投稿者: カズキ

  • いよいよ開幕まであと8日!「フリーランス栄養士塾」四期がはじまります

    いよいよ開幕まであと8日!「フリーランス栄養士塾」四期がはじまります

    少しずつ秋が深まってきました。

     

    この時期は美味しいものもたくさん出てきて、作って食べることに忙しくなりますが、

    そんな中、いよいよ「フリーランス栄養士塾」の四期が開幕になります!

    (管理栄養士 圓尾のプロフィールはこちらから)

     

    ◎フリーランス栄養士塾詳細はこちらから

     

    このフリーランス栄養士塾では、「フリーランスを目指したい」という方はもちろん、

    いまやっている仕事に付け加えて別の仕事、収入源を作るという“複業”をしたいという方も、

     

    より自分らしい働き方、自分のやりたい仕事を形にしていくための知識、技術を学んで実践する場所です。

     

    去年の4月から一期をスタートして、今回が四期目になるのですが、やっていて本当にやりがいを感じています。

     

    塾の期間は半年間ですが、この半年で形になる人もいますし、卒業した後に華々しい活躍をされている方がたくさんいらっしゃいます。

     

    出版が決まったり、自分の作ったお菓子が商品化されたり、テレビやラジオや雑誌に出たり、料理教室やイベント、講座を開催したりと、

    本当に皆さん素晴らしい活躍をされていて、それが自分ごとのように嬉しいです。

     

     

    僕がこの塾を始めたきっかけ、

    それは「栄養士をもっとカッコいい職業にする」という思いからです。

     

    栄養士という資格を持っていながら、仕事の場でその価値を思う存分発揮してやりがいを感じている人は決して多くありません。

    それに加えて、給与面や労働時間など、労働環境の面でも一般的な企業勤めのサラリーマンより厳しい状況にある方も多くいます。

     

    その一方で、世の中の健康、食、栄養に関する課題は山積しており、それに応えられる栄養士がもっと増えていかないと、日本はさらに不健康な国になりかねません。

     

    そういった思いから僕は勤めていた病院を飛び出して独立し、自分で仕事を始めました。

     

    最初は本当に右も左も分からず、たくさん困ることがありました。

    しかし、周りの方の温かい手助けもあり、なんとか自立することができました。

     

    あのまま病院にいたとしたら考えられなかったたくさんの楽しく、刺激的な、やりがいのある仕事をさせていただき、大きな幸せを感じています。

     

     

    でも、自分一人の力では世の中を変えることはできません。

     

    本当に自分のやりたいことに向かって力を発揮し、世の中の役に立てる栄養士。

    そんな人を一人でも増やしたい、そう思って始めたのがこの塾です。

     

    最初は塾生たちに結果が出るかどうか不安もありましたが、僕がこれまで経験してきたあらゆることを惜しみなく提供し、

    一人また一人と形になっていくのを見させてもらい、自信になりました。

     

     

    この塾も四期目を迎え、いまでは僕だけではなくライターやスピーチなど各種専門家の外部講師まで参加していただくまでになりました。

    フリーランスを目指す栄養士さんにとって間違いなく日本一の環境が用意されていると胸を張って言えます。

     

    いま、このページを見ている方はきっと、フリーランスやもっと自分らしい仕事をすることに興味のある人だと思います。

    あなたの役に立てるものが、ここにあります。

     

    一歩を踏み出すのは不安で、怖くて、重いかもしれませんが、

    その一歩を踏み出す人生と、踏み出さない人生では、1年後、2年後、5年後はまるで違ったものになるでしょう。

     

    “チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ。”

    HONDAの創業者、本田宗一郎さんの言葉です。

     

    何もしなければ、何も変わりません。

    一歩踏み出すと、何か変わるかもしれません。

     

    あなたの人生は、あなたが思っているよりきっともっと輝けるはずです。

     

    いまその一歩を一緒に踏み出してみませんか?

    あなたのご参加、お待ちしております!

     

    ◎フリーランス栄養士塾詳細はこちらから

  • あなたはいくつ知っていますか?”和食”にまつわるあれこれ100のこと

    あなたはいくつ知っていますか?”和食”にまつわるあれこれ100のこと

    2013年には世界無形文化遺産にも登録された和食は、世界中を見渡しても他に類を見ない固有の特徴がたくさんあります。

    今回はそんな和食に関するあらゆる事柄の中から100個のことを選び、一覧にしてみました。

    まだまだあなたも知らない意外な事実があるかも?

     

    (当ブログ執筆者のプロフィールはこちら)

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    体に良いのは、”少し欧米化した和食”

    01. 「和食」という言葉は明治以降にできた

    02. 明治以前の日本料理には天ぷらを除いて油料理がほとんどなかった

    03. 明治時代の日本人はナイフとフォークに慣れておらず、口の中を切って血だらけになったと記録されている

    04. 昭和31年にアメリカから初めてスーパーマーケットが日本に入ってきた

    05. 日本に初めて上陸したファーストフードはKFCで、昭和45年に名古屋で一号店を開いた

    06. 昭和44年に大阪にマイショップという初めてのコンビニが誕生した

    07. 現在の日本人の摂取カロリー量は戦後直後よりも少ない

    08. 1975年頃の”少し欧米化した和食”がもっとも体に良いとされている

     

    昔はマグロは下魚とされていた

    09. ごぼうを食べるのは日本人だけ

    10. 日本が原産とされる野菜は、数えるほどしか確認されていない

    11.その中には「みょうが」「みつば」「わさび」「うど」「自然薯」などがある

    12. 千利休が作った「麩の焼き」という食べ物がお好み焼きの元祖と言われている

    13. ごまをつけて焼いた料理を「利休焼き」というのが、これが千利休がごま好きだったという言い伝えから来ている

    14. 節分の恵方巻きはもともとは大阪の遊郭で行われた下品な遊びが発祥。これをコンビニが広めた

    15. マグロのトロは昔は捨てられていたが、昭和に大学生が食べ始めてから価値が上がっていった

    16. 「大根役者」は大根を食べると食あたりをしない、「当たらない(人気が出ない)役者」という意

    17. 「土用の丑の日にうなぎを食べる」というのは平賀源内が考えたうなぎ屋の宣伝文句

    18. 関西で「肉まん」ではなく「豚まん」と言うのは、関西で”肉”というと牛肉を意味することから

    19. 「冷やし中華」「天津飯」「エビチリ」は、いずれも日本にしかない日本式中華料理

    20. 肉じゃがはカレーと同じ材料を使ってできることもあり、軍隊の食事に採用されていた

    21. 日本のカレー粉の消費量はインドに次いで世界第二位

     

    日本最古の料理書は鎌倉時代のもの

    22. 食事の前後に「いただきます」「ごちそうさまです」と言うのは日本だけ

    23. 塩には海塩と岩塩があるが、日本はすべて海塩で岩塩がとれるところはない

    24. 日本は単位面積当たりの農薬の使用量が中国に次いで世界で二番目に多い

    25. 日本の農産物の有機栽培のシェアは0.2%なのに対し、イタリアでは8.6%

    26. 日本では7世紀頃から箸の利用が始まったが、匙(さじ)の利用は浸透しなかった

    27. 16世紀に来日したイタリアの宣教師は日本人の食事について「慣れるまでに多くの努力と苦痛を経なければならぬ」と記している

    28. 日本料理が見た目にこだわるのは「神撰料理」という神様をもてなすために料理を美しく見せることに始まっている

    29. いまも受け継がれる日本料理の最高峰「懐石料理」は戦国時代にすでに成立していた

    30. 鎌倉時代に中国からすり鉢が伝わることにより、味噌汁が誕生した

    31. 現在に伝わる料理書で最古のものは、鎌倉後期(1300年以前)に成立したと考えられている「厨事類記」という本

     

    2002年に証明された”うま味”の存在

    32. 日露戦争時、日本陸軍では戦死者4万7千人に対し、ビタミンB1不足による死者が2万7800人も出た。

    33. 一方、海軍では軍医・高木兼寛の提言により食事を改善したことによりビタミンB1欠乏者がほとんど出なかった。

    34. 世界で初めてビタミンを発見したのは日本人の鈴木梅太郎。もしかしたら「ビタミン」ではなく「スズキ」になっていたかも?

    35. 世界で初めて「栄養学校」を作り、栄養士の養成を始めたのは日本人の佐伯矩。

    36. 第五番目の味「うま味」は日本人が発見したが、当初世界に認められなかった

    37. うま味のもととなる物質自体は海外ですでに発見されていたが、それがうま味を持つことを見つけたのは日本人

    38. うま味の存在が科学的に証明されたのは2002年

     

    昆布は自然に存在する最強のうま味食材

    39. 日本料理の最大の特徴は独自のうま味をもつ出汁の利用にある

    40. 一般家庭で出汁がとれるようになったのは昭和以降

    41. 日本の出汁をとる昆布の95%が北海道産

    42. 昆布に含まれるうま味成分(グルタミン酸)の含有量はずば抜けて多く、自然界にこれほどうま味成分を提供できる食材は他にない

    43. 実は日本よりも先にモルディブで14世紀に鰹節が作られていた

    44. 鰹節にカビをつけて発酵させた「本枯れ節」は世界一硬い食品と言われている

    45. 日本の昆布や鰹節を海外に持っていっても、水が違うため出汁の味や香りが変わってしまう

    46. 関西で「昆布出汁」関東で「鰹出汁」と言われるようになった一つの理由は水の違い

    47. うま味の出る温度は昆布が60℃、鰹節が85℃

     

    鮨はもともと発酵食品だったものを即席にしたもの

    48. 国産大豆を使った醤油は全体の2%しかない

    49. 関西で広く用いられている淡口醤油は、17世紀末に兵庫県で圓尾家が考案した

    50. 「味噌」という漢字は日本にしかなく、「にぎやかな味を持つもの」という意味である

    51. 日本で初めて味噌工場を作ったのは仙台藩の伊達政宗

    52. 石川県にはふぐの卵巣を二年以上ぬか漬けにすることによって無毒化した発酵食品がある

    53. なお、上記の無毒化の仕組みに関してはいまだ未解明な部分が多い

    54. 鮨はもともとは発酵食品だったものが江戸時代に入り、すぐに食べられる料理に発展した

    55. 刺身は切るだけの料理だが、切り方で美味しさが変わる。そこから「切れ味」という言葉が生まれた

     

    ごはんを噛んで吐き出し、放っておくと酒になる

    56. 弥生時代はごはんを口に含んで噛んで吐き出したものを発酵させて日本酒を作っていた

    57. 日本酒は世界一アルコール度数の高い醸造酒

    58. 昔は関西で作られる酒が最上とされ、”江戸に下ってこないものは良くないもの”ということから「下らないもの」という言葉が生まれた。

    59. みりんは江戸時代、関東では「本直し」、関西では「柳蔭(やなぎかげ)」と呼ばれ、冷酒で飲まれていた

    60. 日本酒を発酵させる過程でモーツアルトなどの音楽を酒に聞かせると美味しくなるとされている

    61. 日本酒用のお米として「王者」と呼ばれる山田錦は、8割が兵庫県で生産されている

    62. 酢は酒を発酵させたものである

    63. 現在、酒粕やおからはかなりの部分が産業廃棄物として捨てられている

     

    牛乳が大嫌いだった日本人

    64. 飛鳥・奈良時代には「蘇」「酪」「醍醐」というバターやチーズのようなものが食べられていたが、その後姿を消す

    65. 江戸時代の宣教師のクラッセは「(日本人は)牛乳を飲むは生き血を吸うがごとしとしてあえて用いず」と記録している

    66. 現在の日本では、牛乳を含まない給食は「完全給食」と呼ばない

    67. 日本の乳牛の9割が「つなぎ牛舎」という、牛を固定、つなぎ留めて飼育する方式がとられている

    68. 他の東アジア・東南アジアの稲作文化圏には豚肉を食す文化があるが、日本には見られない

    69. 675年に天武天皇が「肉食禁止令」を出し、これ以降明治維新まで日本食では一部の例外を除いて肉食が忌避されるようになる

    70. 明治に入り明治天皇が肉食再開宣言をすると、これに反対して市民が皇居に侵入しようとして四名が射殺された

    71. 福沢諭吉は積極的に肉食を推進した

    72. 昭和63年に初めてたんぱく質の供給量として肉が魚を上回った

     

    江戸の人は超グルメだった?!

    73. 江戸時代に初鰹を食べることが社会現象になって高騰。「女房を質に入れても食え」とまで言われた

    74. 18世紀の江戸時代にはすでに料理教室が存在した

    75. ミシュランガイドブックよりも100年以上前に江戸で料理屋を格付けするガイドブックが出版されていた

    76. 江戸時代もっとも人気を博した料理店が「八百善」で、現在も惣菜やおせちを販売している

    77. 江戸の町には男の独り者も多かったが「自分で料理をしなくても三度の食事に困らない」と記されるほど中食・外食が充実していた

    78. 江戸時代に豆腐料理レシピを100個載せた「豆腐百珍」がベストセラーになった

    79. その後「甘藷(いも)百珍」「海鰻(はも)百珍」「蒟蒻(こんにゃく)百珍」と百珍シリーズが続けて出版された

    80. 19世紀の江戸時代には大酒・大食い大会が大流行した。

     

    縄文人は現代人よりもベジタリアンだった

    81. 江戸時代には米を国家経済の基礎におくという世界にも類を見ない社会体制がとられていた

    82. 日本で初めてパンを見た人は種子島の領主の種子島時尭(1543年)

    83. 1860年に横浜で初の日本人によるパン屋が開店した

    84. 木村屋はパン生地の発酵に日本酒の酵母を用い、日本人好みのあんパンを完成させた

    85. 戦前まで沖縄ではほとんど米は食べられていなかった

    86. 農業を始める前の縄文人もかなりの糖質をとっていた

    87. 縄文人はカロリーのほぼ80%を植物食によって得ていた

    88. 京都府の京丹後市には”稲作発祥の地”との伝承が残る「月の輪田」という場所がある

    89. 日本での稲作の歴史は遅くとも2400年前に始まっていた

     

    日本の食事の中心にはいつも”お米”があった

    90. 「ごはん粒を残すと目が潰れる」という戒めは、稲が神様の目から生まれたことに由来している

    91. その神様の耳から粟、鼻から小豆、陰部から麦、尻から大豆が出現し、これらが「五穀」となった

    92. 「シャリ」とは、お米を尊い仏の骨に見立てた呼称である

    93. 花見は山から里に下りてきた山の神を迎え、豊穣を祈る行事だった

    94. 相撲はもともと農作物の収穫を占い、祈願する儀式だった

    95. 勤労感謝の日は本当は「新嘗祭」という天皇陛下御自らが新穀を神様に奉るもっとも重要な祭祀の日

    96. 明治時代に発行された「馬鹿の番付表」の大関に「米穀を食わずしてパンを好む日本の人」と書いてある

    97. 大正時代の日本人は一日にごはんを四合食べていた

    98. 日本人が腹いっぱい白いごはんを食べられるようになったのは1960年代以降(それまで雑穀や大根などを混ぜた飯が主流だった)

    99. 1965年にピークに達したお米の消費量は、現在半分以下に落ち込んでいる

    100. お米を中心に成立した和食の国、日本では現在お米を食べない健康法が流行っている

     

     

    今回は100個と数が多かったので、一つひとつについての情報は詳細な解説はあえて省きました。

    「え、どういうこと?」と興味を持った事柄に関しては、ぜひ自分で詳しく調べて確認してみてくださいね。

     

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  • New Moon Group Fasting(NMGF)の公式アドバイザーを務めさせていただきます

    New Moon Group Fasting(NMGF)の公式アドバイザーを務めさせていただきます

    こんにちは。

    管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    (初めての方は、こちらからどうぞ)

     

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    全国どこにいても参加できる、合同ファスティング。

    NMGF(New Moon Group Fasting)企画に今月も公式アドバイザーとして参加させていただきます。

     

    会場はTwitter上なので、どなたでも気軽に参加でき、同じ目標を持つ仲間たちと一緒に手軽なファスティングを楽しむことができます。

     

    そして期間中は各分野の専門家からさまざまなアドバイスや役に立つ情報が流れてきたり、有名人の方たちも参加されて盛り上げてくれます。

     

    詳細は、ぜひページをチェックしてみてくださいね!

    >>NMGF公式ページ

  • こんな日はたんぱく質について語ろうか

    こんな日はたんぱく質について語ろうか

    こんにちは。

    管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    (初めての方は、こちらからどうぞ)

     

    今日は雨です。台風が近づいています。こんな日はたんぱく質について語りましょう。そうしましょう。

     

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    こんな日はたんぱく質について語ろうか

    人間の身体は何でできている?

    さて、たんぱく質ですが、英語では”Protien“と言います。

    この語源は古代ギリシア語の“Proteios“から来ていて、その意味は「第一なるもの、主要なもの」です。

     

    なぜ語源から紹介したかというと、我々人間にとっていかにたんぱく質が重要かということを強調したかったからです。

    そのことを何千年も前の古代ギリシア人がすでに気づいていたことには本当に驚きます。

     

    さて、では人間にとってなぜたんぱく質が大事なのでしょうか。

     

    それは、たんぱく質は人間の体を構成している主要成分だからです。

     

    一度自分の体を見て触ってみてください。

    人間を作っているのは体と心ですが、心を除いたこの物体としての身体は何でできているでしょうか?

     

    構成成分としてもっとも多くを占めているのが水分です。これが約60%.

    赤ちゃんの頃が一番みずみずしく、高齢になると水分が減ってしわしわになっていきます。

     

    そして次に多いのがたんぱく質です。約20%.

    以下、脂肪、炭水化物、核酸、ミネラルと続きます。

     

    このようにたんぱく質は人間の体の主要成分において、水の次に多いものです(人によっては脂肪のほうが上回っている人もいるかもしれませんが…)。

    人間を脱水してカラカラにしたら半分以上はたんぱく質です。

     

    肉=たんぱく質という幻想

    このたんぱく質が体を作っています。

    皮膚も、肌も、髪の毛も爪も、内蔵や筋肉、骨もたんぱく質でできています。

     

    さらに目には見えない酵素やホルモンといった、ヒトが生きていく上で欠かせないものもたんぱく質が材料となっています。

     

    そして私たちはこのたんぱく質を食事という形で補給しています。

    一日にどれぐらいたんぱく質をとるべきか、というのは国の機関である厚生労働省によって決められています。

     

    それが、成人の男性は60g、女性が50g. これぐらいとっていればまあ不足しないよという量です。

     

    ただし、運動不足の場合と激しい運動をしている場合はたんぱく質の必要量が増えることが分かっています。

     

    運動をしなさすぎたり運動をしすぎると、体が必要とするたんぱく質量が増えます。

    運動不足の人は適度な運動を心がけて、アスリートは不足しないようにたんぱく質を摂取する必要がありそうです。

     

    さて、前述のたんぱく質、男性が60g、女性が50gということでしたが、これを食べ物でとるとすればどれぐらいの量なのでしょうか。

     

    世間一般的なイメージとして「たんぱく質」といえばまず挙がってくる食材が「肉」ですよね。

    とにかく肉はたんぱく質の塊というイメージを持っている人も多いと思います。

     

    たとえば牛肉、だいたい一般的な炒めもの一食分の牛肉に含まれるたんぱく質の量は、6gほどです。

    牛肉チェーン店の並盛りの牛肉の量では、たんぱく質は8gほど。

     

    この時点で分かると思いますが、肉だけでたんぱく質を60gとろうと思ったらかなり大変です。

    牛丼7杯分の牛肉を食べてもまだ足りません。

     

    実際肉には水分が多いので、決してたんぱく質の塊ではありません。

     

    牛肉よりもっとたんぱく質の塊感のある鶏肉のささみ。

    こちらになると一本で約15g. やっぱりスゴい、これはなかなかの量です。

     

    ちなみに他の食材も紹介しておくと、卵が一個当たり約7g、さばが一切れで16g、納豆がひとパックで約8g、木綿豆腐が1/2丁で約11gです。

     

    表にまとめてみましょう。

     

    食材 量 たんぱく質量(g)
    牛肉 60g 6
    鶏肉ささみ 一本 15
    卵 一個 7
    さば 一切れ 16
    納豆 ひとパック 8
    木綿豆腐 1/2丁 11

     

    こうしてみると、決して肉=たんぱく質ではなく、他にもたんぱく質が豊富な食材がたくさんあることが分かります。

     

    一般的にはたんぱく質といえば「肉」「魚」「卵」「乳製品」「大豆製品」と言われますが、実はそれ以外の食材にもたんぱく質は含まれていて、

    たとえばお茶碗一杯のごはんには4gのたんぱく質が含まれていますし、しいたけ100gにも3gのたんぱく質が含まれています。

     

    たんぱく質の質が違うので、一概に量だけでは比較できない部分もありますが、少なくとも「たんぱく質=肉」ではないということをぜひ覚えておいてください。

    なにせ、肉を食べることはリスクをはらんでいます。詳しく知りたい方は下記記事をご参考に。

    [blogcard url=”https://karada465b.minibird.jp/post-5850/”]

     

    たんぱく質は本当に一日60g必要?

    さて、普通の栄養士であればここで

    「はい、このようにたんぱく質は非常に重要なものなので、男性の方は一日60g、女性の方は50gとれるように食事を考えましょう〜」

    と終わると思うのですが、僕は普通ではないのでこっから異説を唱えます。

     

    そもそも、たんぱく質ってホントに一日60gも必要なの?

     

    こんな話があります。

     

    インドネシアの東にパプアニューギニアという国があります。

    そこの住んでいる民族の食事はタロイモやヤムイモなどの芋類が中心で、一日に1キロ以上食べるそうです。

    食生活のほとんどが芋で、一日三食芋しか食べない日もあるほど。

     

    で、この食事でとれるたんぱく質量なのですが、おろどきの一日わずか15gです。

    日本の基準で考えると、必要な量に全然達していません。

     

    となると当然パプアニューギニアに人々はたんぱく質が足りないことによる栄養失調で病気になったりガリガリになっているのかと思いきや、そんなことはなく、

    むしろ日本人よりもがっしりした体格をしている人もいるのです。

     

    ではなぜパプアニューギニアの人たちはたんぱく質摂取量が極端に少ないにもかかわらず、健康を保てているのでしょうか。

     

    一つの説として考えられているのが、腸内細菌がたんぱく質の原料となるアミノ酸を作り出しているというものです。

     

    彼らの糞便中の窒素量(たんぱく質の量を示す指標として使われる)を測ると、食べた芋に含まれる窒素量の約二倍を示しました。

    入り口からは「1」しか入れていないのに、出口から「2」出てきたということです。

     

    これは、腸内細菌によって本来は老廃物として処理されるはずのアンモニアからたんぱく質の原料を作り出しているのではないかと考えられています。

    まあざっくり言うと、あんまりたんぱく質摂取量が少ないもんだから何とかしようということで、腸内細菌が頑張ってゴミとして捨てていたものをリサイクルできる仕組みを作った、という具合です。

     

    「なるほど、まあパプアニューギニアの人は特殊な食生活をしていたから体がそう適応したのだろう」と思った人、ちょっと待ってください。

     

    これを日本人に当てはめて考えてみましょう。

    前の記事でも書きましたが、日本人は戦後高度経済成長に入るまでは、いまほど肉を食べていませんでした。

    [blogcard url=”https://karada465b.minibird.jp/post-3862/”]

     

    それまでの食事というのはとにかくごはんを山盛り食べて少しのおかずです。

    日本人の体はお米と大豆でできていたのです。

     

    あながちパプアニューギニアの人を私たちとは違う、特別だと考えることもできないのです。

     

    おそらくその頃の日本人のたんぱく質摂取量を測定すると、いまで考えると栄養失調状態でしょう。

    しかし、腸内細菌が頑張って健康を保ってくれていたのだと思います。

     

    ただもちろん、その頃の食事がすべて健康的に100点満点かというとそうではありません。

    僕が言いたいのはたんぱく質60gを毎日欠かさずしっかりとることが別にいいとは思わないということです。

     

    少なくとも僕個人的にはたんぱく質の量なんて気にしてないですし、朝食も果物など簡単なものしかとらないので、おそらく一日60gもとっていないと思いますが、それでも全然健康ですし、むしろ前より筋肉量が増えています。

    [blogcard url=”https://karada465b.minibird.jp/post-5899/”]

     

    たんぱく質はたしかに大事です。

    しかし、だからといってそれに固執するあまり質の良くない肉を意識してとるようなことは少なくともやめるべきだと思います。

     

    それよりも魚、大豆製品、そしてしっかりお米を食べる生活を心がけましょう。

     

    たんぱく質と上手に付き合おう

    ということで、今回はたんぱく質について書いてみました。

    こうして一つの栄養素について掘り下げていくと、他のいろんな事柄と関連してくるからおもしろいですね。

     

    本当はもっとたんぱく質について書きたいこともあるのですが、3000字を超えて皆さんもお疲れだと思うのでこのあたりで。

    また次回の記事をお楽しみに。

  • 秋は「新そば」が美味しい季節 そばの歴史と栄養について徹底解説します

    秋は「新そば」が美味しい季節 そばの歴史と栄養について徹底解説します

    こんにちは。

    管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    (初めての方は、こちらからどうぞ)

     

    突然ですが、皆さんは、そばは好きですか?

     

     

    僕は大好きです。

     

    そばは麺類の中でも随一の栄養価を誇っていて健康に良く、さらにはその歴史や文化も大きな魅力です。

    しかもこれから秋が深まると新そばが出てくる時期なので、今から楽しみにしています。

     

    ということで今回は、そばの歴史と栄養について分かりやすくまとめてみたいと思います。

    ぜひ、最後までお付き合いください。

     

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    秋は「新そば」が美味しい季節 そばの歴史と栄養について徹底解説します

    昔はそばを麺としては食べていなかった

    日本人とそばの付き合いは非常に古く、いまだにいつどこから伝わってどんなふうに広がっていったのかが判明していません。

    しかし、縄文時代の遺跡からもそばの種子が発見されていることから、弥生時代以前の縄文時代にすでに食していたと見られています。

     

    ただ、と言っても縄文人が現代の我々のように丼にお箸で麺をズルズルやっていたわけではありません。

     

    実はいまのようにそばを麺にして食べるようになったのは意外に最近のことで、

    それまではそばの実を粒のまま煮炊きしたり、石臼で粉に挽いたものをこねてそばがきにしたり餅のようにして食べていました。

     

    そばはいざという時の救いとなっていた

    そばは救荒作物、つまり飢饉を救う作物として重宝されてきました。

     

    それはそばが土地が痩せていても、気候が乾燥していても寒くても育つ丈夫な作物で、かつ50〜70日間という短い期間で収穫できるという特徴を持っているからです。

    そのため、他の穀物が収穫できなかったときの備えとして日本人を支えてきた作物です。

     

    織田信長の戦国時代にそばの麺が誕生

    さて、ではそんなそばがいつどこで麺類として食べられるようになったのかについてですが、これも実は正確なところは分かっていません。

     

    しかしながら、戦国時代に信州(いまの長野県)に最古の記録が残されていることから、

    おそらく長野県で戦国時代頃に生まれ、その後全国に伝わっていったのではないかと考えられています。

     

    ちなみに、中国ではすでに12世紀に麺として食べられていたそう。さすが当時の中国は進んでますね。

     

    もうひとつちなみに、うどんはすでに室町時代には麺として食べられていたようなので、麺としてはそばよりうどんのほうが数百年先輩です。

     

    その後は江戸の街を中心に大人気の食べ物となり、江戸時代の庶民の生活にとってそばは欠かせない存在となりました。

    落語の中にもそばが出てくる話がたくさんあります。それぐらい当時の江戸の人にとってそばは生活の一部でした。

     

    当初はこれまで主流だったそばの食べ方と区別するために「そば切り」と呼ばれていましたが、

    いつしかそば切りのほうが主流になり、ただ「そば」と言えば麺のそばを指すようになりました。

     

    ちなみに当時のそばは一杯十六文。いまでいう300円ぐらいなので、現代の立ち食いそばと変わらない感覚で気軽に楽しんでいたのでしょう。

    なんだかそう考えると、江戸の人を身近に感じますね。

     

    そばと他の麺の違い

    さて、そんなそばの栄養ですが、まさに麺類最強です。

    それぐらい麺類の中でも栄養が豊富。

     

    というのも、他の麺類(小麦)の場合、ほとんどが小麦を精製された状態で粉にして麺にしているため、どうしても栄養価が低くなります。

    ※ ちなみに探すと全粒粉で作ったパスタやうどんも見つかりますが、外食などでは一般的ではありません。

     

    しかし、そばの場合は基本的に小麦でいうところの全粒粉と同じような、精製していない状態で粉にして麺にしているものが多いのです。

    ※ ただし、更科そばに代表されるような色が白くて味わいもスッキリしているものは、一番粉といって精製小麦に状態が近いため、栄養価は下がります。

     

    ただ、そばの場合はつなぎとして小麦粉を加えることが多いので、当然その分だけまた栄養価は下がってしまいます。

    特にチェーン店の中には小麦粉8割、そば粉2割という、”逆二八そば“なんていうのもあるというから要注意です。

     

    一番良いのはそば粉だけを使った”十割そば“や、挽きぐるみといって、そばの実を精製せずに(お米でいうと玄米ごと挽いて粉にした)粉にしたそば粉を使った”田舎そば“が栄養価が高いです。

    独特のそばらしい香り、素朴な味わいが楽しめるのも良い点です。

     

    それに対してスッキリした更科そばは喉越しを楽しむような食べ方がされています。

    これもまたこれで美味しいのですよね。

     

    そばの栄養

    そんなそばの栄養ですが、他の麺類のうどんやそうめん、ラーメン、パスタなどと比べてみてもやはり優れています。

     

    マグネシウム、鉄分などの不足しがちなミネラルの含有量も多いですし、食物繊維も豊富です。

    昔からこのことは知られていたようで、そばは「五臓の停滞物を除く」とされ、そこから旧年の穢れを取り払う年越しそばへとつながっていきます。

     

    さらには糖質を代謝するビタミンB1も多く、そばに含まれる糖質を分解する成分まで一緒にとることができます。

    ちなみに、ねぎに含まれるアリシンという成分は、このビタミンB1の働きを強める働きがあるため、薬味として一緒に食べるのは非常に理にかなった食べ方です。

     

    さらには別名ビタミンPとも呼ばれるルチンという成分が含まれています。

    このルチンには血管を丈夫にし、血流の改善や血圧を下げるなど、生活習慣病に関してさまざまな効果が分かっています。

     

    このように、そばには糖質やたんぱく質に加えていろいろな栄養素が豊富に含まれているのです。

     

    秋は新そばの季節

    そして一年に一度、秋そばとして出回るのが新そばです。

    この新そばはそばの中でも色、味、香りとどれをとっても最高とされています。まさに秋はそばの季節です。

     

    そばの収穫は北海道で九月中旬ごろにはじまり、徐々に南下、九州では十一月中旬ごろに行われるようです。

     

    これだけ深い歴史と文化があり、体にとっても優しく、手軽に食べられるそばをぜひこの秋に堪能してみてくださいね。

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