管理栄養士が選ぶ!2016年 今年読んでタメになったオススメの本ベスト5

こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

(初めてのかたは、こちらからどうぞ

 

今回は今年読んで「これはタメになった!

という本を五冊ご紹介したいと思います。

 

僕は割に読書が好きで、

時間を見つけては本を読んでいます。

 

今年も数えてみたら100冊以上の本を読んでいました

 

あくまで自分目線で選んでいるので、

結構専門的な本も混じっているかもしれませんが、

 

健康や美容、栄養、食に関する知識を得る際の参考に

していただければ幸いです。


※ 4月24日、初めての著書が発売になります!

 

 

この記事の目次

管理栄養士が選ぶ!2016年 今年読んでタメになったオススメの本ベスト5

第五位 「なぜ水素で細胞から若返るのか」辻直樹

 

絶賛ブーム継続中の「水素」。

水素を水に溶かした水素水や自宅用のサーバーまで

いろんなメーカーがいろんな商品を出しています。

 

そのあまりの加熱ぶりに当初は冷ややかな目で見ていました。

しかし、健康を生業とする身としてきちんと勉強しよう

と思って手に取ったのがこの本です。

 

著者は医師で、この本もたくさんの参考論文をもとに

書かれている非常に信頼性の高い一冊。

 

「水素には、病気を治す作用や、体内をリセットする力があるのか、いまのところ確証はありません」

(P. 3より)

そう言い切った上で、

水素は体内でどう働くのかが非常にわかりやすく解説されています

 

僕はこの本を読み、水素に対する認識が一変しました

 

その後、水素カプセル(錠剤)のサプリメントをとってみたところ、

睡眠の質が劇的に良くなり、

今では手放せない存在になっています

 

 

第四位 「腸内フローラ10の真実」NHKスペシャル取材班

 

第二の脳“と言われることもある、今まさに大注目の臓器「腸」。

 

その腸が身体に及ぼす影響は計り知れないものがあります

 

免疫機能にとどまらず、太りやすさや個人の性格まで。

 

世界中の研究の最先端をNHKのチームが追ったこの一冊は

健康に関わるものであれば

ぜひとも読んでおきたい珠玉の書です。

 

ところが最近、そんな一般常識をはるかに超えたレベルで、腸内フローラは全身の健康と美容、日々の暮らしに深く関わっていることがわかってきました。

(P. 6)

専門知識がない一般の人でも読みやすく、

お腹の中の腸に思わず畏敬の念を抱かずにはいられなくなる内容です。

 

第三位 「長生きしたければミトコンドリアの声を聞け」大谷肇

最近、健康やアンチエイジングの分野で

話題に上ることも多いミトコンドリア

 

一体このミトコンドリアは僕たちの身体の中で

どんな働きをしているのでしょうか。

 

そんなミトコンドリアについて深いレベルまで

知ることができるのがこの本です。

 

著者は医師であり、内容はかなり専門的。

ちょっと一般の方は内容を理解するのが難しいかもしれません。

 

オートファジーとは細胞内タンパク質分解システムです。オートファジーは飢餓状態で誘導されます。

(P. 239)

内容はファスティングにまで及びます

 

先日ノーベル賞をとられた大隅教授のオートファジー

それが一体どんなものなのかも本書では解説されています。

 

また、今の日本が抱える少子高齢化の問題や

医療費の問題にまで切り込んでいるのも特筆すべき点です。

 

栄養の専門家はぜひ一度読んでほしい一冊

 

第二位 「世にも恐ろしい『糖質制限食ダイエット』」幕内秀夫

 

いまだに流行に陰りが見えず、

すでに定着した感のある糖質制限ダイエット

 

その糖質制限ダイエットの問題点に鋭く切り込む

小気味良い一冊がこちらです。

 

しかし、糖質制限食ダイエットが従来のダイエットと大きく異なるのは、食生活そのものを変えてしまう点にあります。

(P. 12)

 

この本の著者は管理栄養士の先生で、

僕がもっとも尊敬する管理栄養士の一人です。

 

僕の今の栄養や食に対する考え方は

この先生の影響を多大に受けています。

 

糖質制限なんておかしい

そんな僕の考えを確信に変えてくれたのがこの本です。

 

糖質制限否定派も、推奨派も

一度は読んでおいて損はない素晴らしい一冊です。

 

第一位 「発酵道」寺田啓佐

 

僕が今年一番大きな気付きだったのが、

発酵でした。

 

発酵食品の健康面の利点、

日本の食文化と深く結びついているということ、

 

そして自宅で簡単に発酵食品は自作できるということ。

 

その中で出逢ったのが、この本の著者

(すでに鬼籍に入ってしまわれて、現在は義理の息子さんが継がれています)

が営まれている日本酒蔵です。

 

高度経済成長に伴い、

日本酒も大量生産大量消費の波が押し寄せました。

 

しかし「このままではいけない」と

伝統的な日本酒造りを復興させようと立ち上がります

 

一度失ってしまった本来の日本酒造りを復活させるまでの奮闘記。

この本からは愛が溢れていました。

 

自分のもの、自分のお金、自分の会社、自分の成功……、「自分の、自分の」という我意識は、腐敗をまねいてしまう。

(P. 53)

発酵は菌と共生するということ。

 

昔の日本人は菌と仲良く暮らしていました。

それがいつから、

除菌ブームに象徴されるような敵と化してしまった。

 

発酵には、これからの日本人の生き方の示唆を与えてくれるような

大切なものが詰まっているような気がします。

 

まとめ

本との出逢いはおもしろいものです。

 

人からおすすめの本を教えてもらったり、

たまたま本屋さんで手に取ったり、

Amazonの関連商品に出てきたり……。

 

いろんな形で、本、そして著者との出逢いがあります。

 

自宅にいながら、わずか千円ほどで

一気に自分の世界が広がる

 

その広がった自分の世界を今度は

自分がたくさんの人に伝えていく。

 

そんな知の共有を重ねることで、

人々はより豊かになることができるのです。

 

来年はどんな本と出会えるのか、今から楽しみでなりません。

※ 4月24日、初めての著書が発売になります!

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