投稿者: カズキ

  • 一体どれが正しいの?ネット上の情報を見極める3つのポイントとは

    一体どれが正しいの?ネット上の情報を見極める3つのポイントとは

    https---www.pakutaso.com-assets_c-2015-06-HIRA86_MBAkey-thumb-1000xauto-17206

    こんにちは。管理栄養士の圓尾です。

    一般の人が健康的な食事や栄養に関する情報を得る手段は、一昔前まではテレビや雑誌、書籍が主な情報源でしたが、最近はなんといってもインターネットの影響力が大きくなりました。

    SNSの普及がそれに拍車をかけていて、僕のFacebookのタイムライン上でも、友達で繋がっている人が発信したりシェアした情報をよく目にします。

     

    しかし、よく言われているようにネット上の情報は玉石混交で、正しいものもあれば明らかに間違っていると思われるものもあったりします。専門知識を持っていればそういった情報を精査することもできますが、一般の人となるとそれが難しいこともあるのではないでしょうか。

    そこで今回は一般の人がネット上の健康情報を見極める上で持っておきたい視点を3つご紹介します。

     

    [adsense]

     

    ネットの情報を見る上でこれだけは知っておきたい3つのポイント

    1. 情報の発信者を確認する

    まずはその情報を発信している人がどんな人なのかを確かめましょう。

    栄養に関する情報であれば栄養関係の専門資格を持っているか、それに関する経歴を持っているか。

    中には専門知識を持っていない素人が書いたと思われるものもありますが、そういったものはやはり読んでいて「え?!」ってなるものが多いです。

     

    Googleなどの検索サイトでキーワードを入れて情報を探す場合、上位に表示されたページから見ることが多いと思いますが、Googleで上位に表示されているからといって正しい情報とは限りません。

     

    2. これまでの常識から外れた新しい情報には特に注意

    これも最近多いですが、海外の食材が健康効果が高いということでニュースになるものや、画期的な今までにない健康法の類です。

    こういったものはまず疑ってしかるべきです。確かにその食材や健康法には一定の根拠があるのかもしれませんが、デメリットが見えにくいからです。

    当初はいいと思われたものが後になって悪い面が判明し、覆されたというのはよくある話。

    新しいものほど慎重に接する必要があります。かと言って栄養学の教科書に載るまで待っていては遅れてしまうので、バランスが難しいのですが、極端なことはせずに、少しずつ取り入れていくぐらいの気持ちを持ちたいものです。

     

    3. 専門家に相談してみる

    誰にでもできる方法ではないかもしれませんが、もし身近に相談できる専門家がいるのであれば聞いてみるのがベストです。

    専門家は何が違うかというと、ベースの基礎知識を持っているので、一般の人とは嗅覚が違います。パッと見たり、ざっと聞いただけで「なんとなくおかしい」とか「なんとなく良さそう」というのが感覚的にわかってしまうことが多いのです。ちょうどプロの投資家がチャートを見ただけで、なんとなくこの株が上がりそうか下がりそうかがわかるように。

    特にネットでシェアされる情報というのは、極端な情報や断片的な情報が広がりやすいので、その時に参照できる基礎知識を持っているかの違いは大きいです。

     

    まとめ

    さっきも言いましたが、ネットでは極端な情報ほど広まりやすいという特徴があります。

    「バランス良く食べましょう」「あまり良くありませんよ」という情報はあまり耳目を集めませんが、「●●を食べると痩せる!」「✕✕をとるとガンになる!」という言い方の方だとわかりやすく、注目を集めやすいので拡散します。

     

    これには情報を発信する側だけでなく、受け取る側の問題もあります。

    つまり、情報のファーストフード化です。

     

    安く(無料で)、早く(短時間で読めて)、うまい(単純でわかりやすい)ものほど賛同を得やすい状況になっています。

    健康意識が高まっているのは喜ばしいことですが、それが正しい行動に結びつかないと間違った方向にいってしまいます。

    手軽に健康になろうという考え方が逆に健康から遠ざけていることを認識する必要があります。

     

    【 関連記事 】

    ※ サプリメントは必要?食事だけで栄養をとることは可能か

    ※ 住む場所は、僕たちの健康度合いに思った以上に影響を与えている

    ※ 食育としてのファスティング 予防医療につながる理由とは?

  • サプリメントは必要?食事だけで栄養をとることは可能か

    サプリメントは必要?食事だけで栄養をとることは可能か

    https---www.pakutaso.com-assets_c-2015-04-MAKIhappa15133812-thumb-1000xauto-12477

    こんにちは。管理栄養士の圓尾です。

    サプリメントは必要かどうかというのはよく議論になるトピックですが、僕の立場はサプリメント賛成です。

    かといって、サプリメントをとれば必ずしも健康に近づけるわけではありません。

    今回は僕のサプリメントに対する考え方を書いてみたいと思います。

     

    [adsense]

     

    サプリメントをとることは必要?

    どのレベルの健康を目指すのか

    まず大前提として、サプリメントをとらないと健康になれないということではありません。

    ただ、サプリメントをとった方がより健康になれるということを伝えたいのです。

    サプリメントはいわば、”安全なドーピング”と言えます。

     

    たとえば、100m走を10秒台で走ろうというのは(もちろん誰しもが可能なことではありませんが)、トレーニングを重ねれば人類にとって到達することは不可能ではありません。

    しかし、9秒を切ろうとなると、これは努力の問題ではなく、能力的に普通の手段を取っていたのでは到底不可能。それを可能にするのがドーピングです。

     

    サプリメントもこれと同じで、一般的な健康のレベルであれば食事だけで可能ですが、それ以上の健康、若々しいアンチエイジングも含めた高いレベルの健康となるとサプリメントなしではなかなか難しくなります。

     

    野菜中の栄養素が減っている

    その理由としてまず一つ目は、一昔前に比べて、野菜中の栄養素が減っていることが指摘されています。

    化学的な農法の広がりにより、土壌中のミネラルが減少し、効率的な農業の追求で、早く作物を成長させるために野菜が十分に栄養を吸収できる時間がないのです。

    いくら意識して野菜を多くとるようにしても、野菜の中の栄養素そのものが減ってしまっているため、十分な栄養をとろうと思ったら大変な量の野菜を食べる必要が生じてしまいます。

     

    理想論を振りかざしても限界がある

    「食事でしっかり必要な栄養素をとりましょう」

    もちろん、それができればそれに越したことはないのですが、忙しい現代社会を生きる人たち全員にそれを強いるのは、どだい無理があります。

     

    自炊派の人は栄養バランスを考えた献立を立て、買い物をして食材を入手し、時間をかけて毎日料理ができる人ばかりではないですし、

    外食・中食派の人も、今の日本に日々の必要な栄養素をまかなえるような外食環境が整っているかというとはなはだ疑問です。

     

    栄養士として、日々の食生活を良好な状態に保つ努力の必要性は声を大にして伝えたいところですが、それに固執してサプリメントを頭ごなしに否定するのは本質からズレると思っています。

     

    サプリメントを取り入れる際の注意点

    このように、僕の立場としてはサプリメント大賛成ですし、僕もサプリメントは利用しています。

    しかし、同時に考えないといけないのはその活用法。これが非常に難しい。

     

    サプリメントの品質は本当にピンきりですし、使い方を間違うと逆効果になってしまいます。

    品質を見極める上でまずわかりやすいのが価格で、残念ながら安くて良いものはないと思ったほうが妥当です。

    効果を試す目安としては、2〜3ヶ月続けてみて効果を実感できないようでしたら飲み続ける価値はないかもしれません。

     

    まとめ

    僕が言いたかったのは、別に「食事だけで健康に」って考えに固執しなくてもいいんじゃない?サプリメントの利点も取り入れて健康を考えればいいじゃんってことです。

    ただし、当然ですが、食生活面の問題が大きい場合にはサプリメントをとることより今の食生活を改善することのほうが健康に寄与する度合いは大きいので、何をするべきかの優先順位をまず考えることが大切です。

     

    【 関連記事 】

    ※ ファスティングマイスターおすすめ酵素ドリンクランキング

    ※ 置き換えダイエットのメリット・デメリットを徹底解説

    ※ 人気のココナッツオイルは何がスゴい?

    [amazonjs asin=”B004TELCNM” locale=”JP” title=”オメガの有機 亜麻仁油(フラックスオイル)237ml×3本セット”]

    [amazonjs asin=”B002FIA84I” locale=”JP” title=”ニューサイエンス社製  マルチミネラルビタミン(180カプセル)”]

  • 一万円の飛行機チケットは安いか

    一万円の飛行機チケットは安いか

    https---www.pakutaso.com-assets_c-2015-08-YUKI_kodomookane15144623-thumb-1000xauto-18876

    「ただ病気でないだけでなく、常にハツラツとして元気モリモリ、疲れ知らずで頭脳もキレキレ」

    そんな体を手に入れることは、誰もが願うところです。

    そして、そのためには食が欠かせません。なぜなら、僕たちの体は食べもの(栄養)からできているからです。

     

    しかし、その願いがあっても、具体的に食事を改善しましょうという段になるとなかなかできない人も多いです。

    「めんどうくさい」「何をすればいいのかわからない」といった理由とともにあげられるものが「お金がかかる」というもの。

    今回はこの健康とお金の考え方について私見を書いていきたいと思います。

     

    [adsense]

     

    健康になるためにはお金がかかるのか

    出費の考え方

    「1000円です」

     

    これが高いか安いかというのはそのものの価値によって判断されます。

    500mlの水が1000円すると「高い」と感じるでしょうし、ディズニーのチケットが1000円だと「安い」と感じるかもしれません。

    このように、「高い」「安い」という感覚は金額の絶対値で決まるものではありません。

     

    人によってひと月に自由に使える金額はある程度決まっています。

    その中から何にどれだけ使うかを選択し、それに見合った商品やサービス、体験を受け取っています。

    お金の使い方はその人の考え方を如実に反映しています。

     

    たとえば同じ3000円でも飲み会に使うのか、ためになる本を買うのか。

    収入が決まっていると仮定すると、何かにお金を使うということは、他の何かに使えなくなることを意味します。

    僕たちは自分の中で優先度をつけ、意思決定しお金を使っているということです。

     

     

    健康の価値

    健康のためにお金を使うということ。

    農薬を使わずに栽培された野菜や果物、添加物など余計なものを使わずに伝統的な製法で職人さんが手間暇かけてつくった醤油。

    健康のためにサプリメントを買うこと、健康に関しての本を買って勉強すること、健康の専門家のセミナーに参加して話を聞くこと。

     

    すべてお金がかかります。

    それを高いと思うかどうか、これはさきほどの例にあげたように、そのものに対して価値を感じているかどうかです。

     

    他の支出に優先して健康に余分にお金を払う価値を考えてみましょう。

    日本人は毎年、ガンも含めると約3人に2人は食事が関係している病気で亡くなっています。

    これにより寿命をまっとうできないということだけでなく、医療機関にかかるお金がかかってきます。

     

    通院費、治療費、薬代。

    これを何年も、ともすると何十年も払わされ続けることになります。

    これが若い時から健康について最低限学び、食事に気をつけていれば払わなくてよくなる可能性がグンと高まります。

    つまり、今お金を使うことによって将来の出費が減ります。

     

    もちろん、お金だけでなく、QOL(生活の質)が低下せず、最後まで人生を謳歌できることは言わずもがなです。

     

    値段の裏に隠された理由

    値段の奥に隠されている理由に思いを馳せましょう。

     

    「なぜ、より高い値段がつけられているのか」

    いえ、違います。

     

    「なぜ、そんな安い値段で売られているのか」と捉えるべきなのです。

    いいものが高いのではなく、そうでないものが安すぎるのです。

    そしてその理由を知ることから、価値の転換は始まります。

     

    わかりやすくするために、ちょっとした喩え話をしたいと思います。

    ハワイに行きたいな〜と思っている時に、成田発ハワイ着の飛行機のチケットが一万円で売られていたらどうしますか?

    「わ〜、安い!すっごいお得〜。ラッキー」

    と喜んで買いますか?

    それとも、「え?一万円?!いくらなんでも安すぎるぞ・・・。あやしい」と、その値段の裏にあるものを考えますか?

     

    「あの〜、このチケットどうしてこんなに安いのですか?」

    旅行代理店に電話で聞いてみました。

    「あ、これはですね。新しい格安航空会社のチケットなのです。こちらの航空会社では従来より機体に使う材質を少なく、そして強度は落ちますが、安価なリサクル素材を使っております。また、機体の整備にあたる人員を削減し、整備の頻度を減らすことにより、人件費を極限まで削減しております。そのような企業努力によって、低価格を実現しております」

     

    いくら安いといっても、そんな飛行機に自分の命を預けられますか?

    でも、これと同じようなことが食の世界に起きているのです。

    大げさでも誇張でもありません。

    もし、この話を大げさだと感じたら黄色信号です。

    自分の中で健康に対する価値が低いか、食の健康への貢献度を過小評価している可能性があります。

     

    もちろん、お金をかければ健康になれるわけではありません。

    そうではなく、健康に対して正当なお金を払っていない人が多いのです。

    食費ってそんなに安く済ませていいものですか?

    命の値段はそんなに安いのですか?

     

    中には本当に苦しい生活をしている方もいらっしゃるでしょう。

    しかし、ほとんどの人は健康を意識した食事をする、栄養状態を整えるうえで必要なお金は捻出できるはずです。

     

    選択によって人生は変わる

    最終的にどういう選択をするかは各自の自由です。

    しかし、十分な情報がある上での選択と、限られた情報の下での選択は違ったものになります。

     

    ちょっとしたきっかけで人は変わります。

    人を変えることはできませんが、変えるきっかけを提供することはできます。

    そんなわけで、僕は今日も「健康になるとこんなに人生楽しくなるんだよ〜!」って大声で叫び続けていきます。

     

    【 関連記事 】

    ※ これからの新常識「攻めの健康」って何?

    ※ 住む場所は、僕たちの健康度合いに思った以上に影響を与えている

    ※ 200冊以上の本から管理栄養士が選んだ!あなたの健康スキルを格段にアップさせる厳選7冊

     

    [amazonjs asin=”B005C37NK0″ locale=”JP” title=”丸中醤油/720ml/720ml”]

    [amazonjs asin=”4101364613″ locale=”JP” title=”なにを食べたらいいの? (新潮文庫)”]

     

  • フジテレビ『直撃Liveグッディ!』に出演しました。

    フジテレビ『直撃Liveグッディ!』に出演しました。

    直撃live1

    こんにちは。管理栄養士の圓尾です。

    8月18日のフジテレビ情報番組『直撃Liveグッディ!』の「教えて!プロの選択」というコーナーに出演させていただきました。

     

    [adsense]

     

    「管理栄養士が夏バテ防止にオススメする食材は?」というテーマで、僕は味噌を紹介させていただきました。

    味噌は言わずと知れた日本の伝統的調味料、発酵食品で、僕は汗によって失われたミネラル分の補給や植物性乳酸菌の整腸作用についてコメントしました。

    普段から和食を心がけていて、ほぼ毎日味噌汁を飲んでいるのですが、そのコメントも使っていただきました。

     

    直撃2

     

    具材は夏野菜のなすと香味野菜のみょうが。

    とってもシンプルな料理ですが、僕は普段から凝った料理はしません。

    趣向を凝らした料理はプロの料理人が食べさせてくれる外食で、家では体を守ることを目的とした簡単料理を。

    単純な料理も素材が良ければ十分おいしくいただくことができます。

     

    VTRでも、普段から出汁をとって味噌汁を作っていると話しましたが、味噌汁の味は出汁が命。

    昆布と鰹節で簡単に美味しい出汁が取れます。

    面倒なことは一切抜きで、昆布を入れたらすぐに火にかけ、昆布を入れっぱなしで火にかけ、沸いてきたら鰹節を入れます。

    濾すのが面倒であれば、昆布だけを抜いて鰹節は入れたまま味噌汁にし、一緒に食べてしまえばいいのです。

    ちなみに、昆布からアクが出るといいますがあれはウソで、ただの泡だそうなので、気にしなくてオーケー。

     

    みょうがなどの香味野菜を使うことで味噌の量は少なくてもしっかりと味と風味がつき、塩分量を抑えることができます。

    代わりにしょうがのすり下ろしなんかを入れてもいいですね。

     

    初の料理の仕事で緊張しましたが、無事に放送を終えることができてホッとしました。

    番組では「管理栄養士界の貴公子」という紹介がされていて恥ずかしくなりましたが(笑)、初の全国地上波出演を果たせて感無量でした!

    これからもいっぱい仕事もらえるように頑張ろう〜!

     

    【 関連記事 】

    ※ 調味料を変えて起きる素敵なこと

    ※ “おいしい”の基準を変える!絶品土鍋ごはんの秘密に迫る

    ※ 本物の出汁の味を堪能する! ”幻の”一本釣りの鰹節とは

    [amazonjs asin=”B0086BGQEY” locale=”JP” title=”レイエ 計量みそマドラー LS1500″]

    [amazonjs asin=”B00VE1Z72K” locale=”JP” title=”無農薬・有機栽培・無添加 玄米糀味噌「わこうど味噌」 800g”]

  • 書評『だから、僕は農家をスターにする』高橋博之

    書評『だから、僕は農家をスターにする』高橋博之

    「農家の担い手がいなくて困っている」

    そんなニュース、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

    実際、農家(漁師も)は高齢化が進んでおり、跡取りがいないというケースも珍しくありません。

     

    そんな先細りが心配されている農家や漁師を支援する事業(ボランティアではない)をしている高橋さんが書いた本がこちら。

    [amazonjs asin=”4484152126″ locale=”JP” title=”だから、ぼくは農家をスターにする 「食べる通信」の挑戦”]

    とてもいい本で、高橋さんの想いや、事業を行っていく中で起こった出来事に胸を揺さぶられました。

    それでは、紹介していきましょう。

     

    [adsense]

     

    だから、僕は農家をスターにする

    高橋さんの想い

    高橋さんは”食べ物つきの情報誌”「東北食べる通信」というサービスを立ち上げました。

    よく、生産者から直接食材を買うことのできるサービスについてくる、生産者さんの想いや商品についての解説の紙がありますが、このサービスはそれを逆にしています。

     

    つまりは情報誌が主で、食べ物がおまけ。

    このサービスによって、想いをもって農業や漁業をしている人の深くにまで触れることができます。

     

    高橋さんはTEDで講演されている様子がありますので、ぜひこちらをご覧いただくと、彼の熱い想いが伝わってくるはずです。

     

    食べ物に対しての効率化が行き過ぎた

    工場生産ばかりが進んでいくのは、食べものを「モノ」として突き詰めていくことになり危険だ。

    (本書 第2章より)

    食べものはスーパーで買う時代になって久しいです。

    最近は「魚が切り身で泳いでいる」と話す小学生がいる(知り合いの小学校の栄養士に聞いたところ、本当にいるとのこと)というぐらい、食べものがどこで誰によってどうやって作られているのかが見えにくい時代です。

    生産者と消費者の関係が完全に分断され、どんどんどんどん遠くなり、それがあまりに行き過ぎてしまいました。

     

    その結果、消費者が求めるようになったものは利便性。

    カンタン、安い、オイシイ、手軽、便利。

    食べものをただの「モノ」として捉える感覚です。

     

    それと引き換えに僕たちが失ったものは何でしょう。

    それらを可能にするために裏でどんなことが行われているのでしょう。

     

    驚くべき勢いで減っていく農家たち

    私が生まれる少し前の1970年には、農家は約1025万人もいた。それが年間約10万人の離農が続き、今約239万人に激減した。そのうち実に全体の75%が60歳以上の高齢者で、40歳未満の若い農家はたったの約17万人で12%しかいない。

    (本書 第2章より)

    なぜこれだけ農家が減っているのか。

    それは農業というのが大変な仕事で、それに見合うだけの収入が得られないからです。

    農業は人間が生きていく上でなくてはならない食べものを作る、この上ないほど尊い仕事なのですが、それが妥当な評価を受けられず、報われていないのが現状です。

    もちろんお金がすべてではありませんが、仕事を選択する上で収入を得るというのは当然考えるべきことで、とても大事なことです。

     

    これは栄養士にも当てはまることです。

    栄養士は食と健康のプロフェッショナル。これだけ医療費が上がり、メタボの人が増え、問題が山積されている世の中にあっては、もっと求められてしかるべき仕事のはずです。

    ところが、それが職場によっては調理師同然の仕事しかできなかったり、普通に企業に勤めている人よりも少ない収入で働かされていたりします。

    高橋さんは農家をスターにするとおっしゃっていますが、僕は栄養士をもっともっと輝く、憧れられる職業にしたいと思っています。

     

    まとめ

    なぜなら、「べき論」を振りかざしても、消費者は財布のヒモを緩めてくれないからである。だから、いかにこのサービスが楽しい世界を生み出すかを表現することに力を注いだ。

    (本書 第5章より)

    予防医療もまったく同じで、「病気になる前に予防すべき。だから食育は大事だよ」と話したところで、みんな賛成するだけで実際に行動に移す人は少ないのです。

    そのためには食育の活動そのものを行うだけでなく、食や健康に対する考え方をシフトさせていく必要があると思っています。

    当然、そこにも楽しさが必要です。

    また、自分の中で食育や予防医療の進め方についてヒントをもらえた一冊でした。

     

    【 関連記事 】

    ※ 本物の出汁の味を堪能する! ”幻の”一本釣りの鰹節とは

    ※ 歴史を知れば理由が見えてくる!日本人はなぜ、パンを食べるようになったのか

    ※ 書評「不自然な食べものはいらない」 内海聡・野口勲・岡本よりたか

    [amazonjs asin=”4484152126″ locale=”JP” title=”だから、ぼくは農家をスターにする 「食べる通信」の挑戦”]

    [amazonjs asin=”B000V2F4T4″ locale=”JP” title=”海の精 あらしお(赤ラベル) 500g”]

  • 【Q&A】ファスティングをしたらひどい頭痛になりました

    【Q&A】ファスティングをしたらひどい頭痛になりました

    https---www.pakutaso.com-assets_c-2015-06-DI_IMG_5697-thumb-1000xauto-17805

    こんにちは。管理栄養士の圓尾です。

    ファスティングをすると、体にいろいろな変化が現れますが、中には辛いものもあります。

    特に初めてファスティングする人に多いものの一つに「頭痛がひどかった」というのがあります。

    今回はなぜファスティングをすると頭痛になる場合があるのか、そしてその対策法を紹介しましょう。

    ※ 初めての著書『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』好評発売中!!

    [amazonjs asin=”4847095685″ locale=”JP” title=”一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方”]

    [adsense]

     

    ファスティングで頭痛になる理由と対策

    頭痛には塩分が関係していた

    大きな原因の一つと考えられているのが塩分です。

    普段、僕たちの体が生きていくために必要な塩分は少ない量で十分でほとんどの日本人は塩分をとりすぎていますが、過剰に摂り過ぎた塩分(正確にはナトリウム)は尿から排泄されます。

    ファスティングをすると、塩分が入ってこなくなるのですが、最初の頃は体がそれにすぐに反応できず、いつもと同じ調子で塩分を尿中に排出してしまいます。

     

    塩分は水を引き止める働きがあるため、体内の塩分が少なくなると体内の水分量が減り、血圧が下がります。

    すると、脳は血流を確保しようと血管を拡張させ、これが頭痛につながると考えられています。

     

    頭痛が起きやすい人

    僕もたくさんの方のファスティングをサポートさせていただいていますが、頭痛は特に女性に起きやすい傾向があります。

    それと、普段から塩分を摂り過ぎている人や初めてファスティングをする人にも起きやすい。

    僕も初めてファスティングをした時は軽い頭痛があったのを覚えています。

    それでもファスティングを続けると慣れてきて消失することがほとんどです。

    普段から偏頭痛などのひどい頭痛を抱えている方は一時的に症状がひどくなる場合もあるので、様子を見ながら行う必要があります。

     

    頭痛への対策は?

    対策はズバリ、塩分をとること。

    頭痛は大体断食の1日目〜2日目に起きやすく、断食中であるため、食事をするわけにはいきません。

    方法としては直接塩を舐めるか(精製塩でないものを使いましょう)、味噌汁の汁のみ、梅干しをよく噛んで食べるなどがあげられます。

    だいたい塩分をとって数時間ほどすると症状が緩和されてくるでしょう。

     

    まとめ

    頭痛をはじめ、やはり初めてファスティングする場合は体の変化に対して不安を覚える方が少なくありません。

    ファスティングは慣れてくると簡単にできますが、初めての場合は専門家の指導のもとで行う方が安心です。

    ※ 初めての著書『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』好評発売中!!

    [amazonjs asin=”4847095685″ locale=”JP” title=”一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方”]

     

    【 関連記事 】

    ※ ファスティングは何日間やるのが理想?

    ※ 安易なファスティングは逆に健康を損なうことも

    ※ ファスティングは仕事脳も目覚めさせる

    10744595_288002658057112_1935379282_n

     

    [amazonjs asin=”B000V2F4T4″ locale=”JP” title=”海の精 あらしお(赤ラベル) 500g”]

    [amazonjs asin=”B0086BGQEY” locale=”JP” title=”レイエ 計量みそマドラー LS1500″]