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  • 「昔の日本人は本当に肉を食べていなかったのか」その真相とは

    「昔の日本人は本当に肉を食べていなかったのか」その真相とは

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    欧米や他のアジアの国と違い、日本では長らく肉を食べてこなかったとされています。

     

    近代になって「牛鍋食わねばひらけぬやつ」と言われたように、

    明治維新とともに日本人は肉を食べるようになっていきました。

     

    では、そもそもなぜ、日本人は肉を食べてこなかったのでしょう

    そして、本当に肉を食べていなかったのでしょうか

     

    今回は、日本人と肉食の歴史を紐解いていきたいと思います。

     

    当ブログ執筆者のプロフィールはこちら

     

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    「昔の日本人は本当に肉を食べていなかったのか」その真相とは

    昔の日本では、イノシシやシカが食べられていた

    旧石器〜縄文時代頃は、日本全国で狩猟によって肉は食べられていました。

    その時代の地層から、イノシシやシカの骨が出土しています。

     

    しかし、ウシ、ウマ、ヤギ、ヒツジなどの骨は見られず、

    これらの動物は後になって大陸から渡来したみたいです。

     

    また、この時代の食生活というと、みんなで斧を持ってマンモスを追いかけているような光景が浮かんできますが、

    実は食生活の大部分はクリやドングリ、クルミなどの植物で、実に摂取カロリーの80%が植物食によって占められています。

     

    糖質制限推進者に「昔は狩猟によって食生活は肉が主体で、糖質はとっていなかった」と主張する人がいますが、あれは誤りです。

     

    675年、天武天皇から肉食禁止の勅令が出される

    六世紀の後半、日本に仏教が伝わります。

     

    仏教に食べもののタブーはありませんが、生き物を殺すことは避ける(なぜか魚介類は例外)という教えがあります。

     

    そして、飛鳥時代の天武天皇はこの仏教を厚く信仰しており、

    675年に「殺生肉食禁止の詔(みことのり)」を発令します。

     

    これが今後1200年以上も続くことになります。

     

    同じく仏教が伝えられていた中国や朝鮮では、肉食は禁止されていません。

    これには、日本の土着信仰である神道の考え方も影響しているのではないかと言われています。

     

    邪馬台国の記述が有名な、中国の「魏志倭人伝(ぎしわじんでん)」にも、

    日本人は身内がなくなると、十日間余りは肉を口にしない」と記されています。

     

    つまり日本人は、仏教が伝わる前から「肉食は穢(けが)れに繋がる」という考え方があったようです。

     

    完全に肉食が禁止されたわけではなかった

    殺生肉食禁止の詔が発令されたからといって、完全に肉食をしなくなったわけではなかったようです。

     

    というのも、この詔で禁止されているのは、あくまでも「ウシ、ウマ、イヌ、サル、ニワトリ」に限られています。

     

    日本人にとって神聖な食べものでもあるお米を作る稲作に関係する動物や、

    人間に近い動物、あるいは人間にとって益をもたらす動物の殺生と食べることを禁止したのです。

     

    ここには野生動物が入っていないのが着目すべき点で、

    これ以降も完全に肉食がなくなったわけではないようです。

     

    しかし、依然として日本人の精神の中には「肉食は穢れにつながる」という意識は根強く、

    正式な儀式の場での食事などには、肉は一切登場しませんでした。

     

    あくまでも、日常的な食生活の中心には肉はありませんでした。

    「薬食い」と称して肉を楽しむ人たち

    そして江戸時代になると、「薬食(くすりぐ)い」と言って、

    養生のためや、病気の回復のためにイノシシやシカなどが食べられていました。

     

    どうやら、本当に病気の治療でなくても、薬食いを言い訳に使って肉を食べる人も多くいたようで、

    「ももんじ屋」という肉を食べさせる店では、イノシシ、シカの他にもクマやウサギが食べられたと言い、

    江戸時代中期になると、江戸の街にも数えきれないぐらいのももんじ屋が軒を連ねていたとあります。

     

    明治になり、天皇陛下が肉を食される

    七世紀の後半から、実に1200年以上続いた肉食禁止の習慣に終止符を打ったのが、明治維新です。

     

    1872年、明治天皇は肉食解禁の令を発令され、御自ら肉を口にされました。

     

    この時、天皇陛下は「肉食は養生のためよりも、外国人との交際に必要だから食べたのである」と大久保利通に語っており、

    鎖国を解いて、世界と交流をしていくための通過儀礼として、肉食が行われていたことがわかります。

     

    これは当時、国民に大きな衝撃を与え、

    肉食解禁から約一ヶ月後、このことに不満を抱えた十名が白装束に身を包んで皇居に乱入し、四名が射殺されるという事件まで起きています。

     

    なかなか牛肉を食べようとしない日本人

    しかし、肉食解禁がされてからも、なかなか庶民は牛肉を食べようとしませんでした

    そこで考案されたのが、牛鍋やすき焼きです。

     

    牛肉を西洋風に料理しても受け入れられないので、醤油と砂糖を使って日本風に調理したのがこれらの料理。

    牛鍋を出す牛鍋屋が開店しはじめます。

     

    もっとも、開店した当初はお店には閑古鳥が鳴いていたようで、

    たまに来る客といえば、ゲテモノ好きのガラの悪い客ばかりだったそうです。

     

    一般人は、店の前を鼻をつまみ、目を閉じて足早に通り過ぎるというありさま

     

    しかし、そんな牛鍋屋も、少しずつ広がり始め、そして大流行。

    東京中で牛鍋屋が繁盛しました。

     

    庶民の間の強い”穢れ”の感覚

    肉食解禁後も、庶民の間では「牛肉は穢らわしい」という意識が強かったと書きましたが、

    その感覚の強さを象徴する話が残っています。

     

    牛肉の処理上では、しめ縄が張られ、皮に近い上の方の肉のみを削り、

    残りは地中に深い穴を掘って埋め、お経を上げて清められていました。

     

    さらには牛肉を処理した道具、煮炊きした鍋、盛り付けに使った皿にいたるまで、

    すべて一度使ったものは、そのつど廃棄して二度と使いませんでした

     

    家庭で牛肉を調理する時は、家の中では行わず、

    庭にコンロを出して調理したと言います。

     

    家の中で牛肉を食べる時は、仏壇の扉に紙で目張りをしたという話まで残っています。

     

    まとめ

    このように、完全にではないものの、日本では1000年以上にわたって肉食は行われていませんでした。

     

    その代わり、その制約の中で肉も乳製品も使わない、鰹節や昆布のような繊細なうま味を引き出す技術が発展しました。

     

    また、牛肉が食べられるようになってからわずか100年余りで「神戸ビーフ」などの世界に誇れる品質の牛肉が作られるようになるあたりは、さすが日本人です。

     

    とは言うものの、戦後の日本の食事の中で、肉類、乳製品の伸び方は急激すぎます

     

    これだけ長い期間食べていなかった肉を急に食べるようになったら、

    それは体の調子もおかしくなるのは当然なような気もするのですが、いかがでしょうか。

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    【 参考 】

    ・「日本人はなにを食べてきたか」原田信男

    ・「明治洋食事始め」岡田哲

  • 昔の人が食べていた冷ご飯 体にとって良い効果三つ

    昔の人が食べていた冷ご飯 体にとって良い効果三つ

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    (初めての方は、こちらからどうぞ

     

    落語を聞いていると、江戸時代の人はよく夕飯にお茶漬けを食べています

     

    よっぽど昔の人はお茶漬けが好きだったんだな〜と思っていたのですが、

    ある時、当時は炊飯器がなかったことに気付きました。

     

    調べてみると、江戸では朝に一日分のお米を炊き、それをお櫃(ひつ)に入れて昼と夜に食べていたそうです

    (ちなみに、上方、つまり関西では昼に炊いて夜と翌朝に食べていたそう)。

     

    そう、お茶漬けは冷えてカチカチになったご飯を美味しく食べる工夫だったのですね。

     

    炊飯器や電子レンジのおかげで、毎食ホカホカのごはんが食べられる現代と違って、昔の人は冷ご飯をよく食べていました。

    そして、この冷ご飯には体にとって嬉しい効果があることがわかっています。

     

    今回は、そんな冷ご飯の良さを三つご紹介したいと思います。

     

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    昔の人が食べていた冷ご飯 体にとって良い効果三つ

    熱々のごはんと冷やごはんの何が違うかというと、ごはんのデンプンは冷えることで性質が変わります

     

    それが、レジスタントスターチと呼ばれるもので、

    通常のデンプンと異なり難消化性デンプンと呼ばれるように、消化されにくい食物繊維のようなものに変わります。

     

    ごはんが冷えることによって、ごはんの中のデンプンの一部がこのレジスタントスターチに変化します

    では、そのレジスタントスターチが体にもたらす効果とは何でしょうか。

     

    一、腸内環境の改善になる

    レジスタントスターチは、胃や小腸では消化されずに大腸に届きます。

    そして大腸で腸内細菌によって分解を受けて、さまざまな有機酸を産生します。

     

    この有機酸には腸の中の悪玉菌の活動を抑える効果があります

     

    また、レジスタントスターチ自体にも食物繊維同様、善玉菌のエサになるので、

    これらの作用により、腸の中を整え、心と体の健康、そして美容効果が期待できるのです。

     

    二、血糖値の上昇を抑えてダイエット効果を発揮

    通常、デンプンは消化吸収を経て血中にブドウ糖として放出されて血糖値が上がります。

    しかし、レジスタントスターチは消化されにくいので、血糖値が上がりにくいという特徴があります。

     

    食物繊維と同じように、お米自体による血糖値の上昇を抑えてくれるので、

    インスリンの分泌を抑えて、脂肪の蓄積を防いでくれます

     

    三、満腹感が持続する

    レジスタントスターチはゆっくりと消化吸収されるため、腹持ちが良いです。

     

    これによって冷ごはんを食べた食事の時の食事量を抑えるのはもちろん、

    セカンドミール効果といって、次の食事の時の食事量を減らす効果も報告されています。

     

    つまり、ごはんを冷ごはんにすることで少量でも満足感を得られるようになるのです。

     

    まとめ

    いかがだったでしょうか。

    昔の人は、現代人とは比べ物にならないぐらい大量のごはんを食べていましたが、肥満の人はほとんどいませんでした。

     

    それにはこの冷やごはん効果があったのかもしれませんね。

     

    ちなみに、冷やごはんと言っても、冷蔵庫でキンキンに冷やさなくても常温で置いておくだけでもレジスタントスターチはできます。

    おにぎりにしておけば冷えても美味しくいただけるので、オススメですよ。

  • 一ヶ月の筋トレで筋肉を増やす!植物性と動物性のプロテインの違いとは

    一ヶ月の筋トレで筋肉を増やす!植物性と動物性のプロテインの違いとは

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    こんにちは。

    管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    初めての方は、こちらからどうぞ

     

    短期間で効率良く筋肉を増やしたくありませんか?

     

    そのためには、

    筋肉の材料となるたんぱく質を補うことが大切です。

     

    しかし、必要な量のたんぱく質を食事だけで補うのは大変ですよね。

     

    そこで、役に立つのがプロテインのサプリメントです。

     

    今回は、植物性と動物性の二種類がある

    このプロテインの選び方をお話したいと思います。

     

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    一ヶ月で筋肉を増やす!プロテインの選び方

    動物性と植物性に分かれるプロテイン

    プロテインには大きく分けて

    動物性と植物性の二種類があります。

     

    動物性で主流なのが、ホエイプロテイン

    これは、牛乳からたんぱく質を抽出したものです。

     

    一方、植物性で主流なのが、ソイプロテイン

    こちらは大豆からたんぱく質を抽出しています。

     

    一般的には、筋肉を増やしたいなら動物性、

    ダイエットなどで身体を引き締めたいなら植物性と言われています。

     

    よって、通常は筋トレで筋肉増量を狙う場合、

    ホエイプロテインのような動物性のたんぱく質を補うのが定石となっています。

     

    動物性たんぱく質をガンガンとって大丈夫?

    しかし、

    動物性たんぱく質を大量にとることにはリスクがあります

     

    コーネル大学栄養生化学部名誉教授、T・コリン・キャンベル博士は、

    著書「チャイナスタディ」の中で、次のように書いています。

     

    「絶えずガンの発生・増殖を強力に推進させるものの存在」がわかったのである。

    それは「カゼイン」だった。これは牛乳のたんぱく質の八七%を構成しているもので、ガン形成・増殖のどの過程でも作用していたのである。

    (「チャイナスタディ」グスコー出版 P.48)

    カゼインおよび、おそらくすべての動物性タンパク質は、私たちが口にするものの中で、ガンを引き起こすのに最も深く関係している物質かもしれない

    (同書 P. 236)

     

    なんと、驚くべきことに、

    キャンベル博士らは動物実験において、

     

    カゼインがガンの発生と進展に

    密接に関係していることをつきとめたのです。

     

    詳しくはぜひ「チャイナスタディ」を読んでいただきたいのですが、

     

    この本にはカゼインをはじめ、

    動物性たんぱく質の健康への影響がこれでもかというぐらい、

    科学的な実験データや根拠にもとづいた詳述されています。

     

    そして、キャンベル博士はこうも主張しています。

    また、大量に摂取しても、ガンの形成・増殖を促進させないタイプのタンパク質も発見した。この安全なタンパク質とは、小麦や大豆など、植物性のものだった。

    (同書 P. 48)

    そう、同じたんぱく質でも、

    植物性のたんぱく質は安全だというのです。

     

    これも、同じ量のたんぱく質を動物性で与えた場合と

    植物性で与えた場合の実験結果が本の中に書かれています。

     

    植物性たんぱく質でも、身体は大きくなる

    キャンベル博士は、

    動物性たんぱく質が良質だという風潮にも警鐘を鳴らしています。

     

    そして、身体を大きくすることとたんぱく質の関係について、

    次のように論じています。

     

    体の成長は、一般的にタンパク質の摂取と深く関係しており、動物性タンパク質と植物性タンパク質のいずれも効果があるのである。

    (同書 P. 234)

     

    そう、動物性たんぱく質が植物性たんぱく質に比べて

    優れているというのは幻想なのです。

     

    むしろ、動物性たんぱく質を大量摂取することは、

    さまざまな弊害を引き起こす可能性があります。

     

    ちなみに、僕が以前一ヶ月で筋肉を増やした時も、

    動物性たんぱく質ではなく、植物性たんぱく質のみで増量に成功しています。

    [blogcard url=”https://karada465b.minibird.jp/post-2319/”]

     

    僕が使っている植物性プロテインをご紹介

    ちなみに、僕が普段使っている植物性プロテインが、

    ヘンププロテインです。

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    あまり知られていないプロテインなのですが、

    ヘンプ(麻)の実を粉末にしたサプリメントです。

     

    このサプリメントがスゴいのが、

    なんと原料が麻の実のみしか使っていないこと。

     

    たいてい、市販されているサプリメントには香料だの甘味料だの、

    増粘剤、乳化剤、そして合成ビタミンなど

    大量の食品添加物が使われています。

     

    しかし、このヘンププロテインは

    完全無添加のプロテインです。

     

    安心してとることができます。

     

    さらにスゴいのは、麻の実は栄養価が高いため、

    栄養素を添加しなくても、

    ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んでいる点です。

     

    摂取したたんぱく質が筋肉に合成されるためには、

    ビタミンやミネラルなどの栄養素が必要です。

     

    ただたんぱく質だけをとれば良いというものではないのです。

     

    味は抹茶みたいな風味で飲みやすいです。

     

    僕はいつもこれを豆乳で溶いて

    (牛乳で溶いたら植物性を使っている意味が無いので)飲んでいます。

     

    ヘンププロテインについての詳しい記事はこちらから

    [blogcard url=”https://karada465b.minibird.jp/post-5603/”]

     

    まとめ

    このように、同じたんぱく質でも

    動物性と植物性で身体に及ぼす作用は大きく違います

     

    キャンベル博士の研究を知れば知る程、

    動物性たんぱく質のとりすぎは恐ろしいと感じます。

     

    そもそも、日本人は仏教の影響で

    千年以上に渡って肉食とは無縁の暮らしをしてきましたし、

    乳製品をとる習慣もありませんでした。

     

    そういった意味でも、日本人の身体に合った

    植物性のたんぱく質をとりながら筋トレをした方が

    安全で健康的ではないでしょうか。

  • 一目でバッチリわかる!本物の発酵食品の味噌を見分ける方法

    一目でバッチリわかる!本物の発酵食品の味噌を見分ける方法

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    皆さん、こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    (はじめての方は、こちらからどうぞ

     

    日本の代表的な調味料、味噌。

    味噌汁はもちろんのこと、

    和え物、炒め物などあらゆる調理法の味付けに使える万能調味料です。

     

    さらに、味噌の特徴は何と言っても発酵食品であること。

    麹菌や植物性乳酸菌の力で、腸内環境を整えることにも役立ちます。

     

    しかし、実は市販の味噌のほとんどが、発酵が止められていたことを知っていましたか?

    死んだ菌も身体には良いと言われていますが、せっかくなら菌が生きている元気な味噌をとりたいですよね。

     

    そこで今回は、菌が生きている味噌の簡単な見分け方をご紹介したいと思います。

     

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    一目でバッチリわかる!本物の発酵食品の味噌を見分ける方法

    大半の市販の味噌はなぜ菌を殺している?

    そもそも、なぜ市販の味噌は菌を殺しているかというと、

    菌が生きて元気に活動していると、発酵がどんどん進んでいきます

     

    そうすると、販売する側からすると、品質管理が面倒になるのです。

    賞味期限も短く設定せざるを得ません。

     

    となると、菌をアルコール添加や加熱処理などで殺してしまい、

    発酵を止めた方が味噌の質が安定し、販売しやすくなるのです。

     

    冷蔵コーナーにある味噌を選ぶべし

    スーパーの中で味噌はどこに置いてありますか?

    常温の棚に陳列されていることって多いですよね。

     

    しかし、常温の棚に並べられている味噌は、ほぼすべて菌が死んでいます

     

    なぜなら、麹菌は温度が高いほうが活発に活動するため、

    生きている状態で常温の棚に置いておくと、みるみる発酵が進んでしまうからです。

     

    つまり、冷蔵コーナーに置いてあるというのが、生きている味噌を見分ける第一条件になります。

     

    保存方法も確認を

    しかし、冷蔵コーナーに置いてある味噌がすべて生きている味噌とは限りません

    麹菌が死んでいて発酵が止まっている味噌を、ただ冷蔵コーナーに入れてある場合もあるからです。

     

    最終確認は、味噌の商品表示の「保存方法」の欄を見ます

    ここに「冷蔵保存」の旨の記載があれば、それは麹菌が生きている味噌だと考えて間違いないです。

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    もちろん、自宅で保存する際は冷蔵保存しましょう。

     

    ちなみに僕が購入したのは、こちらのお味噌。

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    生きている味噌は、発酵が止められた味噌に比べて足が早いので、

    一人暮らしの方は使い切れる量を購入するようにした方が良いです。

     

    生きている味噌は美味しい!

    生きている味噌を買う利点は他にもあります。

    それは、そういう味噌は原料もこだわっている場合が多いのです。

     

    わざわざ品質の変わりやすい、賞味期限の短い味噌を作って売っている会社です。

    当然、味噌の原料の大豆や塩も、きちんと上質のものを選んで仕込んでいます。

     

    ですので、必然的に味噌も美味しいものになります。

    きちんと出汁を引いて、本物の味噌で作った味噌汁は本当に美味しくて、毎日飲んでも飽きません

     

    具だくさんの味噌汁はそれだけで野菜や海藻がたくさんとれたり、

    ごはんのおかずにもなるので、大活躍します。

     

    普通の味噌より数百円高くても、投資する価値がありますよ!

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  • レモン●個分のビタミンC配合!←実はそんなにスゴくないことが判明

    レモン●個分のビタミンC配合!←実はそんなにスゴくないことが判明

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    (はじめての方は、こちらからどうぞ

     

    レモン●個分のビタミンC配合

    といった表示、よく見ますよね。

     

    これだけ見ると、

    「何だかスゴそう!」という印象を受けますが、本当にそうでしょうか。

     

    今回は、栄養成分の表示について見ていきたいと思います。

     

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    レモン●個分のビタミンCは本当にスゴい?

     

    レモン一個分のビタミンC量

    まず、「レモン一個に含まれるビタミンC量」について確認しましょう。

     

    清涼飲料業界では、この表示に関してガイドラインが設けられています。

     

    【 参考 】「レモン果実一個分のビタミンC量」表示ガイドライン – 一般社団法人全国清涼飲料工業会

     

    実は、レモン一個分のビタミンCは、

    レモンを丸ごと一個食べた時に摂取できるビタミンC量ではありません

     

     

    そうではなく、レモン一個を絞って得られた果汁に含まれるビタミンC量のことです。

    まあ、確かにレモンを丸ごと一個皮ごと食べることって、普通はないですもんね。

     

     

    そして、レモン一個を絞って得られる果汁に含まれるビタミンC量は20mgです。

    (レモン一個が120g → そこから得られる果汁は36g → 果汁に含まれるビタミンC量が約20mgとなります)

     

     

    ビタミンCは一日に100mgとることが勧められていますので、

    20mgというのは、まずまずの量と言えます。

     

    では、他の食べものにはどれぐらいのビタミンCが含まれているのでしょうか。

     

     

    レモン以外の食べものに含まれるビタミンC量

    ビタミンCを豊富に含む食べものの、それぞれ100g当たりのビタミンC量をあげると、

    • いちご・・・62mg
    • レモン果汁・・・50mg
    • みかん・・・32mg
    • じゃがいも・・・35mg
    • ほうれん草・・・35mg

    となります。

     

    なるほど、確かにレモン果汁に含まれるビタミンCは多いですね。

     

    ただ、これは食品100g当たりの量です。

     

    それぞれ、100gがどれぐらいの量になるなのかというと、

    • いちご・・・6粒
    • みかん・・・1個
    • じゃがいも・・・1個
    • ほうれん草・・・1/2把

    (※ 大きさのバラつきがあるので、あくまで目安です)

     

    となります。

    まあ、日常的に食べるような量なので、想像しやすいですね。

     

     

    さて、ではここでちょっと考えてみてほしいのですが、

     

    そもそも、日常生活でレモン果汁を100ml飲むことはあるでしょうか。

     

     

    レモンをとる時って、

    ちょっと果汁を絞って味付けに使ったり、スライスして料理に添えるぐらいですよね。

     

    普通、レモンを複数個摂取する機会なんてありません。

     

    なので、確かにレモン果汁には多くのビタミンCが含まれていますが、

    他のビタミンCが豊富な食材と比べると、日常的に食べる量が圧倒的に少ないのです。

     

    想像しづらいのが逆に良い?

    こうなると、次の疑問が浮かびます。

     

    なぜ日常的に多くとる食べものでないレモンをビタミンC量の基準として採用したのか

     

    こっからは完全に僕の意見なのですが、

    おそらく、レモンで表現した方が、与える印象が強烈になるからだと思います。

     

     

    どういうことかというと、

     

    ビタミンCを100mgとるためには、

    いちごなら10粒、みかんなら2個とれば足ります。

     

    しかし、これがレモンだと、5個とらないといけません。

     

     

    いちご10粒、みかん2個、そしてレモン5個。

     

     

    どうでしょう?

    レモン5個だけ常識的な量をはるかに超えていますよね。

     

     

    つまり、同じビタミンCの量を表現するのに、

    レモンを使った方が消費者に量の多さを印象付けやすいのです。

     

     

     

    「これ一粒でいちご10粒分のビタミンC!」

    と言われると、「いつも食べてる量だな」となりますが、

     

    これ一粒でレモン5個分のビタミンC!

    となると、「レモン5個も食べるの大変だけど、これなら一粒でいいのか。スゴい!」となっちゃいます。

     

    ありがたみが全然違いますね。

     

     

    まとめ

     

    いかがだったでしょうか。

    「レモン●個分」をいう表現はウソではないですし、確かにレモン自体はビタミンCが多いです。

     

    しかし、言葉のトリックに騙されると、事実を正しく認識できなくなってしまいます

     

     

    商品のパッケージに踊るさまざまな栄養成分に関する表現。

    その本当に意味するところを知って、賢い選択ができるようになりましょう。

     

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    「肉を食べればスタミナがつく」はウソ?!和食が肉食に勝った話

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    (はじめての方はこちらからどうぞ

     

    スタミナつけるために焼き肉でもいくか〜」という人がいますが、

    日本人にとって、肉は本当にスタミナがつく食べものなのでしょうか。

     

    今回は明治時代にドイツ人医師によって行われた「肉食 VS 和食」の人体実験をご紹介します。

     

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    肉食でスタミナはつかない?ドイツ人もビックリの実験結果

     

    今回紹介する実験を行ったのは、エルヴィン・フォン・ベルツというドイツ人医師で、

    彼は明治時代に日本にやってきて、東大の医学部で教育や研究に当たった人物です。

     

    ベルツは実に29年という長い間日本に滞在し、日本の医学の発展に大きく寄与しました。

     

    彼は最新式のドイツ式栄養学を日本人に広めようと息巻いてやってきたのですが、

    極東の地日本で驚くべき体験をするのです。

     

     

    馬より丈夫な人力夫

    ベルツが東京から110km離れた日光へ馬に乗って出かけた時のこと。

    ベルツは日光に到着するまでに馬を六回乗り換え、約14時間かけて到着しました。

     

    一方、もうひとりの仲間は人力車に乗って向かったのですが、

    なんとわずか30分だけ遅れて到着したのです。

     

    しかも、人力車を引っ張った人力夫は交代せず、一人でやってのけました。

     

    一体この男はどんな食事をしているのだ?!

     

    ベルツはその人力夫の食事内容を調べることにします。

     

     

    ドイツ式栄養学完全無視!人力夫の食生活

    人力夫の食事内容は、ベルツをさらに驚かすことになります。

     

    その食事内容は、玄米おにぎりに梅干し、味噌、大根の千切りに沢庵というもの。

    ドイツ式栄養学で分析すると明らかにたんぱく質が不足し、炭水化物に偏った食事です。

     

    「日本人はスゴい!こんな劣悪な栄養の食事でこれほどの体力を持っている」

     

    彼らにドイツ式栄養学に基づいた良質な食事を与えれば、さらに力を発揮できるに違いない!

     

    興奮したベルツは新しい実験を考えつきます。

     

    三日でバテた肉食の食事

    ベルツが次に行った実験はこうです。

     

    一人の人力夫には、従来通りの低たんぱく質・高炭水化物の日本の伝統食を与え、

    もう一人にはドイツ式栄養学に基づいた肉料理の食事を与えます。

     

    そして、この別々の食事を与えた彼らに80kgの荷物を持たせ、毎日40kmの距離を走らせました。

     

    「さあ、一体肉を食べさせた方はどれだけ力を伸ばすことができるだろう」

     

     

    しかし、実験を開始して三日後、予想もしていなかったことが起きます。

    肉料理を食べさせた人力夫が早々に音を上げたのです。

     

    「旦那、もうあっしは疲れて走れやせん。どうか食事を元に戻してくんねか」

     

    一方、日本の伝統食の人力夫はなんと三週間もの間走り続けました

     

    そして、食事を元に戻した人力夫はすぐさま体力を取り戻し、元気に走り出したといいます。

     

     

    数々の実験で証明される伝統食の力

    ベルツはそれからも、肉食 VS 和食(伝統食)の実験を続けます。

     

    しかし、結果はどれも同じで、

    「腕を支える力」「スクワット」いずれの実験でも肉食が早くダウンし、伝統食は驚異の体力を発揮し続けました。

     

     

    最新式のドイツ式栄養学を引っさげて来日したベルツでしたが、これには考えを改め、

    帰国後はドイツ国民に菜食の良さを喧伝したそうです。

     

    さらに、ベルツは「こんなに母乳の出る民族は見たことがない」とも言っています。

     

    当時の日本人は、今からは想像もできないぐらい生命力に満ちた民族だったのですね。

     

     

    ベルツは欧米礼賛の風潮にも警鐘を鳴らしていた

    さらにベルツは、こんなことも言っています。

     

    不思議なことに、今の日本人は自分自身の過去についてはなにも知りたくないのだ。それどころか、教養人たちはそれを恥じてさえいる。「いや、なにもかもすべて野蛮でした」、「われわれには歴史はありません。われわれの歴史は今、始まるのです」という日本人さえいる。このような現象は急激な変化に対する反動から来ることはわかるが、大変不快なものである。日本人たちがこのように自国固有の文化を軽視すれば、かえって外国人の信頼を得ることにはならない。なにより、今の日本に必要なのはまず日本文化の所産のすべての貴重なものを検討し、これを現在と将来の要求に、ことさらゆっくりと慎重に適応させることなのだ。

     

    明治維新後、日本人は自分たちの文化や歴史を軽視し、欧米の文明に傾倒するようになりますが、

    それは当時の欧米人から見て、大変もったいないことに思えたようです。

     

     

    まとめ

    食事も他の日本文化と同じで、欧米を模倣するようになり、

    せっせとたんぱく質と脂質を摂取するようになります。

     

    太平洋戦争後はそれにさらに拍車がかかるのですが、

    その結果、日本人は本当に健康になれたのでしょうか。

     

     

    最近、着物で過ごすようになって思うのですが、

    着物は、本当に日本の気候によくあった衣服です。

     

    食事もそれと同じで、

    この土地の地理的条件、気候、風土の中で培われたものを採用し、加工して利用してきました。

     

    日本人の身体には伝統食が一番合っているのだと思います。

     

     

    日常食は和食を基本にすること。

     

    ただ、それだけでは現代ならではの毒が溜まってしまうので、

    定期的にデトックスのためのファスティングをすること。

     

    この考えが広まり、実践する人が増えれば、簡単に日本人はもっと健康になると確信しています。

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