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  • あなたの家の醤油はどっち?醤油の原料は丸大豆と脱脂加工大豆の二種類

    あなたの家の醤油はどっち?醤油の原料は丸大豆と脱脂加工大豆の二種類

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    前回は醤油の起源についてご紹介しました。

    今回は醤油の原材料と製法、そして丸大豆と脱脂加工大豆の違いをお話したいと思います。

     

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    醤油の原材料と製法 丸大豆と脱脂加工大豆の違い

    原材料は大豆と小麦と食塩

    基本的な醤油の作り方は、まず、蒸した大豆と炒った小麦を混ぜたところに、麹を加え、食塩水を入れて発酵熟成させます(これを醪(もろみ)と言う)。

    【 参考 】麹の働きとは?

    麹を加えることで、大豆や小麦のたんぱく質や炭水化物が細かい栄養成分に分解されていき、これが醤油の旨味や香りのもととなります。

     

    そして、熟成させた醪を絞ってできた液を火にかけ(火入れ)、殺菌や色の調整を行って完成となります。

    熱を入れることでも香りが良くなります。

    これらの過程を経ることで、醤油は300種類以上にも及ぶ非常に複雑な香気成分が生み出され、独特のあの風味が形作られるのです。

     

    原材料表示をよく見ると・・・

    醤油の原材料の大豆には二種類あります。

    「丸大豆」と「脱脂加工大豆」です。

     

    丸大豆は大豆の品種ではなく、大豆を丸々使っていますという意味。

    脱脂加工大豆は大豆を絞って油を作った(大豆油)後の搾りかすのことです。

     

    コストが安く、熟成が早くて便利ということで広く使われています(実に全生産量のうち脱脂加工大豆を使ったものが82.0%!)が、個人的に味の面からも安全性の面からも丸大豆を使ったものが良いと思います。

     

    ちなみに、ただ丸大豆がいいというわけではなくて、こだわるなら国産のものです。

    なぜなら、遺伝子組み換え作物の問題があるからです。

     

    日本の大豆は93.9%が輸入に頼っています(2010年)。

    さらに、その輸入先の71.4%がアメリカ(同2010年)。

    そしてアメリカの大豆作付面積のなんと94%が遺伝子組み換えの大豆なのです(2011年)。

    つまり、単純計算して日本に出回っている輸入大豆の6割以上は遺伝子組み換えというわけです。

     

    残念なことに、全生産量のうち、国産の丸大豆を使った醤油はわずかに2.4%を占めるのみ。

    本当にいい醤油を手に入れようと思ったら、見極めるための知識が必須ですね。

     

    今回は醤油の原材料と製法、丸大豆と脱脂加工大豆の違いについて見てきました。

    次回は醤油の種類について書きたいと思います。

     

    【 関連記事 】

    ※ 和食が健康的な理由 「まごわやさしい」食事とは?

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    ※ トランス脂肪酸だけでなく、卵も日本は遅れていた!平飼いの卵は1割以下

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  • “コンビニおでんは危険!”のニュースを見て、過剰反応している人への違和感

    “コンビニおでんは危険!”のニュースを見て、過剰反応している人への違和感

    bs141115052020

    こんにちは。管理栄養士の圓尾(まるお)です。

    (はじめての方は、こちらからどうぞ

     

    寒い季節になると美味しくなるのがおでんですが、

    コンビニのおでんは添加物まみれで危険!という情報があちらこちらでシェアされています。

     

    参考: 「コンビニおでんは超危険!絶対に食べてはいけない!具がずっと汁に浮いている異常さ」 – Business Journal

     

    僕もFBに記事をシェアしましたのですが、

    いいねやコメント、シェアがたくさんつくなど、反響が大きかったです。

     

    そして中には「ショックです。もうコンビニおでんは食べられません」と嘆いている人も。

     

    でも、果たしてコンビニのおでんは絶対食べてはいけないほど危険なものなのでしょうか

     

     

    時々やり玉にあがるこういった食品添加物の問題を、今回のコンビニおでんから見つめてみたいと思います。

     

     

     

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    コンビニおでんの話はいまさら?

    コンビニのおでんは僕が子どものころから売られており、今に始まったことではありません。

    そこに添加物が使われているであろうことも、前から知っていました。

     

    なので、これだけコンビニおでんが取り上げられても、僕の中での評価は変わっていません。

    むしろ、おでんはコンビニ食品の中では優秀選手だと思っています。

     

     

    確かに、添加物は使われているかもしれない。

     

    でも、「そりゃコンビニで売ってるものだから添加物ぐらい使ってるだろうよ」という感じなんですね。

     

    コンビニ食品の特徴は、何と言ってもその便利さで、

    二十四時間いつでも利用できるし、安くて、オイシイ(化学的な美味しさですが)く、衛生的。

     

    そして、その便利さを担保しているのが添加物です。

     

    コンビニチェーンという一つのシステムに商品を乗せることで、

    食材の調達、保管、調理、包装、配送、すべてが効率化されています。

     

    さらにはコストを可能な限り切り詰め、日持ちを長くさせる工夫もされています。

     

    加えて、ちゃんと一般の人が食べて「オイシイ」と思うもので、

    キレイ好きな日本の消費者の手にとってもらうために、見た目もキレイに整えられています。

     

    それを可能にしているのが、食品添加物。

    つまり、添加物は消費者が求めているものを作るためにたくさん使われているのです。

     

    添加物で誤魔化され、どんどん本物が失われる恐怖

    僕がこのニュースに衝撃を受けた点は、

    コンビニおでんの危険性ではなく、記事の中に出てくる三陸海岸の老舗の練り製品メーカーの社長の話です。

     

    この社長は、コンビニの会社から「練り製品は出汁の中で8時間浮いていること」という要求を突きつけられます。

     

    困った社長は同業者に相談することに。

     

    すると、返ってきた答えは「簡単なことさ。添加物を使えばいいんだよ」というものでした。

     

    日本の添加物表示の法律には抜け穴があって、添加物を使っているのにもかかわらず、表示を免除されるケースがあります。

    【 参考 】本当に安全ですか?これだけは知っておきたい食品添加物の話

     

    実際に、どのコンビニのホームページを見ても、おでんの具材に使われている添加物を知ることはできません。

     

    この社長が「品質を落とすことはできない」という理由で思いとどまったのが今回のニュースの中の救いですが、

    先方の要求に押されて、添加物に手を染めてしまう経営者も少なくないことでしょう。

     

    何十年、または百年以上にわたって、連綿と紡がれてきた老舗の食品の歴史が

    添加物によって台無しになってしまうと、僕たちが本物の食品の味を体験する機会がどんどん奪われていきます。

     

    こういった話は、添加物以外のところでも進行しており、和食の基本である出汁の元、鰹節も、

    本当に美味しい一本釣りのものは全流通量の2%しか残っていません。

    【 参考 】本物の出汁の味を堪能する! ”幻の”一本釣りの鰹節とは

     

    世界が和食ブームで沸く一方で、本当の日本料理の美味しさが失われる危機にあるのです。

     

    そんな世界の中で僕たちにできることは

    さて、暗い話が多くなりましたが、ではこのような状況の中で僕たちはどうすればいいのでしょうか。

     

    それはやはり僕たち一人ひとりが、食に対する正しい知識を身につけ、それに基づいた消費行動をとることです。

     

     

    食の値段は命の値段であり、

    食行動の選択は、自分の命の扱い方。

     

    安いもの、便利なものには必ず裏があります

    その裏を知った上で行動することが、自分と家族の健康を守る術になるのです。

     

     

    残念ながら、完全に食品添加物を避ける生活は、今の日本ではほぼ不可能です。

     

    コンビニだって、ないと困る人も多いでしょう。

    僕だってコンビニで肉まんを買うことはあるし、利用する機会はあります。

     

    完璧である必要はないのです。

    ほんの少し、時間とお金と労力を使って食や健康に対して投資をすること、それこそが最大の自己投資になります。

     

    今回のニュースでコンビニおでんが売れなくなっただけだと、問題の解決にはなりません。

    この間の加工肉の発がん性が確認されたニュースも同様です。

     

    そういう場当たり的な行動をとっても、健康には近づけません。

    一番大切なのは枝葉末節の情報ではなく、根幹にある考え方を知ることにあるのです。

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  • 顆粒だしで済ませていませんか?日本の出汁は究極のインスタント食品だった

    顆粒だしで済ませていませんか?日本の出汁は究極のインスタント食品だった

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾です。

     

    和食といえば、昆布や鰹節を使った出汁が欠かせませんが、この日本の出汁文化、考えてみればスゴいものです。

    何せ、西洋料理や中華料理では肉や野菜を何時間も煮込んでスープを取ります。これを家庭でやると考えると、とてもじゃないけど、えらい手間がかかります。

     

    しかし、日本の出汁は昆布や鰹節、いりこなど、長期の保存がきくものを使い、さっと簡単に美味しい出汁が取れてしまうのです。

    近年は便利な顆粒の化学調味料だしが出回っていますが、日本の出汁はそれ自体が伝統的なインスタント食品と言えるでしょう。

    今回はこの出汁についてつらつらと書いてみたいと思います。

     

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    出汁の美味しさの正体

    出汁の美味しさは”旨味“と表現され、これは「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」の四つの味覚に加えて、日本人が発見した味の種類で、英語でも”Umami“と訳されます。

    この旨味の正体は、アミノ酸であるグルタミン酸と、核酸であるイノシン酸グアニル酸などがあります。

    整理すると、以下のようになります。

     

    <<アミノ酸系>>

    • グルタミン酸・・・昆布の旨味成分

     

    <<核酸系>>

    • イノシン酸・・・鰹節、いりこの旨味成分
    • グアニル酸・・・シイタケなど、きのこの旨味成分

     

    そして、この旨味には、種類の違うものを組み合わせると旨味が増すという効果があります。

    定番の”鰹と昆布の合わせ出汁“がまさにこれで、鰹節のイノシン酸と昆布のグルタミン酸が組み合わさることにより、単独よりもさらに深い旨みを生み出しています。

     

    ちなみに、醤油や味噌の主な旨味はグルタミン酸なので、具材にきのこを使うとグアニル酸との相乗作用で旨味が増したり、いりこ出汁なら単独でもイノシン酸と味噌のグルタミン酸の相乗効果が働くため、美味しく食べられます。

     

    また、貝の味噌汁が出汁を使わなくても美味しいのは、ハマグリ、アサリ、シジミにコハク酸という旨味成分が含まれており、これとの相乗効果が働くためです。

     

    おおまかに、植物性(昆布、大豆、野菜など)はグルタミン酸、動物性(魚、肉など)はイノシン酸と覚えておけば、どの旨味を加えれば美味しさが増すかの目安になるかと思います。

     

     

    出汁を気軽に楽しもう!

    普段は顆粒の出汁を使っているという人も、騙されたと思って昆布と鰹節で出汁をとって味噌汁を作ってみてください。

    その美味しさに感動しますよ。

     

    味噌汁を作る時に出汁を取るのも、難しく考えなくてオーケーです。

    昆布をちょっと(30分以上)水につけておき、時間がなければすぐに火にかけ、沸いたら鰹節をひとつかみ入れて1〜2分で完成。

    濾すのが面倒であれば、昆布だけ取り出して鰹節は具にしてしまっていいです。

     

    昆布を抜くタイミングとか、火にかける時間とかで、

    「アクが〜」「臭みが〜」「ぬめりが〜」とか言いますが、やってみるとわかりますが、全然気になりません。

    (直接話を聞かせていただいた鰹節の専門家は「料理人で昆布出汁をとる時にアクをすくうやつがいるが、あれはアクじゃねえ。ただの泡だ」っておっしゃってました笑)

     

    もちろん時間のある時は手間をかけて出汁をとるのもいいですが、そうでない時は簡便式でいいのです。

    もっと気楽に、簡単で美味しいこの素晴らしい出汁を堪能しましょう〜!

     

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    【 関連記事 】

    ※ 本物の出汁の味を堪能する! ”幻の”一本釣りの鰹節とは

    ※ “おいしい”の基準を変える!絶品土鍋ごはんの秘密に迫る

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  • トランス脂肪酸だけでなく、卵も日本は遅れていた!平飼いの卵は1割以下

    トランス脂肪酸だけでなく、卵も日本は遅れていた!平飼いの卵は1割以下

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾です。

     

    日本という国は、島国という特性のせいか、世界の常識とはかけ離れたことが平然と行われているようなところがありまして…、

    それがガラパゴスケータイ、みたいなものなら面白みもあるのですが、こと食品に関しては、そうも言っていられません。

     

    たとえば、ヨーロッパを始め、世界各国で使用規制があり、アメリカも3年以内に使用禁止にすることが決まったトランス脂肪酸(※クリックで詳細な記事に飛びます)なんかも、日本では規制どころか、表示義務すらないような状況で、これでは栄養後進国と言われても仕方ありません。

     

    そして、僕たちが日常的に食べている卵に関しても、世界から見ると驚くべき状況が存在しています

    ということで、今回はその卵について書いていきたいと思います。

     

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    日本の卵の90%以上がケージ飼いの卵

    ケージ飼いと平飼い

    卵を生む、鶏の飼育方法には大きく分けて次の二つがあります。

     

    一つが、ケージ飼いで、これはバタリーケージという、ワイヤーでできたケージの中に鶏を入れて飼育する方法です。

    鶏の周りは鉄の金網で覆われ、ケージの中には何もなく、狭いので動きまわることすらできません

    そこで鶏たちはひたすら餌を食べ、ただ卵を生むためだけにそこに存在しています。

     

    このような環境は非常にストレスを感じるため、当然病気になることも多く、その治療や予防に抗生物質などが投与されることもしばしば。

    ここに載せることははばかられますが、興味のある方は一度画像検索をして、その悲惨さを見てみてください。

     

    一方、平飼いは鶏が自由に動き回れる環境で育てられています。

    太陽の光、吹き抜ける風、新鮮な空気。

    まあ、どう考えてもこちらの方が健康的ですし、当然健康的な鶏が産んだ卵こそ、健康的な卵です。

     

    日本の平飼い卵はわずか1割程度

    そんな理想的な平飼いですが、日本の平飼い卵の割合は非常に低く、市場に出回っている卵のわずか1割以下

    9割以上の卵が、非人道的でストレスのたまるケージ飼いによって”生産“されています(2007年畜産技術協会調べ)。

     

    一方、海外の状況を見てみると、随分様子が違います。

    スイスではケージ飼いは全面禁止され、平飼いや放し飼いの卵しか出回っていません。

    オランダでもほぼ100%が平飼い、オーストリアも2020年にケージ飼いを全面禁止するとのこと。

    他国でも平飼い卵の割合は高く、イギリスでも50%以上が平飼いの卵です。

     

    欧米では大手ファーストフードやスーパーが自主的に平飼い卵を使うなどの流れが起きています。

    しかし、日本ではちょっと高級なスーパーにでも行かないと、普通のスーパーには平飼い卵が置いてすらありません。

    この状況を見ると、日本の国民が海外と比べていかに卵に対して無関心かというがわかります。

     

    大地を守る会の卵は100%平飼い

    僕がこのことに気づくきっかけになったのは、「大地を守る会」の宅配サービスを始めたこと。

    それまでも、置いてあれば、卵は必ず平飼いのものを選ぶようにしていましたが、大地を守る会の卵を頼んでみて驚いたのが、その黄身の色。

     

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    こんなに黄色い!!

     

    今まで見た卵の黄身の色の中で、これほど黄色いものは見たことがありませんでした。

    これは、鶏に食べさせる餌によるもので、トウモロコシなど色素の濃いものを食べさせると、黄身の色は濃くなります。

    中には、パプリカやマリーゴールドなど、わざと色をつけるためにそういったものを餌に混ぜることもあるそうです。

     

    それが体に悪いわけではありませんが、黄身の色と卵の質は無関係。

    であれば、わざわざ色をつける目的で餌の成分を選ばなくてもいいわけです。

     

    さらに、大地を守る会の卵は殻がしっかりとしていて、割ろうとしても、殻が指の皮に食い込んでくるぐらい頑丈です。

     

    そんな大地を守る会の卵は次の3つのこだわりがあるそうです。

    1. ケージ飼いではなく、平飼い
    2. 飼料の原料は遺伝子組み換え食品不使用
    3. 抗生物質、合成抗菌剤などは不使用

     

    裏を返せば、市販されている卵には餌に遺伝子組み換えのものを使ったり、鶏に抗生物質を投与したりすることがあるということです。

    遺伝子組み換え作物なんて、年間輸入量は年間のお米生産量の2倍ほどにも匹敵するので、家畜の餌に大量に使われています。

     

    ※念のため、「遺伝子組み換えは安全性に問題がないだろう」という方は、下記著書をご参考に。。。

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    まとめ

    実際にどうかはわかりませんが、たとえ、仮に、平飼いもケージ飼いも栄養成分が変わらなかったとしても、「栄養成分が変わらないから同じものだろう」という理論は浅はかです。

     

    また、「平飼い」という表示は、日本においては飼育スペースの規定がないため、表示に頼るのではなく、実際の生産現場を知れることが重要です。

    せっかくなら体に良くて安全で、鶏を不必要にいじめるような罪を犯さない、心豊かな生き方を選びたいものです。

    (参考: 「バタリーケージの卵は食べたくない!キャンペーン」



    【 関連記事 】

    ※ とうとうアメリカで使用禁止に!トランス脂肪酸、日本での規制は必要?

    ※ 2分で早わかり!人に話したくなる「麹」の話

    ※ 食育としてのファスティング 予防医療につながる理由とは?

  • 読書の秋到来!管理栄養士が選ぶ「今、読みたい食の本」5選

    読書の秋到来!管理栄養士が選ぶ「今、読みたい食の本」5選

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾です。

    エアコンを使わずとも、暑くも寒くもなく過ごしやすい秋は、本を読むにはもってこいの季節です。

    というわけで、今回は僕が今年読んだ本の中から「この秋に読みたい、あなたの食育レベルをグンとアップさせる」本を5冊選んでご紹介したいと思います。

    この5冊は順位をつけられないぐらいどれも素晴らしい本なので、興味のあるものが見つかれば、ぜひ手にとってみてください。

     

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    管理栄養士が選ぶ「この秋に読みたい食の本」5選

    1. 「何を食べたらいいの?」安部司

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    元々は食品添加物の商社で凄腕の営業マンをされていた安部さん。

    「食品の裏側」という本で食品添加物の裏側を暴き、ベストセラーになりました。

    この本はその本を読んだ読者から寄せられた「じゃあ一体何を選んで食べたらいいのですか?」という疑問に答えたアンサーブックです。

     

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    【書評】「何を食べたらいいの?」

     

    安部さんの本を読んで感銘を受けたのは、ただ単に食品添加物を批判するだけでなく、これだけ広く食品添加物が利用されている背景には、我々消費者の考え方が反映されていると指摘されているところです。

    読んでいると、添加物の問題から広がって「食べる」ということへの態度について深く考えさせられる一冊です。

     

    2. 「不自然な食べものはいらない」内海聡・野口勲・岡本よりたか

    [amazonjs asin=”4331518825″ locale=”JP” title=”不自然な食べ物はいらない”]

    現代人が口にしている食べものがいかに”不自然なもの”であるかは、加工の段階よりもさかのぼり、生産現場の実情を知ることでさらに理解が深まります。

    この本は医師と農家の3人が対談形式で進んでいきます。

    非常に読みやすいながらも、それぞれ異なる専門分野で豊富な経験のある3人が一堂に会して繰り広げられる会話の中には、今まで知らなかった衝撃の事実が赤裸々に述べられています。

     

    [browser-shot url=”https://karada465b.minibird.jp/post-2342/” width=”300″ height=”225″]

    【書評】「不自然な食べ物はいらない」

     

    技術の進歩、利潤・利便性の追求によってどんどん不自然にある食べ物。

    これから先、私たちの体はそれについていくことができるのでしょうか。

     

    3. 「モンサント」マリー=モニク・ロバン

    [amazonjs asin=”4861823927″ locale=”JP” title=”モンサント――世界の農業を支配する遺伝子組み換え企業”]

    モンサントとは、アメリカの企業の名前で、農薬の製造、遺伝子組み換え作物の種子を販売している会社です。

    この本はそのモンサントを追ったドキュメンタリーで、かなり読み応えがあり、関心が高い上級者向けの一冊と言えます。

     

    すべての事実が事細かに書かれており、これを知ることでモンサント一社だけでなく、世の中で起きているいろいろな負の側面にも考えが及びます。

    いきなり書籍はとっつきづらいという方は、この著者が作成した映画がありますので、こちらからご覧頂いたほうがいいかもしれません。

    [amazonjs asin=”B00FS1PHEK” locale=”JP” title=”モンサントの不自然な食べもの DVD”]

     

    「こんなことが本当にこの世界で起きているの?」

    食の安全性について考える大きなきっかけとなることでしょう。

     

    4. 「大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌」辨野義己

    [amazonjs asin=”4344982916″ locale=”JP” title=”大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌 (幻冬舎新書)”]

    今回の5冊の中では色が違う一冊。

    いろいろと健康や栄養の本を読んでいると、スタンダードな知識は増えるので、それほど新しい発見ってなかったりするのですが、この本は改めて腸の力、可能性を再認識できて印象的でした。

     

    世界中の人々の大便を採取し、研究を重ねた、まさに”大便通”という辨野先生。

    その豊富な研究経験をもとに語られる腸の話はおもしろくて一気に読んでしまいました。

     

    [browser-shot url=”https://karada465b.minibird.jp/post-2708/” width=”300″ height=”225″]

    本書の書評

     

    これを読めば、あなたも誰かに腸について話したくなること請け合いです。

     

     

    5. 「だから、僕は農家をスターにする」高橋博之

    [amazonjs asin=”4484152126″ locale=”JP” title=”だから、ぼくは農家をスターにする 「食べる通信」の挑戦”]

    高橋さんは元々は地元の岩手で政治家をされていましたが、衰退していく一次産業に問題意識をもち、起業。

    食材を付録にした情報誌「東北食べる通信」を創刊されます。

    地方と東京をつなぐ。

    生産者と消費者をつなぐ。

    そこから日本の食が変わっていく。

    そんな素晴らしい活動をされている方です。

     

    [browser-shot url=”https://karada465b.minibird.jp/post-2657/” width=”300″ height=”225″]

    本書の書評

     

    この本は高橋さんの想い、起業してからの苦労などが熱く語られています。

    食の力は栄養だけではない。

    食育で大事なのは生産現場のことを伝えることだと強く感じさせられた一冊です。

     

    まとめ

    今回ご紹介した本の中に、気になる本が一冊でもありましたでしょうか。

    本も人との出逢いと同じで、一冊の本を読んだことがきっかけでどんどん自分の視野や世界が広がっていくことがあります。

    この秋、皆さんにも素敵な本との出逢いがありますように。

     

    【 関連記事 】

    ※ 200冊以上の本から管理栄養士が選んだ!あなたの健康スキルを格段にアップさせる厳選7冊

    ※ 書評 「1年で20キロやせた私が見つけた 月1断食ダイエット」 尾山奈央

    ※ 書評「食べない人たち」 秋山佳胤、森美智代、山田鷹夫 共著

  • 一体どれが正しいの?ネット上の情報を見極める3つのポイントとは

    一体どれが正しいの?ネット上の情報を見極める3つのポイントとは

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    こんにちは。管理栄養士の圓尾です。

    一般の人が健康的な食事や栄養に関する情報を得る手段は、一昔前まではテレビや雑誌、書籍が主な情報源でしたが、最近はなんといってもインターネットの影響力が大きくなりました。

    SNSの普及がそれに拍車をかけていて、僕のFacebookのタイムライン上でも、友達で繋がっている人が発信したりシェアした情報をよく目にします。

     

    しかし、よく言われているようにネット上の情報は玉石混交で、正しいものもあれば明らかに間違っていると思われるものもあったりします。専門知識を持っていればそういった情報を精査することもできますが、一般の人となるとそれが難しいこともあるのではないでしょうか。

    そこで今回は一般の人がネット上の健康情報を見極める上で持っておきたい視点を3つご紹介します。

     

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    ネットの情報を見る上でこれだけは知っておきたい3つのポイント

    1. 情報の発信者を確認する

    まずはその情報を発信している人がどんな人なのかを確かめましょう。

    栄養に関する情報であれば栄養関係の専門資格を持っているか、それに関する経歴を持っているか。

    中には専門知識を持っていない素人が書いたと思われるものもありますが、そういったものはやはり読んでいて「え?!」ってなるものが多いです。

     

    Googleなどの検索サイトでキーワードを入れて情報を探す場合、上位に表示されたページから見ることが多いと思いますが、Googleで上位に表示されているからといって正しい情報とは限りません

     

    2. これまでの常識から外れた新しい情報には特に注意

    これも最近多いですが、海外の食材が健康効果が高いということでニュースになるものや、画期的な今までにない健康法の類です。

    こういったものはまず疑ってしかるべきです。確かにその食材や健康法には一定の根拠があるのかもしれませんが、デメリットが見えにくいからです。

    当初はいいと思われたものが後になって悪い面が判明し、覆されたというのはよくある話。

    新しいものほど慎重に接する必要があります。かと言って栄養学の教科書に載るまで待っていては遅れてしまうので、バランスが難しいのですが、極端なことはせずに、少しずつ取り入れていくぐらいの気持ちを持ちたいものです。

     

    3. 専門家に相談してみる

    誰にでもできる方法ではないかもしれませんが、もし身近に相談できる専門家がいるのであれば聞いてみるのがベストです。

    専門家は何が違うかというと、ベースの基礎知識を持っているので、一般の人とは嗅覚が違います。パッと見たり、ざっと聞いただけで「なんとなくおかしい」とか「なんとなく良さそう」というのが感覚的にわかってしまうことが多いのです。ちょうどプロの投資家がチャートを見ただけで、なんとなくこの株が上がりそうか下がりそうかがわかるように。

    特にネットでシェアされる情報というのは、極端な情報や断片的な情報が広がりやすいので、その時に参照できる基礎知識を持っているかの違いは大きいです。

     

    まとめ

    さっきも言いましたが、ネットでは極端な情報ほど広まりやすいという特徴があります。

    「バランス良く食べましょう」「あまり良くありませんよ」という情報はあまり耳目を集めませんが、「●●を食べると痩せる!」「✕✕をとるとガンになる!」という言い方の方だとわかりやすく、注目を集めやすいので拡散します。

     

    これには情報を発信する側だけでなく、受け取る側の問題もあります。

    つまり、情報のファーストフード化です。

     

    安く(無料で)、早く(短時間で読めて)、うまい(単純でわかりやすい)ものほど賛同を得やすい状況になっています。

    健康意識が高まっているのは喜ばしいことですが、それが正しい行動に結びつかないと間違った方向にいってしまいます。

    手軽に健康になろうという考え方が逆に健康から遠ざけていることを認識する必要があります。

     

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