    そこで作物の遺伝子組み換えを組み換え、強い除草剤にも負けない性質を持たせるわけです。

     

     

    もう一つの殺虫性作物とは、害虫を殺す殺虫成分を作物自体に持たせたものです。

    作物自体に殺虫効果があれば、農薬をまく手間と費用が浮きます。

     

    このように、遺伝子組み換え技術とは味の向上などではなく、

    農家がいかに低コストで楽に作物を栽培できるかを目的とした技術なのです。

    (実際は生産者にとっても思ったような益がなく、問題になっているのですが……)

     

    遺伝子組み換え作物は安全か

    さて、遺伝子組み換えの技術について簡単に解説しましたが、

    それよりもこの記事を読んでいる皆さんが気になるのは「人体に対して影響はないのか?」ということでしょう。

     

    これから少し世界で行われている研究結果を紹介していきますが、

    ちょっとその前に頭をシンプルにして考えてみてください。

     

    生物の設計図である遺伝子を人為的に無理くりいじくって誕生したような植物を食べたいですか?

    僕は可能な限り、御免こうむりたいです。

     

    そしてどんな機関や研究者に「安全だから問題ないですよ」と言われても信じられません。

     

    だって、さっき説明したように遺伝子組み換え作物がどういうものなのかを知っただけで

    本能的に”ヤバい“って感じがするから。

     

    なので、安全かどうかを科学的に論じることにあまり意義を感じないのですが、

    一応客観的な情報をお伝えしておきましょう。

     

     

    まず、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ブラジルなどいろんな国で遺伝子組み換え作物は栽培され、

    そしてそれが食べ物として消費されています。

     

    ということは、当然安全性については検証されているわけです(一応…)。

    しかし、それに対して疑問の声も上がっています。

     

    遺伝子組み換え作物の安全性については有名な実験があります。

    フランスのカーン大学で行われた研究です(2012年に論文発表あり)。

     

    その実験では、遺伝子組み換えのトウモロコシをラットに食べさせたところ、さまざまな不具合が生じたという結果が得られました。

     

    その不具合とは、「寿命が短くなった」り、「メスでの乳がんの増加」、「肝臓・腎臓の異常」などです。

    (「カーン大学 遺伝子組み換え」で画像検索すると、巨大な乳がんを患ったかわいそうなラットの画像が見られます)

     

    また、2009年にアメリカの環境医学会も意見書を発表しており、その中で多数の動物実験の結果が引用されています。

    そこには、①免疫系への影響、②生殖機能の異常、③肝臓・腎臓の傷害が示されています。

     

    このように、”安全性は確認された”という前提で流通している遺伝子組み換え作物ですが、

    それを覆すような研究は枚挙に暇がありません。

     

    日本人は遺伝子組み換えを食べているの?

    さて、こういう実験結果を見るといよいよ怖くなってきます。

     

    次に気になるのは、

    僕たち日本人はこのような遺伝子組み換え食品を日常的に口にしているかどうかということです。

     

    残念ながら…というべきなのでしょう、

    実はほとんどの日本人がほぼ毎日何かしらの遺伝子組み換え食品を口にしています。

     

    驚くと思いますが、これが事実です。

    でも、多くの人はそれに気づいていません。

     

    なぜかというと、気づかないような形でとっているからです。

     

    日本にも一応、遺伝子組み換え作物を使用して何かの加工品を作った際は商品に表示する義務があります。

    なので、皆さんも一度は”遺伝子組み換えでない“という表示を納豆やポテトチップスに見たことがあるでしょう。

     

    しかし、実はこの表示の決まりには抜け穴があります。

    表示しなくても良い場合があるのです。

     

    たとえば、遺伝子組み換え作物を使って油を作った場合です。

    日本が輸入を認めている遺伝子組み換え作物のうち、大豆や菜種、綿からはそれぞれ植物油がとれます。

     

    スーパーに格安で並んでいるサラダ油や、

    お菓子、マヨネーズ、マーガリンに使われている「植物油」という原材料もこれに当たります。

     

    もちろん、すべてがすべて遺伝子組換えのものを使っているわけではありません。

     

    しかし、たとえば日本の大豆の自給率は約7%.

    そのうちアメリカからの輸入が65.4%(ちなみに二位がブラジル、三位カナダといずれも遺伝子組換え作物栽培国が続き、この三ヶ国だけで98.5%を占めます)。

    そしてアメリカで栽培されている大豆は実に94%が遺伝子組換えの大豆なのです。

     

    こう考えると、安価に売られている(使われている)大豆油はほぼ遺伝子組換えであると考えられます。

     

    また、遺伝子組換え作物から作られた食品添加物も表示の義務がありません。

    さらには、外食レストランにおいても遺伝子組換えの表示は義務ではありません。

     

    以上を考えると、普通に暮らしていても大概の日本人は毎日遺伝子組換え食品をせっせと口にしていることは間違いないでしょう。

     

    すでに遺伝子が組み換わった作物が国内で確認されています

    最後に極めつけに怖い話を一つしたいと思います。

    なんと、国内で遺伝子組が組み換わった作物がいくつも確認されています。

     

    現在日本では商用の(つまり栽培してそれを販売する用の)遺伝子組み換え作物は栽培が禁止されています。

    しかし、研究という名目では栽培しても良いことになっています。

     

    “研究用”というと、自然界に混じらないよう、さぞ厳格な管理がされていると想像しますが、

    実際はそうではなく、昆虫や鳥が自由に出入りできたり、花粉が周囲に飛んでしまってもおかしくない環境で行われているのが現状です。

     

    また、輸入した作物を輸送する過程で、種がこぼれ落ち、勝手に育って繁殖し始めることもあります。

     

    これは決して杞憂などにとどまらず、実際に日本の各地で遺伝子組換え植物が生えてきたことが確認されています。

     

    初めての報告は、2004年の茨城県における遺伝子組換えの菜種。

    それ以外にも静岡でも遺伝子組み換えの大豆やトウモロコシが、沖縄でもパパイヤが発見されています。

     

    これがどれだけヤバいことかわかりますか?

    遺伝子組み換えの作物が確認されたということは、すでに花が咲いて花粉が飛んでしまっている可能性が高いということです。

     

    こうなるともう歯止めがききません。

    一旦拡散した花粉は受粉した植物の遺伝子を組み換え、まるでウイルスのように次から次へと遺伝子を狂わせていきます。

     

    今日本に植わっている植物の一体どれだけの遺伝子が侵されてしまったのか。

    想像すると身震いしてしまう話です。

     

    まとめ

    ということで、随分長文の記事になりましたが遺伝子組み換えについてまとめてみました。

    初めてこの事実を知った人は大きなショックを受けたことでしょう。

     

    というのも、遺伝子組み換え作物が影響を与えるという「免疫系の異常」と「生殖機能の異常」は今まさに日本人で抱えている人が多い問題と見事に符号するからです。

     

    こういった情報に過敏に反応するのも良くありませんが、知識を持つことは重要です。

    対策としては以前の記事にも書きましたが、一つは国産の食べ物を選んで食べることです。

     

    また、今後TPPに関連して遺伝子組み換え作物の規制に関しても動きがある可能性があるので、

    細かいニュースにもアンテナを張って情報を集めていきましょう。

    (参考: 遺伝子組み換え食品入門 天笠啓祐)

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  • 仕事脳を磨くには大豆!日常で簡単にとれる大豆加工品をまとめてみました。

    仕事脳を磨くには大豆!日常で簡単にとれる大豆加工品をまとめてみました。

    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    (初めてのかたは、こちらからどうぞ)

     

    突然ですが、僕は大豆こそ日本のソウルフードなのではないかと思っています。

    それは後ほど紹介するように、日本には実に多彩な大豆を使った加工品の食文化が花開いたからです。

     

    江戸時代によく食べられた”豆腐田楽”

     

    この大豆には、脳の働きを良くする重要な栄養素が含まれています。

     

    飛鳥時代より長らく肉食が禁忌だった日本人にとって大豆は貴重なたんぱく源で日常的に食べられてきました。

     

    小さな島国で物質的資源も豊かとは言えないこの国で世界に誇れる文化が花開いたのも、

    もしかしたら大豆が影の立役者だったのかもしれません。

     

    今回はそんな大豆についてのお話をつらつらと書いていきます。

     

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    仕事脳を磨くには大豆!日常で簡単にとれる大豆加工品もまとめてみました。

    大豆レシチンで頭が良くなる

    大豆に含まれる脳に良い成分とは、ズバリ「大豆レシチン」です。

     

    少しだけ専門的な話をすると、レシチンとはリン脂質という油の仲間で、

    細胞の膜に使われる材料になります。

     

    この細胞の膜というのが非常に重要です。

     

    皆さんご存知の通り、人間の体は細胞の集まりでできています。

    いわば、人間の体が一つの村だとしたら、一個一個の細胞は家にあたります。

     

    細胞膜がうまく作られないということは、

    家で雨漏りがしたり風が吹き込んできたり、電気ガス水道が遮断されてしまったりケータイの電波が入らないということ。

     

    そんな家にはとても人は住めませんし、当然村全体も機能しません。

     

    さらにもう一つの大事な働きが、

    神経伝達物質であるアセチルコリンの材料にもなるということです。

     

    アセチルコリンとは、脳の神経細胞同士の情報伝達の際に使われる成分。

    人間が伝言ゲームをしている様子にたとえると、話して伝える言葉に当たります。

     

    このアセチルコリンが不足すると、イライラしたり寝られなくなったり、記憶力の低下にもつながってしまいます。

     

    レシチンは脳が元気に活動する上で欠いてはいけない大切な栄養素なのです。

     

    忘れてない?先人の知恵 大豆の加工品たち

    さて、ここでスマホ(パソコン)の画面を送る手を一旦置いて、

    日常の中で大豆をとる方法、つまり具体的な食べものを思いつく限り挙げてみましょう。

     

     

     

    ……さあ、いくつ思い浮かびましたか。

     

     

    煮豆(大豆そのまま)、納豆、豆腐、このあたり日常でもよく食べられるのですぐに浮かんでくると思います。

     

    自家製納豆。タレは醤油麹と亜麻仁油。薬味は刻みねぎと麻の実。

     

    他には基本調味料の味噌も大豆が原料ですね。

     

    豆腐は豆乳を固めたもので、豆乳からは湯葉もできます。

     

    豆乳をつくる時の搾りかすがおから。

    ちなみに、おからは別名卯の花とも言いますし、切らないで食べられることから雪花菜(きらず)とも呼ばれます。

     

    落語の噺家さんは「おから」は客席が空(から)につながると嫌い、

    おからは炒って食べるので、「大入(炒)りにせい」と言ったとか。

     

    豆腐を凍結乾燥させれば高野豆腐に、揚げれば油揚げ、厚揚げになります。

    高野豆腐の照り焼き

     

    大豆を使った加工品にはこれだけのバリエーションがあり、幅広くいろんな料理に活用できます。

    肉の代わりに煮物に入れるだけで美味しく食べられますし、和え物や味噌汁の実にも良し。

     

    ほうれん草と油揚げの胡麻和え。甘味は砂糖の代わりに甘酒で。

     

    ちなみに、大豆の食糧自給率は7%(食用の自給率は24%・いずれも平成26年)とわずかです。

    ここは国内生産者を応援する意味でも、ぜひ国産大豆を使っているものを食べるようにしましょう。

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  • 管理栄養士が選ぶ!2016年 今年読んでタメになったオススメの本ベスト5

    管理栄養士が選ぶ!2016年 今年読んでタメになったオススメの本ベスト5

    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    (初めてのかたは、こちらからどうぞ)

     

    今回は今年読んで「これはタメになった!」

    という本を五冊ご紹介したいと思います。

     

    僕は割に読書が好きで、

    時間を見つけては本を読んでいます。

     

    今年も数えてみたら100冊以上の本を読んでいました。

     

    あくまで自分目線で選んでいるので、

    結構専門的な本も混じっているかもしれませんが、

     

    健康や美容、栄養、食に関する知識を得る際の参考に

    していただければ幸いです。


    ※ 4月24日、初めての著書が発売になります!

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    管理栄養士が選ぶ!2016年 今年読んでタメになったオススメの本ベスト5

    第五位 「なぜ水素で細胞から若返るのか」辻直樹

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    絶賛ブーム継続中の「水素」。

    水素を水に溶かした水素水や自宅用のサーバーまで

    いろんなメーカーがいろんな商品を出しています。

     

    そのあまりの加熱ぶりに当初は冷ややかな目で見ていました。

    しかし、健康を生業とする身としてきちんと勉強しよう

    と思って手に取ったのがこの本です。

     

    著者は医師で、この本もたくさんの参考論文をもとに

    書かれている非常に信頼性の高い一冊。

     

    「水素には、病気を治す作用や、体内をリセットする力があるのか、いまのところ確証はありません」

    (P. 3より)

    そう言い切った上で、

    水素は体内でどう働くのかが非常にわかりやすく解説されています。

     

    僕はこの本を読み、水素に対する認識が一変しました。

     

    その後、水素カプセル(錠剤)のサプリメントをとってみたところ、

    睡眠の質が劇的に良くなり、

    今では手放せない存在になっています。

     

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    第四位 「腸内フローラ10の真実」NHKスペシャル取材班

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    “第二の脳“と言われることもある、今まさに大注目の臓器「腸」。

     

    その腸が身体に及ぼす影響は計り知れないものがあります。

     

    免疫機能にとどまらず、太りやすさや個人の性格まで。

     

    世界中の研究の最先端をNHKのチームが追ったこの一冊は

    健康に関わるものであれば

    ぜひとも読んでおきたい珠玉の書です。

     

    ところが最近、そんな一般常識をはるかに超えたレベルで、腸内フローラは全身の健康と美容、日々の暮らしに深く関わっていることがわかってきました。

    (P. 6)

    専門知識がない一般の人でも読みやすく、

    お腹の中の腸に思わず畏敬の念を抱かずにはいられなくなる内容です。

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    第三位 「長生きしたければミトコンドリアの声を聞け」大谷肇

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    最近、健康やアンチエイジングの分野で

    話題に上ることも多いミトコンドリア。

     

    一体このミトコンドリアは僕たちの身体の中で

    どんな働きをしているのでしょうか。

     

    そんなミトコンドリアについて深いレベルまで

    知ることができるのがこの本です。

     

    著者は医師であり、内容はかなり専門的。

    ちょっと一般の方は内容を理解するのが難しいかもしれません。

     

    オートファジーとは細胞内タンパク質分解システムです。オートファジーは飢餓状態で誘導されます。

    (P. 239)

    内容はファスティングにまで及びます。

     

    先日ノーベル賞をとられた大隅教授のオートファジー、

    それが一体どんなものなのかも本書では解説されています。

     

    また、今の日本が抱える少子高齢化の問題や

    医療費の問題にまで切り込んでいるのも特筆すべき点です。

     

    栄養の専門家はぜひ一度読んでほしい一冊。

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    第二位 「世にも恐ろしい『糖質制限食ダイエット』」幕内秀夫

    [amazonjs asin=”B00M7UT75K” locale=”JP” title=”世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」 (講談社+α新書)”]

     

    いまだに流行に陰りが見えず、

    すでに定着した感のある糖質制限ダイエット。

     

    その糖質制限ダイエットの問題点に鋭く切り込む

    小気味良い一冊がこちらです。

     

    しかし、糖質制限食ダイエットが従来のダイエットと大きく異なるのは、食生活そのものを変えてしまう点にあります。

    (P. 12)

     

    この本の著者は管理栄養士の先生で、

    僕がもっとも尊敬する管理栄養士の一人です。

     

    僕の今の栄養や食に対する考え方は

    この先生の影響を多大に受けています。

     

    「糖質制限なんておかしい」

    そんな僕の考えを確信に変えてくれたのがこの本です。

     

    糖質制限否定派も、推奨派も

    一度は読んでおいて損はない素晴らしい一冊です。

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    第一位 「発酵道」寺田啓佐

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    僕が今年一番大きな気付きだったのが、

    発酵でした。

     

    発酵食品の健康面の利点、

    日本の食文化と深く結びついているということ、

     

    そして自宅で簡単に発酵食品は自作できるということ。

     

    その中で出逢ったのが、この本の著者

    (すでに鬼籍に入ってしまわれて、現在は義理の息子さんが継がれています)

    が営まれている日本酒蔵です。

     

    高度経済成長に伴い、

    日本酒も大量生産大量消費の波が押し寄せました。

     

    しかし「このままではいけない」と

    伝統的な日本酒造りを復興させようと立ち上がります。

     

    一度失ってしまった本来の日本酒造りを復活させるまでの奮闘記。

    この本からは愛が溢れていました。

     

    自分のもの、自分のお金、自分の会社、自分の成功……、「自分の、自分の」という我意識は、腐敗をまねいてしまう。

    (P. 53)

    発酵は菌と共生するということ。

     

    昔の日本人は菌と仲良く暮らしていました。

    それがいつから、

    除菌ブームに象徴されるような敵と化してしまった。

     

    発酵には、これからの日本人の生き方の示唆を与えてくれるような

    大切なものが詰まっているような気がします。

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    まとめ

    本との出逢いはおもしろいものです。

     

    人からおすすめの本を教えてもらったり、

    たまたま本屋さんで手に取ったり、

    Amazonの関連商品に出てきたり……。

     

    いろんな形で、本、そして著者との出逢いがあります。

     

    自宅にいながら、わずか千円ほどで

    一気に自分の世界が広がる。

     

    その広がった自分の世界を今度は

    自分がたくさんの人に伝えていく。

     

    そんな知の共有を重ねることで、

    人々はより豊かになることができるのです。

     

    来年はどんな本と出会えるのか、今から楽しみでなりません。

    ※ 4月24日、初めての著書が発売になります!

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